ネイティブに伝わる英会話-Part 4-

ネイティブに伝わる英会話-Part 4-

61. downright:ネガティブ専門の強調語
62. far from:意味をひっくり返す言葉
63. or something:ぼやっと表現
64. out:結果にフォーカス
65. right:すぐそこにあるもの
66. some:変わった用法(1)
67. some:変わった用法(2)
68. something:数がはっきりしないとき
69. thing:正体不明の物体を示す
70. basically:不平不満を言わない言葉
71. kind of:はぐらかしワード(1)
72. may:ソフトに注意する
73. that much:「そこまでじゃない」と言いたいときに
74. in the world:いったいぜんたい
75. seem to:感情を抑えて事実を伝える
76. already:終わったことを明確に伝える
77. a little:本当の気持ちを言いづらいときに
78. sounds:断言せずに感想を述べる
79. sort of:はぐらかしワード(2)
80. sure:副詞としての使い方

61. downright:ネガティブ専門の強調語

例文:We were downright discouraged.
(私たちは実にがっかりした)

downrightは「実に、まったく、完全に」と言った意味で、強調の副詞です。

悪い意味の言葉を強調するときに使われます。

discouragedは「がっかりした」という意味ですから、We were downright discouraged.で「私たちは実にがっかりした」ということを表します。

他にも、It was downright dangerous.(それはとても危険だった)とか、The waiter was downright rude.(そのウェイターはすごく失礼だった)などのように言えます。

後の文のrudeは「失礼な」という意味ですが、同じ意味でdisrespectfulも使えます。

My son’s girlfriend is downright disrespectful.は「息子のガールフレンドはすごく失礼な態度だった」ということです。

悪い意味の単語は多いので、使い道は結構多いです。

会社でも、Our new coworker is downright lazy.(新しい同僚はすごくダラダラしている)なんていうふうに使うことができます。

もっとストレートに言えば、It’s downright disgusting!(めっちゃむかつく!)ですが、これは会社などではあまり使わないほうがいいかもしれませんね。

あまり頻繁に使っていると、文句ばっかり言っているネガティブな人だと思われかねません。

それから、downrightは形容詞として使うこともできます

例えば、That’s a downright lie!で「それは真っ赤なウソだ!」という意味です。

他にも、「率直な」「はっきりした」といった意味でも使われます。

例えばHe’s a downright person.は、「彼はざっくばらんな人だ」ということです。

Point
①downrightは「実に~」と悪い意味の言葉を強調する。
②That’s a downright lie!で「それは真っ赤なウソだ!」。
③形容詞のdownrightには「率直な」の意味もある。

62. far from:意味をひっくり返す言葉

例文:This is far from what I expected.
(これは私が思っていたのとまったく違う)

far from~は「~から遠く離れて」という意味です。

例えば、My house is far from the station.で、「私の家は駅から遠い」です。

他にも、「両親から遠く離れては暮らしていない」と言うときにはI don’t live far from my parents’ house.となります。

しかし、This is far from what I expected.のfar fromは、物理的な距離を示しているわけではありません。

what I expectedで「私が思っていたこと」ですから、far fromが付かないhis is what I expected.という文は、「これが私の期待していたことだ」ということです。

そこにfar fromを付けると、far fromは「~から遠く離れて」ですから、意味が180度変わって、「私が思っていたのと違う」となるのです。

ここでは、farの「かけ離れている」というイメージが大切です。

例えば、「このホテルは快適とは言い難い」はThis hotel is far from comfortable.ですし、「オフィスはきれいとはほど遠い」はThe office is far from clean.となります。

最近はフェイクニュースと言う言葉をよく聞きますが、「そのニュースは事実とは全く異なっている」はThe news is far from the truth.と言うことができます。

far fromは悪い意味で使うことが多いのですが、逆のパターンもあります。

例えば、She is far from ugly.(彼女はまったく醜くはない=彼女はとても美しい)と言うこともできます。

far fromを使った文にすることで、彼女が醜くはないことを強調するときに使います。

他にも、They were far from being disappointed.と言うこともできます。

disappointedで「がっかりした」ですが、これも逆になって、「彼らはがっかりとはほど遠かった=彼らは大満足していた」という意味になります。

いずれも、単に意味が反転するだけでなく、強調されることがポイントです。

うまく使うと表現の幅が広がりますので、ぜひ試してみてください。

Point
①far from~は「~から遠く離れて」ということ。
②意味を反転させるfar fromは強調の一種として使われる。
③far fromは悪い意味で使われることが多いが、逆のパターンもある。

63. or something:ぼやっと表現

例文:I think he likes her or something.
(彼は彼女が好きなんじゃないかなと思う)

I think he likes her.(彼は彼女が好きだと思う)にor somethingを付ける理由は何なのでしょうか?

「~か何か」という意味を加えます。

そうすると直訳すれば「彼は彼女が好きか何かだと思う」という感じになり、何かがはっきりとつかめていないときに、or somethingを使うのです。

例えば、「(はっきりとは知らないけど)彼は風邪か何か引いたみたいだ」と言いたいときにはI think he caught a cold or something.となります。

「彼女は医者か何かだよ」と言うときには、She’s a doctor or something.でいいでしょう。

相手に飲み物をすすめるときにHow about a cup of coffee or something?(コーヒーか何か飲む?)のようにも使います。

何かがぼやっとしかわかっていないときに使える表現です。

文末に付ければいいので、話しながら確証が持てないと感じたら、最後に付け加えればオッケーです。

他にも「物を入れる箱か何かを持ってきてもらえますか?」はCould you get me a box or something to put this in?となりますし、「食事か何かに行きませんか?」と誘うならばWould you like to go out for dinner or something?です。

ただ、ネイティブはほとんどそういった意味を込めずに、単なる口癖でor somethingを付けることもかなり多いです。

また、somethingのぼやっとしたイメージを使って、Kathy something.というような言い方もします。

これは、人の名前を聞かれて、はっきりとわからないときに使う表現です

日本語でも「山田なんとかさん」と言いますよね。

それと同じで、「キャシーなんとかさん」と言っているんです。

Point
①文の最後にor somethingを付けて「~か何か」とぼやかすことができる。
②ネイティブは単なる口癖でor somethingと言うことも多い。
③人の名前がはっきりわからないときもsomethingが使える。

64. out:結果にフォーカス

例文:I hope it works out.
(いい結果になるといいね)

I hope it works out.という文を正しく理解するには、outが付かないI hope it works.という文と比べてみることが必要です。

I hope it works.は、何か問題が起こったけれど解決策があるときに、それがうまくいって問題が解決するといいね、という意味で使われます。

例えば、今パソコンがフリーズして動かなくなったとしましょう。

同僚に相談したら、強制終了して再起動するしかないと言われました。

そんなときに、I hope it works.(その解決策でうまくいくといいな)と言うことができます。

こちらは問題を解決する手段にフォーカスが当たっています。

続いてI hope it works out.は、今は大変な状況だけど、最後にはうまくいくといいな、と言いたいときに使います。

例えば、大きなプロジェクトがあり、今その作業でとても忙しく毎日を過ごしているけれど、最終的にはプロジェクトが成功してほしいというときに、I hope it works out.と言うことができます。

つまり、こちらは結果にフォーカスが当たっているということです。

手段と結果、どちらの話をしているのかがわかると使い分けがしやすくなると思います。

workは「計画や方法がうまくいく」で、これにoutが付いたwork outは「よい結果になる」なんです。

他にも「結果」にフォーカスした言い方として、turn out(結局~になる)、figure out(答えを出す)、make out(見つけ出す)、help out(助け出す)などがあります。

outには「外に出す」という意味がありますので、これらにはすべて「外に出して明らかにする」というニュアンスが含まれるのがおわかりでしょうか。

例えばCould you help me?は「助けてください」と、ちょっとしたことから精神的なこと、緊急事態まで広く使われますが、Could you help me out?とすると、具体的な何かを解決するのを手伝って、という印象になり、「ちょっと手伝ってもらえる?」といった感じで日常会話ではよく使います。

Point
①workは「計画や方法がうまくいく」、work outは「よい結果になる」。
②outを付けることで「結果」にフォーカスされる。
③ちょっとした手伝いを頼むときはCould you help me out?と言う。

65. right:すぐそこにあるもの

例文:Do you have time right now?
(今時間ある?)

nowは「今」、これをright nowにすると「まさに今」です。

ニュアンスが少し変わります。

Do you have time now?は「今時間ある?」という意味ですが、この「今」には少し幅があるんです。

5分とか10分とか、はっきりとは言えませんが、ぼやっとした幅が感じられます。

一方のDo you have time right now?となると、「今という、まさにこの瞬間」というニュアンスになります

「今、この瞬間に、なんとか時間を作ってほしい」と、焦りながら話しかけている感覚です。

rightは時間的なことだけでなく、位置的なことについても、「まさにその場所」と表すことができます

例えば、You need to stand right here.は「この場所に立っている必要がある」ですが、このright hereは「ここ」という場所を明確化しています

他にも、The bag is right in front of you.(かばんはすぐ目の前にあるよ)、Your key is right here.(カギはそこにあるよ)のように使います。

時間的な表現に戻ると、rightは単独で「すぐに」という意味を表します

「すぐに戻るよ」と言うときには、I’ll be right back.ですし、「仕事が終わったらすぐに電話して」ならCall me right after work.です。

また、rightには「まっすぐに」という意味もあります

He came right up to me and shook my hand.で「彼は私のところにまっすぐにやってきて、握手をした」という意味です。

これを、rightを付けずにHe came up to me…とすると、「相手はあいさつなどをしながら私のところにやってきた」というニュアンスになります。

Point
①right nowは「今、まさにこの瞬間」というニュアンス。
②位置にも使え、right hereで「まさにここ」と場所を明確化する。
③rightには「すぐに」「まっすぐに」の意味もある。

66. some:変わった用法(1)

例文:Some guy sold me this watch for 500 dollars.
(変なやつからこの時計を500ドルで買っちゃった)

実は、someにはネガティブなニュアンスもあるんです。

some guyは「ばかなやつ、変なやつ」という意味です。

もちろん、someには基本的には「ある~」「いくらかの~」といった意味を表します。

例えば、Would you like some company?という文の意味はおわかりですか?

ここでのcompanyは会社ではなく、「仲間」「友人」という意味です。

一人でランチなどに出ようとしている人に対して「仲間はいらない?」、つまり「ご一緒しましょうか?」と同伴を買って出る表現です。

例えば、Some guy broke my camera.ならば「変なやつがカメラを壊した」となります。

他にも、Some guy gave me the wrong directions.なら「変なやつに間違った道を教えられた」、She got married to some guy who doesn’t even have a job.なら「彼女は仕事すら持たないばかなやつと結婚した」となります。

some guyはsome stupid guyの省略のように聞こえるため、その後にネガティブな事柄が続く場合は「変な」という意味で使うことが多いんです。

女性の場合はsome ladyです。

例えば、He fell in love with some lady and she took all his money.は「彼はばかな女と恋に落ち、全財産を持っていかれた」です。

ちなみに子供の場合はsome kidで、Some kid broke the window.(ばかな子供が窓を壊した)のように使います。

Point
①someは基本的には「ある~」「いくつかの~」。
②文脈によってはsome guyが「ばかなやつ、変なやつ」を意味する。
③女性はsome lady、子供はsome kidで「ばかな~」。

67. some:変わった用法(2)

例文:This is some hotel.
(すごいホテルだね)

前項でsomeは「ばかな、変な」という意味でも使うと言いましたが、今回のsomeはまた別の使い方です。

someにはいろんな使い方があるんですが、ここでは「すごい」という意味で使われています。

This is some hotel.でsomeにアクセントを置き、強調して言うと「すごいホテルだね」という意味になります。

よい意味での「すごい」か、悪い意味での「すごい」かは言い方や表情によって変わりますが、よい意味で使うことの方が多いですね。

他にもThat was some performance.なら「なかなかすごい演奏だった」ですし、She is some scholar.は「彼女はたいした学者だ」、That was some storm.は「大変な嵐だった」という意味です。

また、大きさや長さを強調して、「かなりの」という意味で使われることもあります

例えば、「ここから空港までは相当の距離がある」と言うときは、There’s some distance from here to the airport.となります。

逆に強く言わないと、someは「いくらかの、多少の」という意味になってしまいますので、使う際には気をつけてくださいね。

また、「すごい」という意味のsomeを使って、皮肉を言うこともできます。

例えば、Some friend he is!のように文頭にsomeと名詞を置き、この2つを強調して読むと、皮肉になるんです。

この文を文字通りに解釈すれば「彼は本当に素晴らしい友人だよ」ですが、ここでは逆説的に言っているんです。

「友人とはとても言えないような、ひどいやつだよ」ということです。

同様に、Some weather for a barbeque!ならば、「バーベキューには本当にふさわしい天気だよ」から、逆説的に「バーベキューなんてとてもできないようなひどい天気だよ」とぼやいていることが伝わります。

Point
①someは「すごい」という意味で使われる。
②「すごい」と言いたいときはsomeにアクセントを置き強く発音。
③someと名詞を頭に置き、その2つを強調すると皮肉な言い方になる。

68. something:数がはっきりしないとき

例文:She’s a 40-something golfer.
(彼女は40いくつかのゴルファーだ)

or somethingを文の最後に付けて、「~か何か」とぼやっとした意味を加えることができる、ということは先ほどご紹介しました。

また、Kathy somethingで「キャシーなんとかさん」などと、名前がよくわからない場合に使える表現もお教えしました。

今回はそれに似たsomethingの使い方です。

数字の後にsomethingを付けると、「~代」という意味になります。

She’s a 40-something golfer.のa 40-somethingは、「40代」「40いくつか」を表します。

正確な数がわからないときに使える表現です。

いくつか実際の文章を見るとわかりやすいかもしれませんね。

例えば、She was born in 18-something.とはどういう意味だと思いますか?

ちょっと難しかったかもしれません。

これで「1800何年かに生まれた」という意味になります。

ではもう1つ。

Our train leaves at one something.はどういう意味になると思いますか?

これは「私たちの電車は、1時何分かに出発する」です。

だいぶつかめてきたのではないでしょうか。

明確な数字がわからないときには、somethingをこんな感じで使えるんです。

さて、ここまで漠然としたニュアンスを伝えるsomethingの使い方を紹介してきましたが、実は名詞として「大事な人」とか「重要なこと」と言った意味で使われることもあります

例えば、There’s something in what he says.で「彼の言うことには一理ある」です。

She does something in the WTO.ならば「彼女はWTOの大物だ」となります。

Point
①somethingの数字の後に付け、ざっくりした数を表せる。
②「~代」「~年代」「~時何分か」など様々な意味に。
③somethingは「大事な人」「重要なこと」も表す。

69. thing:正体不明の物体を示す

例文:Can you hand me that wrench thing?
(あそこのレンチのようなものを取れる?)

漠然と何かを指し示すときにthingが使われます。

ここでのthingは「~のようなもの」という意味で使われています。

名詞の後ろに置いて「呼び名や正体のよくわからないもの」を指します。

例えば、They kept talking about this small government thing.なら「彼らはこの小さな政府のようなものについて話し続けた」となりますし、I need a ruler thing to draw a straight line.でしたら「まっすぐな線を引くのに定規のようなものが必要です」という意味になります。

他にも例えば、見たことのない動物に遭遇したら、I saw a weird cat-thing in the forest yesterday.(昨日森で変な猫みたいなものを見た)と言えますし、杖によくわからない鉄の何かが付いていればThe stick has a metal thing.(杖には鉄のようなものが付いている)となります。

「よくわからない」という意味を感じながら、ぜひ声に出してみてください。

また、もう1つ、おそらく日本人にとってなじみのないthingの使い方があります。

She likes all things Japanese.は「彼女は日本的なものなら何でも好きだ」という意味です。

all things Japaneseで「日本的なものなら何でも」という意味を表します。

all things Chineseなら「中国的なものなら何でも」です。

このように、all things~で「~なら何でも」ということを表します

名詞が続くこともあります。

all things horrorだと「ホラー映画なら何でも」です。

Point
①thingは漠然と何かを指し示す名詞。
②よくわからないものをthingで「~のようなもの」と表現できる。
③all things~で「~なら何でも」。

70. basically:不平不満を言わない言葉

例文:I basically had a good day.
(基本的にはいい日だったよ)

I basically had a good day.は誰かにHow was your day?(今日はどうだった?)などと聞かれたときに答える表現です。

I had a good day.はわかりますよね。

basicallyは「基本的に」という意味の副詞で、Am I right?(これで合ってる?)のような質問に対して、basicallyを文頭に置いてBasically yes.と言えば「だいたいその通り」という意味になります。

でもちょっと違っている部分もある、ということが同時に伝わります。

同様にbasicallyを文頭に置いて、Basically, boys like a pretty and glamorous girl.(要するに、男の子ってかわいくてグラマーな女の子が好きよね)のように使います。

「ちょっと違う男の子もいるかもしれないけど、たいていはそう」ということですね。

ですから、I basically had a good day.の場合は、ちょっと問題はあったけど、全体的にはいい日だった、と言いたいときに使います。

「最高!」と言えるほどではないけど、まあ、いい日だったでしょう、というニュアンスです。

問題があったことをほのめかしつつ、わざわざ言わないスマートな表現です。

例えば、彼氏のことをWhat kind of person is he?(彼ってどんな人?)と聞かれて、He’s basically a nice guy.と言えば、「(完璧ではないけれど)まあ、いい人よ」という意味です。

欠点はあることを匂わせつつ、まあ、満足している、というニュアンスです。

I basically like my wife.と言えば、ちょっと問題はあるけど、概ね奥さんのことは好きということになります。

Point
①basicallyは「基本的に」という意味の副詞。
②「100%ではないけれどだいたいそう」というニュアンスが伝わる。
③basicallyを使えば、問題点をわざわざ言わないスマートな表現が可能。

71. kind of:はぐらかしワード(1)

例文:I’m kind of busy.
(わりと忙しいんだ)

kindには「種類」という意味がありますので、何かの種類を尋ねるときなどによく登場します。

例えば海外旅行で、What kind of drinks do you have?(どんな種類の飲み物がありますか?)のように使うことはよくあると思います。

I’m kind of busy.のkind ofはそれとは全然違う使い方で、「ちょっと~」「わりと~」のように、断定するのを避けたいときに使える表現なんです。

Are you busy?(忙しい?)などと聞かれて、Yes, I’m busy.(はい、忙しいです)とストレートに答えるのではなく、「ちょっと忙しい」「わりと忙しい」と言ったニュアンスになります。

ちょっと断定したくないとき、あまりはっきり言いたくないときのネイティブ流のはぐらかしワードと言えるでしょう。

例えば、友達に態度の悪い彼氏を紹介され、感想をあとで求められたときに、Um…I think he’s kind of rude.(ちょっと彼、失礼に思えたけど)のように濁す言い方ができるのです。

マイナス面を表現するだけでなく、いいことを謙遜するときにも使えます。

例えば、ある女性が玉の輿に乗ったとします。

そんなときに、He’s kind of rich.(彼はわりと金持ちなの)と使ったりするんです。

Your wife is really beautiful.(美しい奥さんですね)なんて言われると、否定はしたくないので、Ah…kind of.(うーん、まあね)のように使ったりします。

また、a kind of~で「~のような人」「~のようなもの」のような意味があります

He’s a kind of musician.(彼はミュージシャンたいなもの)やShe’s a kind of model.(彼女はモデルさんみたいだ)のように使います。

Point
①What kind of~?のkind ofは「~の種類」の意味。
②kind of~で「ちょっと~」の意味も表す。
③a kind of~で「~のような人(もの)」という意味。

72. may:ソフトに注意する

例文:You may need to take off your shoes.
(靴は脱いだほうがいいですよ)

mayはとても便利な単語なので、使い方をマスターすると表現の幅がグンと広がりますよ。

You may need to take off your shoes.という文では、mayを使わないと「靴を脱ぐ必要があります」と誰かを注意するときのような少し強めの表現になります。

それがmayを使うことで、ぐっとソフトな印象になるのです。

mayはもともと「~かもしれない」と可能性を表す単語ですので、「あなたは~する必要があるかもしれない」、つまり「~したほうがいいんじゃないかな」とアドバイスに近いニュアンスになるんです。

特に、悪気なくやってしまっているであろうことを注意するのにもってこいです。

例えば食堂で、You may need to buy a ticket at that machine first.(先にあの機械で食券を買ったほうがいいですよ)と、その食堂のシステムを知らない人に教えてあげることができます。

他にも、You may have to get a job.(就職したほうがいいんじゃないかな)のように、ちょっとズバッとは言いづらいけど、ここはアドバイスしておきたい、というときなんかに使えます

ビジネスでも、We may need to~という表現はよく使われます。

We may need to rethink the plan.(その企画について練り直さないといけませんね)のように、we(私たち)を使うことで、会社などにおいて、みんなで一緒に考えたい、という気持ちが伝わります。

mayを使った表現をもう1つご紹介しましょう。

May you~で「あなたが~でありますように」と願いや祈りを表す表現になります。

May you have many happy years together!やMay you get the best in life!は「この先いいことがたくさんありますように!」という意味で、相手の幸せを祈る表現です。

覚えておくと便利ですよ。

Point
①mayを使って「~したほうがいいかも」とアドバイスできる。
②We may need to~はビジネスでよく使われる。
③May you~は「あなたが~でありますように」という願いや祈りの表現。

73. that much:「そこまでじゃない」と言いたいときに

例文:I don’t like it that much.
(それはそこまで好きじゃないんだ)

ここではI don’t like it.とI don’t like it that much.の違いをはっきりとらえましょう。

ここでのmuchは副詞として、「大いに」「非常に」といった意味で使われています。

that muchで「そこまで」とか「そんなに」という意味になりますので、否定形のnotと一緒に使って「それほど好きではない」という気持ちを表しています。

that muchがないと「それは好きじゃない」ときっぱり否定しているニュアンスですが、that muchが付くと、「そこまでではない」というニュアンスになり、ちょっと遠回しな言い方になります

否定形で使われることがほとんどです。

例えば、I love comics and read them every day.(漫画が好きで毎日読んでいるよ)と言う相手に対して、I don’t like them that much.と言えば「(あなたほど)好きじゃないな」と比較するような言い方になります。

例えば、みんなが誰かに腹を立てているときに、I don’t care that much.(僕はそこまで気にならないけど)のように何か比較の対象があって、それと比べて「それほど」と言う場合と、I don’t like walking in the rain that much.(雨の中を歩くのはあまり好きじゃない)のように「あまり~ではない」というニュアンスで使うことがあります。

ついでにtoo muchも覚えておきましょう。

これは数えられないものが「多すぎ!」と言うときに使います

You’re too much!は直訳すれば「あなたはやりすぎ!」ということで、誰かひどい仕打ちをした人に対して「ひどい人!」という意味です。

ジョークを言って笑わせる人に、「あなた、面白すぎ!」のようなニュアンスで使うこともあります。

Point
①that muchで「そこまで」「そんなに」、否定文では「それほど~でない」。
②that muchは否定文で使われることが多い。
③You’re too much!で「ひどい人!」「面白すぎ!」などの意味に。

74. in the world:いったいぜんたい

例文:Who in the world is he?
(彼はいったい何者?)

もともとはShe’s the best actress in the world.(彼女は世界一の女優だ)のように使います。

ちょっと面白い表現で、all the time in the worldというのもあります。

これは「世界中の時間」が直訳ですが、「有り余る時間」という意味を表します。

Why didn’t you do your homework? You had all the time in the world!(なぜ宿題しなかったの?時間は腐るほどあったでしょ!)のように使います。

Who in the world is he?のin the worldは、疑問形と一緒に使って「いったいぜんたい」という意味になります

見知らぬ人を見て、単にWho is he?(彼は誰?)と言うより、in the worldを挿入することで、まったく手掛かりがない、いったい何者?というニュアンスが伝わるのです。

疑問に思っている気持ちを強調するときに使います。

who以外の疑問詞にも使えます。

例えば、鉄砲玉のように出かけて行ってしまった人にWhere in the world have you been?(いったいぜんたい、どこに行ってたの?)と言ったり、何かをなくしたときにWhere in the world is it?(いったいどこに行っちゃったのかしら?)のように言ったりできるんです。

他にもHowを使ってHow in the world did you get this ticket?(このチケットはいったいどうやって手に入れたの?)とすれば、「不思議」と同時に「すごいなあ」と感心している気持ちも込められます。

これはon earthでも同じ使い方ができます

Who in the world is he?は、Who on earth is he?と言い換えができます。

日常会話において疑問の強調はよく使われますので、こういったカジュアルな表現をマスターしておくといいですね。

Point
①「疑問形+in the world」で「いったいぜんたい」の意味に。
②on earthでもin the worldとまったく同じ使い方ができる。
③all the time in the worldは「有り余る時間」。

75. seem to:感情を抑えて事実を伝える

例文:I seem to remember giving you instructions yesterday.
(昨日たしか説明書を渡したと思ったけど)

seem toは推測を表す表現です。

I seem to remember giving you instructions yesterday.と言っているときのシチュエーションを考えてみると、前日に説明書を渡しているにもかかわらず、相手にやり方を聞かれてしまい、「昨日渡したよね」と言いたいわけですよね。

そのときにseem toなしにI remember giving you instructions yesterday.だと、ちょっと責めているようなニュアンスで伝わる可能性もあります。

そこで便利なのがこのseem toという表現です。

「たしか~だったんじゃないかな」と、状況を相手にソフトに伝えることができるんです。

他にも、We seem to have some problems.(我々は問題を抱えているようです)のように、会議などで会社全体の懸念事項を述べるときにも使えます。

ズバッと「うちの会社には問題がある」と言うよりも、少し遠回しなニュアンスになります

プライベートでは、例えば友人の電話番号を忘れたときに、I seem to have lost your phone number.と言えば「番号がちょっと見当たらないんだ」という意味になり、「よく探したら出てくるかもしれない」とか、余韻を感じさせる言い方になります

他にも、seem to recall~で「~だったんじゃない?」と自分の記憶を控えめに表すときにも使えます。

例えばI seem to recall that he liked you when we were in high school.(高校時代、彼、あなたのこと好きだったんじゃないかな)のように言います。

一方で、can’tを伴うと、「どうしても~できない」という強い不可能を表します

I just can’t seem to beat him.(彼にはとても勝てる気がしない)のように使いますので、違いに注意してください。

Point
①seem toを使って「確か~だけど」とソフトに伝えられる。
②seem to recall~の形で自分の記憶を控えめに表現できる。
③can’t seem to~は「どうしても~できない」の意味に。

76. already:終わったことを明確に伝える

例文:I’m afraid she left already.
(残念ながら彼女はもう帰宅したよ)

alreadyは「すでに」という意味であり、なくても意味は伝わるのですが、人によってはI’m afraid she (has) left already.の略ととらえて、「彼女は退職して、もう働いていない」と解釈するのです。

ここにalreadyを付ければ、「今日はすでに帰宅してしまった。明日になったら会社に戻ってくる」というニュアンスになり、誤解が生じなくなります。

alreadyの基本イメージは「何かが完了した状態」。

alreadyを付けることで、彼女の帰宅という行為が完了した、という印象になるんです。

他にも例えば、It’s already 3:00!(もう3時だ)。

これはalreadyを付けることで、「気づかぬうちにもう3時になってしまった」という意味合いになり、「今は3時なんだ」という事実が強調されます。

まだあります。

enough alreadyで「もう十分だ」という意味になり、これだけでEnough already!(もういいよ、いい加減にして)と使うこともできますが、後ろに何か加えてEnough already with the excuses!(言い訳はうんざり)のように言うことができるのです。

alreadyは「すぐに、早く」という意味で、いらだちを表して使われることもあります。

例えば、Let’s go already!(もう早く行こうよ)、Tell me already!(早く教えてよ)、Come in already!(さあ早く入れよ)、Grow up already!(いい加減に大人になりなさい)、Get up already!(早く起きなさい)などです。

「何かが完了した状態」という基本イメージから派生して、幅広く使われるんです。

Point
①alreadyの基本イメージは「何かが完了した状態」。
②enough alreadyは「もう十分だ」という意味。
③alreadyは「すぐに、早く」の意味でいらだちを表すこともある。

77. a little:本当の気持ちを言いづらいときに

例文:I’m a little tired.
(ちょっと疲れたかな)

littleは「少ない」とか「小さい」という意味で、I love my little sister.(妹が大好きです)やI need a little more time.(そう少し時間が必要です)のように使いますね。

また、little by littleとすれば「少しずつ」という意味になります

I’ll try to remember little by little.(ちょっとずつ覚えるようにします)のように使います。

「少しずつ」つまり「コツコツと」といった意味合いです。

このlittleの「少し」というニュアンスをそのまま生かして、気持ちなどが「少し~」と言いたいときにもlittleを使えるんです。

日本語でも誰かに「疲れた?」と聞かれたとき、相手を心配させないように「ちょっとね」と言うことがありますよね。

そういうときに使えるのがI’m a little tired.のa littleです。

例えば、お店でショッピングをしていて、店員さんに「こちらはいかがでしょう?」などと言われて「高いなあ」「自分には派手すぎるなあ」と思ったら、It’s a little expensive.とかIt’s a little flashy for me.のように言えば、「ちょっと高いです」「ちょっと派手です」という意味になり、せっかく勧めてくれている相手の気分を害することなく伝えられるんです。

この表現はビジネスでも便利です。

例えば、上司が部下に、I’m a little worried about tomorrow’s presentation.と言えば「明日のプレゼンは大丈夫かな?」のようなニュアンスになり、準備している社員のモチベ―ションを下げずに、それでもちょっと心配していることを伝えることができます。

I’m a little hungry.という言い方なら、「お腹が少しすいたので、もしよろしければご飯にしませんか?」という感じで、食事したい気持ちをさりげなく伝えることができます。

Point
①a littleを使って、「少し~」と気持ちを控えめに表現。
②I’m a little tired.で相手を心配させずに「ちょっと疲れた」と言える。
③little by littleで「少しずつ」の意味に。

78. sounds:断言せずに感想を述べる

例文:Sounds great!
(かなりよさそうだね!)

Great!だけで「かなりいいね!」という意味を表し、ここにsoundsが付くと、「~のように聞こえる」という意味が加わります。

これを訳すと「かなりよさそうだね!」となります。

何かの話を聞いて、それがgreatとまでは断言できないが、その可能性がかなり高い、ということを表しています。

これは「三単現(三人称・単数・現在形)」のsです。

主語が省略されているのでわかりづらいですが、もともとはThat sounds great!でした。

それが短くなりSounds great!と使われるようになりました。

Sounds~の形は、Sounds great.以外にもたくさん使われます。

例えば、Sounds better.(よさそうだね)、Sounds interesting.(面白そうだね)、Sounds all right.(大丈夫そうだね)、Sounds familiar.(聞き覚えがありそうだね)、Sounds easy.(簡単そうだね)といった感じで、よく言います。

Sounds difficult.(難しそうだね)、Sounds strange.(どうも変だね)、Sounds crazy.(ばかげた感じだね)、Sounds awful.(ひどそうだね)、Sounds fishy.(うそっぽいな)などなど、会話では頻繁に使われます。

Sounds good!(よさげですね!)。

これとは違うsoundもご紹介しましょう。

soundは形容詞で、「健全な、正常な、確かな」といった意味になるんです。

A sound mind is found in a sound body.は、「健全な精神は健全な肉体に宿る」という意味のことわざです。

sound heartなら「丈夫な心臓」、sound adviceは「適切な助言」、sound sleepなら「安らかな眠り」という意味です。

Point
①Sounds~.で、可能性がかなり高いと思う感想を言える。
②Sounds~.はThat sounds~.。
③形容詞のsoundは「健全な」などの意味に。

79. sort of:はぐらかしワード(2)

例文:I sort of like him.
(私、彼のことちょっと好きかも)

I like him.にsort ofを付け足したフレーズなのですが、実は今回は簡単だと思います。

sort ofは以前にご紹介したkind ofと、まったく同じ使い方をするんです。

sort ofで「多少、いくらか」という言い方を表し、I sort of like him.を直訳すると「私は彼が少し好きです」となりますが、「ちょっと好きかも」と照れ隠しのようなニュアンスになるんです。

sort ofはイギリスっぽい表現ですが、意味はkind ofと変わりません。

他にもWe’re sort of dating.なら「私たちは軽くデートしている」という意味で、真剣なカップルではなく軽くお付き合いのデートをしている、ということがわかります。

I feel sort of embarrassed to say this to you.ならば「あなたに言うのはどうも気恥ずかしいのですが」です。

sort of embarrassedで「少し恥ずかしい」という意味になります。

名詞と一緒にa sort of~の形で使われることもあります。

これは「~のようなもの、~みたいな、どちらかと言えば~」といった意味です

We are doing a sort of working-sharing.は「私たちはワーキングシェアリング的なことをしている」という意味になります。

曖昧な言い方を好むという点では、英語も日本語も変わらないかもしれませんね。

また、sortは、kindと同様に「種類」という意味で使われることもよくあります

I don’t like that sort of fashion.は「そういうファッションは好きじゃない」という意味です。

Point
①sort of~ではっきりした言い方を避ける
②kind ofと使い方は同じだが、sort ofはイギリス英語っぽい。
③sortは「種類」という意味でもよく使われる。

80. sure:副詞としての使い方

例文:You sure are a good friend.
(君は間違いなくよい友達だ)

ここでのsureは「間違いなく、確かに」といった意味で、強調の副詞です。

このsureはbe動詞と一緒に使われることが多く、その場合はYou sure are a good friend.のように、主語とbe動詞の間に置かれます

他にも、例えばIt sure is quiet out here.ならば「ここは間違いなく静かだ」という意味ですし、It sure is windy today.ならば「今日は本当にひどい強風だ」となります。

That sure was a nice breakfast.は「本当に素晴らしい朝食だった」ですし、Summer sure is here.なら「すっかり夏らしくなってきた」となります。

You sure are weird.は「あなた、本当に変わり者ね」です。

be動詞以外との組み合わせでも使われます。

例えばShe sure has done a lot of business trips.なら「彼女はよくあちこち出張している」ですし、He’s sure got guts.ならば「彼はいい度胸しているね」となります。

「彼女は泳げるの?」と聞かれたらShe sure can!「もちろん泳げるさ」と答えることができます。

何かが間違いないと感じたときには、ぜひsureを使ってみてください。

また、sureは間投詞的に、一語で「もちろん」「気にしないで」という意味で使うこともあります

例えば、Can I borrow this?(これをお借りできますか?)と聞かれたときに、Sure.(もちろんです、どうぞ)と返すことができます。

また、Thank you.(どうも)などとお礼を言われたときの返事として、Sure.(いえいえ、構いませんよ)と使います。

Sure.とまったく同じ意味で、Sure thing.と言うこともできます

いずれもカジュアルな表現です。

Point
①sureは副詞として、「間違いなく、確かに」と意味を強める使い方がある。
②このsureはbe動詞と一緒に使われることが多いが、他の組み合わせも可能。
③Sure.やSure thing.と言えば間投詞的に「もちろん」の意味に。

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