前置詞という橋で付け足す!

前置詞といえば、at、of、off、onなどですよね。

数にしてたった20個ほど。

あなたは使いこなせていますか?

アメリカに行くとき、僕は、atは「~で」、ofは「~の」、offは「~から」と覚えていました。

しかし、この理解では、前置詞のことを0.1%もわかってやれていなかったと痛感しています。

そもそも前置詞って何なのかを一緒に考えてみましょう。

英語は主語に近いものから発想していく

まずは英語の基本ですが…「主語→動詞→その他」。

これはつまり、「私に近いところから順番に言葉を並べていく」ということです。

日本語のように「を」や「は」のような助詞をつけなくても成立するのは、英語では単語が配置される場所によってその意味が決定するからです。

たとえば、Kana plays the pianoというセリフを考えてみましょう。

カナがいて(Kana)、弾いている手(plays)があって、その先にピアノ(piano)がある。

主語から近い順に並んでいますよね。

途中に前置詞を入れなくても完成されたセリフ。これが骨格です。

では、この文にさらに「me(私)」を加えてみてください。

Kana plays the piano me…?

「カナ→弾く→ピアノ」まではカナに近い方から順番に単語を並べれば理解できますが、次のme(私)が、「カナがピアノを弾いている」とどんな関係があるのかが全くわからないですよね。

私はカナのピアノを弾いているのか?

それとも一緒に弾いているのか?

私のことを考えているのか?

そして、ここで登場するのがKana plays the pianoとmeの2つをつなげて橋渡しをする存在が前置詞なのです。

前置詞は2つのかけ橋

Kana plays the pianoを「A」とします。

「me」は「A」をさらに詳しく説明するためのパーツ「B」。

この2つの間をくっつけるのが前置詞。

つまり「A+前置詞+B」の構造です。

たとえば、前置詞がforであれば、forは「A→B」、Aが目的地Bに向かっているイメージなので、Kanaはmeに向かってピアノを弾いている。

つまり、カナは私のためにピアノを弾いている意味になります。

前置詞がwithであれば、withは「共にある」という前置詞なので、カナは私と一緒にピアノを弾いているイメージになります。

前置詞で橋渡しすればペラペラ話せる

おそらく学校では、(with me)(for me)のように「前置詞+B」にカッコを付けて、後ろから前に矢印をつけて訳して返り読みしたと思いますが、この考え方は最悪です。

なぜなら、実際の英会話では高速で話されていくので、後ろから前に戻る暇など一切ないからです。

英語を話すときも、前から後ろへ言葉をつなげていかない限り、ペラペラ話すことはできません。

では、どうすれば英語の順番で発想できるのか?

たとえば、相手が「I played the piano」と言ってきたとします。

すると、いつ?どこで?誰と?なんで?…のように「もっと詳しく!」と思いますよね?

その自然に浮かんでくる疑問を前置詞という橋を使って、付け足していけばよいのです。

I played the piano…at the restaurant…in Osaka…for her students…with a hangover…until Kana came back.

このように、「I played the piano」という幹があって、そこから前置詞でいくつも枝がついているようなイメージ。

A→前置詞→B」の順番にイメージする。

これでいくらでも前置詞を使って説明を加えることができるのです。

前置詞のコアイメージを理解しよう

もう1つの前置詞の重要な役割が「基本動詞+前置詞」の組み合わせの「句動詞」です(「基本動詞+副詞」の場合もあります)。

動詞編でもお話ししましたが、動詞が持つイメージと前置詞が持つイメージを合わせます。

たとえば、put onであればputは「位置させる」、onは「接触」。

つまり、どこかに「接触させて位置させる」というイメージ。

・I put on your raincoat.(あなたのレインコートを着た)
・I put my bag on the table.(テーブルの上にバッグを置いた)
・I put on a Band Aid.(バンドエイドを貼った)

「着る」でも「置く」でも「貼る」でも、動詞と前置詞、それぞれのイメージに当てはめれば、全部「put on」で言えるのです。

というわけで、大事なのは「前置詞が持つ本質的なコアイメージを思い浮かべられる」ということなのです。

それでは、アホみたいに楽しい前置詞編、いってみましょう!

「前置詞をマスターしよう」に続く

たった50個の動詞があれば何でも言える
―後編―

たった50個の動詞があれば何でも言える

㉖happen

point
想定外のハプニングが起こる、感情揺れる単語

【連結ランキング】

第1位:happen to「~に起こる、たまたま~する」
第2位:happen with「~とともに起こる」
第3位:happen when「~の時に起こる」
第4位:happen in「~で起こる」
第5位:happen between「2人の間で起こる(性的関係など)」
第6位:happen for「~のために起こる」

【happen toの連結ランキング】

第1位:happen to+人「(人に)起こる」
第2位:happen to be「たまたまある」
第3位:happen to have「たまたま持っている」
第4位:happen to know「たまたま知っている」

「happenって『起こる』よね?」

起こるは起こるでもニュースではほぼ使われない。

会話ならではの面白い動詞です。

happenは「ハプニング」を思い浮かべてもらえればわかりやすいです。

ハプニング、つまり何が起こっているかわからないけど何かが起こっているという「想定外」の単語、それがhappen。

ドラマでよく出るフレーズが、What’s happening?(何があったの?)。

一方、起こっていることが明確な場合はoccurを使います。

そして、連結ランキング第1位はhappen to、I happen to see(偶然会う)のように助動詞的に想定外を言えるフレーズ。

後述のrun intoと同じニュアンスですね。

Do you happen to remember Dr. Amasawa’s first name?(もしかして天沢さんの名前わかりますか?)

…北米版『耳をすませば』のセリフですが、「知らなくても大丈夫だけど、もし知っていたら」という気持ちが込められています。

Did you happen to send an e-mail?(ひょっとしてメール送ってくれました?)

であれば、「送ってなくても大丈夫」という気づかいを表せます。

どちらも出だしのhappen toに「もしかしてだけど…」と相手を思う気持ちを込めて言うのがコツです。

さて、前項の「know」でも話しましたが、日常会話では「よくわからないことがあるから」心が動き、会話が生まれます。

言い換えると、何かがhappenしているから会話が生まれるということ。

日常会話の本質そのものがhappenであり、happenが上位にランクインしていることは、決してhappenではないのです。

<海外ドラマではこう使われる>

・It’s not gonna happen.
(そうはいかないよ。)
・How did it happen?
(どうしたらこうなるんだ?)
・We are never gonna happen, okay?
(私たちは二度と何も起こらない、いいね?)
・Did you talk to Marshall?-About what?-About what happened with us.
(マーシャルと話した?-何を?-俺たちに起こったことについてだよ。)
・Did you happen to get her phone number?
(もしかして、彼女の電話番号ゲットした?)
・We happen to have two very hot girls with us.
(俺たちは、偶然にもかなりイケてる2人の女性と一緒だ。)

㉗leave

point
離れていく結果、「残されるもの」に向けられる意識

【連結ランキング】

第1位:leave+人「人を置いていく、人から離れる」
第2位:leave+a, an, the(名詞)「~を置いていく、~から離れる」
第3位:leave it「そのままにしておく、ほっておく」
第4位:leave for「~に向かって出発する」
第5位:leave in「~の間に出発する」
第6位:leave at「~時に出発する」
第7位:leave on「出しっぱなしにする」
第8位:leave a message「伝言を残す」
第9位:leave me alone「私をほっておいて」
第10位:leave at the alter「直前で結婚しないことを決める」

leaveとgoの違いわかりますか?

leaveを「出発する」と覚えていた僕は、ドラマを見るたびに、「は??」ってなってました。

leaveのコアイメージは…「ある場所や人を離れる」です。

「離れる」って、どこかで聞いたような…そう、前項のgoが「ある地点から離れていく」であり、leaveのイメージはgoと全く同じなのです。

2つは何が違うのか?

その謎を解くために上記の連結ランキングを見てみましょう。

第1位~3位に共通する特徴は「人や物が連結している」という部分。

離れていった結果、そこに何かが残る。

leaveは「出発点」に強く意識を向けた言葉だということ。

goはただ離れていく現象を言っているだけですが、leaveは出発点に置いてく何かを認識しています。

日本を出発するにも、傘をバスに置き忘れるのも同じイメージに当てはまるのがわかりますでしょうか?

また、goには方向性がないのでI will go Japanとは言えません。

I will leave Japan(日本を出発します)をgoで言うならば、I will go from Japanのように前置詞を使って方向性を出す必要があります。

さらに、leaveを使って目的地を言いたいときはI will leave Japan for USA(日本を離れてアメリカに向かいます)のようにforを使えばOKです。

leaveは「残された何か」に意識があるので、ドラマでもDon’t leave me alone(私を一人にしないで)のような切ないフレーズが多かったです。

<海外ドラマではこう使われる>

・I can’t leave her.
(彼女を置いていけない。)
Leave me alone.
(一人にさせて。)
・I never want to leave you again.
(君を二度と離したくないんだ。)
・We have to leave for the airport soon.
(空港に向けて、まもなく出発しなければならない。)
・Who did you leave a message with?
(あなたは誰にメッセージを残したの?)

㉘try

point
具体的に何て言えばいいかわからん?tryで解決

【連結ランキング】

第1位:try to「~しようとする」
第2位:try it「やってみて」
第3位:try and(動詞)[~しようと試してみる]
第4位:try+a, an, the(名詞)「~をやってみる」
第5位:try not「~しないようにする」
第6位:try on「試着する」
第7位:try again「再挑戦する」

【try toの連結ランキング】

第1位:try to get「~を手に入れようとする」
第2位:try to make「~を作ろうとする、~を…させようとする」
第3位:try to be「~であろうとする」

またもや出ました。魔法の単語

アメリカで困ったときに「なんて素敵な動詞なんだ!」と感激した動詞。

workに続く第2弾は…tryです。

洋服を試着したいときはCan I try?

実験器具を使いたいときもCan I try?

やってみたことをアピールするときはI tried。

やってなければI’ll try。

このように具体的な動作を英語で何て言えばいいかわからなくても、とりあえず「tryと言っとけば通じるではないか」という安心感がすごいんです。

Can I try?は相手に許可をもらうので、Let me ~の感覚に近いですね。

tryは相手とコミュニケーションするときに使いまくれる単語なのです。

さらに、連結ランキングを見てみると、try toがダントツ1位です。

try to ~の後ろにくっつけることで、あらゆる動作を「やってみる」と言えます。

「やってみる」つまり「主観的にチャレンジしよう」という前向きな気持ちを込められるのです。

よい言葉ですよね。

逆に「物音がうるさい」と注意されたときは、I’ll try not (to make a sound) 。

try not to ~の形で「しないように心掛ける」と言えます。

まとめると…

①細かい動作を言えなくてもtryで通じる。
②主観的かつポジティブに表現できる

この2点から日常会話で大活躍する単語というわけなのです。

<海外ドラマではこう使われる>

・I’ll try.
(やってみます。)
・Let’s try this again.
(もう一度やってみましょう。)
・Why don’t you try to relax?
(力を抜いてみたら?)
・I’ll try not to do it anymore.
(もう二度としないようにするよ。)
・You want me to try on a bad wedding dress?
(ひどいウエディングドレスを着せたいの?)

㉙meet

point
顔を突き合わせて、出会う。初対面の単語

【連結ランキング】

第1位:meet+人「~に会う」
第2位:meet+a, an, the(名詞)「~に会う」
第3位:meet someone「誰かに会う」
第4位:meet at「~で会う」
第5位:meet with「約束して人と会う(フォーマル)」
第6位:meet in「~で会う」
第7位:meet up「友達と会う、選ぶ(カジュアル)」

Nice to meet youとNice to see you違いとは?

meetといえば、僕が学習した中1教科書の最初の方で、

“Nice to meet you!” “Nice to meet you too!”と、ジョンとマイケルが陽気に会話していました。

しかし、アメリカでよく耳にしたのはむしろNice to see you!というフレーズだったのです。

あなたはNice to meet youとNice to see youの違いがわかりますか?

2秒ほど考えてみてください。

まず、meetのコアは「顔を合わせて出会う」というイメージ

具体的に「顔を合わせている」その動作がmeetです。

上記の連結ランキングを眺めてみても、「meet+人」が1位になってますよね。

さらに双方向の意味を含むので、初対面で会う、待ち合わせするときにLet’s meet thereのように使います。

一方、seeは「一緒に過ごす」というイメージ。

コーヒーを飲んで、買い物して…全部ひっくるめてsee。

やはりseeは守備範囲が広いのです。

日本語でも「今度会おう」は飲みに行ったりカラオケに行ったり、全部ひっくるめて「会おう」というのと同じ。

すなわち、「(具体的に)会う」がmeet。

(抽象的に)会う」がsee。

…というわけで、Nice to meet youは出会ったこと自体がうれしいので「初めまして」で使われ、Nice to see youは一緒に過ごせたことがうれしいので、友達や恋人、2回目以降に会う人に「会えてうれしいです」のニュアンスで使う。

これが正解です。

<海外ドラマではこう使われる>

・It’s nice to meet you.
(お会いできてうれしいです。)
・It is so amazing to meet you.
(あなたに会えて本当に感激しています。)
・So how did you guys meet?
(どのように君たちは知り合ったの?)
・I want you to meet my friends.
(私の友達に会わせたいんだ。)
・We’ll meet up later.
(後ほどお会いしましょう。)
・We will meet at the checkout counter.
(チェックアウトのカウンターで会いましょう。)
・I didn’t think I’d meet someone like you.
(あなたのような人に会えるとは思ってなかった。)

㉚find

point
わからないことがわかる!発見の単語

【連結ランキング】

第1位:find+a, an, the(名詞)「~を見つける」
第2位:find out「~を見出す」
第3位:find+人「人を見つける、人に~を見つける」
第4位:find it「それを見つける」
第5位:find that「~を見つける」
第6位:find someone「誰かを見つける」

【find outの連結ランキング】

第1位:find out what+人「(何が~か)がわかる」
第2位:find out that+人「(文の内容)がわかる」
第3位:find out if+人「(~かどうか)がわかる」

何かを突き止める、最終ステップ

findのイメージを金田一で言うと…「謎は全て解けた!」です。

黒子のシルエットの犯人が明るみになるドキドキの瞬間。

何かを探しものを見つける場合にも使えますが、会話では「気になっていた答えを見つける、わかる」というニュアンスで使われることが多いです。

「わからない」→「情報を集める、考える」→「わかる」。

人間はこの3段階を通して「わからない」→「わかる」へと成長していく生き物であり、最後のステップ「わかった!」がfindなのです。

上記の連結ランキングも見てみましょう。

「外側にそれを見出した」というニュアンスから、find out(見出す)が圧倒的によく使われていました。

I found out that she had killed him.(彼女が彼を殺したことを突き止めた。)
I found out why she had killed him.(なぜ彼女が彼を殺したかを突き止めた。)

このように認識フィルターとして、「5W1H/if/that」を連結できます

discoverも「発見する」ですが、findの方が日常で気軽にI found it(見つけた!)と言えます

ぜひ使いこなしてみてください。

<海外ドラマではこう使われる>

・You couldn’t find it?
(見つけられなかった?)
・Get out there, find me a girl.
(そこへ出て行って、僕のために女を見つけて。)
・Let me see what I can find out.
(私の見つけられる限りのことをやってみるよ。)
・Too bad you’ll never find out.
((何が映っていたか)二度と見出せないなんて残念だね。)
・And now I find out that you kissed her first.
(お前の方が彼女に先にキスをしてたなんて。)
・Lily and Marshall had just found out they were having a baby.
(リリーとマーシャルは子供を授かったことをまさに知った。)

㉛believe

point
強い信念、そして気軽に意見も言える単語

【連結ランキング】

第1位:believe+[文]「(文の内容)を信じる」
第2位:believe it「それを信じる」
第3位:believe+人「人を信じる」
第4位:believe that「それを信じる、(that以下の文)を信じる」
第5位:believe in「~の存在を信じる、信頼する」
第6位:believe what「(何が~か)を信じる」
第7位:believe how「(どのように~か)を信じる」
第8位:believe who「(誰が~か)を信じる」

そもそも「信じる」とは何なのか?

「人はなぜ考えもせずに『信じる』のか?」

信じるってなんだ?

例えば、I believe I am Japanese(私は日本人だと信じてます)って変ですよね。

なぜなら信じなくてもそれは明らかだから。

「私は宇宙人を信じます」

…これは自然ですよね。

なぜなら宇宙人がいるかどうかはわからないから。

つまり、「よくわからないこと」に対して主観的に言うのがbelieveなのです。

そして、believeは3つの使い方に分けて考えるのがおすすめです。

まず1つ目が、I believe in god(神を信じます)のような信仰のニュアンス

日本人には実感が湧きづらいかもしれませんが、その人の生き方そのものを語る言葉でもあり、非常に重みのあるbelieveです。

2つ目は、気軽に自分の意見を言うbelieve。

I believe the supermarket is near here.(そのスーパーはきっと近くにあると思う)

I thinkと全く同じ。

「~と思う」という気軽なニュアンスで自分の考えを連結して、「意見フィルター」として複文で使えます。

そして3つ目が、気軽に信じられない感情を言うbelieve。

I can‘t believe he got married!(彼が結婚したなんて信じられない!)

I can’t believeは驚異の517回登場しており、ドラマで使われていたのはほとんどこの使い方です。

感情フィルターとして使え、想定外、まさかの気持ちを言うのに便利なフレーズです。

これら3つの使い方をまずは押さえておけば、believeはバッチリです!

<海外ドラマではこう使われる>

・I believe you.
(信じてるよ。)
・I believe in you.
(信じてるよ。)
・Ted, I believe you and I met for a reason.
(テッド、君と僕は会うべくして会ったと思う。)
I can’t believe you called her fat.
(彼女をデブと呼んだなんて信じられない。)
・It’s a little hard to believe how hot he is.
(彼がイケてるなんてちょっと信じられないな。)
・If you believe in destiny, come to McLaren’s tonight.
(もし運命を信じるのなら、今夜McLaren’sに来てほしい。)

㉜stop

point
続いていることをやめる&やめられない依存

【連結ランキング】

第1位:stop it「やめてよ。いい加減にしろ」
第2位:stop+人「(人を)止める」
第3位:stop by「立ち寄る」
第4位:stop being「~であるのをやめる」
第5位:stop talking「話すのをやめる」
第6位:stop thinking「考えるのをやめる」
第7位:stop+a, an, the(名詞)「~を止める」
第8位:stop at「~で止まる」
第9位:stop staring「じっと見るのをやめる」
第10位:stop calling「電話する(呼ぶ)のをやめる」

ランキングが示す衝撃の事実!

中学校のテストで、stop ~ingとstop toの使い分けにいつも悩まされました。

stop to smoke(立ち止まってタバコを吸う)、stop smoking(禁煙する)と全然違う意味になりますよね。

しかし!ドラマに出てくるstopを数えて衝撃の事実が明らかになりました。

上記の連結ランキングを見てください。

stop talking、stop thinking、stop staring、stop calling…

「おかしい…全部stop ~ingじゃないか!」

そうなのです。計208時間のドラマで、stop toにはほぼ出会えません。

つまり、会話においてはstop toよりもよく使う「stop ~ing」をスタンダードとして覚えるのがおすすめということなのです。

さて、ここで問題です。

「タバコ依存症」を英語で言いなさい。

「…依存は英語で…addiction?いや…dependだったっけ?」

答えは、I cannot stop smoking.(タバコをやめられない)

I cannot stop ~ing.を使えばコーヒー依存も、スマホ依存も、買い物依存も、ゲーム依存も、何でも言えてしまうのです。

楽勝すぎますよね。

最後に、注目したいのがランキング第3位のstop by。

byの「近く」というイメージから、stop byは「立ち寄る」。

途中にコンビニに立ち寄るのもstop byですし、Please stop by when you have time(いつでもお立ち寄りください)と、知り合いにも使うことができる、超便利なフレーズです。

<海外ドラマではこう使われる>

Stop it, you’re killing me!
(やめてくれ、気が変になる!)
・Sorry I didn’t stop by last night.
(ごめんなさい、昨夜は寄れなかったの。)
・I can’t stop thinking about you.
(あなたのことを考えるのをやめられないんだ。)
・Why don’t you tell her to stop being silly?
(おバカをやめよう、彼女に言ってよ。)
・I’m sorry I made you stop seeing him.
(彼に会うのを邪魔してごめんね。)
・You’re my wife, you’re supposed to stop me from embarrassing myself in public.
(公共の場で僕が恥をかくのを止めるのが妻の君の役目だろ!)

㉝put

point
「ヒトが物を動かす」最強生活単語

【連結ランキング】

第1位:put+a, an, the(名詞)「~を置く、位置させる」
第2位:put+所有格(yourなど)「~の…を置く、位置させる」
第3位:put it「それを置く、位置させる」
第4位:put+人「人を(~の状態)に置く」
第5位:put on「上に置く、身に着ける」
第6位:put in「~の中に置く」
第7位:put up「~を掲示する、~の上に置く」
第8位:put out「消す、追い出す」
第9位:put together「組み立てる、編集する」
第10位:put up with「~を我慢する」

put=「置く」ではない!

takeが魔王バラモスであれば、putは大魔王ゾーマでしょうか。

僕にとって、攻略するのが最も難しく感じていた単語…それがputです。

put=「置く」と覚えてしまうと、put eye drops(目薬をさす)、put the dog out(犬を外に出す)、put on a coat(コートを着る)…

「いやいや、置いてないじゃん!」と全力でツッコミたくなります。

じゃあ、putの正体とは何なのか?

その答えを知るためにも、まず日常会話について考えてみましょう。

会話で動詞を使うとき、一体何が動いているのか?

日常会話する、言葉が生まれる。とは何か?

それは「何かが動いている」ということ。

何も動いてない、何も起こってないと、そもそも言葉にできないですよね。

すべてのセリフに動詞が生まれることがこの事実を示しています。

で、僕は思ったのです。

「じゃあ、一体何が動いているのだ?」

それを考えてみると、動いているものが4つありました。

1つ目は、心の動き

これはwant、need、feel、thank、careやget+形容詞を使って言うもの。

「気持ち」が動いていますよね。

2つ目は、情報の動き

say、tell、talk、callなどの吹き出し系動詞や、see、lookのような知覚動詞。

「言葉、イメージ」が動いています。

3つ目は、思考の動き

think、guess、mean、suppose、believe、findなど…これは脳みその中で「考え」が動いています。

そして4つ目。take、turn、move、run、walk、throw、fallなどの物体の動き

「人や物」が物理的に動いています。

動いているものの多くは目に見えないのです。

これが日常会話の正体。

つまり、見えない心や考えを語るのが日常会話のメインであるということ。

上記の連結ランキング上位の単語の多くがこれです。

そして、注目したいのが4つ目の「目に見える動き」。

人が運動する場合と、人が物を動かす場合の2パターンがありますが、人が物体を動かす単語

この代表的存在がputなのです。

takeして、putしたら…物体が動く!!

ところで皆さん、「物体を動かす」ってどういうことでしょうか?

「机の上にあるペンを引き出しに入れる」「冷蔵庫のビールをテーブルに並べる」「カレンダーを壁に貼る」「おもちゃを片付ける」「パンツをはく」。

どれも、「手に取る→手から離して位置させる」の2段階があります

つまり、take→put。

これが「物体を動かす」ということの本質です。

手に取る最初のステップがtake(もしくはget)。

そして、「手から離してどこかに位置させる」後半のステップこそがputの正体なのです!!

よく考えてみると日常生活って、料理も洗濯も掃除も買い物も…物を動かすこと

例えば、ご飯を食べるときを思い出してください。

皿や茶碗や箸やコップを何度も何度もtake & putしているはずです。

つまり、日常生活とは「take→put」しまくることだと僕は気づきました。

では、手から離した物体をどのように位置させるか?

それを詳しく言うのが「前置詞」(副詞の場合もあります)。

前置詞のコアイメージと合わせるだけです。

put on:どこかにon(接触)させるのであれば、put on a T-shirt(着る)、put on socks(履く)、put on lotion(つける)など。

put in:in(入れる)のであれば、「収納する」「取り付ける」「参加する」「差し込む」など。

put out:out(外に)なので、put out the trash(ゴミを出す)やput out a CD(発売する)、put out the fire(火を消す)など。

put off:off(離れる)なので、put offは「予定より離して位置させる」から「延期」というイメージ。

<海外ドラマではこう使われる>

・Let’s put it in.
(入れてみよう。)
・You put this on a hamburger.
(あなたは、これをハンバーガーの上に乗せます。)
・Let’s just put on some music.
(何か音楽をかけよう。)
・I said it was stupid to put off the wedding.
(結婚式を延期するなんてばかげてるって言ったんだ。)
・I don’t know how you put up with it.
(君がどうやってそれを我慢しているのかわからないよ。)
・So, you’re going to put out that cigarette.
(それで、まずあなたはタバコの火を消します。)
・I’ll just take it home and put it somewhere safe.
(家に持って帰って、どこか安全な場所に置こう。)

㉞start

point
新しいシーンが始まる単語

【連結ランキング】

第1位:start to「~することを始める」
第2位:start with「~から始める」
第3位:start+a, an, the(名詞)「~を始める」
第4位:start dating「付き合い始める」
第5位:start talking「話し始める」
第6位:start over「再出発する」
第7位:start thinking「考え始める」
第8位:start getting「getし始める」
第9位:start by「とりあえず~をする」
第10位:start having「~をhaveし始める」

start toもstart ~ing、どちらでもOK!!

先ほど登場したstopの反対、startですね。

上記の連結ランキングを見てみましょう。

「stopはingばかりやったのに、こっちはstart toが第1位かよ!」と思われたあなた…心配しなくても大丈夫です。

start toもstart ~ingも全く同じ「~を始める」という意味です。

startの本質は「新しい状態の始まり」。

「ある状態になる」単語がgetでしたが、そのgetの幕開けがstartのイメージ。

また、ランキング第2位のstart withはLet’s start with a beer!(まずはビールで!)のように「まずは~から始めよう!」と出だしの部分で使えるフレーズ。

第4位のstart datingというフレーズは、「今からUSJデート始めるぞ!」…ではなく、「付き合い始める」です。

英語ではdate自体が「お付き合いする」という関係性の意味を持っています。

さらに注目したいのが第6位のstart over。

『Starting Over』という歌もあるように、「もう一度、再出発しよう」というフレーズです。

イギリスではstart againが使われるようですが、start overの方が、失敗を乗り越えて再チャレンジするようなポジティブな響きがして、僕も大好きなフレーズです。

<海外ドラマではこう使われる>

・Tears start to fill your eyes.
(あなたの目が涙であふれ始めてる。)
・You start believing again.
(もう一度信じるの。)
・You will start dating eventually.
(あなたはいずれ、恋愛を始めるでしょう。)
・Why would you start smoking again?
(なんでまたタバコを吸い始めたの?)
・I’ll start with the carpaccio.
(まずはカルパッチョをお願いします。)
・Let me start over.
(最初からやり直させて。)

㉟ask

point
わからないとき、お願いがあるとき、相手にアプローチする単語

【連結ランキング】

第1位:ask+人「人に聞く」
第2位:ask for「~を求める、~を依頼する」
第3位:ask+a, an, the(名詞)「~を聞く」
第4位:ask if「~かどうか聞く」
第5位:ask about「~について聞く」

【ask+人の連結ランキング】

第1位:ask+人+to「人に~するように求める」
第2位:ask+人+out「人をデートに誘う」
第3位:ask you something「あなたに何かを聞く」
第4位:ask+人+if「人に~かどうかを聞く」

「ちょっと聞いてみるわ~」←これ

「吹き出し系5兄弟」シリーズ。いよいよ最終回です。

わからないことがあったとして「ちょっと聞いてみるわ~!」というシーンよくありますよね。

「聞く」だから、listen?それともhear?…askが正解です。

ここまでに出てきたsay、tell、talk、callとは違う、askの大きな特徴、それは…「わからないことがあるときに使う」なのです。

わからないことをわかるのが、会話の目的の1つであるとお話ししましたが、わからない場合にやるべきことは2つ。

自分で調べる(examine)か、人に尋ねる(ask)です。

askはtellと同じく伝達フィルターとして使えます。

・I ask her if she had a boyfriend.(彼氏いるかどうか聞いてみた)
・I asked her where she wanted to live.(どこに住みたいか聞いてみた)

さらに、もう1つ、askが使われるのが…「お願いがあるとき」です。

第2位のask for(~を求める、おねだりする)とask+人+out(デートに誘う)はどちらも、相手に何かをお願いしてますよね。

これまでの4つの吹き出し系「say、tell、talk、call」は、わからないことやお願い事なく、暇つぶしに雑談してるだけでもすべて使えます。

しかし、askだけは何らかの用事があるときに使うのが特徴。

人に対してアプローチする動詞」だと理解すれば、使いやすいです!

<海外ドラマではこう使われる>

・Just ask her out.
(デートに誘うのよ。)
・Let me ask you a question.
(質問させてください。)
・So ask me what I did today.
(今日僕が何してたのか尋ねてよ。)
・Well, if you ask me to stay, I’ll pee.
(もしここにいろと言うなら…ここで漏らす。)
・Did you ask for my father’s permission?
(私のお父さんに許しはもらった?)
・Look, if you want Marshall back so bad, how come it took you two days to even ask about him?
(ねえ、マーシャルと縁を戻したくてしょうがないのなら、なんで聞くのに2日間もかかったの?)

㊱keep

point
途切れないようにキープし続ける単語

【連結ランキング】

第1位:keep+a, an, the(名詞)「~を保持する」
第2位:keep+人「人を~の状態のままにする」
第3位:keep it「それを保つ」

keepは「キープする」と日本語でも使いますよね。

自分のところに保ち続ける」がコアイメージです。

ドラマでは、keep ~ingがよく出てきました。

keep saying(言い続ける)、keep thinking(考え続ける)など動作を続けるイメージです。

そして注目すべきは、第2位のkeep+人。

He kept me waiting(彼は私を待たせ続けた)のようにletやmakeと同じく、外側から人に変化をかけるイメージです。

<海外ドラマではこう使われる>

・I want to keep working at GNB.
(僕はGNBで働き続けたいんだ。)
・You keep going to the same bar. You are in a rut.
(君は同じバーに通い続けている。マンネリだね。)
・I promise that I’ll keep you safe and warm.
(安全で暖かく過ごせることを約束するよ。)

㊲use

point
「use to」で人の歴史が見えてくる

【連結ランキング】

第1位:used to「~したものだ、慣れている」
第2位:use+a, an, the(名詞)「~を使う」
第3位:use it「それを使う」

上記連結ランキング第1位が、used to。

「使う」という動詞よりも圧倒的にこちらが使われていたので解説します。

used to+動詞の原形」で「~したものだ」と過去の習慣を表現します。

I went to USJ(USJに行った)はただの事実ですが、I used to go to USJ(USJによく行ったなあ)だと「ああこの人USJ好きだったのかも」とその人の歴史が見えてきますね。

もう1つ、よく使われるのが、be used to ~ing。

I’m used to speaking English(英語を話すのには慣れている)のように、最近の自分の習慣を語ることができます

さらにgetを使って、I’m getting used to speaking Englishであれば、慣れてきた!という変化を言えます

習慣とは、つまり「自分がどういうやつなのか」ということなので、自分を知ってもらうときや、過去を振り返って思い出を語るときに使えます。

<海外ドラマではこう使われる>

・I used to wet my bed.
(昔はよくおねしょしてたなあ。)
・You have to get used to it.
(それに慣れないとダメだよ。)
・We used to live together.
(昔は一緒に住んでた。)

㊳move

point
引っ越しから感動まで。動く系は全部言える

【連結ランキング】

第1位:move in「新居に入る」
第2位:move to「~へ引っ越す」
第3位:move on「それを保つ」

moveのコアイメージは「動く」。

いろいろな動きを言えるすごい単語。

まずは人が動く場合

I will move to Osakaは大阪に行く…じゃなくて「大阪に移住する」です。

また、I was moved by the movie(その映画に感動した)は、心が振動しているようなイメージ。

上記連結ランキングを見ると、前置詞に連結することが多いですが…move in here(ここに引越ししてくる)、move to Italy(イタリアに移住する)のように、前置詞の方向へ動く感覚を持てばOK。

次に人が物体を動かす場合

He moved coffee to the table(彼はコーヒーをテーブルに持って行った)のように、「take→put」の一連の動きをmoveで言えます

moveの方がtakeやputよりも抽象度が高いということです。

例えば、スマホを置きっぱなしにしてる人に、Can you put it on your desk?(あなたの机の上に置いてくれる?)よりも、Can you move it?(動かしてくれる?)の方が、あいまいで柔らかいニュアンスで言えるのです。

<海外ドラマではこう使われる>

・Do you wanna move in?
(ここに引っ越したい?)
・You had a big table, but they made you move.
(大きなテーブルに座ってたのに、店員があなたたちを移動させたのね。)
・You want me to move out?
(私に出て行ってほしいの?)

㊴break

point
想定内の流れを断つ、衝撃ある単語

【連結ランキング】

第1位:break up「別れる」
第2位:break up with「~と別れる」
第3位:break+a, an, the(名詞)「~を壊す」

「break=壊す」と覚えていました。

しかし、breakもあいまい動詞で、「破壊する、機能を損じる、流れを断つ」など、穏やかな流れの中に起こる、「想定外」の出来事、それがbreakです。

例えば、break outは空間が外に向かってぶっ壊れるイメージなので、「(何かが)突発する、(戦争が)勃発する、出火する、(ニキビや汗が)吹き出る」など、全部break outで言えるんです。

break inはぶっ壊しながら中に入っていくイメージなので、「強盗が入る、乱入する」など。

さあ、上記の連結ランキングを見てみましょう。

ドラマで圧倒的に第1位、絶対に覚えておきたいのがbreak upです。

upは「完全に」というニュアンスがあるので、「完全に流れが絶たれる」、つまり「破局する(別れる)」という意味です。

まさに「衝撃的な」場面で使われる単語がbreakなのです。

<海外ドラマではこう使われる>

・We broke up.
(私たち、別れたの。)
・I broke up with Scooter at the prom.
(スクーターとは、プロムで別れたの。)
・I’m sorry I almost broke your hand.
(ごめんね、指を折っちゃいそうになって。)

㊵guess

point
「だ~れだ?」あてずっぽうの気軽な動詞

【連結ランキング】

第1位:guess+[文]「(文の内容)だと思う」
第2位:guess what「何だかわかる?」
第3位:guess who「だーれだ?」

「英語で意見を言ってみたいけど、自分の意見に自信なくて…」

そんなあなたに、ぜひ使っていただきたいのがguessです。

「よくわからないこと」をguess(推測する)なので、I guess you’re right(あなたは正しいと思う)のように文を連結して意見フィルターとして使えます。

上記の連結ランキング第1位もこの複文の形ですね。

I thinkとは違って、根拠がなくてもあてずっぽうで気軽に言えるのがguessの特徴です。

もう1つ、よく使われるのが「Guess+5W1H」の形。

Guess what I bought today?(何買ったと思う?)
Guess who I met today.(誰に会ったでしょう?当ててみて)

子供の頃、母親が当てるまでしつこく聞いてきてうざかった思い出がありますが(笑)、英会話では実際に当てる必要はなく、Guess where?と聞かれればWhere?と聞き返し、Guess what?と聞かれればWhat?と速攻で聞き返すのがお約束。

会話の導入で使える、つかみのフレーズです。

<海外ドラマではこう使われる>

・I guess you’re right.
(たぶん、あなたが正しいと思う。)
・Hey guys! Guess what I got. A new dart.
(ヘイ、何を手に入れたと思う?新しいダーツだ。)

㊶remember

point
「思い出すvs覚えている」二刀流の単語

【連結ランキング】

第1位:remember that「覚えている、思い出す」
第2位:remember+人「人を覚えている、思い出す」
第3位:remember when「(いつ~するか)を覚えている、思い出す」

rememberは「覚えている」と「思い出す」の状態と変化の両方を言える宮本武蔵のような存在です。

1つ目は「覚えている」。

状態を言っているので、knowと同じく認識フィルターに分類されます。

5W1H/if/thatを連結すると…

I remember where I met him.(彼にどこで会ったか覚えてます)

変わらない私の認識を言うことができます。

2つ目は、「思い出す」。

わからないことがわかる行為なので、talkやaskと同じく伝達フィルターに分類されます。

こちらも5W1H/if/thatを連結して…

I remember where I met him.(彼とどこで会ったかを思い出す)

今、思い出しているという動きを言えます。

このように、文脈によって、2つの意味で使えるのがrememberですが、「思い出す」の場合はoftenやsometimes、「覚えている」はstillやclearlyなどの副詞が一緒に使われやすいので注目してみてください。

<海外ドラマではこう使われる>

Remember what Gandhi said.
(ガンジーが言った言葉を思い出して。)
Remember when we went to see it?
(それ(映画)を一緒に見に行った時のことを覚えてる?)

㊷turn

point
くるっと変化!前置詞でさらに変化

【連結ランキング】

第1位:turn out「判明する、消す」
第2位:turn into「変身する、変化する」
第3位:turn around「振り向く、回転する」

turnのコアイメージは「くるっと向きを変える

物理的な変化だけでなく、Leaves turn red.(葉っぱが赤く色づく)のように状態の変化についても言えます。

上記の連結ランキングからも「turn+前置詞」のセットで使われるのがわかりますね。

第1位のturn outは、くるっと外側にoutしてくるイメージから、「判明する、結果になる」。

outは消失するイメージがあるので、明かりを消す場合にもturn offと同じく使われます。

第2位のturn intoは別の状態の中へと変化するイメージから、「変化する、変身する」。

第3位のturn aroundはくるっと回るイメージから、「回転する、状況が好転する」。

まだまだありますが、イメージを膨らまして、文脈でその意味を判断すれば大丈夫です。

<海外ドラマではこう使われる>

・Come on, Chloe, turn around.
(さあ、クロイ。こっちを向いて。)
・Let’s turn out the lights and watch the movie.
(電気を消して、映画を見よう。)

㊸care

point
何が起きても気にしない。安心の単語

【連結ランキング】

第1位:(take) care of「手入れする、世話をする」
第2位:care about「~を大切にする、~を大事に思う」
第3位:not care if「~かどうか気にしない」

careは「大事だと思う、構う、気にする

頻出するtake care of(~の面倒をみる)も、誰かを気にかける思いやりのフレーズです。

ものすごく興味深いことに、ドラマのセリフでは9割近く、否定文のI don’t careが使われていました

認識フィルターに属するので、They don’t care if you can speak English(彼らはあなたが英語を話せるかどうか気にしない)のように5W1H/if/thatが連結してよく使われます。

一方、I careはドラマにはほぼ登場しません。

何かが気になる場合は、I’m worried if he doesn’t like me(彼、私のこと嫌いかどうか心配)のようにI’m worriedがメジャーなので、「I’m worried⇔I don’t care」のセットで覚えておくとよいと思います。

また、Who cares?(誰気にすんねん(=誰も気にしない))も超頻出です!

<海外ドラマではこう使われる>

・I don’t care about that.
(僕は構わないよ。)
・No, I don’t care what Steve thinks.
(違う、スティーブが何を考えるかはどうでもいいの。)
・I don’t care if you don’t care.
(あなたが構わないなら私も構わないわ。)

㊹run

point
「走る」ではないぞ!持続的に進むのがrun

【連結ランキング】

第1位:run into「偶然出会う」
第2位:run out「使い果たす、売り切れる」
第3位:run away「走り去る、逃げる」

run=「走る」と思っていたあの日の僕は、runのことを全くわかってやれていませんでした。

コアにあるのは「持続的に進む」。

ぐるぐると流れるプールのようなイメージ。

例えば、The movie ill run for six months(映画が6か月上映される)やThe water is running(水が出しっぱなしです)など。

「ロングラン」という言い方もあるように、「演劇が公演される」もrun。

「ビデオを再生する」のもrunだし、「経営する、実行する、行う」もrun。

プロジェクトを「走らせる」と日本語で言いますが、その感覚に近いです。

上記の連結ランキングを見てみると、第1位はrun into

偶然出くわす」意味であり、持続中の道から予想外の出会いへとintoするイメージ。

run outは持続しているものが外側になくなるので、「使い果たす、売り切れる」。

run awayは走って消えていくので、「逃亡する」。

前置詞のイメージと組み合わせて、ニュアンスをつかんでみてください!

<海外ドラマではこう使われる>

・It was good running into you today.
(今日は偶然会えてうれしかったよ。)
・You’re running away.
(君は逃げているのだよ。)

㊺check

point
よくわからない?checkしたらええねん

【連結ランキング】

第1位:check out「(ホテルなどを)チェックアウトする」
第2位:check it out「(真実かどうかを)調べる、確かめる」
第3位:check+a, an, the(名詞)「(状態を)検査する、確認する」

「わからないことを知りたい!」そんな時ヒトがとる行動は、1.「人に聞く」、2.「自分で調べる」の2パターン

例えば、仕事のことで質問されて答えを持ち合わせていないときは、I think…but I’ll check it(調べておきます)と前向きに答えられます。

ネットで調べるのか、本を見るのか、人に聞くのか、具体的な方法を英語で言えなくても、とりあえずcheckで乗り切れる。

workやtryに続き…「なんて便利なんだ!」と感激した、魔法のような単語です。

伝達フィルターのグループに属するので、I’ll check when it will arrive(いつ届くか調べてみる)のように5W1H/if/thatを連結可能。

checkは「調べる」以外にも、「入退室手続きをする」「阻止する」「点検する」「採点する」「預ける」「確認する」「検証する」…いろいろ使えます!

confirm(確認する)という単語もありますが、checkの方があいまい度が高く口語的な響きがします。

ドラマでもcheckが圧倒的に使われていました!

<海外ドラマではこう使われる>

Check it out!
(チェックしてみて!)
・You just checked out Robin’s ass.
(今ロビンのお尻見てたよね。)
・Can I take a rain check?
(延期してもらえるかな?)

㊻hang

point
ぶらんぶらん、ぶらんぶらんの単語

【連結ランキング】

第1位:hang out (with+人)「遊ぶ、一緒に過ごす」
第2位:hang up「電話を切る」
第3位:hang on「(電話で)ちょっと待って」

日常会話に出まくり!あいまい度が高すぎ!な単語です。

ハンガーのhangなので「ぶらんぶらん」がコアイメージです。

まず、第1位のhang outは、外にぶらぶら向かっていくので、「飲みに行く、遊び行く」という意味でドラマ頻出です。

hang upは昔の電話機で受話器をぶらぶらと吊り下げているイメージから、「電話を切る」。

逆にhang on電話を切らずに置く場合や、「ちょっと待って」の場面でも使えます。

また、hang inは試験の中、落ちないよう必死にしがみつくイメージから、「頑張る」。

Hang in there!は「くじけず頑張れ!」と励ますときによく使われます。

さらに驚きなのが、「首を吊る」という意味もhangだということ。

「どっちもぶらぶらしてるから一緒でいいじゃん」って…この発想はヤバすぎますよね。

<海外ドラマではこう使われる>

・I wanted to hang out with you.
(お前と遊びたかったんだ。)
・No, you hang up first.
(いいや、君が先に電話を切って。)
Hang on, she’s right here.
(ちょっと待って、彼女ちょうどここにいるから。)

㊼throw

point
さっ。すばやく投げる単語

【連結ランキング】

第1位:throw+人「~を投げる」
第2位:throw it「それを投げる」
第3位:throw up「吐く、上へ投げる」

日本語ではスローですが、決してスローではないのです。

さっと投げる!」がコアイメージ。

すばやく投げないとダメで、「ひょいと投げる」はtossです。

putと同じく、「人が物体を動かす」動詞なので、後ろにつく前置詞は「物体を投げる方向性」をイメージしてみるとわかりやすいです。

上記連結ランキングで注目すべきなのは、なんといっても第3位のthrow up

「放り投げる」という意味でももちろん使えますが、ドラマではほとんどが「嘔吐する(vomit)」で使われていました。

上に上がってくるイメージですね(笑)。

他にも、throw awayは「投げる」+「この場所から離れていく」イメージから、「投げ捨てる、無駄にする、浪費する」など。

throw inはみんな知っているスローイン、「投げ入れる」です。

<海外ドラマではこう使われる>

・I’ll just throw it away.
(私が捨てておくわ。)
・I am gonna throw up.
(吐いてきま~す。)
・I’m not just going to throw her out, okay?
(彼女を処分するつもりなんてない、わかる?)

㊽suppose

point
5時には帰ってくるはずだ。常識を主張する

【連結ランキング】

第1位:supposed to「~することになっている」
第2位:suppose+[文]「(文の内容)だと思う」

supposeは英語ならではの新感覚単語。

まず、「よくわからないこと」について「こう思います」と、自分の意見を言える動詞

根拠が薄い段階で使うのでguessに近いです。

I suppose+文、I guess+文はほぼ同じですが、I guessの方がドラマでは10倍多く使われていました。

注目すべきは圧倒的1位の「be supposed to+動詞の原形」。

I’m supposed to work until 7(7時まで働くことになっている)のように「本来~である」という義務や規則など常識を主張することができます。

have toやmustにも近いですが、I have to work until 7だと強制的に働かされている感じが出ます。

一方、be supposed toはそれが当然のことと思っているニュアンスで相手にクレームを言うときに使えます。

例えば、突然「深夜まで残業しろ」と言われたときは…I’m supposed to work until 7!

約束をすっぽかされたときは…You were supposed to come there!

このように、「非常識な展開で常識を主張する」ときに使ってみましょう!

<海外ドラマではこう使われる>

・I wasn’t supposed to work today.
(今日は働くことになっていなかったんです)
・I suppose you think she’s hotter than me, too.
(彼女は私よりイケてると君も思ってるだろ?)

㊾fall

point
自力では逆らえん…落ちていく単語

【連結ランキング】

第1位:fall in love「恋に落ちる」
第2位:fall asleep「眠りに落ちる」
第3位:fall for「~にほれる、だまされる」

fallといえばフリーフォール!…「落下する」です。

物理的に「落下する」「雨が降る」「倒れる」という意味もあれば、「(質や価格が)落ちる、下落する」…国家の没落から恋に落ちるまで、落ちるイメージがあれば全部fallでいけます

重力には逆らえないイメージ。

物体の移動なので、前置詞との組み合わせで使われることが多く、どこかの中に落ちる場合はfall in、落ちる感覚を強調するならfall down、眠りに落ちるのがfall asleep。

fall offは、落ちて離れていく感覚なので、take offの逆バージョン。

崖から落ちたり、ブランコから落ちたりするときに使えます。

また、ちょっと難しめが第3位のfall for

forは目的を表す前置詞なので、I fall for the girlで「その女の子にめっちゃ惚れ込む」というニュアンスであり、第1位のfall in loveと近いです。

おもしろいことに、fall forは「引っかかる、騙される」という意味でも使われ、「惚れ込みすぎてまんまとやられるのか~」と、なんとも切ない気持ちにさせられました。

<海外ドラマではこう使われる>

・She looks like she’d fall for sports agent.
(彼女はスポーツ代理人に惚れてるようだね。)
・Tomorrow’s not good. I’m supposed to fall off the Empire State Building.
(明日はちょっと無理。エンパイアステートビルから落ちることになっています。)

㊿pay

point
お金も注意も敬意も払うのは全部pay

【連結ランキング】

第1位:pay for「~の代金を払う、報いを受ける」
第2位:pay+人「人に払う」
第3位:pay to「代金を支払う、注意を払う」

アホみたいに楽しかった動詞編も…ついに最後となりました(涙)。

payのコアイメージは「支払う」ですが、日本語と同じく、お金や注意や敬意を払う場合に使えます。

ランキング第1位はpay for

I’ll pay for dinnerのように、forの後ろに「何に対して支払うのか」を連結します。

支払う相手を言いたい場合は、I’ll pay him $100のように「pay+人+支払うもの」の順番でOK。

おごってあげるときに、I’ll pay for youは「君のことを買うよ」に聞こえるので要注意です(笑)…Let me payかIt’s on meでクールにキメましょう。

pay attentionは「注意を払う」。

pay offは支払ったものが「離れていく」イメージから「借金を返済する」です。

pay offは「全部払い終えた!やった!」というイメージが派生して「成功する」という意味でも使えるのです!

<海外ドラマではこう使われる>

・How much did you pay for that?
(いくら払ってくれる?)
・Marshall and Lily’s hard work had paid off.
(マーシャルとリリーのハードワークがついに報われた。)
・You think I’d give up being a minister and pay to ride the subway?
(牧師さんになるのをあきらめて、お金払って地下鉄に乗るって思う?)

たった50個の動詞があれば何でも言える
―前編―

たった50個の動詞があれば何でも言える

①have

point
「持つ」ではない!?「共にある」状況

【連結ランキング】

第1位:have+a, an, the(名詞)「~を持っている」
第2位:have to「しなければならない」
第3位:have been「ずっと~している」
第4位:have sex「セックスする」
第5位:have fun「楽しむ」
第6位:have no idea「まったくわからない」
第7位:have never「経験がない」
第8位:have dinner「夕食をとる」
第9位:have got「持っている」
第10位:have time「時間がある」

haveの意味わかりますか?

中1の単語のhaveって…「持つ」でしょ?

I have a pen、I have an apple.

リンゴとペンを持っている彼を思い浮かべている方…これを見てください。

・I have a cold.(風邪をひいている)
・I have a child.(子供がいる)
・I have dinner.(夕食を食べる)
・I have a presentation.(プレゼンがある)
・I have fun.(楽しむ)
・I have time.(時間がある)

ちょっとおかしくないですか?

どれも手に持ってないんですよ!

僕自身も「have=持つ」と覚えていました。

しかし、それ以外で使われている場面がドラマでも圧倒的に多く、「haveなんて簡単だ」と流していましたが、実は全然使いこなせていなかったかもしれません。

haveの本質とは「共にある」状況!?

ではhaveの本質とはいったい何でしょうか?

その答えは「共にある状況」です。

ペンを手で持っていようが、筆箱の中に入れていようが、家の机の中にストックしていようが…なんと全部I have a pen.になるのです。

「手に持っている」はhold、「筆箱の中に入れている」はput、「机の中のストック」はstockのように、より細かい描写を他の動詞で言い換えることもできます。

しかし、すべてにおいて「私はペンを所有している」ことに変わりはありません。

つまり、「共にあるという認識」こそがhaveの本質なのです。

haveは動作というより、時間の流れのある状況

例えば、I have a girlfriend.

まさか彼女を持ち上げているシーンは思い浮かべませんよね?

「彼女がいる」すなわち、お互いに付き合っている認識があるということです。

それはつまり、「付き合っている状況にある」ということ。

・I have a cold. →風邪をひいている状況にある
・I have a presentation. →プレゼンをする状況にある
・I have dinner. →夕食の状況にある
・I have a car. →車を持っている状況にある

さらに連結ランキングを眺めてみてください。

全部「共にある状況」を言っています。

第2位のhave toも「何かをする状況にある=しなければならない」ということであり、第3位のhave beenも「ずっと置かれている状況」です。

このように、他の動詞のような「動きのある動作」ではなく、「時間の流れがある物事の状況」を語るのがhaveの最大の特徴です。

haveは守備範囲の広い単語

hold(手に持つ)もstock(備蓄する)もpossess(所有する)もhaveで言える。

つまり、とりあえずhaveを使っておけば伝わるということです。

ネイティブもpossessのような難しい単語よりもhaveのような易しい単語を好んで使います。

例えば、あなたが海外旅行に行ったとしましょう。

ホテルのお湯が出ない、クレジットカードが認識されない。

いろいろなトラブルが起きます。

「湯が出ない?故障?認識?」英語で何と言ったらいいのだろう!?

こんなときもhaveを使って、I have a problem with…と言うだけ。

要するに、I have a problemは「困っている」というトラブルそのものを言っており、細かい説明が描写できなくても余裕で通じるのです!

このように、haveのような「簡単な単語」はどれも守備範囲が広く、いろいろな場面で応用できる、まさに魔法のような存在なのです。

<海外ドラマではこう使われる>

・Can I have this?
(これ、もらってもいい?)
・We have a problem.
(困っています。)
・Hold on, I have another call.
(ちょっと待って、電話がかかってるから。)
・I have no idea what you’re talking about.
(何の話かよくわからないです。)
・Why don’t we have dinner tonight and talk about it?
(今夜夕食でも食べて、それについて話さない?)
・We don’t have to drive all night.
(一晩中運転する必要はないよ。)
・I have been here for almost six years.
(6年近くもここに住んでるのよ。)
・You meet, you talk, you have sex. You exit when she’s in the shower.
(会って、話して、ヤッて、彼女がシャワーを浴びているときに出て行くのさ。)

②get

point
あらゆる変化に使えるオールマイティ単語

【連結ランキング】

第1位:get+a, an, the(名詞)「~を手に入れる」
第2位:get+人「人に~させる」
第3位:get to「着く、チャンスを得る」
第4位:get married「結婚する」
第5位:get out (of)「~から出る」
第6位:get back「~に戻る」
第7位:get in「~に入る、乗り込む」
第8位:get up「起きる」
第9位:get off「~から降りる」
第10位:get over「~を乗り越える」

getを制するもの、英会話を制する

ポケモンをゲットするイメージで、getを覚えておくと、あなたは本当のgetの素晴らしさを知ることはできないでしょう。

実は、たくさんの動詞の代わりに使える万能動詞であり、オールマイティーカードのような美味しさがあります

そして、getのコンセプトを理解することは、なんと英語の世界そのものを理解することにもなるのです。

本当に便利すぎるget

まずgetがどれぐらいすごいのか?

・I got your mail.(手紙を受け取ったよ。)
・I got it!(わかった!)
・Can you get coffee for me?(コーヒーを買ってくれる?)
・I got this book at the library.(この本、図書館で借りてきた。)
・I’ll get there.(もう少しで着くよ。)
・Get your hat.(帽子取っておいで。)
・I got the train.(電車に間に合った。)
・Can I get your name?(名前を教えてもらえますか?)
・I didn’t get your name.(名前を聞き取れませんでした。)

一番前から、receive、understand、buy、borrow、arrive、bring、catch、ask、listen

これらの動詞(しかもメジャーなやつ)の代わりにgetで言えてしまうのです

これに気付いた時、僕は本当に衝撃を受けました。

getのコアイメージは「be、haveの状態になる」

getはなぜこんなにオールマイティに使えるのか?

その答えは、getの本質にあります。

getのイメージとはずばり…「ある状態になる」。

ある状態とは、I am angryのような心の状態(be動詞)もしくはhaveの状態(共にある)のどちらかです。

例えば、I get angry(怒る)なら「I am angryの状態になる」ということだし、I get a car(車を手に入れる)なら「I have a carの状態になる」ということ。

すなわち「怒っていない」→「怒っている」、「車を持っていない」→「車を持っている」のように、AからBへの「状態の変化」を言っているのです。

これがgetの正体です。

getが状態の変化ということはわかっていただけたかと思いますが、それがなぜgetを使っていろいろなことが言えるようになるのか?

最初に挙げた例をもう一度見てみましょう。

買う、借りる、受け取る…手段は全部違うけど、「新たにhaveの状態になること」で共通していることがおわかりでしょうか?

つまり、リンゴを買おうが、拾おうが、収穫しようが、もらおうが、パクろうが、全部I get an appleなのです。

「リンゴを持っていない→リンゴを持っている」この変化こそがgetなので、getは手段に関係なく他の単語の代わりに使えるのです。

逆に言えば、getのイメージがより具体的かつ限定的になってtakeやbuyやharvestが生まれてくるというイメージです。

また、心の変化もgetで言えます。

「うれしい気分(I am happy)になる」のはI get happy、「病気である(I am sick)になる」のはI get sick。

他にもI get married(I am married)、I’m getting old(I am old)のように「get+形容詞」でいろいろな変化を言えるのです。

前置詞(副詞)を付け足すことで、さらに広がる世界

さらにgetがすごいのが「前置詞(副詞)との組み合わせ」。

inなら「入ってる」、onなら「接する」、offなら「離れる」といったように、それぞれにコアイメージがあります。

getは「~の状態になる」だから、get inなら「inの状態になる」、get onなら「onの状態になる」、get backなら「backの状態になる」。

このようにgetは前置詞のイメージに変化していく過程も表現できるのです!

<海外ドラマではこう使われる>

・Let’s get started.
(では、始めましょう。)
・We finally get to the top of the mountain.
(最後には、山の頂上に着いたんだ。)
・How did you get in there?
(どうやって入ったのよ?)
・I just want to get over him.
(ただ彼のことを忘れたいだけなの。)
・Please don’t get married before I do.
(私より先に結婚しないでよ。)
・Let’s get back to the birthday song!
(バースデーソングに戻りましょう!)
・Can I get you something to drink, like a water and valium?
(何か飲む?水とかバリウム(精神安定剤)とか?)

③know

point
何を知っていて、何を知らないのかを語る単語

【連結ランキング】

第1位:know what「~が何かを知っている」
第2位:know+[文]「(文の内容)を知っている」
第3位:know that[~を知っている]
第4位:know how「どのように~かを知っている」
第5位:know it「それを知っている」
第6位:know+a, an, the(名詞)「~を知っている」
第7位:know+人「~を知っている」
第8位:know if「~かどうか知っている」
第9位:know about「~について知っている」
第10位:know why「なぜ~かを知っている」

知っていること、知らないこと

「knowって『知る』だよね。そんなこと知っているよ!」

そう思われたかもしれませんが、「知る」ではなく「知っているよ!」の感覚こそがknowの本質です。

すなわち、「知っている状態」がknowであり、haveのように状態を語るのが特徴なのです。

実は、日本語の「知る(知らない状態から知っている状態への変化)」を言いたいときは、knowではなく、see(わかる)やfind(見出す)がハマります。

knowするために人は会話する」と遺言を残したいぐらい、わからないことを教えたり、教えてもらったりすることがコミュニケーションの目的の1つであり、日常会話ではknowが本当によく使われます。

knowは複文(自分)フィルターとして使われまくる

まずは、上記の連結ランキングを見てみましょう。

knowは3つのドラマで合計11197回登場するうち、なんと3231回はthatや5W1Hが連結して「主観+事実」の複文として使われていました。

人や名詞ではなく、圧倒的に文に連結されるという結果には、「おおおお!」と、目からウロコが落ちました。

knowは「認識フィルター」に分類され、すぐ後ろにthat、5W1H、ifのどれかが連結します。

・I know that the goes there.(彼がそこに通っていることを知っている。)
・I know why he goes there.(彼がなぜそこに通っているか知っている。)
・I don’t know how he goes there.(彼がどうやってそこに通っているか知らない。)
・I don’t know if he goes there.(彼がそこに通っているかどうか知らない。)

「知っている」というのは場所(where)、時間(when)、人(who)、理由(why)、手段(how)、真偽(if、whether)、モノ(what)を知っているということなので、

I know he went home, but I don’t know how he went home.
(彼が家に帰ったことは知ってるけど、どうやって帰ったのかはわからない。)

このように、日常会話では自分の知っている・知らないを伝えるために使われるのが最大の特徴です。

knowと同じような認識フィルターとしては、I understand、I’m sure、I have an idea、I rememberなどがあり、いずれも5W1H、ifとセットでよく使われるので覚えておくと便利です。

また、I know what to do(何をすべきかわかってる)という「5W1H+to不定詞」もドラマで頻出していました。

Do you know+5W1Hで尋ねるのが自然!

僕が中学生の頃は、Where is the store?(店はどこにありますか?)って習いましたが、それは直接的です。

Do you know where the store is?(どこに店があるか知ってますか?)
I want to know where the store is.(どこに店があるか知りたいです。)

このように「知ってますか?」と人を主語にして、複文にすることでより英語らしく自然な言い方になるのです。

5W1Hを使いたくなるほとんどの場面は、出だしに認識・伝達フィルターを使えるので、ぜひチャレンジしてみてください。

宮崎駿さんと知り合いである!?

最後に、knowで特に注目したいのが、連結ランキング第9位know aboutです。

例えばジブリの宮崎駿さんを知っていて、I know Hayao Miyazakiというと、「宮崎駿と知り合いである」という意味になってしまいます。

「~に関することを知っている」という場合は、I know about Hayao Miyazakiのようにknow aboutを使うのがコツです。

<海外ドラマではこう使われる>

・You know what?
(ちょっと聞いてよ。)
・You know what I mean?
(私の言ってる意味わかるかな?)
・Let me know if you want to get some dinner later.
(後で夕食を食べたいかどうか知らせてね。)
・I know that you’re not gonna tell anybody.
(あなたは誰にも言わないって、知ってるよ。)
・I know what I’m talking about.
(適当に話しているわけではないのよ。)
・Do you know where the store is?
(店がどこにあるか知ってますか?)
・I don’t know why you don’t have a boyfriend.
(なぜ君に彼氏がいないのかわからないよ。)
・They don’t know we know they know we know.
(彼らが付き合ってることを私たちは実は知っている…ことを彼らは知ってることも実は私たちは知ってる…と言うことをまだ彼らは知らないわ。)

④go

point
「離れていく」イメージ。それがgo!

【連結ランキング】

第1位:go to「~へ行く」
第2位:go on「続ける」
第3位:go out (with)「外出する(~とデートする)」
第4位:go back「戻る」
第5位:go home「家に帰る」
第6位:go with「~と一緒に行く、調和する」
第7位:go through「通り抜ける、切り抜ける」
第8位:go for「~を取りに行く、~を目指す」
第9位:go in「中に入る」
第10位:go get「取りに行く、呼びに行く」

離れていくイメージは全部go!

「goなんて簡単すぎる…『行く』でしょ?」と思う方が多いと思います。

しかし、goという単語もまた、日本語には存在しない単語だったのです。

goのコアイメージは「行く」ではなく、なんと「離れる」が正解です。

さらに、goのイメージを応用してみましょう。

・Sunday go quickly(日曜日が離れる(過ぎる))
・The bulb has gone(電球の寿命が離れた(切れた))
・The pain has gone(痛みが離れた(治った))
・Pochi has gone(ポチがこの世を離れた(死んだ))
・This stain won’t go(シミが離れない(消えない))

いかがでしょう?「ここにあったものが離れています」よね。

have gone(離れた状態と共にある)を使えば、もう二度と帰ってこない、去っていったニュアンスを出すこともできます。

また、ドラマで58回登場のHow’s it going?(調子はどう?)は、何かスタートしている仕事などが、スタート時点からどこまで離れている(進んでいる)かを聞くというニュアンスで、やはりgoが使われます。

このように「ある時点から何かが離れていく」ことがなんとなくイメージができるものに対しては、すべてgoが使えるのです。

抽象度が高くて、あいまいな「基本単語」

「いやいや…そんなぼやけたイメージでいいのか?」と言われるかもしれませんが、そこがまさに基本単語のキモなのです。

ぼやけている=抽象度が高い

鳥になって、高い空から広く大きく世界を見ているイメージを思い浮かべてください。

世界を大きく捉えるからこそ、いろいろな場面に応用ができるというわけなのです。

例えば、I go to schoolは「私は学校に通う」というニュアンスですが、I walk to school(歩いて)であろうが、I take the bus to school(バスで)であろうが、手段に関係なく全部I go to schoolで通じます

「え、でもバスに乗って行くことを伝えたいんだけど…」

そう思われた方は、I go to schoolを言ってから、by busを付け足せばOK。

基本動詞で骨格を作って、前置詞で説明を付け足していくことで、徐々に具体的にしていけばよいのです。

前置詞との組み合わせで、さらに広がります

さらに、上記の連結ランキングを見てみると重要なことに気付きませんか?

to、on、out、with、through、forのように、goはほぼ前置詞に連結して使われるのです(I go schoolのようには使えません)。

これは自動詞として学校で習うものですが、前置詞を使ってgoの方向性や目的を具体的に語るということなのです。

ランキングの中で重要なものをいくつか紹介しましょう。

(1)go on

onは「接している」イメージ。

離れていくのに接してるってどっちだよ?

電車のレールをイメージしてください。

駅からは離れていきますが同じレールの上には乗っている。

レールの上を進んでいて何かが続いていくようなイメージです。

・I go on to college.(私はさらに大学へ進む。)
・I want to go on working.(働き続けたい。)

学校では「続く」と習いますが、「さらに進む」「次の場所へ行く」「関係を続ける」などの意味でも使われます。

(2)go through

throughは何かトンネルのようなものの中を通り抜けるイメージです。

I went through a long tunnel.(トンネルを通り抜けた)のように物理的にも使えますが、I went through a very hard time.(つらい経験をした)のように、「経験」を通り抜けたという場合にも使えます。

また、My application went through.(申し込みが受理された)のように、「審査という名のトンネルを通過した」というイメージでも使えます。

(3)go for、go in

forには「目的のイメージ」があるので、「取りに行く」「呼びに行く」「求める」など、「意志をもってgoしてる」場合に使えます。

応援するときに使われるGo for it!(がんばれ!)も、「目的を目指せ!」みたいなニュアンスです。

inは中に入るイメージなので、家に入る、頭に入る(理解する)、太陽が雲に隠れる、競技に参加するなど全部go inで大丈夫!

<海外ドラマではこう使われる>

・I can’t go on any more bad dates!
(ひどいデートはこれ以上続けられないわ!)
・Did she go out with him?
(彼女は彼と付き合ってたの?)
・I can’t wait to go back to work.
(仕事に復帰するのが楽しみだわ。)
・If you wanna go home, then we’ll go home.
(君が家に帰りたいなら、帰ろう。)
・Would you like to go for a drink?
(飲みに行きませんか?)
・Before we go in, I just want you to know that I live you.
(家に入る前にこれだけは言っておきたい。愛してるよ。)
・I’m gonna go get another round.
(次のお酒を取りに行ってくるね。)
・The last thing we did before she left was go to the Empire State Building.
(彼女が発つ前に最後にしたことは、エンパイアステートビルに行ったことだった。)

⑤like

point
「バラのようにきれいだ」相手のイメージをたとえる

【連結ランキング】

第1位:like+a, an, the(名詞)「~が好き、~のような」
第2位:like+[文]「(文の内容)のように」
第3位:like that「そのように、あんなふうに」
第4位:like+人「~が好き、~にような」
第5位:like to「~するのが好き、~したい」
第6位:like this「このように」
第7位:like it「それが好き」
第8位:like what「例えば?、どのように」
第9位:like when「~のときみたいに」
第10位:like being「~であるのが好き」

likeになんとか文が連結する!?

「動詞likeって『好き』だよね?後ろに名詞をつけるだけだし、さすがにみんな迷うことはないだろ?」

そう思い連結パターンを数えてみると、なんと、likeの後ろに文章が744回も連結しているのです!!

これは学校では習わない、口語ならではのlikeが接続詞として使われる形であり、「~のようだ」という意味になります。

例えば…

It’s like you like Mr. Children.(ミスチル好きそう)

It’s like+文」の形で、たとえを連結することで「~っぽい、~みたいな」と相手の印象を細かく言うことができるのです。

また、likeを前置詞として使えば…

My sister is like my mom.(妹は母みたいだ)

likeの後ろにいろいろな「名詞」を入れるだけでOK。

さらに、五感動詞と組み合わせれば、You look like an older brother.(長男っぽいよね)と相手の印象を伝えたり、It sounds like you got a lot of problems.(問題を抱えてるようね)のように相手を優しく察することもできるのです。

個人的に、海外ドラマを見ていてめっちゃ面白かったのが…

It’s like the last 20 minutes of Titanic in here(タイタニックの最後の20分状態か!)

…「たとえツッコミ」です。

一度はネイティブに使ってみたいものです。

逆に相手にたとえてほしい時は、Like what?(どんな?)と聞くのが正解。

For example?と相手に聞いているシーンは、たった1回のみでした。

<海外ドラマではこう使われる>

・I like the way you think.
(あなたの考え方が好きです。)
・Would you like to eat some dinner?
(ディナーを食べませんか?)
・It’s like I’m you.
(まるで私があなたみたいなの。)
・You look like Beef Carpaccio.
(あなた、ビーフカルパッチョみたい。)
・“Dessert” sounds like “desert.”
(デザートがdesert(砂漠)みたいに聞こえてしまうわ。)
・It sounds like this is getting pretty serious.
(だんだん真剣になってきているようね。)
・Don’t talk like that.-Like what?
(そんな風に話さないで。-どんな?)

⑥think

point
本当のことはわからない。だけど私はこう思う

【連結ランキング】

第1位:think+[文]「(文の内容)だと思う」
第2位:think about「~について考えてみる」
第3位:think that「~だと思う」
第4位:think of「~について考えてみる」
第5位:think it’s「それは~だと思う」
第6位:think so「そう思う」
第7位:think+a, an, the(名詞)「(名詞)が~であると思う」

I think+文とI think aboutの2つだけでOK!

「英語で意見を言ってみたいわ~」

そんなあなたに、まず最初にマスターしていただきたいのがthinkです。

ドラマでは、thinkの次に文が連結するパターンがダントツ1位であり(2622回)、「意見フィルター」として複文の形で使われます。

例えば…

I think she likes Hayato.(彼女はハヤトを好きだと思う。)

出だしにI thinkを言って「今から意見を言いますよ~」とフリを作り、その後に自分の考えを言う。

これが英語で一番気軽に意見を言う方法です。

一方、いまいち自分の考えがまとまっていないときは…

ランキング第3位のthink about(~に関することを考える)が使えます。

・I think about her.(彼女のことについて考えてるのさ。)
・I think about why she likes me.(なぜ彼女が俺を好きか考えてるのさ。)

このように、5W1Hやifが連結して複文としてもよく使われます。

I think+文とI think aboutの2つを使いこなせれば大丈夫!

<海外ドラマではこう使われる>

・Let me think about it.
(ちょっと考えさせて。)
・What do you think about that?
(それについてどう思う?)
・I think she knows where my dad is!
(どこにお父さんがいるか彼女は知ってると思う!)
・I think we should get married.
(私たち、結婚すべきだと思う。)
・What if I don’t think of the books?
(もし僕も本のことを考えていなかったらどうしよう?)
・I thought that would be the best thing to do.
(そうすべきだと思ったんだ。)
Think about how much fun it’s gonna be going over the Brooklyn Bridge.
(ブルックリン橋を渡ることがどれだけ楽しいか考えてみてよ。)

⑦want

point
欲しい!食べたい!未来を創造する単語

【連結ランキング】

第1位:want to「~したい」
第2位:want+人「人に~してほしい」
第3位:want+a, an, the(名詞)「~を欲しい」
第4位:want it「それが欲しい」
第5位:want+所有格(yoursなど)「~の…が欲しい」
第6位:want some「いくつかの~が欲しい」
第7位:want that「それが欲しい?」

未来への欲求を叫ぼう!

「英語をペラペラになってブロンド美女と付き合いたい!!」

僕らの人生の原動力となっているのは間違いなく「want」です。

「食べたい、寝たい、遊びたい」とネイティブの子供も最初に覚える単語であり、あらゆるシーンで使えるのが特徴。

3大ドラマにおいてもwant to(~したい)、don’t want to(~したくない)、wanted to(~したかった)の3フレーズが、これでもかと何千回も使われていました。

I want to play the piano.(ピアノを弾きたい)

このように「want to ~」で私の願望を言えます。

ピアノを弾いてほしいときは…

I want you to play the piano.(あなたにピアノを弾いてほしい)

wantのすぐ後ろに「人」を連結する形、「want+人+to ~」で自分以外の誰かへの願望を言うことができるのです。

さらに…

Do you want me to play the piano?(ピアノを弾いてほしい?(弾こうか?))

このように、相手に喜んでもらおうと自分から提案もできます。

いずれも、wantがきっかけで行動が決まり、未来が作られていく…つまり「未来を創造する原動力」こそがwantなのです。

逆に、過去形のwanted toは「~したかった」。

創造できなかった未来への後悔の気持ちを簡単に言えます。

同じように、should’veも後悔の気持ちを言えるのでセットで覚えましょう。

また、ビジネスの場面ではwant toよりもwould like to、Do you want me to ~?よりもWould you like me to ~?を使うと丁寧な印象です。

<海外ドラマではこう使われる>

・Do you want some help?
(手伝おうか?)
・What do you want me to do?
(何をしてほしいの?)
・Do you want to get a drink?
(飲まない?)
・I want you to be happy.
(あなたには幸せになってほしい。)
・Phoebe, I just wanted to say I’m sorry, okay?
(フィービー、ただ謝りたかったの。許してもらえる?)
・I want you to want me to want to have your grandkids.
(あなたの孫を産みたいって私が思うことを、あなたに望まれたいの。)

⑧say

point
吹き出しでセリフを言うイメージ

【連結ランキング】

第1位:say+[文]「(文の内容)を言う」
第2位:say that「それを言う、~を言う」
第3位:say it「それを言う」
第4位:say+人「~を言う」
第5位:say to「~に言う」
第6位:say no「ノーと言う」
第7位:say anything「(not~で)何も言わない」
第8位:say something「何かを言う」
第9位:say yes「イエスと言う」
第10位:say goodbye「別れを告げる」

sayは「言いたいこと」がメインです

ランキング上位には5つの「吹き出し系動詞」があり、海外ドラマでとにかく一番よく使われる長男的存在がsayなのです。

sayのコアイメージは「内容を発する」。

後ほど登場の次男tellは「内容を誰かに伝える」であり、2つを比較することで理解が深まります。

上記の連結ランキングも見てみましょう。

第1位は後ろに文が連結する形です。

I want to say I have a cold.(風邪ひいてるって言いたいの)

このように「say+文」で使えますが、言っている内容を文で後ろに付け足すだけ。

文が吹き出しだとイメージすればわかりやすいです。

さらに注目すべきは第7位、第8位のsomething、anythingが連結する使い方。

・Say something funny.(何か面白いこと言ってよ)
・I’d like to say something to you.(言いたいことがあるの)

1つ目は無茶振りと呼びますが、「言いたいことがある」は日本語でもよく使いますね。

どちらも、話題に入る前のクッションフレーズであり、会話の切り出しにも使えます。

また、I’d like to say something to youをtellに置き換えると、I’d like to tell something to youではなく、I’d like to tell you something (about…)のように、tellのすぐ後ろに「人」が連結するのがポイント。

sayは「言いたいこと」が目的、tellは「伝えたい相手」が目的であり、微妙にニュアンスは異なりますが、意味は同じと考えて大丈夫です。

<海外ドラマではこう使われる>

Say what?
(何て言った?)
・I’m sorry, did you say something?
(ごめんなさい、何か言いましたか?)
Say something funny.-Like what?
(何か面白いこと言ってよ。-例えば?)
・So don’t say anything until I get there, all right?
(そこに着くまで何も言わないで!わかった?)
・Before I start, I just want to say that I have a cold.
(始める前に、風邪ひいてることをお伝えしたいです。)
・I hate to say it, but Robin nailed it.
(言いにくいことだけど、ロビンはバッチリやってくれた。)
・Let’s say we were the last two guys on the planet, and you had a gun to your head.
(例えば、僕らがこの星の最後の2人で、君は頭に銃を突きつけられているとしよう。)

⑨see

point
見るだけではない、「わかった!」瞬間

【連結ランキング】

第1位:see+人「人に会う」
第2位:see+a, an, the(名詞)「~を見る」
第3位:see it「それを見る」
第4位:see that「それを見る」
第5位:see what「何が~かを見る」
第6位:see if「~かどうか確認する」
第7位:see how「どのように~かを見る」
第8位:see each other「顔を合わせる、付き合う」
第9位:see someone (anyone)「誰かと会う、デートする」
第10位:see where「どこに~かを見る」

seeがいちばん守備範囲の広い単語

「see、look、watchって何が違うの?」って子供に聞かれたら目が泳ぎまくりますよね。

lookは「視線を向ける」で、I looked at himだと「彼に目をやった」。

一方、I watched himだと「彼を目でしっかり追いかけた」イメージ。

テレビやスポーツを見るのはwatchです。

lookは目をやった瞬間(点)、watchはそれを見ている時間の流れ(線)がありますが、seeは意識的に「見る」のも、見ている時間に関係なく全部seeです。

さらに、seeは「わかる」というニュアンスで使われていることも多いです。

knowと同じく「認識フィルター」に分類され、knowは「すでにわかっている」ことを言う一方、seeは「その瞬間わかった」ことを言います。

You should speak English every day.(毎日英語を話したほうがいいよ)とアドバイスされたときの、I know(知ってるよ)、I see(なるほど)の違い。

I seeを使うことを強くお勧めします。

また、認識フィルターとして、後ろにthat/5W1H/ifが連結するパターンもよく使われます。

<海外ドラマではこう使われる>

See you later.
(また後でね。)
See what you’re saying.
(言いたいこと、わかります。)
・I’ll see you when you get here.
(ここに着くの待ってるから。)
・You want to see if we still have it?
(まだある(映る)かどうか見てみる?)
・I’ll see what I can do, but it doesn’t look good.
(やれるだけのことはやってみるけど、難しそうね。)
・I got to see Donald Trump waiting for an elevator.
(エレベータを待ってるドナルド・トランプに会えたんだ。)

⑩come

point
ゴール地点から見るgo-それがcome

【連結ランキング】

第1位:come on「おいで、急いで など」
第2位:come to「~に来る」
第3位:come back「戻る、帰る」
第4位:come in「~に入る」
第5位:come here「ここに来る」
第6位:come up (with)「あげる、(~を思いつく)」
第7位:come out「出る、出版される」
第8位:come over「やって来る」
第9位:come with「~と一緒に来る」
第10位:come from「~から来る」

comeは「あなたに近づいてきます」

goは離れていくイメージでしたが、comeはゴール地点に向かってくるイメージ

例えば、I’ll come to you.(あなたのとこに行きます)

最初は「このフレーズ変だろ?」って思ってたのですが、これは極めて自然なのです。

comeの視線が相手側にあり、「あなたに近づいていくよ~」という距離感を縮めていくような言い方です。

もちろんI’ll go to youでも同じ意味なので通じますが、comeを使う方が相手の立場に立っており、思いやりがある響きがします

そのほかにも、Dinner is ready!(晩ご飯よ!)とお母さんに呼ばれたらI’m coming!と答えるのが正解。

このときI’m going!を使うと「ご飯も食べないであんたどこ行くの!?」と全力で突っ込まれる危険性があります。

さて上記の連結ランキングを見てみましょう。

第1位のcome onは「来て!カモン!」だけでなく、「またまた~」や「おい!」とツッコミにも使えるマルチフレーズです。

ドラマで何と1614回も登場しているので、1話見れば3回はcome onに出会えるはず。

また、日常会話で便利なのが第6位のcome up with(思いつく)。

思考の海の中からアイデアを持って(with)、水面に上がってくる(come up)イメージです。

他は基本的にはgoと同じ考え方で、前置詞の方向性をイメージしながら視点を変えればよいだけです

<海外ドラマではこう使われる>

・I’m gonna come to you.
(あなたのところに行くわ。)
Come on, I’m serious.
(もう!本気で言ってるんだ。)
・OK, I’m coming in.
(よし、入るよ。)
・I am so glad that you could come over tonight.
(今夜は来てくれて本当にうれしいわ。)
・We should come up with a whole new last name.
(新しい名字を考え出すべきだよ。)
・If I don’t come back, tell my mom I love her.
(もし戻らなかったら、母に「愛してる」と伝えておいてほしい。)

⑪look

point
あなたの目にはどう映る?見た目の感想を言える単語

【連結ランキング】

第1位:look at「~を見る」
第2位:look like「~のように見える」
第3位:look for「~を探す」
第4位:look great「見た目がいけてる」
第5位:look good「見た目がいい」
第6位:look what「(何が~か)を見る」
第7位:look who「誰が~かを見る」
第8位:look forward to「楽しみに待つ」
第9位:look in「~に中を見る」
第10位:look up「見上げる」

見ようと思ってみるのがlook

lookの本質は「視線を向ける」です。

「seeと同じじゃないの?」と思われたかもしれませんが、もう一度思い出しましょう。

seeは「自然に目に入る(見える)」ときに使い、lookは「自分が関心を持って視線を向ける」なのです。

ドラマでとにかく出てきまくるのが、lookと最初に言ってからセリフを続けるシーン。

Look, Ross, this really isn’t easy.(ねえ、ロス、これホント簡単じゃないわよ)

「ねえ」「なあ」みたいに相手の注意を引く出だしのフレーズです。

相手に視線を向けさせる、まさにlookの本質をついた使い方です。

前置詞との組み合わせで広がるlook

上記の連結ランキングを見てみると、前置詞との連結が多いことに気付きますよね。

「視線を向ける」がlookの本質なので、視線を上ならlook up、下ならlook down、周りならlook around、振り返るならlook backのように視線の方向を前置詞でコントロールできるので感覚的に使えるのです。

また、学校でもおなじみのI look forward to seeing you.(会えるのが楽しみ)は、forwardが「前方」なので、「会えるのを前向きに見ています」という感覚です。

友達と遊ぶ約束をしたとき、I can’t wait!(楽しみ!)もよく使われ、ドラマではlook forward toが36回、I can’t waitが60回登場していました。

lookを使えば褒め言葉も自由自在

さらに、僕がlookを愛してやまない理由をお教えしましょう。

I looked at her. She looks great.(彼女を見た。彼女は素敵)

このように、単に見るだけでなく「私の目にはどう映るのか?」という感想でもlookで言えてしまうからです。

・She looks great.(彼女素敵に見える)-形容詞を連結
・She looks like Masami Nagasawa.(長澤まさみみたい)-like+名詞を連結
・She looks like she stepped out of a fashion magazine.(ファッション雑誌から出てきたみたい)-like+文を連結

なんと!形容詞、名詞、文とオールマイティに連結することができ、さらっとしたたとえから盛り盛り褒め言葉まで自由自在に言えてしまうのです。

It’s like ~は「~っぽい」と全体的な感想を言いますが、lookはあくまで「見た目」の感想を言えるのがポイント。

英会話をするとき、英語が話せない以前に「そもそも何を話していいかわからない」ことがよくありますが、会話のつかみにlookを使って気軽に相手や相手の持ち物の感想を言うだけで空気が和みます

英語圏では相手が着ているものや持ち物に気軽に褒め合う文化があるので、相手と初対面でもOK。

気楽な感じで使ってみてください!

五感動詞でもっと感想を言える

lookを使えばいろいろな見た目の感想を言えますが、look以外の五感動詞で置き換えることもできるんです。

・It looks great.(素敵に見える)
・It sounds great.(素敵に聞こえる)
・It smells great.(いいにおい)
・It tastes great.(美味しい味)
・It feels great.(いい感触)

聴覚はsound、嗅覚はsmell、味覚はtaste、触覚はfeelとすべて同じように使えます。

もちろんlikeをつけて、

・It sounds like you like him.(彼を好きって言ってるように聞こえるわ)
・It tastes like mango yogurt.(マンゴーヨーグルトみたいな味がする)
・He smells like my father.(うちの親父みたいな匂いがする)

このように例えるのも自由自在。

さらに総合的に判断するときは、It seems like this book will become popular.(この本は人気が出そう)のようにseemを使うこともできます。

I thinkは意見を言うイメージでしたが、五感動詞は「感想」。

気軽に感じたことを言い合えるので、ぜひ使ってみてください。

<海外ドラマではこう使われる>

Look at me and not the puppy.
(私を見て。子犬じゃなくて。)
Look what I found in the kid’s room.
(子供の部屋で見つけたの、見て!)
Look, Ross, this really isn’t easy.
(ねえロス、これ本当に簡単ではないわ。)
・You look really beautiful tonight.
(今夜、本当に君は美しいね。)
・I’m gonna look for Lily in the bathroom.
(リリーを探しにトイレに行ってくる。)
・I’ll look forward to your call.
(あなたの電話を楽しみにしてる。)
・But I would like to look like a beautiful princess.
(私は美しい王女様みたいに見られたいです。)
・He thinks a little facial hair makes him look like John Depp.
(少しのヒゲでジョニーデップに見えると彼は思っている。)

⑫tell

point
投げたセリフが、受け止められるまでがtell

【連結ランキング】

第1位:tell+人+[文]「人に(文の内容)を伝える」
第2位:tell+人+that「人に~を伝える」
第3位:tell+人+about「人に~について伝える」
第4位:tell+人+what「人に(何が~か)を伝える」
第5位:tell+a, an, the(名詞)「~を言う」
第6位:tell+人+to「人に~するように言う」
第7位:tell+人+something「人に何かを伝える」
第8位:tell+人+how「人に(どのように~か)を伝える」
第9位:tell+人+why「人に(なぜ~か)を伝える」
第10位:tell+人+where「人に(どこに~か)を伝える」

必ず人とセットで使われるのです

さあ、sayに続いて登場の「吹き出し系5兄弟」がtellです。

まずは上記の連結ランキングを見てください。

なんということでしょう…ほぼ全て人に連結しているのです!

このランキングがtellの全てを語り尽くしています。

「言う」は「言う」でも相手に内容を伝えるのがtellなのです。

つまり、壁に向かってボールを投げるのがsayであれば、投げたボールを手がキャッチしてくれるのがtellということ。

tellのすぐ後ろにはキャッチャー、すなわち話し相手が連結します(tell+人(話し相手)+内容)

その中でも海外ドラマでよく使われていたのが以下の3つのパターン。

1. I’ll tell him about it.(それについて彼に言うつもり)
2. I’ll tell him what I did.(自分がしたことを彼に言うつもり)
3. I’ll tell him I broke the watch.(時計を壊したことを彼に言うつもり)

1→2→3と進むにつれて、相手に言いたいことがより具体的になります。

学校ではI’ll tell him to get milk.(ミルクを買ってきてって彼に言うつもり)のような「tell+人+to」を習いますが、この形式ではto以下の主語がhim(ボールを投げる相手)の場合しか使えません

このため、海外ドラマでは圧倒的に2と3のパターン(主語を自由に選べる)が使われるというわけなのです。

<海外ドラマではこう使われる>

Tell me about it.
(それについて話して。/わかるわ~。)
・I told her I loved her.
(愛してることを彼女に伝えた。)
・I got to tell you the truth.
(本当のことをあなたに言わなければならなかった。)
・Don’t tell me! I don’t wanna know!
(言わないで!知りたくない!)
・Barney wouldn’t tell me how he found it.
(バーニーはどうやって見つけたか私に言わないだろう。)
・Ross, you didn’t tell me you were a doctor.
(ロス、医者だってあなた言わなかったじゃない。)
・Tell her she looks good, tell her she looks good.
(彼女に可愛いって言ってよ、可愛いって言ってよ。)

⑬make

point
こねくり回して強い力で生み出す単語

【連結ランキング】

第1位:make+人「人に~させる」
第2位:make+a, an, the(名詞)「~を作る」
第3位:make it「うまくいく、やり遂げる」
第4位:make sure「確かめる、確認する」
第5位:make out「いちゃつく」
第6位:make up「取り戻す、埋め合わせする」
第7位:make fun of「からかう」
第8位:make sense「意味をなす、道理にかなう」
第9位:make love「セックスする」
第10位:make jokes「冗談を言う」

makeは「作る」ではない!?

「makeって『作る』だよね?誰でも知ってるよ!」

そう思いながら海外ドラマを見ていると…

That makes sense!(なるほど!)、Will you make sure?(確認してもらえる?)、We’ll make it.(間に合うよ)、You can make it.(できるさ)

「できるさ…って何も作ってないじゃないか!」と全力で突っ込みたくなる、謎すぎるセリフがたくさん登場するのです。

「make=作る」と覚えてしまうと使いこなすことができません。

makeの本当の意味、あなたはわかりますか?

新しいものや状態を「こねくり回して」生む

makeの本質とは…「何かに手を加えて、新たに何かを生む

日本語の「作る」は目に見えるものを作るときにしか使いませんが、英語のmakeは「目に見えない新たな状況、状態を作り出す」の意味でよく使われます。

ここがわかれば、We’ll make it.はなんとかしてitの状況を作り出すというイメージから「電車に間に合う状況」を作ったり、先ほどの「できるさ」つまり「何かを成し遂げる状況」も作れるのです。

「ん?getに似てるような…」と思われた方は、さすがです。

getが「新しい状態になる」という客観的な変化を語る一方、makeは「主観的に変化させる」というイメージを語れるのです。

連結ランキングの第1位は…?

次に、上記の連結ランキングを見てみましょう。

なんと、人に連結するパターンが872回登場で、堂々の第1位です!

人を作るだと!?…ではなく「make+人+動詞の原形」で「~させる」。

高校で習った時も、なぜmakeが「~させる」なのかずっとわからなかったのですが、「こねくり回す」イメージを思い浮かべれば簡単でした。

I made him get angry.(彼を怒らせた)だと、すごく機嫌のよかった彼を無理やりいじりまくって怒る状態を作り出すイメージ。

He made me work overtime.(私に残業させた)であれば、働きたくないのに無理やり残業させられたというニュアンス。

これって要するにgetの状態(変化)を作り出しているんです。

I make her happyのように、誰かによってよい状況を生み出す場合にも使えます。

人に対して、新たな状況を生み出す」というmakeの本質がそのまま表現されてますよね!

使役動詞makeとletの違い、わかりますか?

使役動詞(~させる)はletもよく使われますが、違いがわかるでしょうか?

She made me pay.(彼女は私に払わせた)
She let me pay.(彼女は私に払わせてくれた)

madeは私が無理やり払わされたニュアンスですが、letは伝票の奪い合いになって、「今回は私におごらせて!」のシーンです。

どちらも「私が支払った」事実は同じですが、そこにある気持ちが全然違うのです。

私はおごりたいのか(want)、おごりたくないのか(don’t want)。

つまり、私の感情によって選ぶべき単語が変わってくるということなのです。

他にも会話で使いたいのが第4位のmake sure(確認する)。

Make sure to turn off the light.(電気を消し忘れないように)のように、わかってるだろうけど念押しで確認する場合ではmake sureがハマります。

普通によくわからないことを確認する場面ではcheckが使えます。

<海外ドラマではこう使われる>

・I didn’t make it!
(うまくいかなかった!)
・Don’t make fun of me.
(からかわないで。)
・I will make them fall in love with me.
(彼女らに僕を惚れさせるよ。)
・Wait, that doesn’t make any sense.
(待って、それは全く筋が通ってないよ。)
・I’m not trying make Robin jealous.
(ロビンに嫉妬させようとしているわけじゃないんだ。)
・I just want to make sure you know that I really do like you.
(これだけ入っておきたい。俺は君が好きだ。)
・Did you kiss somewhere else?-Like where, in a tree?…No!! We did not make out in a tree.
(他の場所でキスしたの?-他ってどこ?木の上とか?…ないない!木の上でいちゃついてないし。)
・The only way to really know it’s a mistake is to make the mistake.
(本当にそれが失敗であることを知るたった1つの方法は失敗することです。)

⑭love

point
「愛してる…」じゃなく「めっちゃ好きやね~ん!」

【連結ランキング】

第1位:love+人「(人)がめっちゃ好き」
第2位:be in love with「~に恋してる」
第3位:(would) love to「めっちゃ~したい」
第4位:love that「それがめっちゃ好き」
第5位:love+a, an, the(名詞)「~がめっちゃ好き」
第6位:love of「~の愛」
第7位:love it「これめっちゃ好き」
第8位:love each other「思い合う、愛し合う」

loveを使って「めっちゃ好き」を言ってみよう

love=「愛している」と覚えておくと、普段日本語で愛してるなんて使わない僕には全く使いどころがわからなかったのですが…

I love playing the guitar!(ギター弾くの、めっちゃ好き!)
I love Ghibli!(ジブリ、めっちゃ好き!)
I love Taylor Swift!(テイラースウィフト、めっちゃ好き!)

みたいに、人だけに限らず気軽に「めっちゃ好き!」と言えるんです。

本気で恋してる場合は、上記ランキングの第2位のフレーズを!

ドラマでもよくI love you!とあいさつ代わりに使われるように、第1位の「love+人」は恋人や家族、友人など同姓でも親しい人に対して使います。

ではもしあなたが、本気で恋に落ちて告白する場合は何と言えばよいと思いますか?

答えはこちら…I’m in love with you.

北米版『耳をすませば』の杉村がしずくに告白する神社のシーンでも使われており、be in loveで恋の中にいる状態のニュアンスを出せます。

他にはI would love toもよく使われます。

I would love to(~したい)と同じように、「~したい」という意味ですが、より強い欲求「めっちゃ~したい!」というニュアンスが出せます。

海外ドラマを見て、loveの感覚をつかんでみてください!

<海外ドラマではこう使われる>

・We love you.
(いい子でね、愛してる。)
・I love drunk Monica.
(酔っぱらったモニカがめっちゃ好き。)
・You still love me?
(まだ私のこと愛してる?)
・I think I’m in love with you.
(あなたに恋しています。)
・You’re in love with me.
(君は僕に惚れている。)
・I’d love to go with you.
(あなたと一緒に行きたい。)
・I would love to, but I can’t.
(そうしたい、でもできないの。)

⑮mean

point
それはつまり?一言で言うと…の単語

【連結ランキング】

第1位:mean+[文]「(文の内容)が言いたいことです」
第2位:mean to「~するつもり」
第3位:mean+a, an, the(名詞)「~を意味する」
第4位:mean that「それを意味する」
第5位:mean it「本気で言う」
第6位:not mean anything「全く意味がない」
第7位:mean for「~によって意味を持つ」
第8位:mean something「何かを意味する」

聞き返したり、言い直したりできるんです

僕がアメリカに住んでいたとき、親友と英会話をしていると「何言ってるのか、さっぱりわからん!!」

毎日そう思うことばかりでしたが、そんなときに使いまくっていたのがドラマに126回も登場していたこちらのフレーズ。

What do you mean?(どういう意味?)

すると、彼は僕の質問に対して…

I mean we will go to Chicago tomorrow.(つまり、明日シカゴに行くってこと)のように、「I mean+文」の複文で答えてくれます。

「私は意味します」というよりも、「それはつまり…」と要約するイメージ。

それでも彼の言ってることがわからない場合は…

You mean we will stay in Chicago?(それって、シカゴで泊るってこと?)のように、予想して見切り発車で質問するのもよくやっていました。

That means ~, I mean ~で後ろにどんどん説明を付け足していくことで、お互いの理解を深めていくのが英会話ならではの手法です。

さて、上記の連結ランキングを見てみましょう。

第2位に登場しているもう1つのmeanの使い方が、「mean to」です。

意図するというニュアンスがあり、海外ドラマではなんとセリフの90%以上が否定形not mean toで登場していました

I didn’t mean to scare you.(怖がらせるつもりはなかった)のように、「わざとじゃない」の言い訳フレーズとして使えます。

<海外ドラマではこう使われる>

・What do you mean?
(それ、どういう意味?)
・What does that mean?
(それ、どういう意味?)
・I know what you mean.
(言ってることわかるよ。)
・I mean, she’s great and sweet.
(つまり、彼女が素敵で可愛いってこと。)
・You mean it’s like a girl-girl thing?
(それって、レズみたいなやつ?)
・What do you mean “What do we do?”
(「どうする?」ってどういう意味?)
・I didn’t mean to upset you.
(怒らせるつもりはなかったんだ。)

⑯take

point
積極的に取り組む!変幻自在の主観的単語

【連結ランキング】

第1位:take+a, an, the(名詞)「~を取る、選ぶ」
第2位:take+もの「~を取る、選ぶ、買う」
第3位:take+人「~を連れて行く」
第4位:take care「気を付ける、面倒を見る」
第5位:take off「~を脱ぐ、離陸する」
第6位:take out「取り出す」
第7位:take away「片付ける、連れ去る」
第8位:take over「~を引き継ぐ」
第9位:take advantage「うまく利用する」
第10位:take down「下ろす、コンテンツを削除する」

takeの本質とは、一体何か?

ついに出ました!基本単語のラスボス的存在takeです。

中学校の頃、僕が一番苦手だったtake。

「獲得する」「連れて行く」「写真を撮る」「体温を測る」など、「とる」だけでは理解できないいろいろな意味があって、「結局なんだよ!?」とモヤモヤしていました。takeの本質とは一体何か?

その答えは…「積極的に自分のところに取り込む」です。

まずは、最初の方に出てきたgetを思い出してください。

takeは取り込んだ結果「haveの状態」になるので、ニュアンスとしてはgetに近いですが、なんといってもtakeは積極的なのです。

例えば、I got a penであれば「そんなに欲しくなかったけどペンを手に入れた」という可能性もありますが、I took a penであれば、「自分が欲しくて手に入れたぜ~!」というニュアンスを出せるんです。

I took the pictureは景色をカメラの中へ取り込むイメージですし、Take me to the party!は「私を積極的にパーティーへ取り込んで(連れてって)」になります。

すなわち、takeするときの気分は、多くの場合「want」なのです

英会話では、「主観」が大事なのですが、takeはまさに「The主観」のような存在の単語なのです。

「服を脱ぐ」と「飛行機が離陸する」が同じ意味だって?

次に、上記の連結ランキングを見てみましょう。

前置詞との組み合わせで使われるイディオムが多いですが…ドラマ頻出、第4位take careと第5位take offの2つをまずは覚えてください。

まず、Take care!は、お別れの時に使う定番あいさつです。

「お大事に」「気をつけて~!」など思いやりのフレーズとして使えます。

そして第5位のtake offは何を意味するのでしょうか?

offのイメージは「離れていく」なので、「offの状態を積極的に取る」ということです。

ドラマでは服を脱ぐシーンとして使われていましたが、「離陸する」「出発する」「取り去る」「脱ぐ」「外す」「化粧を落とす」「切断する」「髪を切る」「連れ去る」「体重を減らす」「値引きする」「メニューから外す」…なんと全部take offで言えるのです。

「『服を脱ぐ』と『離陸する』が同じだなんて、意味が分からん!!」と叫びたくなるのですが、これこそが、魔法のような英語の世界です。

takeも守備範囲が広いので、前置詞と合わせてイメージすることが大事。

日常生活で使えるものが多いので、使いながら身につけていきましょう!

お願いするときのtakeとhaveの使い分け

会社の先輩の家に呼ばれて、どうしても喉が渇いてお茶が飲みたい!

あなたは英語でどうやってお願いしますか?

Can I take tea?は相手のものを取る主観的ニュアンス。

Can you give me tea?はこっちに与えてもらうニュアンス。

どちらも意味は通じますが、家族や友達以外にはふつうは使いません。

答えは、Can I have tea?(Can I get ~?もアメリカでは使われます)

Can I takeと比べて、「持ってる状態になってもいいですか?」という控えめなニュアンスになるのがわかるでしょうか?

実は、haveのように抽象度の高い言葉を使うことは、行動をあいまいに言えるということ。

それは、控えめで丁寧な表現になるということです。

例えば、日本語で「冷蔵庫の冷えた麦茶をグラスに注いでもらって、氷二個入れてこのテーブルまで運んでいただけますか?」

…何様!?って思いますよね。

具体的にすればするほど失礼に響くのです

なぜか?…命令形になるからです。

Can I have something to drink?(何か飲み物をいただけますか?)

このように、「tea」と具体化しない方がより丁寧ですよね。

すなわち、あいまいな表現で抽象度を上げるほど、相手に可能性と選択肢を与えることができるので、マイルドにお願いできるということなのです。

「はっきりと物申すのが英語」だと僕も勘違いしていましたが、基本単語を使いこなすことで、会話力を高められることを本当に実感しています。

<海外ドラマではこう使われる>

・I’ll take care of it.
(なんとかするよ。)
Take it or leave it.
(それで嫌なら、あとは勝手にして。)
・I made him take me out to dinner.
(彼に僕をディナーに連れて行かせた。)
・I’m not gonna take off my ring.
(この指輪を外すつもりはないわ。)
・Why would they take away our key?
(なぜ私たちの鍵を取り上げるんだろう?)
・We’ll take over your wedding.
(あなたの結婚式をとりまとめるよ。)
・We really don’t take advantage of living in the city.
(私たちって、都会を満喫してないよな。)
・The ATM will only let you take out $300…so I’ll take a check for the other $100.
(ATMはこの300ドルのみ引き出せるから…残りの100ドルは小切手でもらうよ。)

⑰let

point
絶対にそれをしたい。会話力の単語

【連結ランキング】

第1位:let+人+動詞の原形/前置詞「人に~を許可する」
第2位:let+it+動詞の原形/前置詞「それを~を許可する」
第3位:let+a, an, the(名詞)「~にさせてやる」
第4位:let go「手放す」

【let meの連結ランキング】

第1位:let me see「見せて」
第2位:let me get「getさせて」
第3位:let me ask「聞いてみたいんだけど」
第4位:let me tell「言わせて」
第5位:let me know「知らせて」

letに秘められた「強い気持ち」

アメリカに渡って仕事が始まって間もない頃。

Please let me know.(知らせてね)と何度も言われ、知らぬ間に身につきました。

「letってイマイチ使い方がわからんな~」と思っていましたが、人と人とのやりとりで使われるコミュニケーションフレーズと考えれば簡単です。

先ほど登場したmakeは「外部から変化を加える」意味でしたが、letの本質は「許可」。

OKを出して人を行動させる単語です。

例えば、デートで食事の後に使えるLet me pay(払わせて)。

payすることを許可してほしい。つまり、「私の気持ちはpayしたい」ということがletを理解する最大のポイントでしたね。

そして、自分がしたいことをわざわざ相手に尋ねるシーンとは、「したいことを普通はしないシーン」です。

この場合、食べたものは自分で払うのが普通なので、Let meを使ってお願いする必要があるということです。

Can I pay?も近いですが、Let me payの方が相手にNoを言わせない強引さ、頼りがいを感じさせます

letといえば…アナ雪の「Let It Go」も流行りましたよね~。

「it」を「go」させるのを許可する?

このitは「エルサの秘めた力」、goは「離れていく」なので、「秘めたる力を解き放させよう→ありのままの姿見せるのよ」となるのです。

<海外ドラマではこう使われる>

・Well, let me tell you something.
(ちょっと言わせてほしい。)
Let me get you another glass.
(新しいグラスを出すわ。)
Let me tell you where I’m at.
(私がどこにいるか言わせて。)
・Just let it go, man.
(もうあきらめようぜ。)
Let go of my hand!
(私の手を離して!)
・There’s no way I’ll let you drive this car.
(あなたに運転させるなんてありえない。)
・I had to let go of dreams I didn’t even know I had.
(持ってることすら気づかなかった夢を手放さなければならなかった。)

⑱thank

point
thank youだけでなく、何に感謝するのか言えれば最高

【連結ランキング】

第1位:thank you「ありがとう」
第2位:thanks for「~をありがとう」
第3位:thanks god「ああよかった、よかった」
第4位:thanks to「~のおかげで」
第5位:thanks again「あらためて、ありがとう」
第6位:thank me「感謝してよね」

【Thank youの連結ランキング】

第1位:Thank you for「~をありがとう」
第2位:Thank you so much「本当にありがとう」
第3位:Thank you very much「どうもありがとう」

アメリカでの出来事

アメリカに住み始めてしばらくたって、同じアパートに住んでいたネパール人の同僚に歓迎パーティを開いてもらいました。

もちろん僕は全然英語を話せなかったし、何言ってるのか全然わからなかったけれど、ものすごく優しく接してくれ、彼の奥さんにネパール料理を振る舞ってもらい、本当に楽しい時間を過ごしました。

そして数日後、道でたまたまその奥さんとすれ違ったので、「こないだはありがとう!」と僕は心からお礼を伝えようとしたのですが…

どんなに考えてもThank youしか出てこないのです!!(泣)

Thank you! Thank you!と連呼してましたが、会ってThank youって、いきなり何がセンキューだよって話ですよね。

Thank you for ~ を使えばよいのです

「こないだはありがとう」ってあなたは言えますか?

とっさに英語が出てこないのは仕方ないですが、せめて感謝だけでもスムーズに伝えるようになりたい。

その日、僕は本気でそう思いました。

Thank you for the other day.(こないだはありがとう)

Thank you for ~を使えば、Thank you for taking me to the party.のように、何に感謝しているのか具体的に言うことができますよ。

<海外ドラマではこう使われる>

・No, thank you.
(いいえ、大丈夫です。)
・Joey, I really want to thank you.
(ジョーイ、あなたに本当にありがとうと言いたいわ。)
・Well, thank you for lunch.
(ランチをおごってくれてありがとう。)
Thank you for watching the baby.
(赤ちゃんを見てくれてありがとう。)
Thank you for coming with me today.
(今日は一緒に来てくれてありがとう。)
Thank you for believing in me.
(私のことを信じてくれてありがとう。)
Thank God that I’m not dating.
(ああ神様、彼と付き合ってないことに感謝します。)
Thank you so much for making me do this.
(私にこれをさせてくれて本当にありがとう。)

⑲talk

point
双方向に、会話のキャッチボールをする単語

【連結ランキング】

第1位:talk about「~について話す」
第2位:talk to「~に話しかける、~と話し合う」
第3位:talk with「~と話をする」
第4位:talk in「~で話す」
第5位:talk on「話し続ける」
第6位:talk+人+into「人を説得して~させる」
第7位:talk+人+out「人を~しないように説得する」

双方向にやり取りするのがtalk

さて、やってまいりました。

「吹き出し系5兄弟」シリーズ第3回目。

say、tellに続く3つ目が「talk」です。

talkは「話をする」という動詞ですが、sayやtellとは大きく違う部分があります。

それは、「双方向のやりとり」がコアイメージであるところ。

一方向であるsayとtellとは違って、「キャッチボールが成立している状態」。

それがtalkの本質なのです。

上記の連結ランキングを見てみましょう。

talk aboutとtalk toの2台巨塔がほとんどを占めていますが、あなたはI wanna talk about youとI wanna talk to youの違い、わかりますか?

talk aboutとtalk toの違いとは?

I wanna talk about you.(あなたについて話したい)は話す内容。

I wanna talk to you.(あなたと話がしたい)は話す相手。

このように「talk about+内容/talk to+相手」で、aboutとtoを使い分けるのがポイントです。

ドラマで使われまくりのフレーズは、Can I talk to you for a second?(少し話せる?)とI don’t want to talk about it.(それについては話したくない)の2つ。

会話を切り出したり、拒否したり、会話そのものを動かすときにtalkが使われています

こういったフレーズを上手に組み込んでいくことで、コミュニケーション力を高められますよ!

<海外ドラマではこう使われる>

・But, I don’t want to talk about it.
(でも、それについて話したくない。)
・Just let me talk to her.
(とにかく、彼女と話をさせて。)
・Don’t talk to me, don’t look at me.
(私に話しかけないで!私を見ないで!)
・Let me talk about what I’m afraid of.
(私が恐れていることについて話をさせて。)
・Joey, you never talked about that before.
(ジョーイ、それについては今まで話してないよ。)
・My last talk with Marvin was so lovely.
(マービンとの最後の会話は本当に素敵だった。)

⑳call

point
自分の声を遠くへ届ける単語

【連結ランキング】

第1位:call+人「人を(~と)呼ぶ」
第2位:call+a, an, the(名詞)「~を呼ぶ」
第3位:call it「それを(~と)呼ぶ」
第4位:call to「~の用件で電話する」
第5位:call for「~を求める、~を必要とする」
第6位:call from「~からの電話」
第7位:call in sick「病欠の連絡をする」
第8位:call off「中止する」

遠くへ話しかけるのがcall

さあ、「吹き出し系5兄弟」シリーズ、第4回目は「call」です。

callといえば、ナースコール。

そのコアイメージとは何か?

それは…「自分の声を遠くへ届ける」です。

callは、tellやtalkよりも遠くへ話しかけるイメージであり、声を届ける相手はもちろん人なので、人へと連結するパターンが圧倒的に多いです。

ドラマでは、『FRIENDS』の電話するシーンで何度も登場していました。

I’ll call you later.(あとで電話するね)、Call me back.(あとで折り返して)、名詞形でYou have a call.(電話やで~)のように言うこともできます。

そしてcallと言えば、中学校のテストで必ず出てくるのが「call+A+B」の第5文型。

ドラマではYou can call me Buttercup.(キンポウゲと呼んで)の素敵シーンもありますが、日常で使えるのは初対面の時ぐらいですね。

<海外ドラマではこう使われる>

・I’ll call you back.
(あとで折り返し電話するよ。)
・You didn’t even call.
(電話さえしてくれなかったじゃない。)
・You made us call you “Bea”?
(あなたは私たちに「ビー」と呼ばせてたよね?)
・The forecast calls for rain.
(天気は雨と予報している。)
Call off the roommate search.
(ルームメート探しは中止。)
・I’m on a call.
(電話中なの。)
・Joshua, give me a call sometime.
(ジョシュア、ときどき電話ちょうだいね。)

㉑need

point
客観的かつ冷静に未来を創造する単語

【連結ランキング】

第1位:need to「~する必要がある」
第2位:need+人「(人)が必要である」
第3位:need+a, an, the(名詞)「~が必要である」
第4位:need+所有格(yourなど)「~の…が必要である」
第5位:need some「いくつかの~が必要である」
第6位:need help「助けが必要である」

【need toの連結ランキング】

第1位:need to talk「話す必要がある」
第2位:need to be「~される必要がある」
第3位:need to get「~を得る必要がある」
第4位:need to know「~を知る必要がある」

wantとneedの違い、あなたはわかりますか?

ブロンド美女と付き合うためには、英語ペラペラになる必要がある。

「付き合いたい!」がwantであることをすでに紹介しましたが、wantの次の段階に出てくる気持ちがこのneedなのです。

あなたはwantとneedの違いを明確に説明できますか?

その違いとは、ずばり「主観と客観」。

例えば、I want to talkとI need to talkは、どちらも話を切り出すときにドラマで何度も登場するフレーズです。

wantは「別に話さなくても困らないけど、私は話したいから話そう(主観)」ということ。

wantは子供が自分の感情のままに使うイメージです。

needはその場の状況を客観的に判断する冷静な言葉

「目的を達成するために話す必要がある、だから話をしよう」という淡々としたイメージ。

wantと同じく、needも未来を創造するエネルギーとなる単語です。

have toもneed toに近いですが、needの方が義務感が弱めなのが特徴。

ドラマではWe need to talk.が何度も登場しますが、weを主語にすることで連帯感を生み出すのは英語特有で面白いな~と思う感覚です。

<海外ドラマではこう使われる>

・I need to get out of here.
(ここから出る必要がある。)
・I need to borrow some money.
(お金を借りる必要があるんだ。)
・We really need to get on this flight.
(この飛行機に乗る必要がある。)
・Why do they need to get married?
(どうして彼らは結婚する必要があるの?)
・We need help!
(助けが必要だ!)
・You’ll need help getting home.
(家に帰るのに助けが必要だろう?)
・I know they need to make their decision today.
(彼らは今日決める必要があることを知っている。)

㉒wait

point
「待てよ!」「楽しみすぎて待て~ん!!」の単語

【連結ランキング】

第1位:wait for「~を待つ」
第2位:wait a minute「ちょっと待って」
第3位:wait to「~するのを待つ」
第4位:wait a second「ちょっと待って」
第5位:wait till「~するまで待つ」
第6位:wait until「~するまで待つ」
第7位:wait up「寝ないで待つ」
第8位:wait here「ここで待ってて」
第9位:wait in「~で待つ」
第10位:wait at「~で待つ」

ちょっと待ってな~!

「待てよ!」。キムタク風に誰かを追いかけて叫ぶなら、Hey, wait up!ですが、普通のテンションで「ちょっと待ってな」というドラマシーンでは、wait a minute(178回)、wait a second(53回)の2つのフレーズがほとんどを占めていました。

「…待ち時間の長さで使い分けるのか!?」と思われるかもですが、英語ではminute、secondは1分、秒だけでなく、「少しの間」の意味があるので、どちらも同じように使うことができるのです。

次に上記の連結ランキングを見てみましょう。

ダントツ1位がwait for!

「待つ」ということには必ず目的があるので、「目的」の前置詞forを使って、I’ll wait for you(待ってるわ)のように待つ対象である「誰か・何か」連結してセリフを組み立てます。

また、待つということは必ずそこに時間の流れがありますよね。

I’ll wait for her until nine at the statue of Hachiko.
(ハチ公前で彼女を9時まで待とう。)

このように、I’ll wait till/untilを使って、「~まで待つ」という待ち時間を言うフレーズも第5位、6位にランクインしています。

さらに、waitを使ったもう1つの超重要フレーズが「I can’t wait.」。

待てないぐらいにそれがしたい、つまり「楽しみ」という感情を表現できる…そう、look forward toと同じように使えます。

<海外ドラマではこう使われる>

Wait a minute.
(ちょっと待って。)
・Now we just wait for a call.
(まさに今、電話がかかってくるのを待ってる。)
・I can’t wait to see the photos!
(その写真を見るのが楽しみ!)
・Can’t wait to see you.
(あなたに会えるのが楽しみ。)
・Can you wait till tomorrow?
(明日まで待ってもらえる?)
・Grandma, Grandpa, don’t wait up.
(おばあちゃん、おじいちゃん、寝ないで待つ必要はないよ。)
・It’s gonna be legen-wait for it-dary!
(それはちょっと…伝説の始まりだ!)

㉓give

point
自分から離れれば全部give

【連結ランキング】

第1位:give+人「人に与える、手渡す」
第2位:give it「それを与える、手渡す」
第3位:give up「あきらめる」
第4位:give+a, an, the(名詞)「~を与える」
第5位:give birth「出産する」
第6位:give to「~に与える、手渡す」
第7位:give away「手放す、譲る」

giveから人へ1000回以上、連結していました

giveで思い浮かべていただきたいのが、「ギブアンドテイク」。

takeは「積極的に取り込む」でしたが、giveのイメージはまさにtakeの逆…「自分のところから何かを外に出す」です。

さあ、上記の連結ランキングを見てみましょう。

ぶっちぎり1位が「give+人」の形。

人が連結するということ、つまり、「与える」ということです。

「人が連結しまくる動詞って、たしか出てきたような…」

そう、吹き出し系のtellがgiveに似ています。

tell/give→相手→与える何か」。同じ順番で言えるんです。

tellは「目に見えない言葉」を渡しますが、giveはI will give you this watch.(この時計をあげるよ)のように「目に見えるモノ」から、She gave me a surprise.(彼女がサプライズしてくれた)のような抽象的なこと、Can you give me your name?(名前をいただけますか?)のような情報まで、「外に出す」のであれば何でもOKなのが特徴

さらに、自分から離れていくのがgiveなので、カバンを「渡してほしい」ときも、「貸してほしい」ときも、「自分のものにしたい」ときも全部give me the bagで言えます。

<海外ドラマではこう使われる>

Give it!
(返せ!)
Give me a second.
(少し時間をちょうだい。)
・I’ll give you a call.
(電話するね。)
・Do not give him any money!
(彼にお金をあげたらダメ!)
・I’ll give up my ticket.
(僕のチケットはあきらめるよ。)
・She is ready to give birth.
(彼女は出産する準備ができている。)
・Just give away most of your power.
(あなたの力の限りを与えればいいだけよ。)

㉔work

point
すべてはworkしているのかworkしていないかのどちらかである

【連結ランキング】

第1位:work out「運動する、うまくいく」
第2位:work on「~に取り組む」
第3位:work for「~で働いている」
第4位:work with「~と一緒に働く」
第5位:work in「~で働く」
第6位:work at「~で働く」
第7位:work together「一緒に働く」
第8位:work of「~に作品、仕事」
第9位:work up「いらつく、食事を準備する」
第10位:work hard「一生懸命働く」

まさに、魔法のような単語です

アメリカに住んでいるとき、「なんて素敵な動詞だ!」と超感激した便利な動詞…それがworkです。

日本語の「働く」だと、「仕事する」という意味でしか使いませんが、workには「正常に機能する」という意味があり、何らかの効果をもたらす動きをしているものには全部workが使えます

・機械が動かなくなったら…It doesn’t work.
・家の冷凍庫が壊れて修理してもらうときも…It doesn’t work.
・何らかの問題点を突っ込むときも…Does it work?

とにかく世の中のほとんどのものはworkしているかworkしていないかである、ということにある日僕は気づいてしまったのです。

旅行先のホテルのシャワーが出ないときなど、細かく英語で説明できなくてもIt doesn’t work!!とひとこと言えば、ホテルのフロントの人に伝わります。

さらにworkはIt worked(うまくいった)、It wouldn’t work(うまくいかないだろ)というように「うまくいく」という、これまた大雑把な意味で使えます。

つまり、workとは動作そのものではなく、動作が「うまくいってるかどうか」を語る言葉ということ

I have a problem withと同じように、細かい説明が描写できなくても伝わる、魔法のような単語なのです。

<海外ドラマではこう使われる>

・And did it work?
(それ、効果あったの?)
・It still doesn’t work.
(まだ壊れてるけど。)
・You think that would work?
(それはworkすると思う?)
・I can work on a new accent.
(新しいアクセントでも取り組めるよ。)
・I do not want to work for GNB again.
(GNBでは二度と働きたくない。)
・You wanna work out?
(運動しない?)
・I know we didn’t work out the first time and I know it doesn’t make any sense but I can’t shake the feeling that we belong together.
(最初うまくいかなかったし、それが全く意味をなしていないこともわかる、だけど、2人が特別だという感情を振り払えないんだ。)

㉕feel

point
ナチュラルに感情を表現できる、大人な単語

【連結ランキング】

第1位:feel like「~したい、~な気がする」
第2位:feel+a, an, the(名詞)「~を感じる」
第3位:feel so「そう感じる、強く~と感じる」
第4位:feel better「具合がよくなる」
第5位:feel bad「調子がよくない、悪いと感じる」
第6位:feel about「~について感じる」
第7位:feel good「いい気分である」
第8位:feel guilty「うしろめたいと感じる」
第9位:feel terrible「つらさを感じる、ひどいと感じる」
第10位:feel right「納得感を感じる」

私の気持ちを伝えよう

英語を自分のものとして使えるようになるには、とにかく英語で自分の感情を伝えられるようになることが1つの大きなカギです。

そして、feelはまさにあなたの感情を表現するために必須の単語。

上記の連結ランキングを見てみると、海外ドラマで一番よく使われるのがfeel like。

学校ではfeel like ~ingの形を使ってI feel like drinking coffee.(コーヒーが飲みたい気分)と習うと思います。

I want to drinkと同じく欲求を言うフレーズですが、want toははっきり「欲しい!」という、子供が使うような言い方であるのに対し、I feel likeはマイルドで大人な響きがします

また、ドラマではI feel like we don’t talk anymore.(もうこれ以上話したくない気がする)のように後ろに文を接続し、「意見フィルター」として複文で使われることが多いです。

まずI feel likeを口に出して、その後に説明を付け足せば私の意見が言えます。

I thinkよりもマイルドで気楽なニュアンスを出せるのです。

さらに、シンプルに「feel+形容詞」の形も使えば、I feel good(いい気分)、I feel happy(幸せな気分)、I feel sad(悲しい気分)、I feel bad(気の毒に感じる)など、いろいろな感情を表現できますよ~!

<海外ドラマではこう使われる>

・I feel bad for Ted.
(テッドに対してすまなく思っているんだ。)
・You feel better now?
(気分はよくなったの?)
・I’d feel better if I slept with Joey.
(ジョーイと寝れたらよいだろうな。)
・You feel like taking a test?
(テストしてみたい気分かな?)
・I feel like I haven’t seen you in a month.
(1か月間あなたを見てなかった気がするよ。)
・I feel like my head’s gonna explode.
(俺の頭が爆発しそうって感じだよ。)

「たった50個の動詞があれば何でも言える―後編―」に続く

たった50個の動詞があれば何でも言える
―はじめに―

たった50個の動詞があれば何でも言える―はじめに―

「SV、SVC、SVO、SVOO、SVOC」

これ、なつかしの5文型ですね。

ここで1つ気付くのは、英語のすべての文には必ず動詞が含まれるということ。

しかも、日本語とは違い、主語の直後に動詞がくるので、動詞がパッと言えなければ何も話せなくなってしまうのです。

というわけで、英会話で最初に身につけるべきなのも動詞です!

「でも動詞いっぱいありすぎて、覚えるの大変なんだよな~」

そう思われたあなたに、断言します。

本項で紹介する50個の動詞を使いこなせるようになれば、日常会話の99%以上のことは言えます。

「いやいや、そんなことあるわけないやろ…」

と思われるかもですが、海外ドラマを分析してみると、たった50個ほどの動詞が何千回と使われまくっていることが明らかになったのです。

しかも、その単語がhave、get、know、go、like、think、want、say、see、come…

中学の最初に習う、誰もが知っている簡単なものばかり。

そして、ドラマをさらに分析した結果、goやgetのような「基本動詞」には、日常会話を自由に操れる「魔法」が存在することを発見したのです。

抽象度の高い基本動詞とは、米のような存在?

結論から言うと、ずばり、抽象度が高いのです。

「go=行く」「get=手に入れる」ではなく、goやgetはもっとあいまいで大きな意味を持っていて、その中の1つとして「行く」や「手に入れる」の意味でも使えるということなのです。

抽象度が高いとは、原料に近いイメージ。

食べ物に例えるなら、「米」。

米はシンプルで味も薄いので、白ご飯では物足りないですよね。

しかし、卵で炒めればチャーハンができるし、醤油とダシで炊き込みご飯もできる。

リゾットからパエリアまで、世界を代表する料理にもなります。

そして、getやgoも白いご飯のような存在。

そのままだと個性がなさすぎて、ぼんやりとしか意味がわかりません。

しかし、getをoffで煮込むとsleep(眠る)、leave(出発する)、finish(終える)ができ、getをonで炒めるとride(乗る)、climb(登る)、succeed(成功する)になり、goもgo on(続く)、go out(付き合う)、go away(去る)と変化するのです。

句動詞と呼ばれるものですが、これこそが少ない数の単語で日常会話ができる魔法なのです。

素材(基本動詞、前置詞)についての理解を深めることが大事

一方、抽象度が低いマイナー動詞。

これは料理でいうところの「カオニャオマムアン」であり、完成品に付けられた名前です。

例えばextinguishという動詞はカオニャオマムアン的な存在であり、「火を消す」という特定の状況でしか使われないのです。

「いや…カオニャオマムアンってなんやねん!!?」と今思ったあなた、これがまさに抽象度が低くて(具体的すぎて)通じないということです。

だから、日常会話ではextinguishではなく、相手がイメージできるようにput outが使われるのです。

では、これらを踏まえて私たちがやるべきこととは何か?

ずばり、素材と調理法についての理解を深めることです。

基本動詞や前置詞の本質を知ることで、幅広い意味に応用できるのです。

よく使われる動詞とは、動作ではない!?

さて、もうひとつの「魔法」についてお話ししましょう。

「動詞」と言われると、「動作、行動」を思い浮かべますが、ドラマ頻出動詞はknow、haveのような「私の状態」を言うものや、wantやfeelのような「私の感情」を言うもの、thinkやguessのような「私の考え」を言うものなど…動作というよりはむしろ動作が実行されるまでの、私の心の動きや、脳の動きを表すものが大半を占めています。

たとえば、「お腹減った→よし駅前の和食の店に行こう」って一瞬で行動できるのなら、もはや会話する必要はありませんよね。

お腹減った→魚とか食べたい→どこかいい店知らない?→高い店は美味しそう→給料日前だし→回転寿司行こう→いっぱい食べて満足

これが日常会話。一般化してみるとこんな感じです。

今の状態(know、have)→心が動く(want、need、feel)→調べる(check、ask)→考える(think、guess)→行動する(go、move、take、wait)→新たな状態(get、become)

巷ではよく「目に見えるものをすべて英語で言えれば、英語脳になれる」と言われますが、そうではないのです。

目に見えない感情、考え、言葉…これを言えるのが英語脳です。

複文(自分フィルター)というもうひとつの魔法

では、目に見えない感情、考え、言葉を言うために、ネイティブがどのようにセリフを組み立てているのか?

その調理法、それが複文(=複数の文章が組み合わせられた文)です。

I don’t know where we can eat sushi.(どこで寿司を食べられるか知らない。)
I asked him where we should go.(彼にどこに行くのがよいか聞いてみた。)
I think we should save money.(節約すべきだと思う。)
I’m glad we ate lots of sushi.(たくさんお寿司食べられてよかった。)

このように、まずI knowやI think、I’m gladのように自分の気持ちや考えを言って、その内容をさらに文で後ろに連結して複文を作ります。

学校ではthat節、wh名詞節と習いますが…自分の「主観」を言っているので、私は自分フィルターと呼んでいます。

knowのように認識を語るのが「認識フィルター」、askのように情報をやりとりするのが「伝達フィルター」、thinkのように考えを言うのが「意見フィルター」、I’m gladのように感情を言うのが「感情フィルター」です。

魔法のランキングで全動詞の使い方がわかる!

句動詞と複文。

この2つの調理法を使って、ネイティブは中学校で習う簡単な単語から、多彩な意味を生み出しているということなのです!

また、句動詞はtake、putのような「実行系」動詞がよく使われ、複文は「情報系」「伝達系」「思考系」動詞がよく使われる傾向があります。

【句動詞】あいまいな基本動詞+前置詞(副詞)→実行系動詞と相性がよい
【複文】感情、認識、思考動詞+文→感情、伝達、思考系動詞と相性がよい

そして、それぞれの動詞が、どのような句動詞や複文になって、会話で使われるのか?

それを一瞬で知れるのが「魔法の連結ランキング」です。

海外ドラマのセリフを分析し、「ある動詞が、どのような単語に連結するのか?」

そのパターンを数えてランキング化しました。

プリンにはカラメルソース、いちごは練乳、閉店時間には蛍の光。

これをかけとけば間違いないように、goといえばto、feelといえばlike、knowといえばwhat。

それぞれに相性のよい組み合わせがあるのです。

「句動詞って組み合わせが多すぎて覚えるのが大変」だと思っていたのですが、ランキングを見れば、本当によく使われる組み合わせが一瞬でわかります。

しかも、ランキング上位の使い方を覚えておくだけで、その単語の自然な使い方ができてしまうという画期的なランキングです。

それでは動詞編を始めていきましょう。