ネイティブに伝わる英会話-Part 4-

ネイティブに伝わる英会話-Part 4-

61. downright:ネガティブ専門の強調語
62. far from:意味をひっくり返す言葉
63. or something:ぼやっと表現
64. out:結果にフォーカス
65. right:すぐそこにあるもの
66. some:変わった用法(1)
67. some:変わった用法(2)
68. something:数がはっきりしないとき
69. thing:正体不明の物体を示す
70. basically:不平不満を言わない言葉
71. kind of:はぐらかしワード(1)
72. may:ソフトに注意する
73. that much:「そこまでじゃない」と言いたいときに
74. in the world:いったいぜんたい
75. seem to:感情を抑えて事実を伝える
76. already:終わったことを明確に伝える
77. a little:本当の気持ちを言いづらいときに
78. sounds:断言せずに感想を述べる
79. sort of:はぐらかしワード(2)
80. sure:副詞としての使い方

61. downright:ネガティブ専門の強調語

例文:We were downright discouraged.
(私たちは実にがっかりした)

downrightは「実に、まったく、完全に」と言った意味で、強調の副詞です。

悪い意味の言葉を強調するときに使われます。

discouragedは「がっかりした」という意味ですから、We were downright discouraged.で「私たちは実にがっかりした」ということを表します。

他にも、It was downright dangerous.(それはとても危険だった)とか、The waiter was downright rude.(そのウェイターはすごく失礼だった)などのように言えます。

後の文のrudeは「失礼な」という意味ですが、同じ意味でdisrespectfulも使えます。

My son’s girlfriend is downright disrespectful.は「息子のガールフレンドはすごく失礼な態度だった」ということです。

悪い意味の単語は多いので、使い道は結構多いです。

会社でも、Our new coworker is downright lazy.(新しい同僚はすごくダラダラしている)なんていうふうに使うことができます。

もっとストレートに言えば、It’s downright disgusting!(めっちゃむかつく!)ですが、これは会社などではあまり使わないほうがいいかもしれませんね。

あまり頻繁に使っていると、文句ばっかり言っているネガティブな人だと思われかねません。

それから、downrightは形容詞として使うこともできます

例えば、That’s a downright lie!で「それは真っ赤なウソだ!」という意味です。

他にも、「率直な」「はっきりした」といった意味でも使われます。

例えばHe’s a downright person.は、「彼はざっくばらんな人だ」ということです。

Point
①downrightは「実に~」と悪い意味の言葉を強調する。
②That’s a downright lie!で「それは真っ赤なウソだ!」。
③形容詞のdownrightには「率直な」の意味もある。

62. far from:意味をひっくり返す言葉

例文:This is far from what I expected.
(これは私が思っていたのとまったく違う)

far from~は「~から遠く離れて」という意味です。

例えば、My house is far from the station.で、「私の家は駅から遠い」です。

他にも、「両親から遠く離れては暮らしていない」と言うときにはI don’t live far from my parents’ house.となります。

しかし、This is far from what I expected.のfar fromは、物理的な距離を示しているわけではありません。

what I expectedで「私が思っていたこと」ですから、far fromが付かないhis is what I expected.という文は、「これが私の期待していたことだ」ということです。

そこにfar fromを付けると、far fromは「~から遠く離れて」ですから、意味が180度変わって、「私が思っていたのと違う」となるのです。

ここでは、farの「かけ離れている」というイメージが大切です。

例えば、「このホテルは快適とは言い難い」はThis hotel is far from comfortable.ですし、「オフィスはきれいとはほど遠い」はThe office is far from clean.となります。

最近はフェイクニュースと言う言葉をよく聞きますが、「そのニュースは事実とは全く異なっている」はThe news is far from the truth.と言うことができます。

far fromは悪い意味で使うことが多いのですが、逆のパターンもあります。

例えば、She is far from ugly.(彼女はまったく醜くはない=彼女はとても美しい)と言うこともできます。

far fromを使った文にすることで、彼女が醜くはないことを強調するときに使います。

他にも、They were far from being disappointed.と言うこともできます。

disappointedで「がっかりした」ですが、これも逆になって、「彼らはがっかりとはほど遠かった=彼らは大満足していた」という意味になります。

いずれも、単に意味が反転するだけでなく、強調されることがポイントです。

うまく使うと表現の幅が広がりますので、ぜひ試してみてください。

Point
①far from~は「~から遠く離れて」ということ。
②意味を反転させるfar fromは強調の一種として使われる。
③far fromは悪い意味で使われることが多いが、逆のパターンもある。

63. or something:ぼやっと表現

例文:I think he likes her or something.
(彼は彼女が好きなんじゃないかなと思う)

I think he likes her.(彼は彼女が好きだと思う)にor somethingを付ける理由は何なのでしょうか?

「~か何か」という意味を加えます。

そうすると直訳すれば「彼は彼女が好きか何かだと思う」という感じになり、何かがはっきりとつかめていないときに、or somethingを使うのです。

例えば、「(はっきりとは知らないけど)彼は風邪か何か引いたみたいだ」と言いたいときにはI think he caught a cold or something.となります。

「彼女は医者か何かだよ」と言うときには、She’s a doctor or something.でいいでしょう。

相手に飲み物をすすめるときにHow about a cup of coffee or something?(コーヒーか何か飲む?)のようにも使います。

何かがぼやっとしかわかっていないときに使える表現です。

文末に付ければいいので、話しながら確証が持てないと感じたら、最後に付け加えればオッケーです。

他にも「物を入れる箱か何かを持ってきてもらえますか?」はCould you get me a box or something to put this in?となりますし、「食事か何かに行きませんか?」と誘うならばWould you like to go out for dinner or something?です。

ただ、ネイティブはほとんどそういった意味を込めずに、単なる口癖でor somethingを付けることもかなり多いです。

また、somethingのぼやっとしたイメージを使って、Kathy something.というような言い方もします。

これは、人の名前を聞かれて、はっきりとわからないときに使う表現です

日本語でも「山田なんとかさん」と言いますよね。

それと同じで、「キャシーなんとかさん」と言っているんです。

Point
①文の最後にor somethingを付けて「~か何か」とぼやかすことができる。
②ネイティブは単なる口癖でor somethingと言うことも多い。
③人の名前がはっきりわからないときもsomethingが使える。

64. out:結果にフォーカス

例文:I hope it works out.
(いい結果になるといいね)

I hope it works out.という文を正しく理解するには、outが付かないI hope it works.という文と比べてみることが必要です。

I hope it works.は、何か問題が起こったけれど解決策があるときに、それがうまくいって問題が解決するといいね、という意味で使われます。

例えば、今パソコンがフリーズして動かなくなったとしましょう。

同僚に相談したら、強制終了して再起動するしかないと言われました。

そんなときに、I hope it works.(その解決策でうまくいくといいな)と言うことができます。

こちらは問題を解決する手段にフォーカスが当たっています。

続いてI hope it works out.は、今は大変な状況だけど、最後にはうまくいくといいな、と言いたいときに使います。

例えば、大きなプロジェクトがあり、今その作業でとても忙しく毎日を過ごしているけれど、最終的にはプロジェクトが成功してほしいというときに、I hope it works out.と言うことができます。

つまり、こちらは結果にフォーカスが当たっているということです。

手段と結果、どちらの話をしているのかがわかると使い分けがしやすくなると思います。

workは「計画や方法がうまくいく」で、これにoutが付いたwork outは「よい結果になる」なんです。

他にも「結果」にフォーカスした言い方として、turn out(結局~になる)、figure out(答えを出す)、make out(見つけ出す)、help out(助け出す)などがあります。

outには「外に出す」という意味がありますので、これらにはすべて「外に出して明らかにする」というニュアンスが含まれるのがおわかりでしょうか。

例えばCould you help me?は「助けてください」と、ちょっとしたことから精神的なこと、緊急事態まで広く使われますが、Could you help me out?とすると、具体的な何かを解決するのを手伝って、という印象になり、「ちょっと手伝ってもらえる?」といった感じで日常会話ではよく使います。

Point
①workは「計画や方法がうまくいく」、work outは「よい結果になる」。
②outを付けることで「結果」にフォーカスされる。
③ちょっとした手伝いを頼むときはCould you help me out?と言う。

65. right:すぐそこにあるもの

例文:Do you have time right now?
(今時間ある?)

nowは「今」、これをright nowにすると「まさに今」です。

ニュアンスが少し変わります。

Do you have time now?は「今時間ある?」という意味ですが、この「今」には少し幅があるんです。

5分とか10分とか、はっきりとは言えませんが、ぼやっとした幅が感じられます。

一方のDo you have time right now?となると、「今という、まさにこの瞬間」というニュアンスになります

「今、この瞬間に、なんとか時間を作ってほしい」と、焦りながら話しかけている感覚です。

rightは時間的なことだけでなく、位置的なことについても、「まさにその場所」と表すことができます

例えば、You need to stand right here.は「この場所に立っている必要がある」ですが、このright hereは「ここ」という場所を明確化しています

他にも、The bag is right in front of you.(かばんはすぐ目の前にあるよ)、Your key is right here.(カギはそこにあるよ)のように使います。

時間的な表現に戻ると、rightは単独で「すぐに」という意味を表します

「すぐに戻るよ」と言うときには、I’ll be right back.ですし、「仕事が終わったらすぐに電話して」ならCall me right after work.です。

また、rightには「まっすぐに」という意味もあります

He came right up to me and shook my hand.で「彼は私のところにまっすぐにやってきて、握手をした」という意味です。

これを、rightを付けずにHe came up to me…とすると、「相手はあいさつなどをしながら私のところにやってきた」というニュアンスになります。

Point
①right nowは「今、まさにこの瞬間」というニュアンス。
②位置にも使え、right hereで「まさにここ」と場所を明確化する。
③rightには「すぐに」「まっすぐに」の意味もある。

66. some:変わった用法(1)

例文:Some guy sold me this watch for 500 dollars.
(変なやつからこの時計を500ドルで買っちゃった)

実は、someにはネガティブなニュアンスもあるんです。

some guyは「ばかなやつ、変なやつ」という意味です。

もちろん、someには基本的には「ある~」「いくらかの~」といった意味を表します。

例えば、Would you like some company?という文の意味はおわかりですか?

ここでのcompanyは会社ではなく、「仲間」「友人」という意味です。

一人でランチなどに出ようとしている人に対して「仲間はいらない?」、つまり「ご一緒しましょうか?」と同伴を買って出る表現です。

例えば、Some guy broke my camera.ならば「変なやつがカメラを壊した」となります。

他にも、Some guy gave me the wrong directions.なら「変なやつに間違った道を教えられた」、She got married to some guy who doesn’t even have a job.なら「彼女は仕事すら持たないばかなやつと結婚した」となります。

some guyはsome stupid guyの省略のように聞こえるため、その後にネガティブな事柄が続く場合は「変な」という意味で使うことが多いんです。

女性の場合はsome ladyです。

例えば、He fell in love with some lady and she took all his money.は「彼はばかな女と恋に落ち、全財産を持っていかれた」です。

ちなみに子供の場合はsome kidで、Some kid broke the window.(ばかな子供が窓を壊した)のように使います。

Point
①someは基本的には「ある~」「いくつかの~」。
②文脈によってはsome guyが「ばかなやつ、変なやつ」を意味する。
③女性はsome lady、子供はsome kidで「ばかな~」。

67. some:変わった用法(2)

例文:This is some hotel.
(すごいホテルだね)

前項でsomeは「ばかな、変な」という意味でも使うと言いましたが、今回のsomeはまた別の使い方です。

someにはいろんな使い方があるんですが、ここでは「すごい」という意味で使われています。

This is some hotel.でsomeにアクセントを置き、強調して言うと「すごいホテルだね」という意味になります。

よい意味での「すごい」か、悪い意味での「すごい」かは言い方や表情によって変わりますが、よい意味で使うことの方が多いですね。

他にもThat was some performance.なら「なかなかすごい演奏だった」ですし、She is some scholar.は「彼女はたいした学者だ」、That was some storm.は「大変な嵐だった」という意味です。

また、大きさや長さを強調して、「かなりの」という意味で使われることもあります

例えば、「ここから空港までは相当の距離がある」と言うときは、There’s some distance from here to the airport.となります。

逆に強く言わないと、someは「いくらかの、多少の」という意味になってしまいますので、使う際には気をつけてくださいね。

また、「すごい」という意味のsomeを使って、皮肉を言うこともできます。

例えば、Some friend he is!のように文頭にsomeと名詞を置き、この2つを強調して読むと、皮肉になるんです。

この文を文字通りに解釈すれば「彼は本当に素晴らしい友人だよ」ですが、ここでは逆説的に言っているんです。

「友人とはとても言えないような、ひどいやつだよ」ということです。

同様に、Some weather for a barbeque!ならば、「バーベキューには本当にふさわしい天気だよ」から、逆説的に「バーベキューなんてとてもできないようなひどい天気だよ」とぼやいていることが伝わります。

Point
①someは「すごい」という意味で使われる。
②「すごい」と言いたいときはsomeにアクセントを置き強く発音。
③someと名詞を頭に置き、その2つを強調すると皮肉な言い方になる。

68. something:数がはっきりしないとき

例文:She’s a 40-something golfer.
(彼女は40いくつかのゴルファーだ)

or somethingを文の最後に付けて、「~か何か」とぼやっとした意味を加えることができる、ということは先ほどご紹介しました。

また、Kathy somethingで「キャシーなんとかさん」などと、名前がよくわからない場合に使える表現もお教えしました。

今回はそれに似たsomethingの使い方です。

数字の後にsomethingを付けると、「~代」という意味になります。

She’s a 40-something golfer.のa 40-somethingは、「40代」「40いくつか」を表します。

正確な数がわからないときに使える表現です。

いくつか実際の文章を見るとわかりやすいかもしれませんね。

例えば、She was born in 18-something.とはどういう意味だと思いますか?

ちょっと難しかったかもしれません。

これで「1800何年かに生まれた」という意味になります。

ではもう1つ。

Our train leaves at one something.はどういう意味になると思いますか?

これは「私たちの電車は、1時何分かに出発する」です。

だいぶつかめてきたのではないでしょうか。

明確な数字がわからないときには、somethingをこんな感じで使えるんです。

さて、ここまで漠然としたニュアンスを伝えるsomethingの使い方を紹介してきましたが、実は名詞として「大事な人」とか「重要なこと」と言った意味で使われることもあります

例えば、There’s something in what he says.で「彼の言うことには一理ある」です。

She does something in the WTO.ならば「彼女はWTOの大物だ」となります。

Point
①somethingの数字の後に付け、ざっくりした数を表せる。
②「~代」「~年代」「~時何分か」など様々な意味に。
③somethingは「大事な人」「重要なこと」も表す。

69. thing:正体不明の物体を示す

例文:Can you hand me that wrench thing?
(あそこのレンチのようなものを取れる?)

漠然と何かを指し示すときにthingが使われます。

ここでのthingは「~のようなもの」という意味で使われています。

名詞の後ろに置いて「呼び名や正体のよくわからないもの」を指します。

例えば、They kept talking about this small government thing.なら「彼らはこの小さな政府のようなものについて話し続けた」となりますし、I need a ruler thing to draw a straight line.でしたら「まっすぐな線を引くのに定規のようなものが必要です」という意味になります。

他にも例えば、見たことのない動物に遭遇したら、I saw a weird cat-thing in the forest yesterday.(昨日森で変な猫みたいなものを見た)と言えますし、杖によくわからない鉄の何かが付いていればThe stick has a metal thing.(杖には鉄のようなものが付いている)となります。

「よくわからない」という意味を感じながら、ぜひ声に出してみてください。

また、もう1つ、おそらく日本人にとってなじみのないthingの使い方があります。

She likes all things Japanese.は「彼女は日本的なものなら何でも好きだ」という意味です。

all things Japaneseで「日本的なものなら何でも」という意味を表します。

all things Chineseなら「中国的なものなら何でも」です。

このように、all things~で「~なら何でも」ということを表します

名詞が続くこともあります。

all things horrorだと「ホラー映画なら何でも」です。

Point
①thingは漠然と何かを指し示す名詞。
②よくわからないものをthingで「~のようなもの」と表現できる。
③all things~で「~なら何でも」。

70. basically:不平不満を言わない言葉

例文:I basically had a good day.
(基本的にはいい日だったよ)

I basically had a good day.は誰かにHow was your day?(今日はどうだった?)などと聞かれたときに答える表現です。

I had a good day.はわかりますよね。

basicallyは「基本的に」という意味の副詞で、Am I right?(これで合ってる?)のような質問に対して、basicallyを文頭に置いてBasically yes.と言えば「だいたいその通り」という意味になります。

でもちょっと違っている部分もある、ということが同時に伝わります。

同様にbasicallyを文頭に置いて、Basically, boys like a pretty and glamorous girl.(要するに、男の子ってかわいくてグラマーな女の子が好きよね)のように使います。

「ちょっと違う男の子もいるかもしれないけど、たいていはそう」ということですね。

ですから、I basically had a good day.の場合は、ちょっと問題はあったけど、全体的にはいい日だった、と言いたいときに使います。

「最高!」と言えるほどではないけど、まあ、いい日だったでしょう、というニュアンスです。

問題があったことをほのめかしつつ、わざわざ言わないスマートな表現です。

例えば、彼氏のことをWhat kind of person is he?(彼ってどんな人?)と聞かれて、He’s basically a nice guy.と言えば、「(完璧ではないけれど)まあ、いい人よ」という意味です。

欠点はあることを匂わせつつ、まあ、満足している、というニュアンスです。

I basically like my wife.と言えば、ちょっと問題はあるけど、概ね奥さんのことは好きということになります。

Point
①basicallyは「基本的に」という意味の副詞。
②「100%ではないけれどだいたいそう」というニュアンスが伝わる。
③basicallyを使えば、問題点をわざわざ言わないスマートな表現が可能。

71. kind of:はぐらかしワード(1)

例文:I’m kind of busy.
(わりと忙しいんだ)

kindには「種類」という意味がありますので、何かの種類を尋ねるときなどによく登場します。

例えば海外旅行で、What kind of drinks do you have?(どんな種類の飲み物がありますか?)のように使うことはよくあると思います。

I’m kind of busy.のkind ofはそれとは全然違う使い方で、「ちょっと~」「わりと~」のように、断定するのを避けたいときに使える表現なんです。

Are you busy?(忙しい?)などと聞かれて、Yes, I’m busy.(はい、忙しいです)とストレートに答えるのではなく、「ちょっと忙しい」「わりと忙しい」と言ったニュアンスになります。

ちょっと断定したくないとき、あまりはっきり言いたくないときのネイティブ流のはぐらかしワードと言えるでしょう。

例えば、友達に態度の悪い彼氏を紹介され、感想をあとで求められたときに、Um…I think he’s kind of rude.(ちょっと彼、失礼に思えたけど)のように濁す言い方ができるのです。

マイナス面を表現するだけでなく、いいことを謙遜するときにも使えます。

例えば、ある女性が玉の輿に乗ったとします。

そんなときに、He’s kind of rich.(彼はわりと金持ちなの)と使ったりするんです。

Your wife is really beautiful.(美しい奥さんですね)なんて言われると、否定はしたくないので、Ah…kind of.(うーん、まあね)のように使ったりします。

また、a kind of~で「~のような人」「~のようなもの」のような意味があります

He’s a kind of musician.(彼はミュージシャンたいなもの)やShe’s a kind of model.(彼女はモデルさんみたいだ)のように使います。

Point
①What kind of~?のkind ofは「~の種類」の意味。
②kind of~で「ちょっと~」の意味も表す。
③a kind of~で「~のような人(もの)」という意味。

72. may:ソフトに注意する

例文:You may need to take off your shoes.
(靴は脱いだほうがいいですよ)

mayはとても便利な単語なので、使い方をマスターすると表現の幅がグンと広がりますよ。

You may need to take off your shoes.という文では、mayを使わないと「靴を脱ぐ必要があります」と誰かを注意するときのような少し強めの表現になります。

それがmayを使うことで、ぐっとソフトな印象になるのです。

mayはもともと「~かもしれない」と可能性を表す単語ですので、「あなたは~する必要があるかもしれない」、つまり「~したほうがいいんじゃないかな」とアドバイスに近いニュアンスになるんです。

特に、悪気なくやってしまっているであろうことを注意するのにもってこいです。

例えば食堂で、You may need to buy a ticket at that machine first.(先にあの機械で食券を買ったほうがいいですよ)と、その食堂のシステムを知らない人に教えてあげることができます。

他にも、You may have to get a job.(就職したほうがいいんじゃないかな)のように、ちょっとズバッとは言いづらいけど、ここはアドバイスしておきたい、というときなんかに使えます

ビジネスでも、We may need to~という表現はよく使われます。

We may need to rethink the plan.(その企画について練り直さないといけませんね)のように、we(私たち)を使うことで、会社などにおいて、みんなで一緒に考えたい、という気持ちが伝わります。

mayを使った表現をもう1つご紹介しましょう。

May you~で「あなたが~でありますように」と願いや祈りを表す表現になります。

May you have many happy years together!やMay you get the best in life!は「この先いいことがたくさんありますように!」という意味で、相手の幸せを祈る表現です。

覚えておくと便利ですよ。

Point
①mayを使って「~したほうがいいかも」とアドバイスできる。
②We may need to~はビジネスでよく使われる。
③May you~は「あなたが~でありますように」という願いや祈りの表現。

73. that much:「そこまでじゃない」と言いたいときに

例文:I don’t like it that much.
(それはそこまで好きじゃないんだ)

ここではI don’t like it.とI don’t like it that much.の違いをはっきりとらえましょう。

ここでのmuchは副詞として、「大いに」「非常に」といった意味で使われています。

that muchで「そこまで」とか「そんなに」という意味になりますので、否定形のnotと一緒に使って「それほど好きではない」という気持ちを表しています。

that muchがないと「それは好きじゃない」ときっぱり否定しているニュアンスですが、that muchが付くと、「そこまでではない」というニュアンスになり、ちょっと遠回しな言い方になります

否定形で使われることがほとんどです。

例えば、I love comics and read them every day.(漫画が好きで毎日読んでいるよ)と言う相手に対して、I don’t like them that much.と言えば「(あなたほど)好きじゃないな」と比較するような言い方になります。

例えば、みんなが誰かに腹を立てているときに、I don’t care that much.(僕はそこまで気にならないけど)のように何か比較の対象があって、それと比べて「それほど」と言う場合と、I don’t like walking in the rain that much.(雨の中を歩くのはあまり好きじゃない)のように「あまり~ではない」というニュアンスで使うことがあります。

ついでにtoo muchも覚えておきましょう。

これは数えられないものが「多すぎ!」と言うときに使います

You’re too much!は直訳すれば「あなたはやりすぎ!」ということで、誰かひどい仕打ちをした人に対して「ひどい人!」という意味です。

ジョークを言って笑わせる人に、「あなた、面白すぎ!」のようなニュアンスで使うこともあります。

Point
①that muchで「そこまで」「そんなに」、否定文では「それほど~でない」。
②that muchは否定文で使われることが多い。
③You’re too much!で「ひどい人!」「面白すぎ!」などの意味に。

74. in the world:いったいぜんたい

例文:Who in the world is he?
(彼はいったい何者?)

もともとはShe’s the best actress in the world.(彼女は世界一の女優だ)のように使います。

ちょっと面白い表現で、all the time in the worldというのもあります。

これは「世界中の時間」が直訳ですが、「有り余る時間」という意味を表します。

Why didn’t you do your homework? You had all the time in the world!(なぜ宿題しなかったの?時間は腐るほどあったでしょ!)のように使います。

Who in the world is he?のin the worldは、疑問形と一緒に使って「いったいぜんたい」という意味になります

見知らぬ人を見て、単にWho is he?(彼は誰?)と言うより、in the worldを挿入することで、まったく手掛かりがない、いったい何者?というニュアンスが伝わるのです。

疑問に思っている気持ちを強調するときに使います。

who以外の疑問詞にも使えます。

例えば、鉄砲玉のように出かけて行ってしまった人にWhere in the world have you been?(いったいぜんたい、どこに行ってたの?)と言ったり、何かをなくしたときにWhere in the world is it?(いったいどこに行っちゃったのかしら?)のように言ったりできるんです。

他にもHowを使ってHow in the world did you get this ticket?(このチケットはいったいどうやって手に入れたの?)とすれば、「不思議」と同時に「すごいなあ」と感心している気持ちも込められます。

これはon earthでも同じ使い方ができます

Who in the world is he?は、Who on earth is he?と言い換えができます。

日常会話において疑問の強調はよく使われますので、こういったカジュアルな表現をマスターしておくといいですね。

Point
①「疑問形+in the world」で「いったいぜんたい」の意味に。
②on earthでもin the worldとまったく同じ使い方ができる。
③all the time in the worldは「有り余る時間」。

75. seem to:感情を抑えて事実を伝える

例文:I seem to remember giving you instructions yesterday.
(昨日たしか説明書を渡したと思ったけど)

seem toは推測を表す表現です。

I seem to remember giving you instructions yesterday.と言っているときのシチュエーションを考えてみると、前日に説明書を渡しているにもかかわらず、相手にやり方を聞かれてしまい、「昨日渡したよね」と言いたいわけですよね。

そのときにseem toなしにI remember giving you instructions yesterday.だと、ちょっと責めているようなニュアンスで伝わる可能性もあります。

そこで便利なのがこのseem toという表現です。

「たしか~だったんじゃないかな」と、状況を相手にソフトに伝えることができるんです。

他にも、We seem to have some problems.(我々は問題を抱えているようです)のように、会議などで会社全体の懸念事項を述べるときにも使えます。

ズバッと「うちの会社には問題がある」と言うよりも、少し遠回しなニュアンスになります

プライベートでは、例えば友人の電話番号を忘れたときに、I seem to have lost your phone number.と言えば「番号がちょっと見当たらないんだ」という意味になり、「よく探したら出てくるかもしれない」とか、余韻を感じさせる言い方になります

他にも、seem to recall~で「~だったんじゃない?」と自分の記憶を控えめに表すときにも使えます。

例えばI seem to recall that he liked you when we were in high school.(高校時代、彼、あなたのこと好きだったんじゃないかな)のように言います。

一方で、can’tを伴うと、「どうしても~できない」という強い不可能を表します

I just can’t seem to beat him.(彼にはとても勝てる気がしない)のように使いますので、違いに注意してください。

Point
①seem toを使って「確か~だけど」とソフトに伝えられる。
②seem to recall~の形で自分の記憶を控えめに表現できる。
③can’t seem to~は「どうしても~できない」の意味に。

76. already:終わったことを明確に伝える

例文:I’m afraid she left already.
(残念ながら彼女はもう帰宅したよ)

alreadyは「すでに」という意味であり、なくても意味は伝わるのですが、人によってはI’m afraid she (has) left already.の略ととらえて、「彼女は退職して、もう働いていない」と解釈するのです。

ここにalreadyを付ければ、「今日はすでに帰宅してしまった。明日になったら会社に戻ってくる」というニュアンスになり、誤解が生じなくなります。

alreadyの基本イメージは「何かが完了した状態」。

alreadyを付けることで、彼女の帰宅という行為が完了した、という印象になるんです。

他にも例えば、It’s already 3:00!(もう3時だ)。

これはalreadyを付けることで、「気づかぬうちにもう3時になってしまった」という意味合いになり、「今は3時なんだ」という事実が強調されます。

まだあります。

enough alreadyで「もう十分だ」という意味になり、これだけでEnough already!(もういいよ、いい加減にして)と使うこともできますが、後ろに何か加えてEnough already with the excuses!(言い訳はうんざり)のように言うことができるのです。

alreadyは「すぐに、早く」という意味で、いらだちを表して使われることもあります。

例えば、Let’s go already!(もう早く行こうよ)、Tell me already!(早く教えてよ)、Come in already!(さあ早く入れよ)、Grow up already!(いい加減に大人になりなさい)、Get up already!(早く起きなさい)などです。

「何かが完了した状態」という基本イメージから派生して、幅広く使われるんです。

Point
①alreadyの基本イメージは「何かが完了した状態」。
②enough alreadyは「もう十分だ」という意味。
③alreadyは「すぐに、早く」の意味でいらだちを表すこともある。

77. a little:本当の気持ちを言いづらいときに

例文:I’m a little tired.
(ちょっと疲れたかな)

littleは「少ない」とか「小さい」という意味で、I love my little sister.(妹が大好きです)やI need a little more time.(そう少し時間が必要です)のように使いますね。

また、little by littleとすれば「少しずつ」という意味になります

I’ll try to remember little by little.(ちょっとずつ覚えるようにします)のように使います。

「少しずつ」つまり「コツコツと」といった意味合いです。

このlittleの「少し」というニュアンスをそのまま生かして、気持ちなどが「少し~」と言いたいときにもlittleを使えるんです。

日本語でも誰かに「疲れた?」と聞かれたとき、相手を心配させないように「ちょっとね」と言うことがありますよね。

そういうときに使えるのがI’m a little tired.のa littleです。

例えば、お店でショッピングをしていて、店員さんに「こちらはいかがでしょう?」などと言われて「高いなあ」「自分には派手すぎるなあ」と思ったら、It’s a little expensive.とかIt’s a little flashy for me.のように言えば、「ちょっと高いです」「ちょっと派手です」という意味になり、せっかく勧めてくれている相手の気分を害することなく伝えられるんです。

この表現はビジネスでも便利です。

例えば、上司が部下に、I’m a little worried about tomorrow’s presentation.と言えば「明日のプレゼンは大丈夫かな?」のようなニュアンスになり、準備している社員のモチベ―ションを下げずに、それでもちょっと心配していることを伝えることができます。

I’m a little hungry.という言い方なら、「お腹が少しすいたので、もしよろしければご飯にしませんか?」という感じで、食事したい気持ちをさりげなく伝えることができます。

Point
①a littleを使って、「少し~」と気持ちを控えめに表現。
②I’m a little tired.で相手を心配させずに「ちょっと疲れた」と言える。
③little by littleで「少しずつ」の意味に。

78. sounds:断言せずに感想を述べる

例文:Sounds great!
(かなりよさそうだね!)

Great!だけで「かなりいいね!」という意味を表し、ここにsoundsが付くと、「~のように聞こえる」という意味が加わります。

これを訳すと「かなりよさそうだね!」となります。

何かの話を聞いて、それがgreatとまでは断言できないが、その可能性がかなり高い、ということを表しています。

これは「三単現(三人称・単数・現在形)」のsです。

主語が省略されているのでわかりづらいですが、もともとはThat sounds great!でした。

それが短くなりSounds great!と使われるようになりました。

Sounds~の形は、Sounds great.以外にもたくさん使われます。

例えば、Sounds better.(よさそうだね)、Sounds interesting.(面白そうだね)、Sounds all right.(大丈夫そうだね)、Sounds familiar.(聞き覚えがありそうだね)、Sounds easy.(簡単そうだね)といった感じで、よく言います。

Sounds difficult.(難しそうだね)、Sounds strange.(どうも変だね)、Sounds crazy.(ばかげた感じだね)、Sounds awful.(ひどそうだね)、Sounds fishy.(うそっぽいな)などなど、会話では頻繁に使われます。

Sounds good!(よさげですね!)。

これとは違うsoundもご紹介しましょう。

soundは形容詞で、「健全な、正常な、確かな」といった意味になるんです。

A sound mind is found in a sound body.は、「健全な精神は健全な肉体に宿る」という意味のことわざです。

sound heartなら「丈夫な心臓」、sound adviceは「適切な助言」、sound sleepなら「安らかな眠り」という意味です。

Point
①Sounds~.で、可能性がかなり高いと思う感想を言える。
②Sounds~.はThat sounds~.。
③形容詞のsoundは「健全な」などの意味に。

79. sort of:はぐらかしワード(2)

例文:I sort of like him.
(私、彼のことちょっと好きかも)

I like him.にsort ofを付け足したフレーズなのですが、実は今回は簡単だと思います。

sort ofは以前にご紹介したkind ofと、まったく同じ使い方をするんです。

sort ofで「多少、いくらか」という言い方を表し、I sort of like him.を直訳すると「私は彼が少し好きです」となりますが、「ちょっと好きかも」と照れ隠しのようなニュアンスになるんです。

sort ofはイギリスっぽい表現ですが、意味はkind ofと変わりません。

他にもWe’re sort of dating.なら「私たちは軽くデートしている」という意味で、真剣なカップルではなく軽くお付き合いのデートをしている、ということがわかります。

I feel sort of embarrassed to say this to you.ならば「あなたに言うのはどうも気恥ずかしいのですが」です。

sort of embarrassedで「少し恥ずかしい」という意味になります。

名詞と一緒にa sort of~の形で使われることもあります。

これは「~のようなもの、~みたいな、どちらかと言えば~」といった意味です

We are doing a sort of working-sharing.は「私たちはワーキングシェアリング的なことをしている」という意味になります。

曖昧な言い方を好むという点では、英語も日本語も変わらないかもしれませんね。

また、sortは、kindと同様に「種類」という意味で使われることもよくあります

I don’t like that sort of fashion.は「そういうファッションは好きじゃない」という意味です。

Point
①sort of~ではっきりした言い方を避ける
②kind ofと使い方は同じだが、sort ofはイギリス英語っぽい。
③sortは「種類」という意味でもよく使われる。

80. sure:副詞としての使い方

例文:You sure are a good friend.
(君は間違いなくよい友達だ)

ここでのsureは「間違いなく、確かに」といった意味で、強調の副詞です。

このsureはbe動詞と一緒に使われることが多く、その場合はYou sure are a good friend.のように、主語とbe動詞の間に置かれます

他にも、例えばIt sure is quiet out here.ならば「ここは間違いなく静かだ」という意味ですし、It sure is windy today.ならば「今日は本当にひどい強風だ」となります。

That sure was a nice breakfast.は「本当に素晴らしい朝食だった」ですし、Summer sure is here.なら「すっかり夏らしくなってきた」となります。

You sure are weird.は「あなた、本当に変わり者ね」です。

be動詞以外との組み合わせでも使われます。

例えばShe sure has done a lot of business trips.なら「彼女はよくあちこち出張している」ですし、He’s sure got guts.ならば「彼はいい度胸しているね」となります。

「彼女は泳げるの?」と聞かれたらShe sure can!「もちろん泳げるさ」と答えることができます。

何かが間違いないと感じたときには、ぜひsureを使ってみてください。

また、sureは間投詞的に、一語で「もちろん」「気にしないで」という意味で使うこともあります

例えば、Can I borrow this?(これをお借りできますか?)と聞かれたときに、Sure.(もちろんです、どうぞ)と返すことができます。

また、Thank you.(どうも)などとお礼を言われたときの返事として、Sure.(いえいえ、構いませんよ)と使います。

Sure.とまったく同じ意味で、Sure thing.と言うこともできます

いずれもカジュアルな表現です。

Point
①sureは副詞として、「間違いなく、確かに」と意味を強める使い方がある。
②このsureはbe動詞と一緒に使われることが多いが、他の組み合わせも可能。
③Sure.やSure thing.と言えば間投詞的に「もちろん」の意味に。

ネイティブに伝わる英会話-Part 3-

ネイティブに伝わる英会話-Part 3-

41. toasty:ぬくもりを伝える
42. to spare:余裕な感じ
43. to tears:泣きたいほどの気持ち
44. totally:完全じゃなくても使える
45. up:残さずし尽くす
46. warm:心もあったかい
47. way:「はるかに」と強調
48. well:否定文でも肯定文でも大活躍
49. fully:さりげなく自慢
50. good enough:とりたててよくはない
51. get:そこに近づいている状態を表す
52. guess:言いたいことを濁す
53. go ahead and:遠慮なくどうぞ
54. honest:ミスしたときに使える言葉
55. heavy:感情の重さも示す
56. indeed:気持ちを倍増
57. in ages:感情的な「久しぶり」
58. in particular:ピンポイントで聞いて漠然と答える
59. definite:はっきりくっきり
60. dear:家族にピッタリ!

41. toasty:ぬくもりを伝える

例文:My feet feel so warm and toasty in these socks.
(この靴下を履くと足が暖かくて気持ちいいわ)

toasyはどういう意味でしょうか。

私たちが毎日食べている「トースト」(toast)から連想できるように、「心地よいあたたかさ」を指して使います

この文のように、warm and toasty(あたたかくて心地よい)という形でよく使われます

例えば、「毛布にくるまってあたたかくて心地よかった」はI was warm and toasty under the blankets.となりますし、「彼の家の部屋はすべてあたたかくて気持ちよかった」Every room in his house was warm and toasty.と言うことができます。

体温や室温ではなく、気分のあたたかさを伝えることもできます

Drinking hot chocolate makes me feel warm and toasty.(ホットチョコレートを飲むとあたたかい気持ちになる)のように使います。

もちろんtoastyだけで使うこともできます

例えば、We’re serving a toasty breakfast.は「あたたかい朝食をお出しします」、The warm gloves kept my hands toasty.は「そのあたたかな手袋が手を快適に保ってくれた」です。

でも、toastyの元になったtoastのほうは、実はいいイメージだけではありません。

スラングで「ダメになる」という意味があるのです。

何か失敗してしまったときにI’m toast!と言うことがあります。

「やっちまった!」「おしまいだ」というニュアンスです。

Cathy saw you with another girl yesterday.(キャシーはあなたが他の女の子といるのを昨日見たみたいよ)と言われたときに、I’m toast!(ヤバい!)といった感じで使います。

Point
①warm and toastyで「あたたかくて心地よい」の意味。
②toasty単独でも「あたたかな」の意味になる。
③I’m toast!はスラングで「やっちまった!」のニュアンス。

42. to spare:余裕な感じ

例文:He has a lot of money to spare.
(彼には自由に使えるお金がたくさんある)

He has a lot of money.は「彼はお金をたくさん持っている」です。

では、この後にto spareが付くとどう変わるかわかりますか?

日本語でも使う「スペアタイヤ」(spare tire)は「予備のタイヤ」、つまり「いざというときのために使わずにとっておくタイヤ」のことです。

ちなみにspare keyは「予備のカギ」、spare clothesだと「予備の服」。

濡れたときのために念のために持っていくような服のことです。

money to spareで「使わずにとっておける、自由になるお金」という意味です。

例えば、I have time to spare now.なら「今時間に余裕あるよ」という意味です。

相手に「今少し時間ある?」と聞きたいときにはHave you got a minute to spare?と言うといいでしょう。

せっかくですので、使うともっとかっこいい表現をお教えしましょう。

I’ll finish the job with time to spare.は「時間に余裕をもって仕事を終わらせます」という意味です。

ついでにもう1つ、spareを使ったspare~(人) the trouble(~の手間を省く)という表現も覚えておきましょう。

例えば、You should spare yourself the trouble and just get a new car.で「(修理などの)手間がかかることはせずに、新しい車を買ったほうがいいよ」という意味です。

Point
①money to spareで「自由に使えるお金」の意味。
②time to spareは「自由に使える時間」。
③spare~(人) the troubleで「~の手間を省く」。

43. to tears:泣きたいほどの気持ち

例文:The play bored me to tears.
(その芝居はすごく退屈だった)

まずThe play bored me.ですが、boreは「~を退屈させる」という意味の動詞です。

ですからこの文を直訳すると、「その芝居は私を退屈させた」となります。

to tearsを付けると「涙が出るほど退屈だ」、つまり「すごく退屈だ」という意味になるんです。

例えば、講義がすごくつまらなかったときにはThe lecture bored us to tears.となりますし、休日なんかにすごくヒマを持て余しているときにはI’m bored to tears.と言うこともできます。

他の使い方もあります。

例えば、「彼女は美しい歌を聴いて泣くほど感動した」はShe was moved to tears by the beautiful song.ですし、「面白いジョークで涙を流すほど笑った」はA good joke made me laugh to tears.です。

たった一言足すだけで、フレーズが色づいていくのを実感してもらえたらうれしいです。

さて、ここまではすべて「泣くほど」と比喩的にtearsを使っていますが、実際に「涙を流す」表現もいくつかご紹介しましょう。

まず、reduce ~(人) to tearsで「~に涙を流させる、~を泣かせる」

これは、The touching story reduced me to tears.(感動的な話で泣いてしまった)などのように使います。

それから、close to tearsは「泣きそうな」「涙ぐんだ」という意味です。

John was close to tears when his supervisor yelled at him.で「上司が怒鳴りつけたときジョンは泣きそうになった」です。

逆に、思いっきり泣いたときには、surrender oneself to~(~に身を任せる)と言う表現を使い、He surrendered himself to tears.(彼は号泣した)のように言います。

Point
①to tearsを付けて「涙が出るほど」と比喩的に表現できる。
②reduce~(人) to tearsで「~に涙を流させる、~を泣かせる」。
③close to tearsは「泣きそうな」の意味。

44. totally:完全じゃなくても使える

例文:You look totally gorgeous in that dress.
(そのドレスを着るとすごくきれいだね)

今回はtotallyです。

You look totally gorgeous in that dress.の中ではtotallyがどんな働きをしているか想像つきますか?

元の単語はtotalで「合計」とか「全体の」といった意味です。

副詞のtotallyは「全体的に、完全に」といった意味で、そこから強調の言葉として、「すごく、とても」という意味でも使われるのです。

この文では、totallyはgorgeousを修飾しています。

gorgeousはほめ言葉でよく使われ、「美しい、かっこいい」という意味です。

他にも、Your idea is totally brilliant.(君のアイデアはまったく素晴らしい)とか、My wife totally hates spiders.(うちの妻はとにかくクモが嫌い)などと使えます。

I’m totally in love with her.は「僕は彼女に超夢中」です。

もちろん、totallyは元の「完全に、まったく」という意味でもよく使います

例えば、奥さんが旦那さんの誕生日を一瞬たりとも思い出さなかったらI’ve totally forgotten about his birthday,(彼の誕生日を完全に忘れていた)となりますし、1セントも手元にないときにはI can’t go out because I’m totally broke.(まったくお金がないので外出できないよ)なんて言うこともできます。

口語では、Totally!と返事をすれば、これで「賛成」という意味になるんですね。

特に、強く賛成するときに使います。

I totally agree.(完全に賛成です)と同じ意味です。

Point
①totallyは強調の言葉として「すごく」の意味も表す。
②強調の意味でも「完全に」の意味でもtotallyはよく使われる。
③口語ではTotally!の一語で、相手の言葉に対して「賛成」の意味を表す。

45. up:残さずし尽くす

例文:Eat up your dessert so we can go.
(デザートを全部食べて。そしたら行けるから)

upを付けずに、Eat your dessert so we can go.としてもこの文は成り立ちます。

直訳すれば、「デザートを食べなさい。そしたら私たちは行くことができます」ですね。

upを付けるか付けないか、実はネイティブでも使い分けを明確に意識しないことがあるのですが、upには「何かが完全になった」というニュアンスがあります

ですからeat upと言うと、「平らげる」という意味になるんです。

例えば、ご飯も食べずに遊びに行こうとしている子供に「朝食を平らげちゃいなさい」なんて言いたいときには、Eat up your breakfast!となります。

eat upには、他にも「夢中になる」という意味があり、例えばI ate up every word she said.(彼女の話に聞き入った)などと言うことができます。

あるいは、他のことを考えられないほどの嫉妬心を表現するときに、I was eaten up with jealousy.(私は嫉妬心に取りつかれていた)などと言います。

他にも、「ガソリンを満タンにしてください」と言うときにはFill it up, please.ですし、Finish up your drink, please.は、一緒に飲んでいる友達に「飲み切っちゃってよ」という意味、Drink up!は「一気!」です。

be動詞と一緒に使うと、upは「尽きた、終わった」の意味を表します。

よく使われるのがTime’s up!で、これは「時間切れ!」ということですね。

他にもHis chances are up.(彼はもうチャンスが尽きた(見込みがない))、This game is up.(もう終わりだ(万事休す))、My paid leave is up.(有給休暇を使い果たしてしまった)などのように使います。

もうおわかりのようですね。

Wrap it up today.(今日はここまで)

Point
①eat upで「残さず平らげる」という意味に。
②upを付けると「完全に~する」のニュアンスが加わる。
③upはbe動詞と一緒に使うと「尽きた、終わった」の意味に。

46. warm:心もあったかい

例文:Thank you for the warm welcome.
(あたたかい歓迎をありがとうございます)

warmは「心地のよいあたたかさ」を意味します。

いろいろな使われ方をしますが、この文のように、「心のあたたかさ」を表して使われることもよくあります。

例えば、「彼はあたたかい心の持ち主だ」はHe has a warm heart.となりますし、「お客さんをあたたかく迎えましょう」と言うときにはPlease give a warm welcome to our guests.がいいでしょう。

誰かが昇進したことを心からお祝いしたいときにはPlease accept my warmest congratulations on your promotion.(ご昇進、本当におめでとうございます)と言うことができます。

よく使うフレーズでPass my warm regards on to~(人)(~によろしく)というものがあり、Pass my warm regards on to your wife.(奥さんによろしく伝えてね)なんて言ったりします。

他にも、赤、黄、オレンジといった暖色をwarm colorと言いますし、「激しい議論」ならばwarm debate、「熱烈な支持者」はwarm supporterなどと言ったりします。

よく「ハートウォーミング」という言葉を聞きますが、I heard heartwarming news this morning.(朝から心あたたまるニュースを聞いた)のように使いますよ。

warmにはもう1つ面白い使い方があります。

「何かに近づいている」ということを表現するのに使われるのです。

例えば、We haven’t found the solution, but we’re getting warm.は「解決策は見つけていないが、近づいているよ」という意味です。

クイズなどで正解に近づいてきたときにはYou are getting warm.と言うことができます。

Point
①warmは「心地のよいあたたかさ」を表す言葉。
②warmを付けると心を込めて相手に伝えられる。
③warmで「何かに近づいている」ことも表せる。

47. way:「はるかに」と強調

例文:He’s way more prepared than I.
(彼は私よりはるかに準備している)

このwayは「はるかに、ずっと、かなり」という強調の言葉で、ここでは比較級moreにかかっています。

例えば、The box was way too heavy.(その箱は重すぎた)、She is a friend from way back.(彼女はずっと昔からの友人です)、Her speech was way too long.(彼女のスピーチは長すぎた)などのように使います。

このway tooは、way単独よりもさらに強調した言い方です。

また、way above~(人)’s headで「人の理解をはるかに超えている」という意味がありますので、His guitar skills are way above my head.と言ったら、「彼はものすごいギターの技術を持っている」という意味になります。

あまり日本人は使わない表現ですが、とても便利です。

他にも、「制限速度をはるかに上回って運転していた」は I was driving way above the speed limit.ですし、子供に「もう寝る時間をとっくに過ぎているよ」と言いたいときはIt’s way past your bedtime.が使えます。

どんな場面で使っても大丈夫です。

例えばway off targetで「かなり的外れの」という意味ですので、見積もりが見当違いの額になっていたらTheir estimate was way off target.(彼らの見積もりはとんでもない額だった)と言うことができます。

Point
①wayは「はるかに」と強調の意味で使われることがある。
②way tooはwayをさらに強めた言い方。
③way off targetで「かなり的外れの」という意味。

48. well:否定文でも肯定文でも大活躍

例文:I can’t hear you well.
(よく聞き取れないのですが)

I can’t hear you.は、相手の言葉が全然聞き取れないという意味です。

ここでのwellは「十分に」という意味で使われていて、「あなたの言っていることの一部は聞き取れるが十分には聞き取れない」というニュアンスになるんです。

not wellの形で、「100%ダメじゃないけど、十分ではない」という意味になるんです。

例えば、I can’t see well without glasses.(眼鏡なしにはよく見えない)とか、I couldn’t sleep well last night.(昨夜はよく眠れなかった)というふうに使います。

I can’t hear you well.の場合は、「まったく聞こえない」というストレートな表現をやわらげる働きもしているんです。

もちろん肯定文でもwellはよく使われます。

例えば、「手をしっかり洗いなさい」はWash your hands well.となりますし、「食べ物をよく噛んで食べなさい」というときにはChew your food well.です。

仕事などで「それはやる価値が十分ある」と言うときにはIt is well worth trying.となります。

どんどん使ってwellに慣れ親しむといいと思います。

また、wellは、他の単語とつながって、「よく~」「十分に~」の意味を表します

例えばwell-behavedは「行儀のよい」という意味で、My child is very well-behaved.(うちの子はとてもお行儀がよいのです)などと使われます。

他にも、「製品に精通している営業担当者」はa well-informed salesperson、「広く名前の知られている俳優」はa well-known actorなど、多くの表現があります。

Point
①wellは「よく」「十分に」の意味を表す副詞。
②not wellで「100%ダメじゃないけど、十分ではない」のニュアンス。
③well-~の形で「よく~」の意味を表すことがある。

49. fully:さりげなく自慢

例文:My company fully supports working from home.
(うちの会社は自宅勤務を全面的に支援してくれる)

会話ではよく、相手の言うことに十分納得したときに、I fully understand.(よくわかりました)やI fully agree with you.(まったく賛成です)と言います。

fullyは「十分に」「完全に」という意味ですので、イコール「100%」と置き換えて考えればOKです。

All purchases are fully insured.だと、「購入した商品は100%保険付き」ということになります。

fullyなしで、My company supports working from home.だと、「うちの会社では自宅勤務が支援されている」という意味ですが、fullyが入ることで、「十分にサポートされている」という意味になり、「全面的にサポートされていていいでしょう?」というニュアンスが加わるのです。

「うちの会社、待遇いいでしょう」というニュアンスです。

他にも、例えばOur laboratory is fully equipped with the latest machinery.だと「うちの研究所は最新の機器が完備されています」という意味になり、「最新機器が完全にそろっている」ということが強調されています。

もちろん、fullyはいいことや自慢したいときにだけ使うわけではありません。

We’re fully booked.という表現はおわかりですか?

もちろんbookは「本」のことですが、動詞で「予約する」という意味も持ちます。

ですから、fully bookedで、「予約でいっぱいの」という意味になるんです。

Sorry. We’re fully booked.(申し訳ありませんが、予約でいっぱいです)は、ホテルや空港、レストランの従業員などがよく使う表現です。

Point
①fullyはイコール「100%」。
②fullyを使って「すごいでしょう」とさりげなく自慢できる。
③fully bookedは「予約でいっぱい」の意味。

50. good enough:とりたててよくはない

例文:Your proposal isn’t good enough.
(あなたの企画書はいまひとつです)

微妙なニュアンスなので、初めて聞くとちょっと戸惑うかもしれません。

まず、good enoughは「まあ十分」といったニュアンスで、何かが「許容できる」と言うときに使います

実はそこがちょっとトリッキーなところで、「最高というわけではないけれど、事は足りるだろう」というときに使われるのです。

感覚的には「まあ、いいんじゃない?」くらいの意味になります。

「まあ、それでいいか」と、妥協したようなニュアンスで使われることが多いです。

否定形の場合は「不十分」という意味になります。

「完成にはもうひとつ」「気に入るまでには至らない」といったニュアンスで使われます。

例えば、good enough reasonは「まずまず十分な理由」という意味で、That’s not a good enough reason to be absent.は「それは欠席するのにあまり十分な理由ではない」ということを表します。

good enoughだと「まあ十分」、not good enoughだと「もうひとつ」というニュアンスをよく覚えておくといいでしょう。

goodはもちろん、文字通りに「いいね!」と言いたいときにも使えます。

例えば、Good for you.は「よかったね」という意味です。

直訳すれば「あなたにとっていいこと」、つまり。相手に何かいいことがあったときに「よかったねえ」という感じで使う表現です。

Good for him/her.(彼/彼女、よかったね)のように、第三者にも使うことができます。

おめでたいニュースなどを聞いたときに「よかったね!」と思わず口をついて出るようなフレーズです。

Point
①good enoughは妥協したようなニュアンスで使われる。
②not good enoughは「不十分」で、「もうひとつ(足りない)」というニュアンス。
③Good for you.は相手に「よかったね」と言うときのフレーズ。

51. get:そこに近づいている状態を表す

例文:Are you getting hungry?
(お腹すいてきたんじゃない?)

getを制する者は英語を制すると言っても過言ではないくらい、getは日常英会話において、重要な動詞です。

実は、get=手に入れる、と覚えてしまうと、幅広い意味でのニュアンスがつかみにくくなってしまうんです。

基本的に、getには「到達」という意味があることを覚えておいてください。

例えば、How did you get there?だと「そこへはどのように行きましたか?」という意味になります。

getは、この「到達」という基本的な意味から、「物事がそういう状態に到達しつつある」といったニュアンスで使うことがあります

そこから考えると、Are you getting hungry?のgetting hungryは、「お腹がすくという方向に向かっている」、つまり「お腹がすいてきた」という意味です。

Are you hungry?(お腹すいた?)とストレートに聞くよりも、gettingを加えることで、「そろそろお腹すいてきたんじゃない?」と少しソフトな感じになるんです。

他にも、結婚式を控えている友人に、Are you getting nervous?(いよいよ緊張してきたんじゃない?)のように使ったりします。

getを入れることで、「そろそろそうなんじゃない?」と決めつけない感じで聞くことができます。

Are you getting hungry?は、人を食事に誘ったり、遊びに来た友人たちにお腹の具合を聞くのにぴったりの表現なんです。

I’m getting hungry.と言う場合は、「そろそろお腹すいてきたー」と、ご飯を食べたいことをさりげなく伝えているようなイメージです。

I’m hungry.だと「私はお腹がすいているんだ」と強く主張しているように聞こえてしまうこともあるわけです。

Point
①getは「到達」というイメージでとらえるとよい。
②gettingを加えることでソフトに尋ねることができる。
③Are you getting hungry?は人を食事に誘うときにも便利な表現。

52. guess:言いたいことを濁す

例文:I guess I said too much last night.
(昨夜は言いすぎだったね)

guessは「100%の根拠はないけれど、そう思う」と言うときに使います。

相手に何かを聞かれてI guess so.と言ったら「たぶんそうじゃない?」というニュアンスで、感覚的には50~60%くらいの確信があるときに使います。

もちろん個人によってばらつきがありますが、私の感覚ではそのくらいです。

「~だと思う」のthink~に対して、I guess~は「~だったかな」とちょっと濁すような感じで使います

ですから、I guess I said too much last night.の場合、相手に「そんなことないよ」と言ってもらいたい気持ちが込められています。

他にも、カンカンに怒る相手に対し、I guess I should apologize to you.(謝ったほうがよさそうだね)と、ちょっと遠回しに言ったりします。

I guess I like you.(君のことが好きみたい)などと言うように、いい感情を表すときにも使います。

でも、これも照れ隠しの表現ですし、シャイな人や気も強いタイプの人が素直な気持ちを言えないときに使うケースが多いですね。

I guess we are meant to be back together.とすれば、別れた恋人や配偶者にはっきりと「ヨリを戻して」と言えないときに、「ヨリを戻したほうがいいんじゃないかな」と遠回しに伝える感じです。

Guess what?という表現もよく使います。

これは、誰かに話しかけるときに、「何だと思う?」とちょっともったいぶって切り出すときに使います

特に親しい間柄で、相手が驚くようなニュースを話す前に付け加えることが多いフレーズです。

A:Guess what?(ねえ、当ててみて)
B:What?(何よ?)
A:Finally, Josh proposed to me!(私、とうとうジョシュにプロポーズされた!)

Point
①I guess so.は確信度低めの「たぶんそう思う」。
②I guess~で素直に言えない気持ちを遠回しに伝えられる。
③Guess what?は「何だと思う?」ともったいぶって切り出す表現。

53. go ahead and:遠慮なくどうぞ

例文:Please go ahead and take a break.
(遠慮なく休んでくださいね)

go aheadは人に「どうぞ」と道や順番を譲ったり、誰かに何かを頼まれて快諾したりするときの表現です。

例えばCan I use your car?(車使っていい?)と聞かれた場合には、Yeah, go ahead.「もちろん、どうぞ」というように使います。

もともとgo aheadには「前進する」という意味がありますので、「進んで~してください」と、相手に何かを積極的にするように促す一言になるんです。

go ahead andの後に続く動作を「遠慮なくしてください」と言っているわけです。

また、Go ahead and help yourself.は、家に招待した客に料理などを「遠慮なく取り分けてくださいね」と勧める表現です。

Please go ahead and start eating and drinking.(遠慮なく飲んで食べてくださいね)という言い方もできますね。

では、Go ahead and make yourself at home.の意味はわかりますか?

make yourself at homeは、直訳すると「家だと思って過ごしてください」です。

この文全体で、「どうぞくつろいでください」と、お客さんを歓迎するときに使える一言なんです。

もちろんビジネスでも使えます。

Please go ahead and take a break.は何かを作業をしている部下に「遠慮なく休憩してね」と言いたいときに使えるフレーズですし、ちょっと会議なんかに遅れそうなときには、Go ahead and start without me.(私抜きで始めていてください)のように使ったりもします。

Go ahead and use this expression!(どうぞ遠慮なくこの表現を使ってくださいね!)

Point
①go aheadは「どうぞ」と譲ったり快諾するときの表現。
②go ahead and~で「遠慮なく~してください」の意味に。
③go ahead and~は他人をもてなしたり気遣ったりするときに最適。

54. honest:ミスしたときに使える言葉

例文:I made an honest mistake, and I’m sorry.
(うっかりミスでした、すみません)

基本的にはhonestは、He’s the most honest person I’ve ever met.(彼はこれまで会った誰よりも正直な人だ)のように使います。

ただ、I made an honest mistake.というフレーズの場合、honestをそのまま「正直な」と訳してもニュアンスはわかりづらいかもしれません。

実は、honestには「単純な」という意味もあるのです。

ミスが軽いものだった、ということを言いたいときに使えるんです。

I made a mistake.と言うと、「間違いを犯してしまった」と、深刻で、致命的なミスのような印象を与えてしまいます。

ここにhonestを加えることで「ちょっとしたうっかりミスなので、次はもうやりません」のような意味が込められるんです。

また、誰かが失敗をして落ち込んでいるときにはDon’t worry, it was an honest mistake.と言えば、「大したミスじゃないから心配するな」と、慰める一言になります。

honestの本来の意味に戻って、もう1つ、make an honest livingという表現を覚えておきましょう。

make an honest livingで「まっとうに暮らす」という意味になります。

He used to be a thief, but he makes an honest living these days.(彼は泥棒だったが、今は堅気の生活を送っている)のように使います。

Point
①honestには「単純な」という意味もある。
②honest mistakeで「ちょっとしたうっかりミス」の意味に。
③make an honest livingは「まっとうに暮らす」。

55. heavy:感情の重さも示す

例文:When he left, it was a heavy loss for us.
(彼が去って、私たちは大変な思いをした)

heavy lossのlossは、日本語にもなっている「ロス」のことです。

つまり、「損失」という意味です。

heavyはもともと「重い」という意味ですが、程度の激しさを表すこともあります

例えばheavy rainやheavy snowと言ったら、それぞれ「大雨」「大雪」のことです。

他にもheavy user(ヘビーユーザー)という言葉はおなじみですよね。

When he left, it was a heavy loss for us.という文からheavyを抜いてしまうと、「彼がいなくなったことは、うちの会社の損失だ」というくらいの意味です。

heavyが入ることで、彼にしかできないことがあって、残された人はとても困っている、という状態がイメージできるのです。

彼に辞められたことにより、かなりの痛手を負っている、というニュアンスです。

同じ文で、前半をWhen he passed away,(彼が亡くなって)にすると、大切な人が亡くなって、残された家族や友人はとても大きな喪失感を抱いている、というニュアンスになります。

heavyはいろいろな場合に使えるので、ニュアンスをつかんでおくと便利です。

例えば、This job is too heavy for me.と言ったら、「この仕事は私には荷が重すぎる」という意味になります。

必ずというわけではないですけど、どちらかというと、「重たくてきつい」のようなニュアンスで使われることが多いです。

I’m on a heavy diet.だと、「きついダイエットをしている」です。

また、heavy heartとすれば「落ち込んだ心」「ふさいだ心」を表します。

She looks like she has a heavy heart.で、「彼女は落ち込んでいるみたい」という意味です。

Point
①「重い」のheavyを使って程度の激しさを表せる。
②heavy lossは「大損害」、heavy rainは「大雨」、heavy snowは「大雪」。
③heavy heartは「落ち込んだ心」を表す。

56. indeed:気持ちを倍増

例文:It was a good bargain indeed.
(本当にいい買い物だったね)

indeedは「本当に」と強調して使われる言葉です。

It was a good bargain indeed.では、good bargainだけでも「よい買い物」という意味があるのですが、それをindeedでさらに強調することで、「本当にいいものが買えてラッキー!」と、かなり満足気な気持ちを表しています。

他にも、底抜けのお人好しっていうくらい優しい人に対して、You are indeed a kind person.(あなたは本当に親切な人ね)と言ったり、以前からどうしても会いたかった人にIt’s indeed an honor to meet you.(お会いできて大変光栄です)と言ったりできます。

Thank you very much indeed.で「本当にどうもありがとう」といった感じになります。

また、Indeed.の一言で、相手に「まったくだ」という意味で、相づちのように使うこともあります

例えば、They are a perfect match.(彼ら、お似合いね)に対して、Yes, indeed!と言ったら、「まったくその通りだね!」という意味になります。

他にも簡潔な表現として、I did indeed.というのもあります。

これは「もちろん」と答えるときに使います。

例えば、Did you know her boyfriend?(あの子の彼氏、知ってたの?)と聞かれて、I did indeed.と言えば、「もちろん知ってたわ」という意味になります。

Point
①indeedは「本当に~」と強調する言葉。
②Thank you very much indeed.で「本当にどうもありがとう」。
③Indeed.で「まったくだ」と相づちのように使える。

57. in ages:感情的な「久しぶり」

例文:I haven’t played this game in ages.
(このゲーム、久しぶりだなあ)

ageには「年齢」の他に、「時代」「時期」という意味があります。

ディズニー映画の『アイス・エイジ』(Ice Age)は「氷河期」という意味です。

in agesで「長い間」「長期間」という意味になります。

久しぶりに何かをするときに使います。

I haven’t played this game in ages.という文の場合は、「長い間~していない」つまり、そのゲームを「久しぶりにやった」ということを表すために使われています。

他にも、久しぶりに会う人に、I haven’t seen you in ages.と言ったら、「お久しぶりですね」という意味になるんです。

もっと簡潔に、It’s been ages.と言ってもOKです。

では、「長期間」ということは、10年など、だいぶ会っていない人にしか使えないのでしょうか。

そういうわけではありません。

例えば、毎日見かける同僚を3日見なかった、という場合にも使えます。

「久しぶりに会えてうれしい」「会えなくて寂しかった」という気持ちをオーバーに伝える表現なんです。

久しぶりに会って、感動している気持ちが伝わります。

他にも、This is the most fun I’ve had in ages.と言ったら、残業続きで仕事ばかりだった人がやっと出かけられたようなときに、「これ、久しぶりにすごく楽しい!」という意味になります。

inの代わりにforを使ってもOKです。

agesを使ったages agoという表現もご紹介しましょう。

これは、「ずっと前に」「大昔」という意味で、I saw this movie ages ago.は「この映画、ずっと前に見た」ということです。

誰かとの会話において「とっくに~したよ」のようなニュアンスで使います。

Point
①ageには「年齢」のほか「時代」「時期」の意味がある。
②in agesやforagesで「長い間」という意味に。
③not in ages(長い間~していない)で「久しぶりに~した」を表せる。

58. in particular:ピンポイントで聞いて漠然と答える

例文:I’m not looking for anything in particular.
(特に探し物があるわけではないんです)

particularは「特定の」という意味の形容詞で、This kind of dog needs particular care.(この犬種は特別なケアが必要です)のように使います。

in particularは「特に」という意味を表します。

例えばShe recommended one book in particular.は、「彼女は1冊の本を特に勧めた」という意味です。

この表現が便利なのは、相手の答えを限定して聞き出したいときです。

例えば、親がクリスマスの時期に子供に向かってDo you want anything in particular?(何か特に欲しいものはある?)と使ったりします。

ざっくりした情報ではなく、かなり限定された答えを知ることができます。

そして、これを否定文で使うと「特に~はない」という意味になります

I’m not looking for anything in particular.は、お店などで「何かお探しのものはございますか?」のように聞かれたときに、特にないときの返答に使えます。

他にもWhat is your favorite food?(好きな食べ物ある?)と聞かれたときに、Nothing in particular.で「特にありません」と答えられます。

in particularは、相手からピンポイントの答えを引き出せる一方で、not in particularの形にして漠然と答えることができるんです。

Do you like natto?(納豆は好きですか?)などと聞かれたとき、「特には…」と言いたいならNot in particular.となります。

似た表現にNothing special.(特別なことはない)というものがありますが、これはAnything new?(最近どう?)などと聞かれて、特に変わったことがなければNothing special.と言います。

また、particularには「好みがうるさい」という意味もあります。

particular about~で「~にこだわる」です。

例えば、He’s particular about jeans.だと「彼はデニムにうるさい」というニュアンスになります。

自分が特にこだわらない人間であれば、I’m not particular about anything.(私は特にこだわりのない人間です)のように言うことができます。

Point
①in particularを使えば限定した答えを引き出せる
②not in particularで「特には…」と漠然とした答え方になる。
③particular about~で「~にこだわる」の意味。

59. definite:はっきりくっきり

例文:You should set a definite goal for losing weight.
(ダイエットの明確な目標を立てた方がいいよ)

definiteの副詞definitelyは「もちろん」という意味で、Definitely yes.の形で、「(答えは)もちろんイエスです」と答えられる、と習ったことがあるのではないでしょうか。

definiteはその形容詞で、「明確な」「間違いない」という意味です。

a definite goalは「明確な目標」です。

goal(目標)にdefiniteを付けることで、単なる目標ではなく、具体的で、「必ず達成するぞ!」という気持ちがこもった目標になるんです。

他にも例えば、「彼女は明確な答えをくれなかった」と言うときはShe didn’t give me a definite answer.ですし、「仕事の確実なオファーをもらった」と言うときはI’ve got a definite job offer.となります。

特に付けなくても通じる文でも、definiteを付けることによって相手によりはっきりと伝わることがあります

例えば、I have a definite feeling that things will get better.(状況がだんだんよくなりそうな強い予感がする)という文では、definiteが付いていることで、その「予感」が「確信」に近いものであることが伝わります。

何か明確なこと、確実なことを伝えたいときには、ぜひ使ってみてください。

また、先ほどDefinitely yes.(もちろんイエスです)が出ましたが、形容詞のdefiniteもyesやnoに付けることができます。

definite yesで「明確なイエス」、definite noは「明確なノー」です。

The answer is a definite no.とすれば、「答えは間違いなくノーです」という意味です。

さらに、会話ではdefinite maybeという言い方もします

「間違いない」「おそらく」という、意味が相反する2つの言葉をくっつけて使っているわけです。

例えば、誰かがパーティーに行くとも行かないとも言わないときに、冗談交じりにShe is a definite maybe for the party.(彼女はきっとたぶん来るみたいだよ)ということができます。

Point
①definiteは「明確な」という意味の形容詞。
②a definite goalは「具体的で気持ちのこもった目標」。
③The answer is a definite no.で「答えは、間違いなくノーです」。

60. dear:家族にピッタリ!

例文:This is my dear mother.
(こちらが私の愛する母親です)

dearには「親愛な」「大事な」といった意味があります。

そこから、手紙の書き出しで、決まり文句として使われるようになりました。

dearには「心の中で大事にしている」という意味合いがあります。

だから家族を表現するのにピッタリなんです。

This is my mother.は、単に「この人が母親です」と言っているだけですが、This is my dear mother.ということで、「すごく大事な母親」という気持ちが加わります。

他にも例えば、My dear husband(愛する夫)、my dear wife(愛する妻)、my dear grandmother(愛する祖母)などと使います。

my dear cat(愛する猫)やmy dear friend(愛する友人)と言うこともできますよ。

日本人は、他人と話すときに身内の人を低く言うことが多いですので、ぜひ使ってみてください。

他にdear toという言い方もあります。

例えば、「彼は私にとって愛おしい存在です」はHe’s very dear to me.です。

これはイギリス英語っぽい表現です。

また、dearは、「おや」「まあ」といた意味で使われることもあります

Oh, dear!は、何かとんでもないことが起きたときに「大変だ」といった意味でよく使われる表現です。

Point
①dearには「心の中で大事にしている」というニュアンスがある。
②dear to~で「~にとって愛おしい」の意味。
③Oh, dear!はとんでもないことが起きたときに「大変だ」の意味でよく使われる。

ネイティブに伝わる英会話-Part 2-

ネイティブに伝わる英会話-Part 2-

21. big fat:「肉厚な状態」を表す
22. crazy:いい意味にも悪い意味にも
23. do:「信じてほしい」の気持ちを込めて
24. even:相手のばかげた行動を阻止!
25. entirely:丸投げしたいときに
26. for me:さらに丁寧に
27. feeling:気持ちをソフトに伝えたい
28. deepest:心の底から気持ちを伝える
29. I’m afraid:相手のショックをやわらげる
30. alone:そっとしておいてほしいときに
31. always:「習慣」を際立たせる
32. and on:ちょっとうんざり?
33. short and sweet:簡潔な褒め言葉
34. awfully:いろんな場面で使う強調感
35. by any chance:ひょっとしてひょっとする
36. clear:何もない状態
37. crystal:水晶のような透明感
38. half:「半分」でさまざまに表現
39. highly:度が過ぎる
40. ice-cold:氷のように冷たい

21. big fat:「肉厚な状態」を表す

例文:We ordered a big fat pizza.
(私たちは分厚いピザを頼んだ)

fatは名詞としては「脂肪」という意味があることから、太っている人に対して侮辱的に使うことがあります。

また、洋服などの試着において、Do I look fat in this dress?(このワンピだと太って見える?)と連れ合いに尋ねたりするときにも使います。

しかし、big fatで「物が肉厚な状態」であることを表すときにも使います

分厚い手紙や大きくて太い文字をbig fat letterと言ったり、分厚い辞書をbig fat dictionaryと言ったりします。

また、big fatには「どでかい」など、度が過ぎた状態を表すニュアンスがありますので、big fat lieで「真っ赤なウソ」、big fat kissで「激しいキス」という意味になります。

そういえば、ギリシャの大掛かりでドタバタな結婚式を描いた『My Big Fat Greek Wedding』というコメディ映画がありました。

My husband is a big fat idiot!(うちの旦那は大馬鹿よ!)のように、人の性質などが常識外であることを表すときに使うことがあります

ちょっと「桁外れ」のようなニュアンスがありますね。

オーバーに表現したいときに便利な表現です。

いいことでは、例えばIt was a big fat party.と言えば、内容が充実したパーティーだった、という意味になります。

また、fat chanceは文字通りに訳せば「太ったチャンス」なので、一見チャンスが高いことを表しそうですが、実は「見込みがない」というときに使います。

例えば、Maybe we can get premium tickets!(プレミアムチケットが手に入るかもしれないよ!)と言われて、そんなはずはないと思ったら、Fat chance!(まさか!)と答えたりします。

fatの反対語のslim(細い)を使ってslim chanceとしても、「見込みがない」という意味になりますので、ややこしいですね。

Point
①big fatで「物が肉厚な状態」を表す。
②big fatは物事や人間の性質が桁外れであることも表す。
③fat chanceは「見込みがない」と言うときに使う語。

22. crazy:いい意味にも悪い意味にも

例文:I’m crazy busy today!
(今日は超忙しい!)

crazyは「狂っている」、名詞だと「狂っている人」「変人」という意味です。

ただスラングでは「とても」「ものすごく」と程度を表す働きもするんです。

crazyを入れることで、「今日はとても忙しい!」と焦っている様子が相手に伝わります。

また、ちょっとややこしいのですが、crazyは単体でも「忙しい」という意味を含みますので、It’s been crazy these days.(ここのところバタバタしてて)のように使ったりもします。

ただしcrazyはいい意味でも使います

例えば、This chicken is crazy food!という言い方ができます。

「このチキン、とても美味しい」ということですが、もうちょっとニュアンスを込めて訳すと、「超うま」とか「めちゃうま」とか、かなりカジュアルな感じになります。

ネイティブの間でも、家族や親しい友人同士の会話でよく使われる言い方です。

I got a crazy amount of clothes today.(今日めちゃくちゃ服買っちゃった)、He’s crazy cool!(彼、超かっこいい!)のように、くだけた感じで使うことが多いですね。

また、That’s crazy!はネイティブの間では口癖のように使われる言葉で、「すごい!」と感心するときや、ありえない状況に「どうかしてるね」と呆れたときなど、いろんなシチュエーションで出てきます。

他にも、crazyには「夢中になる」という意味があります

crazy about~で「~に夢中」の意味を表し、I’m crazy about Jessica.(ジェシカに夢中なんだ)のように人に対してはもちろん、My boyfriend is crazy about surfing.(彼氏はサーフィンに夢中なの)のように事柄にも使えます。

Point
①crazyには「とても」「ものすごく」と程度を表す働きがある。
②crazyはいい意味でも使われるが、かなりカジュアルな感じ。
③crazy about~で「~に夢中」。

23. do:「信じてほしい」の気持ちを込めて

例文:I do want to come with you.
(あなたとぜひご一緒したいです)

これは日常会話で使う言い方なのですが、一般動詞の前にdoを付けると、「確かに~です」「本当に~です」という意味になります

ですから、want to(~したい)の前にdoを加えることで、「確かに~したい」、つまり「ぜひ~したい」という積極的な気持ちを表すことができるんです。

doは疑問文や否定文を作るときに使い、また、「~をする」という意味の動詞にもなりますが、ここでのdoはその後にくる動詞を強調しているのです。

例えば相手から何かを教えてもらっていて、Are you listening?「ねえ、聞いてるの?」と言われたときに、I do listening to you.と答えれば、「ちゃんと聞いてるよ」というニュアンスが伝わります。

ビジネスのようなかしこまった場面でも問題ありません。

1つ注意したいのは、過去のことを表す場合はdoをdidに、「彼」「彼女」など第三者について言う場合はdoをdoesにする、ということです。

例えば、She loves you.(彼女は君を愛している)はShe did/does love you.(彼女は君をちゃんと愛していた/いる)となります。

また、このdoは、相手の言っていることを否定し、自分の言い分を主張するようなシチュエーションでも使えます

例えば、You didn’t pay the rent.(家賃払ってないでしょう)などと聞かれて、「ちゃんと払っているよ」と言いたい場合には、Yes, I did pay it.と答えればいいのです。

口に出して言うときには、doを強く発音するようにしましょう。

「信じてほしい」という思いが、より強く相手に伝わります。

Point
①doは一般動詞の前に付いて、意味を強める働きをする。
②文に応じて、doはdidやdoesにして使う。
③言うときはdoを強く発音。

24. even:相手のばかげた行動を阻止!

例文:Don’t even think about it.
(おかしなことを考えるなよ)

evenには「~すら」という意味がありますので、even thinkで「考えることすら」という意味になります。

これは、誰かがしようとしていることに対して「それについて考えることをするな」、つまり「絶対にするなよ」と強く制止しているフレーズなんです。

例えば、宿題をやっていない子供がI want to go to the park with Kevin.(ケビンと公園に遊びに行きたいなあ)なんて言ったときに、Don’t even think about it. You didn’t finish any of your homework.(そんなこと考えてもいけません。宿題何にもやってないじゃない)のような状況で使います。

話し手が、相手のばかげた行動を強く制したいときに使います。

映画やドラマなどでは、何かよからぬことをしようとしている人に「変な気起こすなよ」というニュアンスでよく出てきます。

例えば、捕まえた犯人が逃げないように刑事がDon’t even think about it.と…。

アメリカの街角やスーパーでは、万引きやドラッグの禁止を呼び掛けるポスターに見られる定番フレーズです。

似ている表現でDon’t even try it.というフレーズもあります。

「試しにすらやるな」つまり「やっても無駄だ」ということです。

evenは比較級を「さらに~」と強調するときにも使いますので、even betterで「さらにいい」という意味になります。

This song is even better than the last one.(今回の曲は前のよりいい)のように使います。

この文では、much betterを使うと「前のより全然いい」という意味で、前の曲があまりよくなかった感じですが、even betterだと「さらにいい」、つまり前のもよかった、というニュアンスになります

Point
①Don’t even~を使ってきつめの忠告が可能。
②Don’t even try it.で「やっても無駄だ」。
③even betterで「さらにいい」の意味に。

25. entirely:丸投げしたいときに

例文:It’s entirely up to you to go out or not.
(出掛けるかどうかはすべてあなた次第です)

entireは「丸ごと」「全体の」「全部そろっている」という意味です。

これにlyが付くと副詞になり、entirely~で「まったく~」「完全に~」という意味になります

up to~(人)は「~に任せる」で、up to youで「あなた次第」となります。

これだけでも「あなたにお任せします」という意図は伝わりますが、その前にentirelyを付けることで、「すべてあなた次第です」と意味を強めているんです。

「とにかく判断はあなたに任せて、決定に依存はありません」というニュアンスになるんです。

また、leave up to~(人)で「仕事などを~に任せる」を表しますから、I’ll leave it entirely up to you.と言っても、「あなたにまるっきりお任せします」と同じ意味になります。

自分の意見はまったく気にしないで、と言いたいときに使えます。

また、entirelyと似た単語にcompletelyがありますので、これも覚えておいてください。

completelyは「まったく~」という意味で使う、最も一般的な単語です。

entirelyもcompletelyも、よくdifferentとともに使われ、「まったく違う」という意味を表します。

例えば、Your room looks entirely/completely different from before.(あなたの部屋、まったく見違えちゃったわね)のように使います。

また、entirelyにnotを伴い、「完全に~というわけではない」と部分的に否定する表現もよく出てきます。

Your idea isn’t entirely perfect.は、「あなたの企画は必ずしも完璧というわけではない」という意味です。

これを「あなたの企画は(まったく)完璧ではない」と全部否定にしたい場合は、entirelyを使わずYour idea isn’t perfect.と言います。

この2つを間違えないように注意しましょう。

Point
①entirely up to youは相手に丸投げする表現。
②entirelyに似た単語にcompletelyがある。
③entirelyがnotを伴うと「完全には~でない」の意味に。

26. for me:さらに丁寧に

例文:Could you speak more slowly for me?
(少しだけゆっくり話してもらえますか?)

英語が聞き取れないときは、Could you speak more slowly?でも間違っていませんし、きちんと通じます。

ただ、「~してください」と当たり前に自分の要求をするような印象になってしまうんです。

これにfor meを付け加えることで、「聞き取れなかったのはこちらの落ち度」「私のわがままですみません」のようなニュアンスが微妙に出せるのです。

Could you~for me?は、「お手数ですが~をお願いしてもいいですか?」と言った感じで、少しへりくだって相手にお願いするようなときに使える便利な表現です。

接客やビジネスの場面で、とてもよく使われるんですよ。

例えば、仕事の電話で相手の名前のスペルを聞くときはCould you spell it out for me?(スペルを頂戴してもよろしいですか?)、ホテルやお店でクレジットカードのサインを客からもらうときはCould you fill out this for me?(こちらに記入をお願いできますか?)のように使います。

例えば、家について買い物袋で手がふさがっているときにCan you get the door for me?(ドア開けてもらえる?)のような使い方はよくしますし、ソファーで座る場所が微妙に足りないときにCan you make room for me?(詰めてもらえる?)と言ったりします。

また、同じfor meを使ったThat’s not for me.という表現もいろいろなシチュエーションで役立ちますので、ぜひ覚えておきましょう。

これは、誰かに何かをおすすめされて、角を立てずに断りたいときに便利です。

「ちょっと私には向いていないみたい」といった意味です。

He’s not for me.(彼は私には向いていないのかな)のように、人に対しても使えます。

Point
①Could you~?と頼むときにfor meを付けるとさらに丁寧。
②カジュアルな場面でもfor meを付けるのは一般的。
③That’s not for me.は誘いを断るときに便利。

27. feeling:気持ちをソフトに伝えたい

例文:I’m feeling bad today.
(今日は悲しい気分だな)

feelは「~と感じる」「なんとなく~だと思う」という意味の動詞で、その人の感覚や感情を表すときに使う言葉です。

その進行形を使ったI’m feeling~は、「~と感じています」ということを意味します

I’m sad today.だと、実はかなりストレートに気持ちを表してしまうんです。

言われた方も、「どうしたの?」とドキッとしてしまうかもしれません。

ここにfeelingを入れることで「~な気分」というニュアンスになり表現がやわらぐんです。

I’m feeling sad today.で「なんだか悲しい気分だな~」といった感じになるんです。

I’m feelingの後にsadなどの気持ちを表す単語を入れれば、「なんだか~な気分」と、そのときの気持ちを表すことができます。

他にも、例えば、I’m nervous.(緊張する!)と言うよりもI’m feeling nervous.としたほうが、「なんだか緊張するなあ」くらいのソフトなニュアンスになるんです。

I’m sick.はかなり深刻な病状で、何かをキャンセルしなくてはいけないようなシチュエーションで使いますが、I’m feeling sick.と言えば「具合が悪い」「ちょっと吐き気がする」というニュアンスになり、少し休めば大丈夫かな、というように相手に伝わります。

feelingを入れないとあたかもその状態がずっと続くような印象ですが、入ることで「今だけちょっと~」というニュアンスにもなるんです。

I’m tired.でなければもう1つ、have feelings for~(人)という表現もついでに覚えておきましょう。

これは「~に気がある」という意味で使います

シチュエーションにもよりますが、I have feelings for you.だと「好き」まではいかずに「君のことが気になる」というニュアンスです。

Point
①I’m feeling~で「なんだか~な気分」の意味に。
②深刻ではない体調の悪さを表すときはI’m feeling sick.と言う。
③have feelings for~(人)で「~に気がある」の意味。

28. deepest:心の底から気持ちを伝える

例文:Please accept my deepest condolences.
(心からのお悔やみを申し上げます)

condolenceは見慣れない単語かもしれませんが「悔み、哀悼」という意味で、Please accept my deepest condolences.は、誰かが亡くなったときのお悔やみの定番表現と言えるでしょう。

deepは「深い」を表す形容詞ですから、deepestで「最も深い」という意味になります。

このdeepestなしでもお悔やみの気持ちは十分伝わりますが、大切な人を亡くした人の深い悲しみを少しでもわかりたい、という気持ちがdeepestを加えることでより伝わります。

condolencesの代わりに、sympathyもまったく同じ意味で使えますよ。

例えば、誰かに深い感謝の気持ちを述べるときもMy deepest gratitude for your help.(あなたのご助力に深く感謝します)やPlease accept my deepest thanks.(ご深謝申し上げます)などと表現します。

普通の感謝の表現では足りない、というときに使います。

ですので、日常の些細なことであまりしょっちゅう使ってしまうと、言葉に重みがなくなってしまうかもしれませんね。

deepestを使って心の奥底を表す言い方は他にもあります。

deepest secretは、何のことかおわかりですか?

これは「誰にも言えない深い秘密」というニュアンスです。

I told my mom all my deepest secrets.と言ったら、「誰にも言えなかった秘密を母親に洗いざらい話した」という意味になります。

もう1つ、deepest desireという表現も紹介しましょう。

desireは「欲望」ですので、(one’s) deepest desireで「(~の)最も根底にある望み」という意味になります。

「心からの希望」というニュアンスです。

何をしたいのかはっきりしない人に対してI want to know your deepest desires.(あなたの一番根底にある望みは何?)のような使い方をします。

Point
①お悔やみや感謝の言葉にdeepestを加えれば気持ちがより伝わります。
②deepest secretは「誰にも言えない深い秘密」。
③deepest desireは「心からの希望」。

29. I’m afraid:相手のショックをやわらげる

例文:I’m afraid you didn’t pass the interview.
(残念ながら、面接は通過しませんでした)

I’m afraid of heights.(私は高いところが苦手です)のように使ったりしますね。

でもネイティブは、これとは違う意味で使うことのほうが多いかもしれません。

ここでのI’m afraidは「恐れ入りますが」というニュアンスで、その後には、相手にとってあまりよくない結果が述べられるときに使うのです。

例えば、レストランなどで満席でお客さんを断るときにはI’m afraid all tables are taken now.(あいにく今満席です)などと言ったり、ホテルでI’m afraid the ocean view room is not available.(あいにくオーシャンビューの部屋は空いておりません)のように使ったりします。

確かにお店なんかでよく聞く表現ですが、もちろん接客だけではなく、いろんな場面で使えます。

会社に社外から電話がかかってきて、該当の人がいない場合、I’m afraid he’s out of the office now.(あいにく彼は席を外しています)のように使います。

また、I’m afraid I must be going now.は、「残念ながらおいとまします」というフレーズです。

誰かのお宅にお邪魔したり、楽しいひとときを過ごしているとなかなか帰りを切り出せないものですよね。

そんなとき、I’m afraidと切り出すことで「本当はもっといたいところだけど、行かないといけない」というニュアンスを伝えられます。

You didn’t pass the interview.だと「あなたは面接を通過しませんでした」というかなりきつい言い方になってしまいますが、I’m afraidを加えることで、「残念なのですが」という気持ちを加えることができます

I’m afraidはクッション表現の代表格といえるでしょう。

Point
①I’m afraid~で「残念ながら~」のニュアンス。
②I’m afraidはクッション表現の代表格。
③I’m afraid of~で「私は~が怖い」。

30. alone:そっとしておいてほしいときに

例文:I need some time alone.
(一人にさせて)

I need some time.は「私には少し時間が必要です」という意味です。

これは、何かをもう少し時間をかけてやりたいときに使われます。

例えば、今日の夕方までにある仕事を終わらせてほしいと頼まれたけど、もっと時間がかかりそうだと言うときに使えますね。

aloneは「一人で」を表し、I need some time alone.で「一人になれる時間が必要だ」という意味になります。

例えば、人間関係に疲れてしまってちょっと落ち着きたいとき、あるいは静かに一人で考え事をしたいときに使える表現です。

aloneは、使い方にもよりますが、「一人でぽつんとしている」様子を表す単語だと覚えておくといいでしょう。

他にも、例えば、先ほどと同じく副詞として使うならばI had to deal with it alone.(一人で何とかやらなければならない)などと言うことができます。

自分一人でやるという意味合いが際立っていますね。

また、形容詞として使うならば、He’s always alone.(彼はいつも一人だ)のようになります。

このaloneは「孤立した」という意味です。

次のように力強い使い方もできます。

You alone know the answer to the question.は「君だけがその質問に対する答えを知っている」という意味です。

かなりシリアスな会話の中で使うことができます。

What should I do with my life?(僕の人生どうしたらいいんだろう?)なんて相談されることがあったら、こう返してみたらどうでしょうか。

Point
①aloneは「一人でぽつんとしている」様子を表す単語。
②副詞のaloneは「一人で」の意味。
③形容詞のaloneは「孤立した」の意味。

31. always:「習慣」を際立たせる

例文:I always brush my teeth before bed.
(いつも寝る前に歯を磨いているよ)

動詞を現在形で使うと、普段からやっている習慣を表せるため、I brush my teeth before bed.(寝る前に歯を磨きます)でも「習慣」を表現していることになります。

そこにalwaysを加えると、brush my teeth(歯を磨く)という「いつもやっている行動」を際立たせることができるんです。

alwaysは、これまでもいつもやってきたという実績と、これからもやり続けるぞという思いを相手に明確に伝えるという機能がある、と考えればいいでしょう。

例えば、I always wake up before my kids.(私はいつも子供が起きる前に起きています)というフレーズ。

これは今までやってきている「早起き」という行動にフォーカスを当て、相手に「これからもやり続けるんだ」ということを印象づけています。

あるいは、My door is always open.(いつでも相談にのりますよ)というフレーズ。

これは、習慣を表しているわけではありませんが、今までもそうしてきたから、これから先いつでも相談に来て大丈夫だよ、ということを相手に伝えようとしています。

行動を表す動詞の直前にalwaysを入れて、これを強めに発音すると、思いが伝わりやすくなりますよ。

では、次の英文の意味はわかりますか?

If the cinema is closed, we can always watch a movie at home.

正解は、「映画館が閉まっているときは、いつでも家で映画が見られる」です。

このようにcan(~できる)を使った文でも、alwaysを入れることで、これまでもそうだったけれど、これからもずっと家で見ることができる、ということが強調されるのです。

Point
①動詞の現在形の前にalwaysを置くと「習慣」が強調される。
②alwaysで、今までの実績とこれからの決意を伝えられる。
③alwaysを強めに発音すると思いが伝わりやすい。

32. and on:ちょっとうんざり?

例文:The music played on and on after people left.
(みんなが去った後も音楽がずっと流れ続けていた)

The music played on after people left.とすると、「みんなが去った後も音楽が流れ続けた」という意味です。

ここで使われているonは、on the desk(机の上に)のように「~の上に」というイメージが強いですが、そうではなくて「ぴったりとくっついている」様子を表しています

そこから「(何かが)続いている」「進行中である」という意味でも使われます

その後さらにand onが続き、the music played on and onで「音楽が延々と流れていた」という意味になります。

and onを付けることで、1つの文の中にonが2つあることになりますよね。

これは、単に何かが続いていたのではなく、通常予想される長さを超えて延々と続いていた、という意味を表しているのです。

「しつこい」とか「くどい」といったネガティブな意味合いを表現したいときによく使われます。

例えば、She went on and on about small things.(彼女は小さなことについて延々と話し続けた)とか、The meeting dragged on and on.(会議は長々と続いた)なんて言うことができます。

ちょっとうんざりしているニュアンスが含まれます。

日常生活でも、例えば、車好きな知り合いがいたとすればHe went on and on about his new car.(新車について、彼は延々と話し続けたんです)とか、近所のおばさんたちが家の前でしゃべり続けているのを見たらThey gossiped on and on about celebrities.(芸能人について延々とおしゃべりし続けたんだよ)などと使うことができます。

このようにネガティブなニュアンスがありますので、相手に面と向き合って使わないほうがいいかもしれません。

何かが長く続いてイラッとしたら、まずは心の中でand onを使って英作文してみるのがいいでしょう。

Point
①onには「続いている」「進行中である」の意味がある。
②~on and onの形で、しつこさやくどさを表現できる。
③~on and onにはネガティブなニュアンスがあるので、使うときには注意。

33. short and sweet:簡潔な褒め言葉

例文:The message was short and sweet.
(メッセージは短くて要領を得ていた)

初めて見ると、ちょっとびっくりするかもしれませんね。

The message was short.は「メッセージは短かった」で単に長さが短いということを説明していますが、これがshort and sweetとなると、「簡潔で要領を得た」という意味になるんです。

単に短いというだけでなく、内容がよくまとまっているということです。

話し言葉になるほどバリエーションが増えていくものです。

short and sweetの例文を他にも挙げると、His speech was short and sweet.(彼のスピーチは簡潔だった)、She gave a short and sweet talk about her recent business trip.(彼女は最近の出張について簡潔に話した)、His description of the movie was short and sweet.(彼の映画の描写は要領を得ていた)などといった感じで使えます。

英語にはBetter short and sweet than long and lax.ということわざがあります。

意味は「長くてだらしないより、短く簡潔なほうがよい」。

短くコンパクトにまとめることは大事だということです。

How sweet of you to say so.(お世辞でもうれしいです)。

もう1つ、sweetを使った表現を紹介しましょう。

I have a sweet tooth.の意味はわかりますか?

sweet toothは甘いものが好きな人、つまり「甘党」という意味なんです。

I have a sweet tooth.と言ったら「私は甘党です」ということです。

ちなみに「甘いもの」はsweet foodsやsweet thingsと言います。

I love sweet things/foods.でも同様の意味になります。

Point
①short and sweetで「簡潔で要領を得た」の意味に。
②short and sweetはよくまとまった仕事をほめるときに便利な言葉。
③sweet toothで「甘党」。

34. awfully:いろんな場面で使う強調感

例文:It’s awfully cold outside.
(外はすげー寒い)

形容詞のawfulですね。

これはよくThat’s awfulというフレーズで、悲惨な状態を「最低だね」と言いたいときに使ったりします。

また、awful experienceとすれば、「ひどい経験」という意味です。

一方で、It’s awfully cold outside.のawfullyは副詞で、「ひどく」といった意味です。

ただ、この「ひどく」は、実質的に強調する言葉になっています

口語ではveryと同じ意味で使われるんですね。

ここでは、coldの意味を強めています。

awfullyのもとになっている単語はaweで、「畏怖」とか「畏敬の念を起こさせる」という意味です。

それがfullな状態がawfullyです。

元の単語の意味にさかのぼると、少しつかみやすいかもしれませんね。

このawfullyはいろんな場面で使われます。

例えば、職場で普段はよくしゃべるのに今日に限って静かな人がいれば、He’s awfully quiet today.(彼は今日、すごく静かだな)と言えます。

友人が遠くからわざわざ会いに来てくれてうれしいときには、It’s awfully nice of you to visit us.(私たちに会いに来てくれて本当にありがとう)です。

Iを主語にして、I’m awfully tired.(すげー疲れた)、I’m awfully excited.(まじコーフン)、I’m awfully sorry.(ほんとゴメン)などと使うこともできますよ。

ここまで強調のawfullyをご紹介してきましたが、awfullyは文字通りに「ひどく」という意味でも使うことがあります

例えば、Our team played awfully.は、「我々のチームはひどい試合をした」という意味です。

何かがすごくうまくいかなかったときにはawfullyを使って表現するとピタッときますよ。

badly(悪く、ひどく)よりも悪い状態を指します。

Point
①形容詞のawfulは「ひどい」で、That’s awful.で「最低だね」。
②awfullyは「ひどく~」と強調するときに使う単語。
③awfullyは強調する以外に文字通り「ひどく」の意味でも使われる。

35. by any chance:ひょっとしてひょっとする

例文:Is there a toilet around here, by any chance?
(ひょっとして、この辺にトイレありますか?)

by any chanceは日本人はあまり使わないかもしれませんね。

でも、ネイティブはよく使います。

by any chanceは日本語の「ひょっとして」にすごく近い表現です。

不確かなことを丁寧に聞いたり、相手にやわらかくお願いしたいときなんかに使えます。

例えば、ペンをなくしてしまって、どうしても今すぐ使いたいときに、Do you have a pen, by any chance?(もしかしてペンをお持ちですか?)と言うとやわらかくていいですね。

また、ホテルなどで荷物を預かってもらえるかどうか聞きたいときには、Could we leave our luggage here, by any chance?(ひょっとして荷物を預かってもらえたりしますか?)という表現をよく使います。

たぶん日本人の感覚に合っていると思いますので、練習したらすぐに使えるようになります。

ちなみに、週末にデートに誘いたいときには、例えば、Do you by any chance have free time this Sunday?(ひょっとして今度の日曜日、時間あったりする?)なんて言って、きっかけを作ることもできますよ。

ところで、chanceは単独で、「機会、可能性」という意味でよく使います。

例えば、There is a chance of rain tomorrow.で「明日は雨の可能性がある」ということを表します。

また、chanceは日本語にもなっている「チャンス」とは違って、「よくないことが起こる可能性」という意味でも使われます。

例えば、We don’t want to take any chances.のchanceは、risk(危険)と同じような意味で使われ、「我々は危険なことはしたくない」ということです。

Point
①by any chanceを加えれば「ひょっとして」とやわらかく聞ける。
②chanceは「機会、可能性」の意味でよく使われる。
③chanceは「よくないことが起こる可能性」も表す。

36. clear:何もない状態

例文:We have clear blue skies today.
(今日は澄み切った青空です)

clearには「きれいに澄み切った」というイメージがあります。

clear blue skiesと言うと「雲ひとつなく晴れている青空」を意味します。

似たような言い方でclear day(快晴の日)もあります。

こちらは例えば、On a clear day you can see Mt. Fuji.(快晴の日には富士山が見られるよ)というふうに使えます。

他にも例えば、「きれいで澄み切った水」を見たらThe water is so clear.と言えますし、「何もない道」はa clear road、「きれいになっているテーブル」はa clear tableといった具合です。

また、動詞のclearにも同じ理屈が当てはまります。

Clear up this mess.(散らかっているものを片付けなさい)は、ぐしゃぐしゃだった場所がきれいに片付くイメージですね。

他にも、いつも机が散らかっている同僚がきれいに片付けたのを見たらShe cleared her desk before she left.(彼女は退社前に自分のデスクをきれいに片付けた)とか、自分の頭の中を少し整理したいと思ったらI need to go for a walk to clear my head.(頭の中をすっきりきれいにするために散歩に行かなくちゃ)などと言うことができます。

I hope I made it clear.は人に何かを説明した後で、明確に伝えられたかどうかを確認するための表現です。

「すっかりわかってもらえているといいのですが」ということですね。

make A Bで「AをBにする」となりますので、make it clearは「それを明らかにする」です。

何の疑問の余地もなく、はっきりした状態にすることを意味します。

Point
①clearには「きれいに澄み切った」というイメージがある。
②動詞のclearは「きれいに片付ける」という意味。
③make it clearは「あることをはっきりした状態にする」こと。

37. crystal:水晶のような透明感

例文:The company rules are crystal clear.
(会社の規定は非常に明確です)

crystalの意味はもちろん「水晶」です。

crystal ballは占いをするときに用いる「水晶玉」のことで、The fortune teller looked into her crystal ball.は「占い師は水晶玉を覗き込んだ」です。

ただし、形容詞として使うと、crystalは「水晶のように澄み切った」という意味を表します。

crystal clearで「非常に明確な」という意味になるんです。

一点の曇りもなく、完全に明確になっている様子を表しています。

例えば、ビジネスにおいて、現在の状況をよく把握しているとしたらEverything is crystal clear to me.(すべてが一点の曇りなくはっきりしている)と言います。

またプライベートでも、すごくきれいな海に出かけたとしたら、I’ve never seen such a crystal clear ocean!(こんなきれいな海は見たことない!)などと言うことができます。

台風が過ぎた後のきれいな空はa crystal clear skyかもしれませんね。

このcrystalとclearの組み合わせはよく使うパターンなのですが、他のコンビネーションもあります。

例えば、すごくきれいな湧き水で顔を洗ったならばI washed my face in the crystal clean springwater.(澄み切った湧き水で顔を洗った)と言えます。

crystal cleanで、何も混じっていないすごくきれいな様子を表しています。

それを覚えておくとわかりやすいですね。

透明感があってキラキラと輝くほどきれいなものを見たときには、crystalをぜひ使ってみてください。

Point
①crystalは形容詞で「水晶のように澄み切った」の意味を表す。
②crystal clearで「非常に明確な」「澄み渡った」という意味に。
③crystal cleanでも何も混じっていないきれいな様子を表す。

38. half:「半分」でさまざまに表現

例文:The show wasn’t half as good as they said.
(ショーは彼らが言っていた半分もよくなかった)

halfを使わずに、The show wasn’t as good as they said.だと「ショーは彼らが言っていたほどよくなかった」という意味になりますよね。

not as good as~で「~ほどよくはない」という意味です。

My English is not as good as your Japanese.(私の英語はあなたの日本語ほどうまくありません)のように使います。

not half as good as~で「~の半分もよくない」「~の半分にも及ばない」という意味になります。

halfを加えることで、より複雑なニュアンスを伝えられますよ。

例えば、わざわざお金を出して借りた会議室がとても狭かったときには、The meeting room was half as large as I was told.(会議室は聞いていた話の半分の広さでしかなかった)なんて言い方ができますし、見た映画が以前に読んだ原作の本にはとても及ばない出来ばえだったら、The movie wasn’t half as good as the book.(映画は原作の半分もよくなかった)となります。逆に映画の出来ばえがまあまあだと思ったら、The movie wasn’t half bad.(映画はそんなに悪くなかった)と言うことができます。

では、We went there half as a joke.はどういう意味でしょうか。

正解は「冗談半分でそこに行った」です。

他には、He’s too rude by half.なんて言ったりします。

これは「彼はあまりにも失礼だ」という意味です。

「半分にしたところで失礼すぎる」ということですね。

She is too clever by half.ならば「彼女はあまりにも抜け目がない」です。

Point
①not half as good as~で「~の半分もよくない」。
②not half badで「そんなに悪くない」。
③too~by halfで「あまりにも~だ」。

39. highly:度が過ぎる

例文:He’s highly sensitive person.
(彼は感受性が強すぎる人だ)

highlyのもともとの意味は「高く」ですが、ここでは強調の意味で使っています

He’s highly sensitive person.のsensitive personは「感受性の鋭い人」ということですが、これにhighlyが付くと「とても鋭敏な人」と、意味が微妙に変わるんです。

感受性が強すぎたり繊細すぎたりする人のことを指します。

I was highly disappointed.(すごくがっかりした)とか、It was highly amusing.(すごく面白かった)とか、自分の気持ちを表現するときにも使えます

何かいい方法が見つかったときにはThis is a highly effective method.(これはすごく効果的な方法だ)と言いますし、その結果うまくいったときにはIt was highly successful.(大成功だった)です。

また、何かが信用できないと思ったらI highly doubt it.(すごく疑わしいなあ)という使い方もあります。

highlyを使うことで「度を越している」というニュアンスが出てくるのです。

また、highlyは「程度が高い」という意味でも使います

例えば、She is highly educated.(彼女は高度な教育を受けた)と言ったり、One of my friends has got a highly paid job in the pharmaceutical industry.(友達の一人は製薬業界で高報酬の仕事に就いた)と言ったりします。

「高く」という意味で、highlyは人を評価するときにも使えます。

I think highly of her.は「私は彼女を高く評価している」ということです。

他にも、They always speak highly of you.(彼らはいつも君のことを称賛しているよ)という使い方があります。

speak highly of~は「~を称賛する」という意味です。

Point
①highlyは強調の意味で使われることがある。
②highlyで「度を越している」というニュアンスが出る。
③人を「高く」評価するときにもhighlyが使える。

40. ice-cold:氷のように冷たい

例文:My hands are ice-cold.
(手がすごく冷たいわ)

ice-coldは文字通り「氷のように冷たい」という意味で、すごく冷たいものを表すときに使います。

例えばI really need an ice-cold drink.(よく冷えた飲み物がすごく欲しい)などと言います。

「よく冷えた水」はice-cold waterで、「よく冷えたコーラ」はice-cold cokeです。

「夏の冷たいビールに勝るものはない」と言いたいときには、There’s nothing better than an ice-cold beer in summer.です。

「すごく冷たい」というイメージは、物理的な冷たさだけではなく、性格的な冷たさを表すときにも使われます。

しかも単に「冷たい人」ではなく、ice-coldになると「すごく冷たい人」を指します。

例えば、職場の上司が非常に冷たい性格ならばMy boss has an ice-cold personality.(私の上司はとても冷たい人だ)と言うことができます。

すごく冷たい目線を向けられたとしたらShe gave me an ice-cold look.(彼女は私に非常に冷たい視線を向けた)となり、さらに冷たい声で話されたらShe spoke in an ice-cold voice.(彼女は氷のように冷たい声で話した)となります。

また、ice-coldは、物や人だけでなく、その場所の「氷のような冷たさ」を表現することもできます

つまり、雰囲気が「すごく冷たい」ということも言えるのです。

例えば、There was an ice-cold silence in the room.は「その部屋には、冷ややかな静けさが漂っていた」という意味です。

その部屋の雰囲気が体感的に伝わりますよね。

また、an ice-cold reception(すごく冷たい対応)、an ice-cold judgement(すごく冷静な判断)などの表現もあります。

後者のように、いい意味でも使われることに注意しましょう。

Point
①ice-coldは「氷のように冷たい」という意味。
②物理的な冷たさだけでなく、性格や雰囲気の冷たさも表す。
③an ice-cold judgementは「すごく冷静な判断」。

ネイティブに伝わる英会話-Part 1-

ネイティブに伝わる英会話-Part 1-

1. just:思いを込めて伝える
2. all:みんなでワイワイ
3. dead:「死んだ」が「ちょー~!」に
4. not quite:答えづらいときに
5. actually:意外性を伝える
6. again:謙虚に「もう一度」
7. about:気持ちを込めて頃合いを伝える
8. bad:「悪い」の反対の言い方
9. big:大きく強調
10. by far:はるかにすごい
11. mean:自分の非を弁明
12. really:努力が相手に伝わる
13. dirt:泥ほどの価値しかない
14. for a second:「ちょっと」と忙しい相手を気遣う
15. flat:「完全に」とダメを押す
16. though:「~だけどね」と付け足す
17. try to:控えめに依頼
18. happen to:唐突感をやわらげる
19. ever:強い気持ちを表現
20. exactly:まさに!ぴったり!

1. just:思いを込めて伝える

例文:I just love sushi.
(寿司が好きでたまらないんだ!)

I love sushi.だけでは、寿司が好きな気持ちは伝わらないのか?

いえ、それでもいいのですが、justを入れると強調されて「他の何よりも、寿司が好きなんだ!」とピンポイントで大好きな気持ちが伝わります。

justなしだと、単に「お寿司が好きです」と説明する感じです。

justにはいろんな意味があって、「ちょうど」「まさに」というような意味がありますね。

イメージ的にはどれも、「言葉を強調する」と覚えておくといいでしょう。

例えば、This is just what I wanted.といえば、「これこそ、私が探し求めていたもの!」というニュアンスになります。

justには、後に続く言葉をより強調する働きがあるのです。

justは「好き」などのポジティブな文だけでなく、否定的な表現にも使います。

例えばI just can’t stand it.は「とにかく我慢ならない」という意味で、イライラしている気持ちがさらに強調されて伝わります。

これ以上は本当に耐えられない、というような極限状態が伝わるんです。

他にもI just can’t go.と言うと、ただI can’t go.(行けません)というよりも、「どうしても行けないんだ」と、行くことが相当困難であるということが相手に伝わります。

自分の気持ちを最大限に伝えたいってときにはjustが使えるんです。

言うときはjustを強く発音するように意識するとより気持ちが伝わります。

justには、他にも「いいから~」「とにかく~」という意味があり、人を急かしたり、たきつけたりするときに使います

keep on trying(挑戦し続ける)の前にjustを入れ、Just keep on trying.と言えば、何かをあきらめようとしている人に「とにかく頑張ってみなよ」と励ますような意味合いになります。

Point
①強調したい言葉の前にjustを入れれば、気持ちが相手によく伝わる。
②話すときはjustを強めに発音する。
③justには「いいから~」「とにかく~」という意味もある。

2. all:みんなでワイワイ

例文:Let’s get all together.
(さあ、みんなで集まろう!)

Let’s get all together.(集まろう)は、友人や知人に食事や飲み会のような集まりを提案するときに使う表現です。

Let’s get together.は単純に「集まろう」というニュアンスですが、Let’s get all together.とすると、「みんなで集まろう」とたくさんの人を誘うイメージになります。

なぜこの表現が大事かといえば、誰かと2人きりで話しているときにLet’s get together.と言うと、2人きりで「集まろう」なのか、それとも他の人も一緒に「集まろう」なのか、ちょっと伝わりづらいのです。

そこにallを入れることで、「みんなでワイワイ集まろう!」という意図が伝わるんです。

allを入れることで、「全部一緒に」という意味が加わります

何かすべきことが終わったときにIt’s done.(終わった)と言いますが、It’s all done.と言うと、「すべてが終わった」という意味になります。

こう言うことで、「滞りなく終わった」という印象になります。

また、誰かと言い合いなどをして、相手にIt’s all done!と言われたら、「もう話し合いは終わり!」と取り付く島もないということがわかります。

もう1つ、ぜひ覚えてほしいallを使った表現が、No, not at all.(いいえ、まったく)です。

例えば、誰かにWould you mind if I smoke?(タバコを吸ってもいいですか?)と許可を求められたとき、「あなたがタバコを吸ってもまったく気になりませんよ」と言うニュアンスで「ええ、どうぞ」と返答するようなときに使います。

No.と一言返されるよりも、「気にしないでどうぞ」というニュアンスが加わります。

また、Thank you.などとお礼を言われて、「どういたしまして」という意味でも使います。

Point
①allを入れると「全部一緒に」の意味が加わる。
②It’s all done.は「すべて終わり!」のニュアンス。
③No, not at all.は、感謝などを述べた相手に対して「気にしないで」と伝える表現。

3. dead:「死んだ」が「ちょー~!」に

例文:I’m dead tired.
(もうへとへとだ)

deadは名詞だと「死人」、形容詞だと「死んだ」とか「死者の」という意味になります。

それをスラング的に、ネイティブたちは何かを強調するときにも使うことがあるんです。

I’m dead tired.のように、強調したい言葉の前に置くだけでOKです。

「疲れた」という意味のtiredの前にdeadを入れると、「とても疲れた」、つまり「もうへとへと」という意味になります。

exhaustedとほぼ同じ意味合いで、カジュアルな言い方をしたのがdead tiredです。

「ちょー疲れた!」と、疲労が激しいときに思わず口をついて出るようなフレーズです。

ビジネスなどで使っても問題ないスラングはたくさんありますが、今回のような強い感情のこもった言い方は控えたほうが無難でしょう。

例えば、友達にHow was the party last night?(昨日のパーティーはどうだった?)などと聞かれたときに、つまらなかったら、It was dead boring.のように使います。

You look dead great today!(今日の君はめちゃくちゃ素敵だよ!)のようにほめたりもできます。

ここで問題ですが、I don’t want to drink a dead beer.の意味はわかりますか?

死んだビールは飲みたくない、が直訳で、dead beerは「気の抜けたビール」です。

他にもMy battery’s dead.と言えば「電池が切れた」という意味です。

このように、deadは、ものが正常に作用していない様子を表すときに使います

Point
①強調した以後の前にdeadを置くと「ちょー~」の意味に。
②強調のdeadはビジネスの場では使わないほうが無難。
③deadは「ものが正常に作用していない様子」を表す。

4. not quite:答えづらいときに

例文:I’m not quite sure.
(よくわからないなあ)

これは、誰かに何かを聞かれて、答えづらいときに使うフレーズです。

quiteは「まったく」「完全に」という意味なのですが、notと一緒に使うと、「それほど~でない」と部分否定を意味します

例えば、Do you like movies?(映画は好き?)と聞かれて、No.だけだと「嫌い」というニュアンスで、少しつっけんどんで冷たく聞こえることがありますが、ここをNot quite.というと、「それほど好きでもないなあ」と少しソフトになるんです。

I’m not quite sure.は「よくわかっているわけではない」というニュアンスなので、I’m not sure.より少しは理解できているという感じが伝わります。

アメリカでは人を真っ向から否定した言い方は避けられますので、他にも、相手の出した答えに対してThis isn’t right.(これは正しくない)ときっぱり言わずに、This isn’t quite right.(これは完全に正しいわけではない)という言い方で否定の度合いをやわらげたりします。

また、That’s not quite what I meant.は、自分の発言が意図とは違って伝わったときに「そういう意味ではなかったんです」と、誤解を解くために使う表現です。

That’s not what I meant.(それは私が意味したこととは違う)はストレートな言い方であるため、quiteをクッション言葉として使っています。

否定的なことを言うときは、誤解されないような表現を使うようにしましょう。

ただし、あえて「君は間違っているよ!」と伝えたいときはYou are quite wrong!と言うことももちろんあります。

quiteの意味は「完全に」ですので、肯定文で言えば相手に強調されて伝わります

Point
①not quiteで否定的な意味を弱められる。
②否定的なことを言うときは、相手を傷つけない表現、誤解されない表現を使う。
③はっきり伝えるときはnotは使わずquite単独で。

5. actually:意外性を伝える

例文:Actually, I don’t like onions.
(実は、タマネギは好きじゃないんです)

このactuallyは日常生活の中でネイティブがとてもよく使う単語で、使い方を覚えると、かなり便利です。

「実際に」という意味では、I actually saw deer in my garden.(実際に自分の家の庭で鹿を見たんだ)のように使いますが、今回紹介するのは、学校ではあまり詳しく教えてくれないネイティブご用達の用法です。

I don’t like onions.(私はタマネギが好きではない)にactuallyを入れると、ニュアンスはどう変わるんでしょうか。

ここでのactuallyは、相手にとってちょっと意外なことを述べるときに使えるんです。

Your mother look so young. How old is she?(お母さん若く見えるけど、いくつなの?)と尋ねられ、Actually, she will be 70 next month.(実はね、来月70歳になるんだ)のように、聞いたら相手が驚くようなことを述べるときに使います。

actuallyは文頭、文中、文末のどこにでも置くことができます。

I actually don’t like onions.でもI don’t like onions, actually.でも同じ意味になるんです。

また、使うときに気をつけたいのが発音です。

「アクチュアリー」とはっきり発音せず、「アクチャリー」もしくは「アクシャリー」と言うくらいの気持ちで発音すると伝わりやすくなります。

他にもThe movie was interesting, actually.(あの映画、意外と面白かった)のように「意外と」という意味でもよく使いますので覚えておきましょう。

映画といえば、女性から人気のイギリス映画『Love Actually』(邦題:ラブ・アクチュアリー)をご存じですか?

これはこのまま意味を取ろうとするのは実は不可能なんです。

映画の冒頭のセリフの一部を切り取ったものだからです。

冒頭のセリフとは、Love actually is all around.(至るところに愛は存在する)です。

Point
①Actually,~で「実はね、~」。
②文頭、文中、文末のどこに置いても同じ意味に。
③actuallyははっきり発音しないほうが伝わりやすい。

6. again:謙虚に「もう一度」

例文:Sorry, but what’s your email address again?
(すみません、メールアドレス何でしたっけ?)

実は、Sorry, but what’s your email address?の最後にagainを加えることで、申し訳ないという気持ちがさらに相手に伝わります。

againは「また」「再度」という意味ですので、「メールアドレスをもう一度お願いします」といったニュアンスになります。

ここで、「前にも聞いたかもしれないけど」ということが伝わり、「私がおそらく忘れてしまった」という謙虚な聞き方になるんです。

もし実際に初めて聞いた場合であっても、相手はNo, I forgot to tell you my address.(いえ、私がお伝えしていませんでしたね)などと言って教えてくれるはずなので、問題ありません。

仕事に支障をきたさないためにも、誤解されない言い方を心掛けた方がいいですよね。

日常会話においても、例えば誰かを紹介されて、以前名前を聞いたはずなんだけど…と言うときは、Sorry, but what’s your first name again?(ごめんなさい、ファーストネーム何でしたっけ?)などと言えば、「一度伺ったはずなんですが」というニュアンスが含まれて、相手も不快な思いはしないですみます。

実際に「一度言ったはずなのに!」などと怒り出す人は多くはないでしょうが、気持ちの問題で、なんとなく印象がよくなるのでおすすめです。

ついでにCome again?(もう一度いいですか?)という表現も覚えましょう。

これはもっとカジュアルな聞き返しフレーズです。

電話などで相手の言っていることが聞きづらかった時などにCome again? I couldn’t catch you.(もう一度いい?聞き取れなくて)のように使います。

もちろん、Come again!で文字通り「また来てね!」という意味でも使います。

Point
①againを加えることで「前にも聞いたかもしれないけど」のニュアンスが伝わる。
②~, again?は特にビジネスシーンで使える表現。
③Come again?で「もう一度いい?」と、カジュアルに聞き直せる。

7. about:気持ちを込めて頃合いを伝える

例文:It’s about time.
(そろそろじかんですよ)

aboutには「だいたい」や「~について」という意味以外にも「そろそろ~」という意味もあります。

この使い方はネイティブはよくしますが、学校ではあまり習わないかもしれません。

It’s time.が単に「その時間になりました」と伝えるのに対して、It’s about time.で「(あることを)してもいい頃だ」という意味になります。

微妙な違いですが、「もう始まっていないといけない」というニュアンスが含まれます

例えば、会議などの時間が迫っていてIt’s about time to start the meeting.(そろそろ会議を始める時間だ)という場合、そんなに苛立ちのニュアンスはありません。

ただ、It’s about time you went to bed.だと「もうとっくに寝る時間よ」と親が子供をとがめるような感じになります。

例えば、ずっと遅延していた電車が来たときに、It’s about time! I’ve been waiting here about an hour.(やっと来た。もう1時間も電車を待っていたんだ)と使ったり、来るはずの友達がなかなか現れないときにIt’s about time.(そろそろ来てもいい頃なのに)のように使ったりします。

ずっと付き合っていた友達同士の結婚報告を聞いて、It’s about time you guys got married.(やっと結婚することになったのか)と「遅すぎるくらいだ」という気持ちを込めて使ったりします

Point
①aboutには「そろそろ~」の意味がある。
②It’s about time.で「(あることを)してもいい頃だ」という意味に。
③It’s about time.は、「待ちかねた」という気持ちを表すときにも使える。

8. bad:「悪い」の反対の言い方

例文:I want it bad.
(欲しくて仕方がない)

ここではbadを「悪い」という意味でとらえてしまうと、まったくわけのわからない文章になってしまいます。

実はbadはスラングでは、「かっこいい」とか「とてもいい」などと、本来とは反対の意味で用いられることが多いんです。

You look so bad today!なんて友達に言われたら、「今日お前、ちょーかっこいいじゃん!」とほめられていることになります。

文字通りに「だせー」という意味でとらえられなくもないですが、基本的に友達が面と向かって悪口を言うことはないので、友達にこう言われたらまずほめ言葉と思っていいでしょう。

上記例文におけるbadは、文中の言葉を「とても~」と副詞的に強調する役割を果たしています

I want/need~(so) bad.の形で「~がしたくて(欲しくて)仕方がない」と言うときに使います。

例えば離れた場所に暮らす知人に会いたいときにI want to see you bad!と言えば、「会いたくてたまらない!」というニュアンスになります。

badの前にsoが入るとさらに強調されます。

スラングはビジネスで使えることもありますが、まだそれほど親しくない間柄ではやはり、感情むき出しの言い方は控えた方が無難かもしれません。

badは使わず、I really want to drink coffee!(コーヒーがとても飲みたい!)と言うくらいにとどめましょう。

もう1つ、badには「へま」「失敗」という意味もありますので、これも覚えておきましょう。

例えば、何か失敗をしてしまったときに、(It’s) My bad.(私の失敗です/ごめんなさい)と言って謝罪の気持ちを表すことができます。

これも親しい間柄で使われる表現です。

Point
①badはスラングで「かっこいい」「とてもいい」の意味に。
②I want/need~(so) bad.で「~がしたくて(欲しくて)仕方ない」。
③badには「へま」「失敗」の意味も。

9. big:大きく強調

例文:I owe you big for helping me.
(助けてくれて本当に助かったよ)

I owe you big for helping me.は人にお礼を言うときの表現です。

oweは本来「金銭や家賃などを借りる」という意味ですが、人から助けてもらったことなどに対して「恩に着る」という意味合いでも使います。

誰かに手伝ってもらったときにI owe you one.と言ったら「借りがひとつできた」、つまり「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることができます。

反対に誰かを助けたときに、You owe me one!(ひとつ貸しね)のような使い方もできます。

これでI owe you~のニュアンスはわかっていただけたと思います。

仲のいい人たちの間では頻繁に使われている表現です。

そして、ここからが今回の肝心な部分なのですが、I owe youの後に付いたbigは、文字通り「大きい」ととらえてOKです。

bigを副詞的に用い、「大きな借りができた」、つまり「とっても助かった!」と強調しているのです。

他にも、例えばHe made it big in the sporting world.で「彼はスポーツの世界で大成功を収めた」と言えば、成功の度合いがかなり大きかったということを表せます。

また、think bigで「大きなことを考える」つまり「大きな野望を持つ」という意味になります。

bigの少し変わった用法としては、big on~で「~に夢中」「~に熱心」と自分の好きなものを表現できることも知っておきましょう。

onの後には好きなものや好きなことを続け、I’m big on soccer.(サッカーが大好き)、I’m big on dancing.(ダンスが大好き)のように使います。

Point
①I owe you.にbigを加えれば感謝の気持ちを強調できる。
②think bigで「大きな野望を持つ」の意味に。
③big on~で「~に夢中」「~に熱心」の意味に。

10. by far:はるかにすごい

例文:She’s by far the best piano player in school.
(彼女は学校でピアノがずば抜けて上手です)

farは距離や時間などが「遠く、遠い」という意味の副詞・形容詞ですが、by farは「はるかに、ずっと」という意味になり、その後に続く最上級や比較級をさらに強める働きをします。

「ずば抜けている」というニュアンスです。

例えば、ワインのテイスティングをしていて、特に美味しかったものに対して、This is by far the best!と言えば、「これ、(他のどれより)超美味しい!」という意味になります。

Kailua is by far the best beach in Hawaii.は「カイルアはハワイでずば抜けてよいビーチだ」です。

比較級でも意味合いはほぼ同じです。

何かと比べて表現したいときに使います。

例えば、Your cooking is by far better than mine.(あなたの料理は私のよりはるかにいいです)のように使います。

何かを作ってくれた人にThis is by far the best cake I’ve ever had!(今まで食べたケーキの中で一番美味しい!)などと言えば、相手もうれしくなるでしょう。

でも実は、反対に「よくないこと」を表すときにも使うんです。

例えばHe’s by far the worst person I’ve ever met.と言えば、「彼は今まで会った人の中で最低の人間だ」という意味になります。

もう1つ、so farという表現も覚えておきましょう。

by farとは全然違って、so farは「これまで」という意味です。

例えば、So far, so good.(今のところ順調です)のように使います。

この文のso goodは、soが付くからと「とても順調」というイメージを持ってしまうかもしれませんが、「問題なく事は運んでいる」「まあまあ順調」くらいのニュアンスですので注意してください。

Point
①最上級や比較級の前にby farを置いて意味を強める。
②by farは「よくないこと」を表すときにも使える。
③So far, so good.で「今のところ順調」の意味。

11. mean:自分の非を弁明

例文:I didn’t mean to call you.
(呼ぶつもりじゃなかったんです)

I didn’t mean to~(~するつもりではなかった)は、例えば旅行中の機内でうっかりボタンを押してしまってキャビンアテンダントさんが来てしまったときなどに、「呼ぶつもりじゃなかったんです」と伝えるときに使います。

単にI didn’t call you.だと、「呼んでないよ」という感じで、相手にそっけなく伝わる可能性があります。

meanには「~するつもりだ」という意味がありますので、I didn’t mean to~の形で「~するつもりじゃなかった」と自分の非を弁明するときに使えます

toの後には動詞の原形が入ります。

例えば、ケンカで相手に言いすぎてしまったようなときには、I didn’t mean to hurt you.(傷つけるつもりはなかったんだ)のような言い方をよくします。

他にもI didn’t mean to be rude.(失礼な態度を取ったつもりはなかった)や、I didn’t mean to say that.(そんなつもりで言ったんじゃなかった)のような使い方をします。

誤解を解きたいときに使えます。

また、Why did you break her heart?(なぜ彼女を傷つけたの?)と問いただされたようなときに、一言、I didn’t mean to.(そんなつもりはなかったんだ)と、後に動詞を続けずに使うこともできます

肯定文で使うと、今までとは反対の意味になり、「そういうつもり」と強調して言うときの表現になります。

例えばI meant to ask you to buy some tissues on your way home.は「帰ってくる途中でティッシュ買ってきてもらうつもりだったんだけど」という意味です。

もう1つ、You’re so mean!という表現もご紹介しましょう。

このmean、実は形容詞で、「意地悪な」という意味です。

You’re so mean!は誰かにからかわれたときなんかに「イジワルねえ!」というニュアンスでよく使われます。

また、友達が誰かに意地悪をした話を聞いて、「イジワルなことするのね」という意味合いで使ったりします。

Point
①I didn’t mean to~で「~するつもりじゃなかった」の意味に。
②I didn’t mean to.と、単独でも使える。
③meanは形容詞で「意地悪な」の意味を表す。

12. really:努力が相手に伝わる

例文:I really don’t know.
(やっぱりわかりません)

人から何か聞かれて、知らないとき、わからないときは何て言うでしょうか。

I don’t know.(わかりません)でしょうか。

もちろん不正解ではないのですが、それだと「知らない」と考えもせずに、つっけんどんに答えているような印象を与えかねません。

そこにreallyを入れるだけで印象は変わります。

I really don’t know.は、直訳すれば「本当にわからない」ということなのですが、I don’t know.がよく考えずに即答しているのに対し、「よく考えてみたけれどもやっぱりわからない」という含みが出ます。

文にreallyを加えることで、「努力して~してみたけど、ダメだった」という感じが伝わります。

例えば誰かにパーティーに誘われたときに、I can’t go to your birthday party.(あなたの誕生日パーティーには行けないの)と淡々と断っているのに対して、I really can’t go to your birthday party.のように言うことで、「行けるように努力したんだけど、ダメだった。ごめんなさいね」というニュアンスが伝わるんです。

肯定文に使うこともできます。

例えば、会を中座するときにI really have to go home.と言うと、「本当にもう行かないと」という感じが出ます。

そこを離れることを申し訳なく思う気持ちが伝わるんです。

Not really.(それほどでもありません)も覚えておくとよいでしょう。

例えば、誰かにほめられたときは「ありがとう」と返すのが一般的ですが、あまりに過分だった場合などは「それほどでもありません」と謙遜しますね。

そんなとき英語ではNot really.と言います。

また、相手に聞かれたことに対して「そこまでじゃない」とやんわり言うときにも使えます

例えば、Do you like Michael Jackson?(マイケル・ジャクソンは好き?)と聞かれて、好きでも嫌いでもない場合には、Not really.(そこまでじゃないな)と答えることができます。

Point
①I really don’t know.は「よく考えたけれどもわからない」のニュアンス。
②reallyで「努力はしたが」という感じが出る。
③Not really.で「それほどでも」という返し方に。

13. dirt:泥ほどの価値しかない

例文:This computer was dirt cheap.
(このパソコン、めっちゃ安かったんだ)

dirtは「泥」や「土」という意味ですので、あまり日常会話では使わないかもしれませんね。

dirt、つまり「泥」や「土」はそこらじゅうにあるものですよね。

そのため、「泥ほどの価値しかない」が転じて「格安」という意味で使われるようになったんです。

ですから、~was dirt cheapで「~は破格だった」という意味になります。

~の部分に格安に手に入れたものの名前が入ります。

また、next to nothingと言っても同じく「格安で」「ほとんどタダのような値段で」という意味になります。

これはI bought a near-new TV at a secondhand shop for next to nothing!(ほぼ新品のテレビをタダ同然で中古屋で買ったんだ!)のように使います。

自分が「売った」と言うときにも使います。

sell dirt cheapで「二束三文で売る」という意味です。

I sold my dress to my sister dirt cheap.(妹にタダ同然でワンピースを売ったの)のような言い方はよくします。

また、名詞の前でも使います。

dirt cheap flightは「格安航空券」、dirt cheap fareは「格安運賃」です。

dirtは「土」や「泥」から「汚いもの」全般を表し、「悪口」や「ゴシップ」という意味でも使うことがあります

dish the dirt on~で「~の悪口を言いふらす」という意味になります。

Point
①dirt cheapで「格安」という意味に。
②next to nothingでも「格安」を表せる。
③dirtには「悪口」「ゴシップ」という意味もある。

14. for a second:「ちょっと」と忙しい相手を気遣う

例文:Could I talk to you for a second?
(ちょっとだけ話せますか?)

Could I talk to you for a second?は人に話す時間をもらうときに使う定番表現です。

secondは「秒」という意味ですのでfor a secondで「1秒間」という意味になります。

実際には「1秒」ということではなく、もう少し幅を持たせて、「ほんの少しの間」という意味です。

Could I talk to you?だけでも「話せますか?」という意味になりますが、最後にfor a secondを入れることで、「時間は取らせませんので」というニュアンスが加わるのです。

これなら忙しそうな相手も応じてくれるはずです。

他にも、例えば、何かを見つけて誰かに見てもらいたいときにはCome and see this for a second.(ちょっとでいいから見に来て)などと言います。

実際の時間ではなく「短い時間でいいんですよ」と相手に知らせる意味を持つのです。

短時間を表す単位として、secondの他にminuteやmomentも同様の意味で使います

Just a moment.で「ちょっと待って」という表現は私も知っていました。

Just a second.としても、同じく「ちょっと待って」ですね。

secondは、仲のいい人に言うときにはsecと略したりします。

Wait a sec.で「ちょい待ち!」のようなニュアンスで、「ウェイトァセック」のように発音します。

ぜひ声に出して練習してみてください。

それからもう1つ、for a secondは否定形とともに用いると、「一瞬も~ない」「かけらも~ない」という意味になります

I don’t believe my husband for a second.と言うと、「私は旦那をまったく信用していない」ということになります。

Point
①for a secondで「ほんの少しの間」のニュアンス。
②minuteやmomentもsecondと同様の意味で使える。
③for a secondを否定文で使うと「一瞬も~ない」の意味に。

15. flat:「完全に」とダメを押す

例文:I’m flat broke.
(完全にすっからかんです)

実はI’m flat broke.という英文は決まった言い方で、flatやbrokeの持つ意味を理解しないとこの日本語は出てきません。

「壊れた」と訳してしまいたくなりますよね。

実はこのbrokeは形容詞で「破産した」という意味なんです。

そして、I’m broke.は「金欠なんだ」と言うときの決まり文句なんです。

flatは「平らな」もしくは「タイヤの空気や炭酸の気が抜けた」という意味です。

タイヤがパンクしたことをflat tire(ペシャンコのタイヤ)、「気の抜けたビール」をflat beerなどと表現します。

また、この「平らな」から、flatには料金などが「一律の」「均一の」という意味もありますので、flat fee of~(金額)の形で「一律~円」「~円均一」を表します。

There’s a flat fee of 300 yen.は「料金は一律300円となります」という意味です。

実は、flatは口語で「まったく~」「完全に~」という意味を表します。

ですからflat brokeで「すっからかん」「無一文」というニュアンスになるのです。

同様にfall flatは「大失敗する」で、It fell flat.だと「それは大失敗だった」という意味になります。

また、My dad’s joke fell flat.と言えば、「お父さんのジョークがまったくウケなかった」ということです。

「失敗」をさらに強調したfall flat on one’s faceという表現もあり、I fell flat on my face with that.で「その件についてはものの見事に失敗をした」というニュアンスになります。

Point
①flatには口語で「まったく~」という意味がある。
②flat brokeで「すっからかん」「無一文」の意味に。
③fall flatは「大失敗する」の意味。

16. though:「~だけどね」と付け足す

例文:She’s really beautiful. She’s mean, though.
(彼女、本当に美人だわ。意地悪だけどね)

thoughは本来接続詞で、「~であるにもかかわらず」「~とはいえ」という意味を表します。

よく出てくるのがA even though B.(たとえBでもA)という形で、例えば、I had to go to work even though I was sick.(私はたとえ病気でも会社に行かなくてはならなかった)のように使います。

Even though B, A.という形でもOKです。Even though he hates me, I love my dog.(嫌われているけど、飼い犬を愛してる)のように使います。

BはAを行うにあたり、障害や弊害になりうる事柄を表します。

一方で口語では、文末に置いて「~だけどね」という意味で使います

She’s mean, though.のように補足情報を追加するようなイメージです。

butと同じような意味を持つと覚えておけばいいでしょう。

She’s really beautiful. She’s mean, though.は、She’s really beautiful, but she’s mean.と言い換え可能なのです。

他にも、例えば出席したパーティーについて、料金の高さや場所の不便さなど友達とさんざん文句を言った後に、It was a fun party though.(なんだかんだ、パーティー自体は楽しかったけどね)と会話を締めるような使い方ができます。

確かにthoughは会話の中では比較的よく使われる単語です。

もう1つ、誰かに声をかけられて、「大丈夫だよ、でも聞いてくれてありがとう」のようなニュアンスでThanks, though.という言い方もよくしますので覚えておきましょう。

例えば、How about a coffee?(コーヒーはいかがですか?)と聞かれて、I’m okay. Thanks, though.(いいえ大丈夫です、でもありがとう)といった感じでよく使います。

ここのThanks, though.は、Thanks anyway.やThanks for asking.などと言い換えることもできます。

また、文末のthoughは、はっきりとは発音しないので、慣れるまでは聞き取りづらいかもしれませんが、一度理解すれば聞き取れるようになるはずです。

Point
①thoughは「~であるにもかかわらず」を表す接続詞。
②口語ではthoughを文末に置いて補足情報を追加できる。
③文末のthoughははっきりとは発音しない。

17. try to:控えめに依頼

例文:Try to send me the document as soon as possible.
(できるだけ早めに資料を送ってください)

try toはソフトに依頼をしたいときに使えます。

Send me the document as soon as possible.だと、「早く資料を送りなさい」とかなりきつい感じに伝わりますが、頭にTry toを付けると「なるべく」というニュアンスが加わり、若干きつさが抑えられるんです。

例えば、ビジネスの会議であまり発言が出ず、もっと発言が欲しい場合を考えてみましょう。

このときSpeak up!なんて言うと、先生が生徒に向かって「発言しなさい!」と言っているような強制的な言い方になってしまうのです。

これをTry to speak up.と言えば、「なるべく発言してくださいね」というニュアンスになります。

日常生活でもたくさん使います。

控えめに注意をするとき、否定形でよく出てくるんです。

例えば外国人が日本でのマナーを知らずに電車で電話をしていたとします。

そういうときはTry not to speak on the phone on the train.と言えば、「電車の中での通話はなるべく控えましょう」と、相手を責めるニュアンスは薄らぎ、ソフトに注意することができるんです。

角が立たない表現なのでおすすめです。

また、同じTry not toを使った、Try not to catch a cold!(風邪ひかないようにね!)は寒い冬の定番表現です。

ついでにもう1つtryでご紹介したいことがあります。

日本語では「(何かを)してみましょう」という意味で「レッツトライ!」とよく言いますが、英語では実は、動詞ではなく名詞のtryを使ったGive it a try.(やってみて)が自然な表現なんです。

口語ではtryの代わりにshotを使うこともあります。

Point
①控えめに依頼したいときにはtry toを頭に付けるとよい。
②誰かに注意したいときはtry not toを使うと角が立たない。
③日本語の「レッツトライ!」は英語ではGive it a try.

18. happen to:唐突感をやわらげる

例文:Do you happen to like cherries?
(サクランボとか好きだったりします?)

日本語でもハプニング(happening)はおなじみの単語でしょう。

Let’s make it happen.は、直訳だと「それを起こさせよう」で、make~happenは「~を実現させる」という意味になります。

仕事でもプライベートでも、何かを計画していて「ぜひ実現させましょう」と言うときに使えます。

それに対し、後に動詞が続くhappen toは、「ひょっとして~」「もしかして~」という意味になります

では、Do you happen to like cherries?と単なるDo you like cherries?では、ニュアンスはどのように違うのでしょうか?

前者は、後者のように唐突に「サクランボ好きですか?」と聞いているのではなく、「もしかして、サクランボなんか好きだったりします?」のようなニュアンスです。

その後に、サクランボをあげる、サクランボにまつわるよいニュースなどを話すなどの行動が予想できる表現なのです。

例えば、ホラー映画のチケットがあって誰かを誘いたいときは、相手にDo you happen to like horror movies?(ホラー映画好きだったりする?)などと切り出します。

他にも道で場所を聞くとき、Do you know “Ed’s Bakery”?(エドベーカリーは知っていますか?)だと、失礼ではありませんが「有名だから当然知ってるでしょ?」という感じが伝わってしまいます。

ここにhappen toを付けると、「ひょっとしてご存じだったりしますか?」とちょっと丁寧な印象になるのです。

控えめな言い方になるので、ビジネスなどかしこまった場面でも活用できます。

Did you happen to call me?は、「もしかして電話もらってました?」と尋ねる言い方です。

プライベートでは、気になる異性がいたら、その人の友達にDo you happen to know if she (he) is married or not?(彼女(彼)が結婚しているかどうか知っていたりします?)のようにさりげなく聞くことができますね。

Point
①happenは「起こる」で、make~happenは「~を実現させる」
②happen to~で「もしかして~」の意味に。
③尋ねるときにhappen toを付けると唐突感が和らぐ。

19. ever:強い気持ちを表現

例文:She’s ever so kind.
(彼女はとっても親切だ)

everはHave you ever been to Bail?(バリに行ったことがありますか?)のように、経験を表すときによく使います。

これとは別に、実はeverは自分の言っていることを強調するときにも使うんです。

She’s ever so kind.のeverは、「とても」という意味のsoをさらに強調して「非常に」「めちゃくちゃ」というニュアンスを出しています。

自分が相手に強く何かを伝えたいとき、ネイティブは自然にeverを付けることが多いです。

例えば誰かにお礼を言われたときに、You’re ever so welcome.と言えば、「もう全然たいしたことじゃありませんよ」というニュアンスになります。

また、強い否定としても使えます

映画などで、誰かが怒りながらNever, ever!(絶対にありえない!)なんて言っているのを聞いたことはありませんか?

このeverはneverを強調しているんです。

テイラー・スィフトのヒット曲『WE ARE NEVER EVER GETTING BACK TOGETHER』は、「ヨリを戻すなんて絶対に、100%ありえない!」というニュアンスのタイトルです。

一方で、実はeverには控えめになる使い方もあるので覚えておきましょう。

例えば、If you ever come to Tokyo, come see me.は「もし東京に来ることがあれば会いに来てね」という意味ですが、everが付いていることで「いずれ来ることがあったら」のような含みがあります。

ever1語でずいぶんと印象が変わるでしょう。

それから、everには「ずっと」という意味もあります

ever afterは、「その後ずっと」という意味で、Happily ever after.(ずっとお幸せに)は、結婚のお祝いのカードに添えられたりする定番のひと言です。

また、They lived happily ever after.は「ずっと幸せに暮らしましたとさ」と締めくくる、童話の定番表現です。

Point
①相手に何かを強く伝えたいときにeverはよく使われる。
②Never, ever!は強い否定の表現。
③「いずれ~するなら」とeverで控えめな表現も可能。

20. exactly:まさに!ぴったり!

例文:This is exactly what I was looking for.
(これこそまさに探していたものです)

exactlyは「完全に」「まさしく」という意味で、相手の発言に対して「その通りです」と肯定するときには、Exactly.のひと言で済みます

文中では、その後に続く言葉を受け、「まさに~」というニュアンスを出します。

This is exactly what I was looking for.のwhat I was looking forは、「探していたもの」という意味ですので、その前にexactlyが付くと、「他のどれでもなく、まさしくこれ!」というニュアンスが伝わるのです。

exactly what I wantedであれば、「まさに欲しかったもの」です。

友人が自分の好みのものをプレゼントしてくれたときに、This is exactly what I wanted.(これぞ私の欲しかったもの!)のように使ったりします。

他にも、例えば、そっくりな姉妹がいて、You and your sister look the same!と言えば「あなたと妹さん、似ているね」という意味ですが、the sameの前にexactlyを入れると、「まったく同じ顔しているじゃない!」と似ていることを強調した言い方になります。

また、数字と組み合わせて使うことも多いです。

6時ちょうどについた、と言うときには、exactlyを使って、I arrived at exactly six o’clock.となります。

How much is that watch?(その時計いくらだった?)と聞かれたときには、It’s 100 dollars, exactly.(100ドルちょうどだよ!)のように答えます。

では、What do you mean, exactly?はどういう意味かわかりますか?

これは誰かと話していて、一度では理解しきれなかったとき、より正確な情報が欲しいときによく使います。

わかりやすく訳せば、「具体的にどういうことでしょうか?」といった感じでしょうか。

ビジネスで詳しい説明を求めるときに使える表現です。

Point
①Exactly!で「まさにその通り!」
②exactlyはその後の言葉を受け「まさに~」のニュアンスを出す。
③exactlyと数字を組み合わせれば「~ちょうど」の意味に。

形容詞・副詞で英文を飾る

形容詞・副詞で文を飾る

1. 形容詞で飾ると英語がこんなにキラキラ

【日本人の英語は実はぶっきらぼう】

「日本人の英語はそっけない、ぶっきらぼう」と言っている外国人をよく目にします。

外国語である英語を話すことに集中しすぎるあまり、聞く相手への配慮が欠けてしまって、最悪の場合、外国人には無味乾燥に感じるようです。

例えば、英語が話せる柴田さんを紹介するというとき、

Shibata-san can speak English.

とだけ言っていませんか?

中学校の英語の試験なら全く問題ありません。

主な情報は揃っていますし、文法にも合っています。

ですが、ビジネスでこの英語をぽっと言ったとしたら、これで情報量が少なくて、言われた相手もどう反応していいかわかりません。

そこで、「柴田さんは実は英語が『うまい』んですよ」と、上手という情報を足して紹介したいとします。

そんなときには、形容詞・副詞で文を飾ります。

「うまい」はgoodなので、

Shibata-san can speak good English.

goodというひと言を足しただけですが、「柴田さん」の英語を話している様子がぐっと想像できるようになりました。

では、「田中さんは、ほとんど英語ができないんです。少しご配慮を」と言いたいときはどうしましょうか。

田中さんは「ほとんど英語を話さない(can hardly)」という情報を足してみましょう。

Tanaka-san can hardly speak English.

このように、形容詞や副詞を補うと「無味乾燥」だった英語にずいぶん動きが出てきました。

大人同士で会話するときに必要なのは、相手への気遣いです。

また、英語は日本語とは異なり、忖度してもらうことが前提の言葉ではありません。

相手は何を知りたいのか、こちらは何を伝えたいのか、それを考えてどんどん情報を足していくことで、コミュニケーションが初めて成立します。

形容詞や副詞をちょっと足すだけで、話はぐっと盛り上がるのです。

2. 大人っぽくするにはこんな形容詞で飾る

【あなたが思っていることが伝わる形容詞は?】

中学英語で、形容詞のド定番と言えばgoodとbadです。

「よい」ならgood、「ダメ」ならbadを使って表現することを学びました。

ですが、英語は同じ表現を繰り返し使うことを避けるため、同じ表現ばかりを使い回していては、話に面白みのない人だと相手に思われてしまうかもしれません。

では形容詞と副詞、例えば、どんなバリエーションをつければ、あなたの言いたいこと、思いが相手に伝わるか見ていきましょう。

羽田空港に到着したばかりのステファニーが、自分のフライトの様子を語っているシーンです。

田中部長と、柴田さんの形容詞の使い方の違いを見てください。

ステファニー:So, that was a long flight. I arrived in Haneda at 6:30 this morning. Access from Haneda to here was quite good, though.
(長いフライトでした。羽田空港には朝の6時30分に着きました。羽田からここへのアクセスはよかったですけどね)
田中部長:Good.
柴田さん:Oh, great.
ステファニー:Yeah, oh, at the Haneda Airport, by the way, I had breakfast at a Japanese restaurant.
(羽田空港と言えばね、和食屋さんで私は朝食を食べました)
田中部長:Oh, good food?
柴田さん:Oh, that’s wonderful.
ステファニー:The train was not air-conditioned, and it was too hot for me.
(電車はエアコンが効いてなかったから、とても暑くて)
田中部長:Oh, bad train.
柴田さん:Oh, that’s terrible.(それは大変でしたね)
ステファニー:The street was busy, and it was really hard to walk through.
(道が混雑していて、とても歩くのに大変だったわ)
田中部長:Oh, bad situation.
柴田さん:That sounds inconvenient.(それはご不便だったでしょうに)

田中部長は、日本に到着したばかりのステファニーへの気遣いを示すのに、goodとbadの形容詞だけで伝えようとしています。

でもやりとりからもわかるように、同じ言葉を繰り返して使うと、ネイティブには、ボキャ貧、つまり語彙不足で、表現力のない子供っぽい英語だという印象を与えてしまうことになります。

成熟した大人として、きちんと自分の意見を求められる場面では、実は語彙力はとても大切です。

これは英語でも日本語でも同じことですね。

例えば田中部長の会話を聞いて、ネイティブはどこがおかしいと感じるでしょうか。

具体的に見ていきましょう。

Good. → Oh, great.

goodは使いやすい言葉ですが、汎用性が高いだけに、いろいろな意味にとられる可能性があります。

そこでgoodの言い換えとして、同じgから始まるgreatを使ってみましょう。

これだけでも随分、相手に与える印象が変わります。

また、ネイティブがよく使うfantasticをここで使ってもいいでしょう。

Oh, bad. → Oh, that’s terrible. / That sounds inconvenient.

同情したり、否定的なことを言うときは、terrible(ひどい)や、inconvenient(不便)など、状況に応じて言葉を使い分けましょう。

形容詞や副詞をバリエーションを変えながら、場面に応じて適切な表現を用いていると、相手は「この人は話をしっかり聞いてくれている」と思ってくれます。

ですから、とても簡単な中学英語であっても、きちんと会話のやりとりができるようになるのです。

【言いたいことが伝わっていない】

形容詞と言えば、goodとbad、汎用性のある言葉ですので、これらの言葉を使うこと自体、悪いわけではまったくありません。

田中部長の英語に問題があるのは、これら2つの言葉だけをずっと使い続けていたことです。

繰り返し言いますが、goodやbadだけでは、どこがよくて、どこがダメなのか、はっきりわかりません。

あなたが本当に伝えたいことがぼんやりしてしまい、十分に気持ちが伝わらないのです。

大人の会話には、「意味をフォーカス」することが必要です。

例えば、goodではなくgreatやfantasticなど、badではなくterribleやinconvenientなどの、より意味がはっきりしている形容詞を使うと、情報がよりスムーズに伝わりやすくなるということが、ビジネスコミュニケーションの研究でもたびたび報告されています。

私がこれまで実施してきた日本企業でのビジネス英語研修でも、形容詞や副詞の使い方を少し工夫するだけで、ぐっと情報が伝わるのにもったいないな、と思うことがよくありました。

子供が話しているような印象を与えないために、形容詞と副詞の使い方をぜひ身につけてください。

ここで紹介する単語を意識して使うようになるだけで、相手の返事がぐっと変わることを実感できるはずです。

3.「いいね!」がいつもgoodではもの足りない

【自分の気持ちが一番伝わる形容詞をまず3つ決める】

「このシチュエーションならこの形容詞」と、自分好みの単語をまず決めて覚えておいて、上手に使いこなせるようにしておくと、話が弾むようになります。

「あなたは、おしゃれなオフィスで働いていますね」なら、

You work at a good office.

と、いつもどおりgoodと言ってしまいそうになります。

ですが、goodといっても、広々としたオフィスなのか、使い勝手がいいのか、整理整頓されているのか…この文からはわかりませんね。

例えば、本当にいい場所だなと心から思ったらfantastic(素晴らしい)、まずはこれを使おうと思っておけばいいのです。

You work at a fantastic office.

最近はカタカナ語としても「ファンタスティック」と、お馴染みです。

fantasticは、口語英語で使われる形容詞の代表例の一つです。

このほかに、ネイティブがほめる際にgoodの代わりによく使う単語には、次のようなものがあります。

自分が使えそうな単語を、あと2つ、3つ決めておいて、それを使い回せるようになれば、いつも同じ単語ばかりにはなりません。

具体的に言葉を飾ってみてください。

①心地いい:comfortable

You work at a comfortable office.
(あなたは、心地いいオフィスで働いていますね)

「心地いい」という意味のcomfortable。

発音は、「コンフォータブル」ではなく、「カンフタブル」です。

②デザインがいい:stylish

You work at a stylish office.
(あなたは、スタイリッシュなオフィスで働いていますね)

styleの形容詞形、stylish。

「スタイリッシュな家具」などの、カタカナ語でもおなじみの表現ですね。

③おしゃれな:fashionable

You work at a fashionable office.
(あなたは、おしゃれなオフィスで働いていますね)

前述のstylishと同じくらいよく使われる「おしゃれな」は、fashionの形容詞形、fashionableです。

④ちゃんとした:decent

You work at a decent office.
(あなたは、ちゃんとしたオフィスで働いていますね)

stylish、fashionableほどには馴染みはないかもしれませんが、英語ではこれらと同じぐらいよく使われる形容詞です。

これを使いこなせると自然な英語になります。

⑤きれいな・素敵な:beautiful

You work at a beautiful office.
(あなたは、素敵なオフィスで働いていますね)

beautifulは「美しい」という意味でお馴染みです。

それ以外にも「きれいな」「素敵な」などのような感覚でも使えます。

⑥素晴らしい:excellent

You work at an excellent office.
(あなたは、素晴らしいオフィスで働いていますね)

excellentもまたお馴染みの形容詞です。

発音の際、「エックセレントゥ」と、一番最初のeを強調するようにすると、さらに気持ちが伝わります。

⑦素晴らしい:wonderful

You work at a wonderful office.
(あなたは、素晴らしいオフィスで働いていますね)

excellentと同じく、wonderfulもお馴染みの形容詞です。

-fulは、「フル」ではなく、「フォ」のような感覚で、「ワンダフォ」のように言うと、英語っぽく聞こえます。

⑧驚くべき:amazing

You work at an amazing office.
(あなたは、驚くほど素晴らしいオフィスで働いていますね)

amazingは、「素晴らしい」、特に「驚くほどの」というニュアンスが入ってきます。

「いい意味で期待を裏切られた」というようなニュアンスのときに使います。

4. 大人の英語はbadを避ける

【badは「ひどい」というイメージが強い】

That’s bad.(それはダメですね)

Goodだけでなく、badも広い意味を持つ形容詞です。

「ダメ」とだけ言われても、非効率なのか、恰好が悪いのか、はっきりしません。

そのうえbadという言葉には「ひどい」というイメージが強くあるので、ビジネスなど、大人のやりとりで不用意に使うのは避けたい言葉です。

このようなマイナスの意味を表すbadは、good以上に気をつけて使わなくてはいけません。

That’s useless.(それは役に立ちませんね)

このように、意味を限定する具体的な形容詞に置き換えると、相手に正確に伝わります。

ネイティブがよく使う、badの代わりに使える代表的な形容詞を挙げてみましょう。

①役に立たない:useless

We shouldn’t pick up useless information.
(役に立たない情報を集めないようにしましょう)

-lessは、否定の意味を持つ接尾語です。

反対に-fulをつけると、useful(役に立つ)になります。

②効率が悪い:ineffective

Let’s stop working in an ineffective way.
(無駄なやり方で働くのはやめましょう)

effectiveに、否定の接頭語inがついた形です。

似た意味の言葉にinefficient(不十分な)もあります。

③生産性が悪い:unproductive

Sometimes, I feel unproductive working at home.
(時折、自宅での作業は生産性が低いと感じます)

unも、inと同様に、否定の意味を表す接頭語です。

④不親切である:impolite

You shouldn’t be impolite to your guest.
(お客様に粗相のないように)

polite(丁寧な)の反意語が、impoliteです。

また、「無礼な」と言う場合にはrudeという言葉もあります。

⑤有害である:harmful

Too much work can be harmful to your health.
(働きすぎは健康にとって有害になりうる)

harmは「害」。harmfulは「有害な」、反対に「無害な」はharmlessです。

⑥不十分である:inadequate

This equipment is inadequate to our business.
(この機器は我々のビジネスには不十分です。)

adequateは「十分な」という意味、「~にとって不十分な」と言うなら、inadequate to…とします。

⑦リスクがある:risky

She launched a very risky business.
(彼女はとてもリスクの高いビジネスを立ち上げました)

riskはリスクというカタカナ語でもお馴染みです。

この形容詞は、yをつけて、riskyとします。

⑧ひどい:horrible

He got a horrible cold last week.
(彼は先週ひどい風邪を引いてしまいました)

horribleは、horror(恐怖)の形容詞形です。

発音は「ホラブル」です。

⑨不便な:inconvenient

Sorry for any inconvenience.
(ご不便をおかけして申し訳ありません)

convenience store(コンビニ)でよく知られているconvenience(便利)の反意語です。

5. 頭がいいねと「ほめる」にも工夫が必要

【ひとつだけほめ単語を覚えるのならtalented】

いい企画を出した同僚に対して、「センスあるね!」というニュアンスで伝えたければ、

You are so talented.

使い分けをマスターするまでは、このtalentedを使っていれば大丈夫です。

「タレント」と聞くと、日本人は「芸能人」と思ってしまいますが、talentは、元々「才能」という意味です。

Talentedなら「才能を与えられた=才能のある人」です。

同じような使い方をするものに、gifted(才能という贈り物を与えられた)という表現もあります。

【「賢い」だったら、こんな言い方も】

He is so smart.(彼はとても賢いです)

スマートは、細身という意味で日本語として定着しています。

英語のsmartも同じ意味でしょうか。

smart phoneは、スタイリッシュな携帯という意味でしょうか。

いいえ、「賢い電話」という意味なのです。

ですが、このsmartという言葉、言い方によっては「ずる賢い」ということを公にしてしまう場合もあるので、使い方に注意が必要です。

賢いという意味でおなじみの形容詞、cleverもやはり同じで、言い方によっては要領がよいということを示してしまうこともあり、皮肉っぽくとられてしまうことも。

He is so intelligent.(彼はとても知的です)

賢いということを示すためにはintelligentという言葉を使うのがいいでしょう。

ちなみに、IQはintelligence quotientの頭文字、AIはartificial intelligenceの頭文字です(intelligentの名詞形がintelligence)。

【「賢い」の微妙なニュアンスの違い】

①有能な:talented

「才能に恵まれている」というニュアンスです。

He was so talented that he could deal with this task.
(彼はこの課題をこなせるほどに有能でした)

②賢い:smart

「ずる賢い」というニュアンスです。

That’s so smart of him to do so.
(そんなことするなんて、彼は賢いですね)

③賢い:clever

「要領がいい」というニュアンスです。

He hit upon a very clever idea.
(彼はとても賢い発想をしました)

④知的である:intelligent

「知性が高い」というニュアンスです。

Stephanie must be intelligent to get that job done.
(その仕事をやり遂げるなんて、ステファニーは知性が高いに違いありません)

⑤聡明な:wise

「利口である」というニュアンスです。

I don’t think this was a wise decision.
(私はこれが賢い決定であったとは思えません)

⑦知識がある:knowledgeable

「物知りみたい」というニュアンスです。

Tanaka-san must be so knowledgeable: otherwise, he couldn’t answer this question.
(田中さんは物知りに違いない。さもなければ、こんな質問に答えられるはずがありません)

6.「あまり好きではない」とやんわり断るには

【日本人の断り方は実はとてもぶっきらぼう】

日本人はYes、Noをはっきり言わないといわれます。

しかし、ぶっきらぼうに断るとも言われてもいます。

なぜでしょうか。

例えば、ビジネスシーンでは、あまり好きではなくても、やらなければならないなんていうことがよくあります。

I dislike it.(私は好きではない)

dislikeは「好きではない」という意味で、”I don’t like it.”という言葉よりも、軽いイメージを抱かれる人もいるかもしれません。

ですが、この動詞が持つネガティブなニュアンスはとても強く、使い方を間違えると、相手に嫌な思いをさせてしまいます。

ぶっきらぼうにならないために覚えておきたいのは次の表現。

I don’t like it very much.(あまり好きではありません)

not…very muchを一緒に使うと、「あまり~ではない」というニュアンスになり、この表現なら相手の気持ちに配慮しつつ、言いたいこともしっかり伝えられます。

<好き度が高い順>
1. I love it.(大好きです)
2. I like it.(好きです)
3. I don’t mind it.=It’s OK.(気にしません)
4. I don’t like it very much.(あまり好きではありません)
5. I don’t like it. / I dislike it.(好きではありません)
6. I hate it.(大嫌いです)

中学1年生レベルの単語で、こんなにも微妙な違いを表現できてしまうんですね。

ですからネイティブは、YesとNoをはっきり言うという思い込みは間違いです。

ネイティブは意見をはっきり言いますが、そんなにNoを連発しているわけではありません。

7. ほめ上手になる「五感を表す動詞+形容詞」

【五感を表す動詞を使うとさらに大人っぽい】

This food is very good taste.(とてもいい味ですね)

日本人の英語はbe動詞が多いとよく言われます。

be動詞が日本語の「~は」「~が」になんとなく似ているように思えるからかもしれません。

be動詞だけに頼ろうとすると、どうしてもその後が続かず、舌足らずな話し方になってしまうことがあるようです。

例えば、「とても美味しい」なら、

・This cake is good taste.
・This chicken is so tasty.

と、A is Bとしてしまいがちです。

これでも悪くないのですが、どことなくスマートではない印象です。

It tastes so good.(すごく美味しい)

これならどうでしょう。

五感を表す動詞(taste)と、形容詞を持ってくると、スマートで、自然な英語に聞こえます。

【五感を表す動詞を使うと英語がキラキラ】

中学校で習ったのに、あんまり使ってこなかった五感を表す動詞、これを使って、いろいろ表現してみましょう。

①視覚:look(見える)

It looks beautiful.
(きれいに見えます)

②聴覚:sound(聞こえる)

It sounds great.
(素晴らしいものに聞こえます)

③触覚:feel(感じる)

I feel so comfortable here.
(私はここがとても気持ちよく感じています)

④味覚:taste(美味しい)

It tastes good.
(美味しいです)

⑤嗅覚:smell(匂う)

It smells nice.
(いい匂いです)

8. 情報を追加するなら副詞で

【話を盛り上げる必殺の品詞・副詞】

Shibata-san passed the MBA test.
(柴田さんはMBA試験に合格しました)

「誰が、どうした」と伝えるのは会話の基本です。

ですが、それだけを淡々と言っても、「(それに対して)自分はどういう気持ちなのか」が伝わりずらく、話が盛り上がらないということもあります。

そんなとき、いくつかの副詞で追加の情報をつけてあげると、会話に広がりが出ます。

Unbelievably, Shibata-san couldn’t get her MBA.
(信じられないことに、柴田さんはMBAの試験に合格しませんでした)

副詞を上手に使うと、あなたがどのような気持ちで言っているのかわかり、相手があなたを理解する手掛かりとなるのです。

このような話を広げるための副詞は、文の最初につけると効果があります。

【ネイティブが会話でよく使う9の副詞】

話の流れを作り、相手もあなたの話にとっかかりを見つけて、会話を弾ませるのに便利な副詞を紹介します。

①信じられないことに:unbelievably

This product is unbelievably well-designed.
(この製品は、信じられないほどよいデザインです)

②明らかに:obviously

The new plan is obviously effective.
(新しいプランは明らかに効果的です)

③見たところ、~だ:apparently

Tanaka-san is apparently available next Tuesday.
(田中さんは見たところ、次の火曜日は都合がよいようです)
Apparently, he is busy today.
(どうやら、彼は今日は忙しいようです)

④幸運にも:fortunately/luckily

I was late, but fortunately/luckily the meeting hadn’t started yet.
(遅刻してしまったが、幸運にもミーティングはまだ始まっていませんでした)

⑤不幸にも:unfortunately

Unfortunately, they couldn’t make it to the workshop this afternoon.
(不幸にも、彼らは午後の研修には間に合いませんでした)

⑥どうやら:seemingly

The company cafeteria is seemingly busy.
(社員食堂は、どうやら混んでいます)

⑦それに応じて、したがって:accordingly

I’ll modify my presentation accordingly.
(私は、それに応じてプレゼンを変更します)

⑧結果として:consequently

I worked overtime and consequently couldn’t join the party.
(残業した結果、宴会には参加できませんでした)

⑨その後:subsequently

He achieved a big success with his project. Subsequently, he got ahead.
(彼はプロジェクトで成功を収めました。その後、昇進したのです)

9. ビジネスパーソンの英語を豊かにする副詞

【言いたいことの7割が副詞で通じることも】

ビジネスパーソンなら押さえておきたいのは、「時間」と「量(多い、少ない)」です。

これらを表す副詞は、ぜひ押さえておきましょう。

I get up at seven o’clock in the morning.
(私は朝7時に起きます)

この文は、自分の習慣を伝えています。

この文に頻度を表す副詞を加えると、話がぐっと広がります。

I usually get up at seven o’clock in the morning.
(私はたいてい、朝7時に起きます)

ビジネスでは、この「頻度を表す副詞」を確実に活用できるようにしておくと、会話に広がりが出ます。

【頻度を表す副詞】

①いつも:always(頻度100%)

Tanaka-san always speaks his mind.
(田中さんは、いつも思ったことを口にします)

②たいてい:usually(頻度90%)

I usually get up at seven o’clock in the morning.
(私はたいてい、朝7時に起きます)

③しばしば:often(頻度70~80%)

Shibata-san often travels abroad on vacation.
(柴田さんは、しばしば休暇中に海外旅行をします)

④ときどき:sometimes(頻度50%程度)

Tanaka-san sometimes gets angry.
(田中さんは、ときどき、怒ります)

⑤時折:occasionally(頻度20~30%)

We occasionally go for a drink after work.
(私たちは、時折、仕事の後に飲みに行きます)

⑥ほとんど~ない:hardly ever(頻度10%程度)

Oka-san hardly (ever) speaks English in public.
(岡さんは公の場ではほとんど英語を話しません)

⑦一度も~ない:never(頻度0%)

You never hang out with me.
(あなたたちは、私と一緒に一度も遊びに行ったことがありません)

10. 否定を伝える

【日本語と同じで英語でも否定語の力は強い】

I don’t drink alcohol.(私はアルコールを飲みません)

don’tは「~しない」というときに使うとして、中学校の教科書にも登場します。

我々にとっては使いやすい表現です。

ですが、否定の言葉は、肯定の言葉よりも、相手の印象に強く残るものです。

これは日本語でも同じですよね。

できるだけ否定の言葉を避けて、他の言葉で代用するよう工夫することで、ぐっと大人度がアップした言い方になります。

I rarely drink alcohol.(私はほとんどお酒を飲みません)

日本語の「レア」というのは、「まれにある」ということを示しますが、英語のrarelyは「そういうことはほとんどない」というニュアンスを示します。

ですが、don’tという否定語よりも強い響きを持っておらず、やんわり「そういうことはやらない」ということを表現するのに役立ちます。

【大人英語で使える否定の副詞】

①ほとんど~ない:hardly (ever)

I can hardly believe it.
(私はほとんどそれを信じられません)

②ほとんど~ない:scarcely

Shibata-san scarcely drinks.
(柴田さんはほとんどお酒を飲みません)

③めったに~しない:seldom

Oka-san seldom comes late.
(岡さんはめったに遅刻しません)

【これも知っておきたい】

「少し」という意味のfew/littleもaがつくと肯定的、aをとると否定的というニュアンスの違いが生まれます。

①few
We have a few days to go.(まだ2、3日あります)
We (only) have few days to go.(もう2、3日しかありません)
②little
We have a little time left.(まだ少し時間が残されています)
We have little time left.(ほとんど時間が残されていません)

お馴染みの英語フレーズを言い換えよう―Part 2―

お馴染みの英語フレーズを言い換えよう―Part 2―

14. たぶん(大丈夫)

△Maybe.
〇Will probably do.

【Maybeは「たぶんダメ…」】

「たぶん」にあたる表現として、日本人に好まれるのがmaybeです。

どこかで一度は言ってみたことのある表現ではないでしょうか。

ですが、このmaybeは、実はとても否定的な言い方に聞こえます。

「たぶん行ける」ではなく、「たぶんダメ」ということを暗に伝えたいときに使う言葉です。

【日本語のたぶんはprobablyが近い】

probablyは、「おそらく」と訳しますが、比較的可能性の高い「たぶん」です。

ですから、日本語の感覚で、肯定的に「たぶん大丈夫です」と伝えたい場合には、Yes, probably.と伝えるようにするといいでしょう。

また、別の言い方として、Yes, perhaps.(はい、たぶん)も併せて覚えておきましょう。

一般的に、アメリカではprobably、イギリスではperhapsが好まれると言われています。

「たぶん大丈夫です」と言いたい場合には、会話表現では上記のWill probably do.というフレーズがよく用いられます。

主語のIは省略されていると考えます。

Willから始まるので、最初は少し奇妙な感じを受けるかもしれませんが、maybeより、こちらのニュアンスのほうが相手に確実に伝わります。

15. ミーティングが沈黙で終わる

△……
〇That’s all.

【何も言葉を発しないと相手は不安に】

日本のミーティングは、沈黙で終わる傾向がまだあります。

無反応というわけではなく、黙って頷くことで、「他に言うことは何もない」と暗に伝えているのですが、英語のミーティングでは、沈黙で終了するというのはまれです。

文化の違いですので、どちらがいいということではありません。

ですが日本の文化に慣れていない外国人には、沈黙の意味するところがわからず、困惑する人も多いようです。

【お礼の表現で終了するのが大人】

ミーティングを終える際、Finish!(終わらせろ!)などの単語を使うのはあまり得策ではありません。

むしろ、「これですべてが終了した」という意思表示をするための表現を用いる必要があります。

そのときに使いやすいのが、That’s all.(以上です)という表現です。

また、So much for today. Thank you for your time.(今日はこれで終わりです。お時間をいただきありがとうございました)という表現も併せて覚えておくといいでしょう。

日本では、「沈黙は金なり(Silent is gold.)」と言われるように、沈黙を評価する風習がありますが、英語圏はその逆で、沈黙が過ぎると、場合によっては「無責任なコミュニケーター」であると思われてしまうこともあります。

気をつけたいですね。

【ミーティング終了時の表現】

ミーティングを終える際に、こんなひと言を添えられるといいかもしれません。

This brings us to the end of our meeting.
(これでミーティングは終わりです)

bringは「持ってくる、そういう状態になる」という意味の動詞です。

「みなさんのご協力のおかげで、ミーティングがまとまりました」という感じが出る表現です。

また、「ご協力感謝します」とひと言添えたければ、

Thank you very much for your contribution.
(貢献してくださり、本当にありがとうございました)

と言ってみるのもいいでしょう。

Alright. So, thanks for your time.
(はい。それではお時間をいただきありがとうございました)

ミーティングは、何かと時間をとられるものです。

時間を調整してくださった労をねぎらうためのひと言です。

16. ちょっとお食事でもいかがでしょうか?

△Let’s go to dinner.
〇How about dinner tonight?
〇How about having dinner tonight?

【実は押しつけがましい表現】

Let’s…(~しましょう)は、中学校の英語教科書でもよく登場し、日本人には使いやすい表現のひとつでしょう。

ですが、よく考えて見るとlet’s…(let usの短縮形)というのは、実は命令形です。

わたしたちにとっては、「~しませんか?」と軽い気持ちで誘っているつもりでも、言われた相手には、とても強引な印象を与えます

【「プライベートな時間も仕事」は今や世界標準?】

How about…?は、相手の意向を伺うのによい表現で、丁寧に誘いたいときによく使います。

また、dinnerという言葉は、あくまでも「夕食」を意味する言葉なので、プライベートな誘いで使うのが一般的です。

一方、ビジネス上の「懇親会」ということをはっきりさせたい場合は、receptionという表現を使うといいでしょう。

ところで、「欧米のビジネスパーソンは、プライベートとビジネスをきっちり分ける」イメージがあります。

確かに一昔前まではこのように言われていました。

しかし、いろいろな国のビジネスパーソンに聞いてみると、グローバル化が進み、昔ほど、「プライベートとビジネスをはっきり分ける」わけにはいかなくなってきているようです。

いつまでも昔の思い込みを引きずっていると、思わぬカルチャーショックを受けてしまうかもしれません。

【「丁寧に相手を誘う」様々な表現】

How about…?を使った他の表現をいくつか紹介しましょう。

・How about going for a drink?
(今から、一杯どうですか?)
・How about having lunch together?
(一緒にランチでもいかがですか?)
・How about a Chinese restaurant?
(中華料理はどうですか?)

How about…?に似た表現にWhat about…?があります。

どちらも提案に用いられる表現です。

What about…?は、「~についてはどうしますか?」というニュアンスで、以下のように、問題などについて確認を促す場合に用いられます。

・You won’t be here next Friday? What about your English class?
(金曜日はいないんですか?英語のクラスはどうするの?)
・What about the possible venue for the next conference?
(次回の会議の開催候補地はどうしますか?)

17. ビールでいいですか?

△Beer, OK?
〇Would you like beer?
〇Would you care for beer?

【日本流の誘い方でいいの?】

「とりあえずビールでいいですか?」のつもりで、Beer, OK?と聞いてしまうことはありませんか?

こちらとしては、決して押しつけるつもりで言っているわけではないのですが、言われた方には、少し断りづらい尋ね方になっているのです。

【自分の好みを言いやすい尋ね方をしよう】

飲み会で最初のドリンクの定番と言えば、日本ではまだまだやっぱりビール。

もちろん外国のお客様にも、ビールが好きという人は決して珍しくないようです。

ですから、宴席の最初にビールを飲むということ自体は、決して奇妙な日本独特の習慣というわけではありません。

でも相手の意向を考えてお勧めするのが、大人の英語です。

「私は~がいいです」と、言いやすい誘い方になるのが、上記の表現です。

「何か飲み物でも…」と言うのなら、

Would you like some refreshments?

という表現もスマートです。

【人に何かを勧めるときの言い方】

Would you like…?は、人に何かを勧めるときに使うフレーズです。

・Would you like some coffee?
(コーヒーはいかがですか?)
・Would you like some green tea?
(緑茶はいかがですか?)
・Would you like some chocolate?
(チョコレートはいかがですか?)

などのように、様々なシーンで使うことができます。

またこの言い方は、相手の意向を尋ねる丁寧なフレーズなので、相手が欲しくないときには、気軽に断ることができます。

例えば、ビールが欲しくない場合に、Would you like beer?とあなたが言われたら、このような断り方をするとよいでしょう。

Oh, no thanks. I would rather have a glass of red wine.
(いいえ、結構です。むしろ赤ワインをグラスでいただけますか?)

【ビールの頼み方】

「生、中ジョッキね!」と言いたい場合、A glass of beer.と言ってしまっていませんか?

これは「グラスビール1杯」という意味で、飲み会の最初でよく聞かれる、「生、中ジョッキ1杯ね」の意味ではありません。

「生、中ジョッキ1杯」と言いたい場合には、a pint of beer.が一般的です。

パイントという単位は、ビールを数える単位で、アメリカとイギリスでは少々、量が異なります。

1パイント=約470㎎(アメリカ)、約570㎎(イギリス)

18. もう1杯いかがですか?

△One more?
〇Another one?

【気を遣ったつもりが押しつけがましい!?】

お客様のグラスが残り少なくなっているのを見ると、思わず、「もう1杯いかがですか?」と聞かずにはいられなくなりますよね。

そんなとき、One more?と、つい言ってしまいがちです。

馴染みがある表現だから、口をついて出やすいですね。

ですが、この表現、言われた方は少し断りづらい印象があります。

【「もう少し」のニュアンスはanotherで】

誰かに何かを勧める表現として、Would you like some…?を使うと前述しました。

そこで、Would you like some more beer?と言うこともできますが、これは、お店の人がお客様に使う表現のような印象になります。

some more beerのsomeは、「いくつか」ではなく、「それなりのもの」というニュアンスです。

そこで、「もうひとつ」の意味のanotherを使うと効果的でしょう。

瓶ビールなどを注ぐときは、

Can I top you up?(お注ぎしましょうか?)

と言うと好印象を与えます。

グラスに残っているビールの量をアップさせてあげる、というニュアンスですね。

飲み物を勧める場合も、お代わりを勧めるときも、相手が断りづらいような表現を使うことは避けたいですね。

19. ありがとうございます

△Thank you.
〇Thank you for coming.

【Thank youの言い方】

宴もたけなわ、お開きの時間が近づいてきたら、主催者側としては、宴席に来てくれたことに感謝を示して終わりたいですね。

Thank you.は感謝を示す、お馴染みの表現です。

使いやすいので、つい連発してしまう人も少なくないでしょう。

ですが、いくら使いやすい表現でも何度も連発すると相手に伝わる感謝の気持ちも次第に薄れてしまいます。

【Thank youの後ろにforをつけるのがポイント】

感謝を示す際には、後ろにforをつけて、何に感謝しているのかをはっきり言うことが効果的です。

レセプションの締めにも使いたい表現に次のようなものがあります。

・Thank you for joining us.
(いらしていただきありがとうございます)
・Thank you for drinking with us tonight.
(今夜はお酒をお付き合いいただきありがとうございます)
・Thank you very much for sharing some valuable information.
(貴重な情報をシェアしていただきありがとうございます)
・Thank you very much for being a part.
(大事な部分を担っていただきありがとうございます)

20. ここは僕もちで

△I will pay.
〇It’s on me.

【本当は「払いたくない」のかな】

「ここは私が!」と言いたくて、「私が払います」を英語にしてI’ll pay!と言ってしまったことはありませんか?

おもてなしの気持ちを示そうとして、「ドヤ顔」でI’ll pay.と言ってみても、「払う」と言ってもらっているだけで、気持ちよくそう思っているのかわかりません。

言われた相手は「本当は払いたくないのかな」と思ってしまっているかもしれません。

気持ちのいい支払いのためには、どのような表現がいいでしょうか?

【前置詞の使い方がポイント】

前置詞のonは、「~にくっつく」というのが原義です。

「お勘定は私につけておいて」というような感覚で、このように言ってみましょう。

また、「うちの会社もちで」ということをほのめかしたければ、It’s on us.もいいでしょう。

少しかしこまった言い方ですが、It’s our treat.(私たちのおごりです)という言い方もあります。

支払いの言い方をいろいろな表現で
・4,000 yen for each, please.(一人4000円です)
・You should pay in advance.(先払い制です)
・Could you pay the exact amount?(ちょうどの金額をお支払いいただけますか?=おつりのないようにお願いします)

21. ホテルまでお戻りになれますか?

△Can you go back?
〇Can you find your way back?

【誤解されやすい表現】

お客様との別れ際に、「ホテルまでの帰り方、わかりますか?」と言うつもりでCan you go back?と言ってしまうことがあるかもしれません。

この表現、「元の場所(お店や会社)に戻っていいですか?」ととられる可能性もあります。

特に食事会が終わったときに使うと、「えっ、またあのお店に戻るの?」「会社に戻るのかなぁ」と勘違いされたら、やりとりがちぐはぐになりますね。

【目的地をはっきり言えば誤解はなし】

Can you go back to your hotel?と、戻るべき場所をはっきり言うことで、「二次会に行く」というような誤解は避けることができるでしょう。

「帰り道がわかりますか?」と聞きたい場合は、Can you find your way back?と言えば、確実に伝わります。

また、「ホテルまでお送りしましょうか?」では、以下のような言い方もわかりやすいでしょう。

I’ll take you back to your hotel. Please follow me.
(ホテルまでお送りします。私と一緒にいらしてください)

自分一人で帰れる場合は相手も、Oh, I’m fine. I can find my way back. You go home.(大丈夫です。自分で戻れますから。お帰りくださっていいですよ)などと言ってくれるでしょう。

ちなみに、Can you go back?は、プレゼンの際に「ちょっとスライドを戻して」とお願いしたいときに使えます。

22. 明日、ホテルにお迎えに伺います

△I’ll go to your hotel tomorrow morning.
〇I’ll see you at the hotel tomorrow morning.

【せっかくお迎えに行こうとしているのに警戒される?】

外国からのお客様に、「明日、ホテルに迎えに行きますよ」と伝えたいとき、I’ll go to your hotel tomorrow morning.と言ってしまったことはありませんか?

この表現でも、「明日迎えに行く」ということが伝わらないわけではないのですが、強引にホテルに押しかけているようなイメージで伝わってしまうかもしれません。

【相手に安心感を与えるのはこの表現】

「明日、ホテルでお会いしましょう」と具体的な言い方をすることで、強引なイメージがずいぶん軽減されます。

また、もっと具体的に「明日9時にホテルのロビーでお会いしましょう」と伝えたい場合は、

I’ll see you at the hotel lobby at nine o’clock tomorrow morning.

「場所→時間」の順番で表現するのが自然です。

「空港に午後3時に迎えに行きます」なら、pick up(迎えに行く)で、

I’ll pick you up at the airport at three o’clock in the afternoon.

と言えばいいですね。

23.(あなたの会社の)Aさんによろしくお伝えください

△Is John OK?
〇Say hello to John.

【相手の身に何かあったみたいにとられるかも】

別れのシーンで、相手の上司や知り合いに「よろしく」と伝えたい場合はどうでしょうか。

Is John OK?では、「ジョンはあれから大丈夫ですか?」と、ジョンの身に何かあったことが前提で質問しているようにとられてしまう可能性があります。

単に、別れのあいさつとして、「ジョンによろしくね」と伝えたければどうしたらいいでしょう。

【決まり文句はそのまま覚えておこう】

Say hello to…は、「~によろしく伝える」という意味の熟語です。

この表現を使うことで、軽く、「ジョンによろしく伝えてくださいね」というメッセージを伝えられます。

また、もう少しビジネス向きな言い方をすると、

Please extend my greeting to John.

となります。

私のあいさつ(greeting)を、Johnまで伸ばしてください(extend)という意味になります。

ただしこちらはSay hello to…に比べると、少し書き言葉のような印象になります。

24. お気をつけて

△Goodbye.
〇Take care.

【定番だけど、そっけなく聞こえる】

別れのあいさつの定番と言えば、この表現です。

英語の授業が終わるときに、先生がGoodbye everyone!と言っていたのが耳に残っているでしょう。

Goodbyeは、God be with ye(神があなたとともにありますように。Yeは古い英語でyouを表す)が元の意味だとする説がとても有力ですが、Goodbye.は使い方によってはとてもそっけない別れのあいさつに思われてしまいます。

See you.のほうが、一般的に使われる表現です。

【別れのあいさつこそ心に残る言葉で】

心に残る別れのあいさつをしたい。

そんなときは、別れ際にTake care.と言うと、とても効果的です。

この表現はそのまま訳せば、「気をつけて」という意味になります。

日本語でも別れ際に「お気をつけて」と言いますよね。

英語の授業で先生が、Goodbye, everyone.(それでは、みなさん、さようなら!)と別れのあいさつをしてもいいのですが、ビジネスシーンではこのような別れ方をすると、「冷たい人、なんかそっけないな」という印象を与えかねません。

「別れる」ということよりも、「次にいつ会うか」を意識して、See you Wednesday.(水曜日に会いましょう)などのような言い方にすると、ずいぶん印象が変わります。

【状況に応じた丁寧な別れのあいさつを覚えておこう】

自分の気持ちを、より相手に伝えたいと思うなら、こんな表現も使ってみてください。

・Have a nice night.(よい夜をお過ごしください)
・Cheers, mate.(じゃあね)

<次につながるような別れのあいさつ>

・Thank you very much for your time.
(お時間いただき、ありがとうございました)
・Nice meeting you.
(あなたとお会いできてうれしかったです)
・Mind how you go.
(道中、ご無事で)
・See you in the conference, if not before.
(それでは、次は会議でお会いしましょう、それまでに何もなければ)
・All the best.
(それでは、ごきげんよう)

【職場を和ませるコミュニケーションのための表現】

英語でこそ、よくやってくれたことに感謝したり、ねぎらったりしたいものです。

ここでいくつか紹介しましょう。

<上司が部下に言うのなら>

Well done. Good job.

プレゼンなどで、「よく頑張った!」と上司が部下をねぎらいたい場合は、このような表現がいいでしょう。

ですが、Good job.だけを連呼していても無意味です。

それに続けてI liked your analysis.(あなたの分析が気に入りました)など、具体的にどこがよかったかに言及するとよいでしょう。

例えば、会議をアレンジしてくれた人に対いて、

Thank you for organizing the meeting.
(会議を設定してくれてありがとう)

と言えるといいですね。

<仕事終わりのあいさつとして言うのなら>

See you tomorrow.

職場から帰るときに「お疲れさまです」とあいさつする習慣は英語圏ではありません。

帰るときには別れのあいさつをするのが一般的です。

休暇をとる人には、次のようにひと言かけられるといいですね。

Have a nice vacation.

25. 私も

△(Looking forward to seeing you again tomorrow.) Me, too!
〇Likewise.

【簡単に言える言葉こそ、注意が必要】

中学校の英語の教科書に必ず出てくる、「相手の意見と同じ意見だ」ということを表す表現です。

SNSなどで、#Me Tooというハッシュタグから起こった、ミートゥー運動でこの表現を思い出した人もいるでしょう。

簡単に同意できるので、Me, too!とつい反射的に言ってしまいますが、実はそれは考えものなのです。

【表現のバリエーションを増やす】

me, too.を連発していると、子供っぽいコミュニケーションである、という印象を相手に与えてしまいます。

意見に同意をすること自体が悪いわけではなく、同じ表現を連発してしまっていることが問題なので、ぜひ表現のバリエーションを増やしましょう。

別れのシーンなどで、「私も(楽しみにしている)」などと言いたい場合、上記のような表現を使ってみるといいでしょう。

また、次のような言い方もおしゃれですね。

・I really enjoyed working with you, Tanaka-san.
(田中さん、あなたと一緒に仕事ができてとても楽しかった)
・The feeling is mutual.
(お互いに同じ気持ちですよ)

【他にも知っておきたいNG英語表現】

英会話のフレーズ集などの定番だけど、大人は使うのを避けたほうがいい表現があります。

基本的に、相手のプライベートなバックグラウンドについて尋ねることは控えた方がいいでしょう。

ですが、職務上などで事務的に聞かなければならないという場合もあるかもしれません。

そんなときは、次のような言い換え表現を覚えておくといいでしょう。

<例1>
×What’s your hobby?
×What are your hobbies?
⇒相手に尋問しているような言い方に聞こえます。
趣味について聞きたい場合には、以下の表現を使えば失礼にあたることはないでしょう。
〇What’s your favorite pastime?(好きな時間の過ごし方は何ですか?)
〇What do you like to do in your free time?(暇な時間には何をするのが好きですか?)

<例2>
×How old are you?(おいくつですか?)
⇒ビジネスの場で年齢を聞くのは(特に女性に対しては)NGです。できれば聞かないほうがいいでしょう。
事務的に相手の生年月日を尋ねなければならない場合には、以下の表現を使えば失礼にあたることはないでしょう。
〇May I have your date of birth?(生年月日をお伺いしてもいいですか?)

お馴染みの英語フレーズを言い換えよう―Part 1―

お馴染みの英語フレーズを言い換えよう―Part 1―

1. もう一度言っていただけますか?

△I beg your pardon?
〇Sorry

【とても古めかしくて、バカ丁寧】

教科書に出てくる「聞き返し」の懐かしい定番フレーズI beg your pardon?

私たちは、相手の言っていることがわからなかったら、「このフレーズを使って聞き返しましょう」と習ってきました。

しかしこの聞き返し方、ネイティブは友達同士では使わない、「とても古めかしい、バカ丁寧な表現」で、場合によっては慇懃無礼な印象を持つようです。

【Sorry?を聞き返し表現に】

謝罪のフレーズとして誰もが知っているSorry。

ネイティブはこのSorryを、相手の言っていることがわからずに聞き返す際のフレーズとして使います。

ポイントは、Sorry?↑のように語尾を上げることです。

語尾を下げると、謝罪の意味になってしまいます。

Pardon?より、Sorry?を使うと、一気に大人っぽくなります。

【これも使える聞き返し表現】

聞き返すときのフレーズとして、特にイギリス英語でよく使われるのは以下のフレーズです。

Come again, please?

そのまま訳せば、「もう1回来てください」という意味なので、「出直してこいや!」といったニュアンスに感じるかもしれませんが、実はこれ、「おっしゃったことをもう一度言ってください」という意味です。

Sorry?と併せてこの表現も覚えておいてください。

では、Repeat, please?はどうでしょうか。

「もう一度お願いできますか?」と言っているつもりでしょうが、しかし、いくらpleaseをつけても、「~しなさいね」といった命令のニュアンスで伝わってしまい、お願いには感じられません。

場合によっては、「横柄な態度の人」と勘違いされることもあります。

そこで、

Could you say that again, please?
(もう一度お願いできますか?)

このようにCould youで始めると、さりげなく丁寧な印象になります。

「ゆっくり言い直していただけますか?」とお願いするのも、相手にとっては負担であることには変わりません。

このとき、動詞のslow downではなく、Slowly, please?と、副詞のslowlyを使えば命令口調にならないのではと思ってしまいますが、そうでもありません。

やはり、Could youを使って、

Could you speak a little more slowly, please?
(もう少しゆっくり話していただけますか?)

このようにお願いすると、とても自然な大人英語の印象になります。

あの手、この手で、言い直しをお願いしよう
① Sorry?
② Come again, please?
③ Could you say that again, please?
④ Could you speak a little more slowly, please?

2. お名前、伺えますか?

△What’s your name?
〇May I have your name, please?

【実はかなりぶっきらぼうな聞き方】

外国人の名前が聞き取れないことって、とても多いですよね。

「えっ?What’s your name?」、または「What’s your name again?」と、子供のときから知っている鉄板フレーズを、つい得意げに使いたくなります。

ですがこの表現、注意が必要です。

外国人には「あんたの名前、何?」と、とてもぶっきらぼうに、上から目線な言い方で聞こえてしまうこともあるからです。

【過去形にしてもよし、助動詞のMayを使ってもよし】

ビジネスのシーンであれば、「あんたの名前、何?」ではなく、「お名前を教えていただけますか?」ぐらい丁寧に尋ねたいものです。

そこで過去形にして、What was your name again?(お名前は何でしたか?)とすると、少し丁寧な感じになります。

さらに丁寧な表現の万能フレーズが、Mayを使った言い方です。

助動詞をうまく使うと丁寧な表現に変わるのです。

例えば私たちが飛行場などでよく聞くアナウンスにMay I have your attention, please?(お知らせします)という表現がありますね。

May I have your…?は、相手の注意を引く場合によく使われる以外に、実は相手から情報を引き出す際にもよく使われる丁寧なフレーズです。

【Mayを使えるとこんなに便利】

・May I have your phone number?
(電話番号を教えていただけますか?)
・May I have your email address?
(メールアドレスを教えていただけますか?)

職場で打ち合わせをしたいとき、「少しお話してもよろしいですか?」と相手の都合を聞くならば、

May I have a word with you?
(よろしいでしょうか?)

May I…?は、様々なビジネスシーンで役に立ちます。

丁寧に相手から許可を得たり、へりくだったお願いである印象を与えることができます。

・May I have your contact information, please?
(連絡先を教えてください)
・May I ask about your availability?
(ご都合をお聞かせください)
・May I ask a favor?
(お願いがあります)

【Can I~? Can you~?はどう違う?】

英会話フレーズ集にもよく出てくるこの2つの表現。

Can I~?(私が~してもいいですか?)は、相手から許可を得る場合、Can you~?(~してくれますか?)は、相手に依頼したいときに使います。

Can you~? Can I~?という聞き方より、過去形のCould you~? Could I~?のほうがより丁寧です。

過去形にすることで自分たちが置かれている今の状況から「少し距離を置いている」感じが相手に伝わるからです。

また、Can I~? Could I~?よりも、May I~?としたほうがさらに丁寧な印象になります。

右に行くほど丁寧度が増す
Can<Could<May<Might

3. お待ちください

△Please wait.
〇Hang on, please.

【言い方によってはとても機械的】

電話対応などで、「少々お待ちください」というシーン。

そのときについ使ってしまうのがwaitという表現。

「待っていてください」というお願いをするとき、Please wait.を使っていますが、言い方によっては、機械が話しているようなデジタル音声のように聞こえたり、「ちょっと、待った!」と、相手の話を「さえぎっている」かのような印象を与えることがあります。

【「少々」のニュアンスを入れるとスマートに】

「そのまま切らずにお待ちください」と言いたいとき、どんなな表現を使うのがスマートでしょうか?

相手を待たせる際によく使われるのが、Hang on.(お待ちください)です。

「少々」というニュアンスを伝えたいなら、a second(1秒)を加えて、Hang on a second, please.(少々お待ちください)と表現することもあります。

日常会話では、secondを縮めたsecを用いて、Hang on a sec.(ハンゴナセック)と言うこともよくあります。

この表現は、電話だけでなく「この場で少しお待ちください」という場合にも使います。

「このまま切らずにお待ちください」と言いたい場合には、Hold the line, please.(回線をそのままにしておいてください)という言い方も使いやすくて丁寧です。

4. どういたしまして

△You’re welcome.
〇Of course. / My pleasure.

【いつでも使える万能表現ではない!?】

Thank you.と言われたとき、必ず教科書に登場する返答がYou’re welcome.です。

しかし、相手に何か親切にしてあげて、Thank you.と言ってもらった場合の返答として使う表現が、You’re welcome.であって、いつでもどこでも使える万能表現ではありません。

ネイティブにとっては、とてもかしこまった表現で古くさい印象があり、「恐縮でございます」「痛み入ります」ぐらいの感じでしょうか。

【おしゃれに「どういたしまして」】

Of course.は、「もちろん」という意味で覚えている人が多いでしょう。

日本語で考えると、「ありがとう」に対して、「もちろん」というのは、なんだか上から目線な言い方のように聞こえますが、そんなことはありません。

英語ではとても自然なやりとりです。

また、Sure.という言い方や、イギリス人ならMy pleasure.という言い方も好みます。

Thank you.と言われたときのおしゃれな返答あれこれ
・Don’t mention it.(いえいえ、どういたしまして)
・Any time.(そのぐらいのことならいつでも言ってください)
・Thank YOU.(こちらこそありがとう)⇒youを強めに発音

【覚えておきたい、丁寧な相づち】

相づちの鉄板と言えば、Uh-huh.(アーハー)ウンウン、ですが、この表現、どことなく気恥しい感じですよね。

そこで、こんな感じの相づちはいかがでしょうか。

◎相手の意見に同意をするとき
・Oh, that’s right.(そうですね)
・Indeed.(そのとおりです)
◎「おっしゃっていましたね」と言いたいとき
・Yeah, you said that.(おっしゃっていましたね)
・Yeah, you told me that.(そう教えてくださいましたね)

日本でよく言われる、人間関係をよくする相づちの「さしすせそ(さすが、知らなかった、すごい、センスある、そうなんだ)」。

英語では、そのすべてのニュアンスを持った便利な1語があるのです。

Awesome.(いいですね!)

相づちは、「会話を促す潤滑油」と言われています。

それは日本人同士でも、外国人とのコミュニケーションでも同じことです。

相手の言っていることを黙って聞いているのではなく、少ししつこいと思われるぐらい相づちを打ってみましょう。

きっとあなたと外国人とのコミュニケーションはもっと盛り上がるはずです。

5. 変わりはありません

△I’m fine, thank you. And you?
〇I’m good. How are you?

【超定番のやりとりではそっけない】

How are you?と言われて、I’m fine, thank you. And you?と答える。

セットで覚えてきた超定番の会話表現です。

fineは「けっこうです」という意味も含まれる単語で、言い方によっては実にそっけない印象を与えます。

中学生なら返答しても問題はないのですが、ネイティブからすると、ビジネスパーソンのこの機械的なやりとりはAIのようで、特に初対面ではない人には、よくない印象を与えるようです。

【ねぎらう姿勢が感じられる表現を】

How are you?と質問されたときには、まずは元気であるとI’m good.と肯定的に伝えます。

こう答えるだけでホスピタリティを感じさせ、きちんとした人に見られます。

次に相手をねぎらう表現を。

And you?ではなく、むしろHow are you?と、同じ表現を繰り返すのが効果的です。

「お久しぶり!」をいろいろな表現で
・How’s it going?(どう?)
・How have you been?(久しぶり、元気だった?)
・Long time no see.(お久しぶり)
・What have you been up to?(最近どう?)
・How are things going with you?(もろもろいかが?)

【ひと工夫あるあいさつの丁寧表現】

<いい場合>

I’m great.(順調ですよ)
・I’m not bad.(悪くはないですよ。まあまあですよ)
・Couldn’t be better.(絶好調ですよ)
・Oh, fantastic.(素晴らしいですよ)
・So far, so good.(今のところは順調ですよ)

<そんなによくない場合>

・Well, actually, not so good.(ええ、実はそんなにうまくいっていなくて)

このように言っておしまい、ではなく、できれば何か事情説明を入れると、なおよいですね。

Well, actually, not so good. My brother had a traffic accident the other day. I had to help him. But, now he’s alright.(ええ、実はそんなにうまくいっていなくて。先日、兄弟が事故に遭いまして。助けてあげないといけなくなって、今は大丈夫なのですが…)

<調子が悪い場合>

How are you?は話を始めるための表現です。

このように聞かれても、そもそも相手は、いつもあなたの体調のことを気にして聞いているというわけではありません。

ですから、I’m sick(具合が悪いです)というような返答は、「相手の気持ちを忖度していない」ということになります。

言われた相手は、どう返したらいいのか困ってしまうこともあります。

本当に具合が悪い場合には、I’m not feeling very good, but I’m fine.(そんなに気分がすぐれているわけじゃないけど、平気だよ)ぐらいにとどめておくといいでしょう。

ちょっとくだけたこんなあいさつもマスター
もうかりまっか?⇒How’s it going?
ボチボチです⇒It’s going.

6. 英語が苦手でして

△Sorry, I can’t speak English.
〇Sorry, my English is not so good.

【「話すのが嫌だ」と思われている?】

「英語が話せない」と英語で言っている人、たくさんいますよね。

でも日本に来たばかりの英語圏の人が、I can speak Japanese a little. Sushi!(日本語、少し話せるよ。寿司!)と言っているのをよく耳にします。

彼らにとってのa littleは、1、2単語知っているというレベルです。

ですから、I can’t speak English.と、神妙な顔つきで英語で話す日本人に対して、ネイティブは「しゃべっているじゃないか、この人、英語を」と、奇妙な印象を持つのです。

【英語が苦手であることを上手に伝える】

どうしても「英語に自信がない(だからきちんと伝えられない)」と相手に言いたいときは、Sorry, my English is not so good.と表現するといいでしょう。

そうすれば、相手もこちらに合わせてゆっくり話してくれたり、言い方を工夫してくれたりするはずです。

「多少なら話せるのですが」と、控えめに言いたいなら、

I can speak some English.

someのところで、親指と人差し指で「少し」を表現しながら言うと、さらに謙虚な感じがして好感度がアップします。

そんな姿を見て、きっと彼らは、たとえお世辞でもYour English is good!(あなたの英語は上手だね)と言ってくれるはずです。

7. 私の名前は~

△My name is…
〇I’m Hiroshi Tanaka.

【馴染みのある英会話表現から卒業を】

名前を伝える定番表現、授業や英会話学校、名刺交換の場でも嫌というほど使ってきたのではないでしょうか。

何百回と繰り返してきたフレーズですから、口をついて出やすいと感じている人も多いと思います。

でも、その慣れがあだになる場合もあります。

日本人にとっては、最も馴染みのある英会話表現と言えますが、シチュエーションによってはとても子供っぽかったり、生真面目すぎる印象になるので、すぐに卒業しましょう!

【聞き取りにくい日本人の名前に対する配慮を忘れない】

My name is…は、名前を伝えるための表現です。

でも、万能ではありません。

大人が使うと、少々子供っぽい印象を与え、相手の信用を損なう場合もあります。

これをI’m Hiroshi Tanaka.と、I’m…から始めることで、ずいぶん大人っぽい表現になります。

また、より印象をよくするために、Please call me Hiro.と自分の名前を相手にどう呼んでほしいかも併せて伝えるといいでしょう。

このPlease call me…(私のことは…と呼んでください)という表現、セットにして覚えておくと、グッと大人度がアップします。

外国人が名前を言った時に、聞き取るのがとても難しいと感じたことはありませんか。

同じように、外国人にとっても、聞き取りにくい日本人の名前はとても難しいものなのです。

ですから、自分の名前をどう呼んでほしいかを一緒に伝えるのがいいのです。

8. お名刺、頂戴できますか?

△Business card, please?
〇May I have your business card, please?

【役所の窓口の人のようにとられる】

相手の名前や所属、肩書きを確認したいときなど、名刺を見せてほしい、またはいただきたいとお願いする場面があります。

”***, please.”は、教科書にもよく出てくるフレーズです。

だから名刺を見せてもらいたい場合、Business card, please.と言ってしまいますが、この言い方、実はかなり上から目線で、失礼な表現です。

空港の入国審査でも、パスポートや搭乗券を見せてと言われるときに、よく聞きますね。

【迷ったら丁寧な表現で言うのが無難】

相手の情報を引き出したときは、May I have your…, please?を使うとよいと前述しました。

日本人同士でも、「お名刺を1枚いただけますか?」ととても丁寧に名刺交換をしている人たちがいますね。

こういった表現にあたるのが、May I have your business card, please?(名刺をいただけますか?)という言い方なのです。

では名刺を「もらう」のではなく、見せてもらうならどうでしょうか?

そのときは、haveをseeに変えて、May I see your business card, please?(名刺を見せていただけますか?)と言うといいでしょう。

もちろん、Could I (Can I) see your business card, please?でも意味的には変わりません。

【外国人とのビジネスマナー】

<初対面のあいさつの3ステップ>

(互いの目を見て笑顔で)
Hi!(こんにちは)

(まずは名乗る)
I’m Stephanie.
I’m Hiroshi Tanaka.

(次にあいさつを交わしながら握手)
How are you?(元気ですか?)
I’m good. How are you?

(握手)
互いに手をしっかり握って、2回ほど上下に振る。
※ここで名刺は交換しません。

9. お座りください

△Please sit down.
〇Have a seat.

【命令のニュアンスが感じられる】

「こちらにお座りください」と伝えたいとき、条件反射で口をついて出てくるフレーズが、Please sit down.です。

ですがこの表現、「着席しましょう」と教室で教師が生徒に伝える場合にはいいのですが、ビジネスの現場で「こちらにおかけください」と席を誘導するシーンでは、たとえPleaseがついていても命令のニュアンスが感じられます。

場合によっては、ペットに「お座り!」と言っているように聞こえてしまうこともあります。

【相手によって言い方に変化をつける】

ビジネスシーンで使いやすいのは、Have a seat.(おかけください)という表現です。

これは、「a seat(席)にhave(着く)」ということを相手に促すことのできる表現です。

「こちらの席におかけください」ということを伝えたい場合には、手で座ってほしい席を示しつつ、Please have a seat.と言ってください。

また、部屋に案内した後、座ってほしい席まで少し距離があり、移動をお願いしなければならないような場合には、This way, please.(こちらにお願いします)と言って相手を誘導するようにするとよいでしょう。

着席を促す場合だけに限らず、このような細かな声掛けがよい人間関係を作る第一歩です。

目上の方には、May I invite you to take this seat?(こちらの席をどうぞ)と促すのがよいでしょう。

10. メールで送っていただけますか?

△Email, please.
〇Could you email me later?

【気をつけたい依頼の表現】

「詳細は追ってメールでお願いします」と、話し合いの続きをメールに譲ることはよくあります。

その場だけではどうしても詰め切れないようなときに、「あとはメールで!」となるのは、ごく自然な流れでしょう。

そんなとき、ついEmail, please.と言ってしまっていませんか?

実はこの表現、「あとはメールで送っておいて!!」というような、トーンによってはとてもゴリゴリの高圧的に聞こえてしまいます。

【なるべくシンプルな英語で考える】

「メールを送る」と英語で言いたいときに、send me an emailや、give an emailなどとつい難しく考えてしまいがちです。

しかし「(私に)メールを送ってほしい」と言いたい場合は、emailを動詞にして「私に、emailをする」、

Email me.

と言えばいいのです。

さらに「あとで」という意味のlater (on)を一緒に用いて、Could you email me later?とCould youをつけて言えば、「あとでメールを送っていただけますか?」という丁寧な依頼の表現になります。

【SNSと丁寧表現】

LINEやFacebookなどの、テキストメッセージ(text message)機能で連絡をとるという場合、textを動詞にして、Could you text me?(メッセージをください)という言い方ができます。

なんとなく、気軽さが伝わる言い方ですよね。

ここでは、SNSの流行で生まれた比較的新しい英語表現を紹介しましょう。

Text me.((携帯で)メッセージをください)

「携帯電話のtxt message(ショートメールみたいなもの)でメッセージをください」というイメージでしょう。

最近は、「メッセージをください」という意味で、

Message me.

とか、自分の受信ボックスにメールを入れてくださいと頼む感覚で、

Inbox me.

という表現もよく耳にします。

Google it.(検索してください)

日本語でも「ググってみてください」という言い方をするようになりましたね。その感覚です。

ちなみに、検索エンジンはgoogleだけとは限りませんが、英語圏で一番用いられるのがgoogleなので、このような言い方になりました。

Skype me.(スカイプしてください)

「音声通信アプリのスカイプで連絡してください」という感じです。

Viber、KakaoTalk、LINEなどの他の通信アプリはありますが、初期からずっと使われているのがSkypeなので、このように言われるようになったようです。

これから変わっていくかもしれませんね。

Like it.(「いいね!」ボタンを押してください)

日本語で言う「いいね!」ボタンは、英語ではlikeと表現されます。

Like it.は、「それを好きでいてください」ということではなく、SNSに「いいね!」してくださいという意味です。

こう言われたからといって、素直にYes, I like it already.(はい、もう好きになりました)などと返答すると、笑われてしまうかも…。

11. 了解しました!

×OK. OK.
〇That’s OK.

【TPOをわきまえずに使ってませんか?】

OK!は「わかった!」「大丈夫!」「いいですよ!」など、教科書でもいろいろな意味で出てくる表現のひとつです。

一説にはall correct(すべて正しい)を、間違ってoll korrectと筆記体で書いて、その頭文字からOKとなったと言われています。

TPOをわきまえずに使ってしまいがちですが、日本語なら「はい、はい」に近い響きを持った言い方です。

どこからともなく、「はい!は1回でいい!」というお叱りの声が聞こえてきそうです。

【肯定でも否定でも実は使える】

That’s OK.(それで大丈夫です)というと、ずいぶん大人っぽい印象になります。

That’s…は、よく感想やコメントを述べるときに使います。

また、It’s OK.という言い方でもかまいません。

相手の意見に賛成する場合に、It’s OK.が用いられます。

A:Can I grab a bite?(一口もらってもいい?)
B:Oh, it’s OK.(いいよ)

「(いえ)結構です」と断る場合にもThat’s OK.を使うことがよくあります。

A:Would you like some more coffee?(もう少しコーヒーいかがですか?)
B:Oh, that’s OK. Thanks.(結構です、ありがとう)

こんな使い方ですね。

【「いいですよ」の丁寧表現】

That’s OK.やIt’s OK.はとても使いやすい表現ですが、「了解」を表す表現に、私たちが何気なくカタカナ語で使っている、「オーライ」があります。

これはall right(すべて正しい)という意味の表現をカタカナ語で示したもので、会話表現ではalrightと縮めて一単語として使われます。

例えば、「了解です」と言いたい場合に、OKの代わりに、That’s alright.、It’s alright.などと言ってみましょう。

表現のバリエーションが広がって、グッと会話の大人感が増しますよ。

また、以下のような表現もよく使います。

・Yes, of course.(はい、もちろん)
・Yeah, that’s right.(うん、そのとおりです)
・Exactly.(そのとおり)
・Indeed.(まさに、そうです)
・I can’t agree with you more.(これ以上あなたに賛成したくてもできないぐらいだ=まさに、そのとおりです)

【丁寧に断る表現】

丁寧に断るときには、「断る理由」を明確に述べることが必要です。

日本語でよく聞くのは、「別の予定がありまして」ですが、これを英語で言うと、

I’d love to, but I have another appointment.
(そうしたいのは山々ですが、別の予定がありまして)

I want to、I’d like toではなく、loveという動詞を使うことで、「そうしたいのは山々ですが…」という残念な気持ちがよく伝わります。

英語圏で鉄板の断り方は以下の表現になります。

I’d love to, but I have to go out of town on business on the day.
(そうしたいのは山々ですが、その日は仕事で街を出ておりまして)

「街を出る」というのは比喩的な感覚で、「近くにはおりません、身体があいていません」ということを遠巻きに伝えています。

日本人同士でこう言ってしまったら、「じゃあ、街に戻って来いよ」なんて言われてしまいそうですが、英語圏では割とよくある断り方です。

ぜひ覚えておきましょう。

12. わかりません

△I don’t know.
〇I have no idea. / I’m not sure.

【実はそっけない印象を与えている】

I don’t know.「アイドンノウ」は、「それについては、自分は情報を持っていない」ということを示すものです。

ですから、とっさのシーンで、「さあ、わからないな」と伝えるつもりで使うと、言い方によっては、外国人はそっけないという印象を持つようになります。

特に、動詞のknowを強調して長めに発音すると、子供が「僕、知っらないっ」と言っている印象を与え、相手に「無責任だな」と思われてしまうかもしれません。

【大人らしい丁寧な言い方がある】

「自分はその件についてはよくわからない」ということを上手に伝えるには、I have no idea.という表現がいいでしょう。

また、確実なことはわからないという意味で相手に伝えたければ、I’m not sure.と言う表現を使いましょう。

「その件については何も知らない」ということを伝える際にも、I don’t know.だけでは、やはり少しそっけない印象を与えてしまいます。

どうしてもこのように言わなければならない場合、I’m afraid(申し訳ないのですが)を添えて、

I’m afraid I don’t know.

と言えば、大人度がグッとアップした英語表現に聞こえます。

13. なるほど

△I understand.
〇I see your point.

【同意の内容だと誤解される】

相手の言わんとしていることを理解し、共感を示すとき、私たちはつい、I understand.と言ってしまいます。

でも外国人にはI understand.は、相手の言っていることの「ロジック(論理)」に納得し、「腑に落ちた」、場合によっては「了解した」ととられてしまう表現です。

だから打ち合わせの最中に、軽く「なるほどですね」と共感を示す相づちの意味で使うと、相手と思わぬ温度差が生じてしまうかもしれません。

【軽い相づちの代わりならこの言葉】

I see your point.は、「腑に落ちた」かどうかに関わらず、相手の言わんとしていることを、大枠では理解したということを示すものです。

I understand.だと、改善策などまで含めてしっかり理解した、つまり「(全部に)了解した」と、暗に相手に伝えてしまうこともあります。

打ち合わせの最中などで、軽く相づちを打つ程度なら、I see your point.と言っておくほうが無難でしょう。

また、「わかりました」という意味でよく使われる表現に、I got it.もあります。

itのtはあまり強く発音されず、「あい、ガリ」のように発音をします。

お寿司屋さんで、人にガリを取ってあげるような気持ちで、気軽に発音してみましょう。

ビジネスで伝えたいことを英語で言ってみよう―Part 2-

ビジネスで伝えたいこと―Part 2―

17. スタッフが増えた

△We have ten new staffs.
(新しい10本の杖を持っています)
〇We have ten new employees.
(新しい従業員が10名入りました)

【staffは集合体を指す】

staffは「スタッフ」という日本語にもなっているため、間違って使ってしまう人が多くいます。

英語のstaffは、日本語で言うような従業員一人ひとりのことではなく、従業員全体をまとめて指し示す単語です。

そのため、この意味でI have a big staff.といっても、それは「私には大きな従業員が一人います」と述べているのではなく、スタッフ全員を一つの集合体としてとらえて「私にはたくさんの従業員がいます」と語っているわけです。

個々のスタッフを指す場合は、次の例文のようにmember of one’s staffなどの言い方をするか、あるいはemployee(従業員)の語を使います。

<便利な表現>
・Due to the economic recession, the company forced to reduce staff numbers.
(不景気のため、会社は人員削減をせざるを得なかった)
・She’s the oldest member of our staff.
(彼女は我が社で一番の古株です)
・I have seven people on my staff.
(うちのスタッフは7名です)

なお、英語では「杖」のこともstaffと言います。

複数形でstaffsとすると、冒頭の例文のように杖の意味になってしまうため、注意しましょう。

18. 残業してもいい

I’m willing to work late today.
((条件付きで)今日、遅くまで働いてもいいですよ)
I don’t mind working late today.
(今日、遅くまで働くのは構いません)

【willing toの持つニュアンス】

英和辞典ではwillingの項に「喜んで~する」などの訳を載せていることが多いのですが、少し説明が足りないせいか、この言葉は多くの日本人に誤解されがちです。

もしbe willing toというフレーズを耳にしたら、その後にifの条件文が隠されていると思ってください。

例えば、I’m willing to help you.と言われたとき、本当はI’m willing to help you if you buy me a drink.(一杯おごってくれるならば、喜んで手伝いますよ)など、心の中で条件をつけながらネイティブは話をしているのです。

つまり、「条件さえ満たせば、喜んで~する」ということです。

こうした言外の意味を避けるためには、自分にとってたいしたことではないことを示すI don’t mind…(~しても構いません)を使います。

そうすれば、「無条件で~しますよ」というニュアンスになります。

<比べてみよう1>
I’m willing to participate in the seminar.
((もし~ならば)セミナーで話をしてもいいですよ)
I don’t mind participating in the seminar.
(セミナーで話をするのは構いません)
<比べてみよう2>
I’m willing to go on business trips.
(出張に行ってもいいですよ(その代わりにしてほしいことがありますが…))
I don’t mind going on business trips.
(出張に行くのは構いません)

19. 新規プロジェクトを始めました

△I got a new job.
(私は転職した)
〇I got a new task.
(新しい仕事が入った)

【jobとtaskとworkの使い分け】

雑談などで、最近の仕事の調子などを尋ねられることなどよくありますね。

新しい仕事が入ったんだ、というとき、日本語をそのまま訳してI get a new job.とすると、「新しい仕事に就いた」、つまり「転職した」という意味になってしまいます。

jobは「一従業員として給与をもらう職」を表しますので、I’m looking for a job.(転職活動中です)のように使うのが自然で、日々の仕事について使うのは不自然なのです。

一方taskは、仕事の中の一環として割り当てられた、個々の作業を表します。

new taskは「自分に新たに与えられた業務」というイメージですので、日々の勤務の中での仕事にはこちらを使うのがよいでしょう。

ちなみにもう一つ「仕事」といえばworkという単語がありますが、「勤める」こと全般を表したり、I’m going to work.(これから仕事に出かけます)のように、働く場所について話すときに使います。

<便利な表現>
・I got a new task, so I’ll be busy for this week.
(新しい仕事が入ったので、今週は忙しくなる予定です)
・My new task is ordering office supplies.
(今度の仕事内容は、オフィス用品を発注することです)

20. ちょっと飲んで帰ろう

△Let’s go drinking.
(ベロベロになるまで酔っぱらおう)
〇Let’s go get a drink.
(ちょっと飲みに寄ろう)

【深酒か、ちょい飲みか】

仕事帰り、同僚や部下を「飲みに行こう」と誘うとき、そのまま訳してLet’s go drinking.というフレーズを使う人が多いようです。

一見すると問題ないようですが、この言い方は「ちょっと飲みに行く」のニュアンスにはならないのです。

というのも、go drinkingは「浴びるほど飲む」「ベロベロになるまで酒を飲む」というイメージがあるからです。

なのでLet’s go drinking.は「とことん飲み明かそう」という印象になるので、誘われた方も覚悟を決めなくてはいけません。

もちろん落ち込んでいる相手を慰めるときに、「酒でも飲んで忘れよう」という場面ならぴったりかもしれません。

会社帰りにちょっと一杯行こう、といった程度のお誘いなら、Let’s go get a drink.やLet’s get a drink.という言い方がおすすめです。

近くの飲み屋で軽く飲んでいこうと誘っていることが伝わります。

getの代わりにhaveを使って同じ意味になります。

<便利な表現>
Are you off work now? Let’s get a drink.
(仕事終わった?軽く一杯行こう)
A:Let’s go have a drink.
(軽く飲んでいこう)
B:That’s a great idea.
(いいねぇ)

21. やってみなよ!

△Do what you want.
(勝手にしろ)
〇Do what you’d like to do.
(好きなようにやってごらん)

【背中を押すための一言】

部下や同僚から「どうしたらいいか」という仕事上の相談を受けて、応援するつもりで「好きにやってみなよ」と背中を押したいとき、何と声をかけてあげればよいでしょうか。

Do what you want.だと「どうでもいいから勝手にやって」とかなり突き放した言い方になってしまいます。

けんかなどをして、Do what you want. I’m leaving!(好きにしろ、俺は出て行く!)のようなシーンで使われます。

これでは相談を持ちかけた相手のやる気を削いでしまいますね。

ここは、you wantではなくyou’d like to doにするだけで「君の思った通りにやってみるといいよ」とポジティブなニュアンスになります。

他にもYou can do anything you want.(何でもやりたいことをやってみなよ)や、I know you’ll do a great job.(君ならいい仕事するだろう)のような言い方も、背中を押す一言として覚えておくといいでしょう。

<便利な表現>
・Do what you’d like to do. It could be a great opportunity for you.
(好きなようにやってみなよ。君にとって素晴らしいチャンスになるよ)
・It’s your project. You should do what you’d like to do.
(これはあなたの企画よ。思った通りにやってみなよ)

22. シフトを代わってもらえますか

Would you cover my shift next Tuesday?
(来週火曜日のシフトを代わってくださいますか?)
Could you cover my shift next Tuesday?
(来週火曜日のシフトを代わってもらえないでしょうか?)

【相手に断る余地を与える言い方】

英語で人に何かをお願いするとき、どのフレーズを使ったら失礼がないのか、日本人なら気になるところだと思います。

相手にとって断りにくい頼み方は何かを考えると、これはネイティブにとっても悩ましい問題なのです。

特にビジネスの場においてはなおさら大切でしょう。

△の例文にあるように、確かにWould you…?は丁寧な依頼ですが、最も断ってほしくないときの言い方です。

お願いされた方としては、なかなかNo.とは言いづらいのです。

相手のことを考えて、断る余地を残しておきたいのなら、カジュアルなCan you…?のほうが親切かもしれません。

しかし、おそらく一番無難なのはCould you…?ではないでしょうか。

これは丁寧でもあり、さほど押し付けがましくもないからです。

<比べてみよう1>
Would you show me around your factory?
(工場を案内してくださいますか?)
Could you show me around your factory?
(できれば工場を案内してもらえないでしょうか?)
<比べてみよう2>
Would you be a little more specific about the project?
(その製品についてもう少し具体的に話してくださいますか?)
Could you be a little more specific about the product?
(その製品についてもう少し具体的に話してもらえないでしょうか?)

23. 厳しい人だ

△Your boss is really severe.
(あなたのボスって冷酷非道ね)
〇Your boss is really strict.
(あなたのボスって厳しいよね)

【「シビアな人」が通じるのは日本人だけ】

日本語でも人の態度などが厳しい様子を示すときに「シビアだね~」と言うことから、ついsevereの語を使う人がいますが、厳しい姿勢や性格を表すには不向きです。

severeを人に対して使ってしまうと「厳しい」というより「冷酷」「残忍」な性格を指すことになってしまいます。

仕事でちょっと厳しい上司に対して用いるには適切とは言えません。

【厳しい状況や気候を表す】

通常はHokkaido has very severe winters.(北海道の冬は厳しい)やsevere heat(酷暑)などと、天候が厳しい様子を表すときに使います。

また状況が厳しいことも表すので、患者の様子を聞かれて、He’s in severe condition.(彼はかなり厳しい状態だ)という意味でなら使うことがあるでしょう。

【人の厳格さにはstrictを】

管理やルールの厳格さを表すstrictを使えば、その人が「厳しい」ことが伝わります。

My father is really strict.と言えば「うちの父親厳しいんだよね」と、ちょっと家の規則にうるさいお父さん像が浮かびます。

<便利な表現>
・My boss is strict, but he’s actually a nice person.
(うちの上司は厳しいですが、本当はいい人です)
・Our president is far too strict.
(社長は厳格すぎる)

24. ちょっとした伝達事項がある

△I have to say something to you.
(悪いニュースがあります)
〇I need to tell you something.
(お伝えしておかないと)

【have toがもつネガティブなニュアンス】

have toは自分の意思とは関係のない外的要因による必要性、つまり「~せざるを得ない」というニュアンスが含まれています。

例文は「言わなければならないことがあります」、つまり「言いたくはない話ですが」という裏の気持ちが含まれているのです。

また、say something toという表現は、「話し手が一方的に相手に言いたいことを言う」ようなイメージで、やはりネガティブなことを話したりするときによく使われます。

ここはneed toを使うと、自発的な必要性を表しますので、相手に悪い印象は伝わらないでしょう。

またtellには「伝える」「教える」という意味がありますので、sayよりは一方的なニュアンスがありません。

<比べてみよう1>
・My mom asked me to buy some food, so I have to go shopping later.
(ママに食材買ってくるように頼まれちゃってて。あとで買い物に行かないと)
・I’m a little bit hungry, so I need to do some shopping later.
(ちょっとお腹すいちゃった。あとで買い物に行かないと)
<比べてみよう2>
・If I fail the test again, I’ll get held back. I have to study.
(また赤点取ったら落第なんだ。勉強しないと)
・To become a lawyer, you need to study.
(弁護士になるために、勉強しないと)
<比べてみよう3>
・Even if there’s no one here, I have to stay in the office until 8:00.
(誰もいなくても、(規則で)8時まで会社にいないといけないんだ)
・I’m going to go get a drink with Cathy, so I need to stay in the office until 8:00.
(キャシーと飲みに行くから、(キャシーを待って)8時まで会社にいないといけないんだ)

25. 明日休みたい

△I’d like to take off tomorrow.
(明日、出発したいんです)
〇I’d like to take tomorrow off.
(明日お休みをいただきたいのですが)

【休みたい日に挟む】

take offにはたくさんの意味がありますので、使うシチュエーションや語順には気をつけたいものです。

take off tomorrowだと「明日出発する」や「明日どこかに行きたい」という意味になりますので、こう言われた上司は、To where?(どこに?)などと聞いてくるかもしれません。

take off three weeks for Christmasのように長期のお休みや、具体的に「休暇」とわかるシチュエーションであればtake off…の語順でも問題ありません。

しかし、

I’m going to take next Monday off.
(来週月曜日は休むつもりです)

のように、take…offの語順にすれば「~休暇をとる」という意味になりますので、急にこう切り出しても誤解されることはありません。

…の部分に休みたい日を入れて使います。

他にも、休暇をとることを言うには次のような表現ができます。

<便利な表現>
・I’m taking a holiday next week.
(来週、休暇をとります)
・I’m going on summer break tomorrow.
(明日から夏休みに入ります)
・She’ll be out of the office next month for maternity leave.
(彼女は来月、産休のため会社にいません)

26. 残業しました

△I overworked three hours yesterday.
(昨日3時間過度に働いた)
〇I worked three hours of overtime yesterday.
(昨日3時間の残業をした)

【「過労」とよく間違う】

「残業する」といえばよくoverworkという言葉が思い浮かぶようです。

実はこのoverworkは名詞だと「過労」、動詞だと「過度に働く」ということです。

ニュアンスとしてはHer parents said that she died from overwork.(両親は、娘が過労死したと言った)などの重い意味合いになります。

「残業」はovertime、「残業する」はwork overtime、「残業代を稼ぐ」はearn overtimeと言います。

・We did a lot of overtime last month.
(先月は残業ばっかりだったなあ)
・I wish we could get paid for overtime.
(残業代が出ればよいのに)

27. もう一回繰り返しますね

May I repeat that?
(復唱する許可はいただけますか?)
Let me repeat that.
(復唱いたします)

【「~させてください」と言うときの決まり文句】

May I…?は「~してもよろしいですか?」と相手から許可を得るときの表現で、電話の復唱にわざわざ許可を求めるのは少し大げさです。

例えば生徒が先生にMay I go to the restroom?(トイレに行ってもいいですか?)と尋ねたり、May I take a message?(伝言をお預かりしましょうか?)と気遣って伺いを立てるような場合に使います。

ちょっとした行動について「~させてください」と伝えるときは、Let me…という定番の表現がおすすめです。

Let me repeat that, just in case.
(念のため復唱させてください)
Let me show you.
(お見せしますね)

28. 声が聞こえない

△I can’t listen to you.
(あなたの話は聞かない!)
〇I can’t hear you.
(声が聞こえません)

【listenは「傾聴」】

listenとhearはどちらも「聞く」と訳せますが、それぞれ意味合いが違います。

listenは積極的に耳を傾けることですからcan’t listenは、聞く意思がないときに使います。

例えば、I can’t listen to you. You always lie!(あなたの言うことなんて聞きたくない。いつも嘘ばかり)のように使います。

一方hearは、特に聞こうとする意思がなくても耳に入ってくることです。

街の喧騒や、朝の鳥のさえずりなど、音全般に対して使われます。

ですので、電話や会話で相手の声が聞こえないときはhearを使いましょう。

なお、hearing testは「語学の聞き取りテスト」ではなく、「聴力のテスト」を意味します。

29. 会議を休んでしまった

△I miss the meeting.
(あの会議が懐かしいな)
〇I missed the meeting.
(会議を休んでしまった)

【意味の異なる2つのmiss】

missには「~を懐かしむ」「~の不在を悲しむ」の意味があるので、I miss the meeting.だと「会議が懐かしい」という発言になってしまいます。

通常、I miss my home town.(故郷が懐かしい)やI’m going to miss you.(寂しくなるわ)のように使います。

「~を欠席した」「~し損ねた」と言うには、missedと過去形にするだけでOKです。

I missed an appointment.で「約束を忘れた」、I missed the class.で「授業に出なかった」などです。

「行きたくないからサボった」と言いたいときは、ditch(捨てる)を使うと「あえて行かない」というニュアンスになります。

「つまんないからこのワークショップ抜け出そうよ」なら、This is boring. Let’s ditch this workshop.と言うことができます。

30. 署名をお願いします

△Can I have your sign?
(あなたの星座を教えてくれる?)
〇Can I have your signature?
(署名してもらえますか?)

【「サイン」は名詞では使わない】

動詞のsignには「サインする」すなわち「署名する」という意味があり、sign one’s name(名前をサインする)、sign a document(文書に署名をする)などと言えます。

ところが名詞としてのsignには「署名」の意味はなく、「印」「兆候」「合図」「看板」等を表すほか、黄道十二宮の一つ、つまり「星座」をも指します。

ですから、もしCan I have your sign?と尋ねたら、それはGemini(双子座)、Leo(獅子座)といった、相手の星座を知ろうとしているとも受け取れるのです。

「署名」を表す名詞はsignatureです。

職場で誰かに署名を求める場合は、Can I have your signature, please?と言えばよいのです。