気持ちが英語でスパッと伝わる言い方―Part 1―

気持ちが英語でスパッと伝わる言い方―Part 1―

1. 誤解される英語①

×My name is Hiroshi Saito.
(私の名前は、サイトウヒロシです)
⇒ネイティブには「わたくし、サイトウヒロシと申す者でございます」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇Hi, I’m Hiroshi, Hiroshi Saito.
(ヒロシです。サイトウヒロシといいます)

⇒自己紹介のときの完璧な言い方がこれ。ネイティブのようにHiを付けてフレンドリーに話しかけましょう。ファーストネームだけでもOK。相手も同じようにファーストネームで返してくれます。
〇My name is Hiroshi, but most people call me Hiro.
(ヒロシといいます。皆からヒロと呼ばれています)

⇒most people call me Hiroと言うことで、「だからあなたもヒロと呼んでください」ということを相手に伝えています。相手との距離がグンと縮み、好印象になります。

My name is~は堅苦しい響きになる

My name is~は、自己紹介のあいさつとして習いましたが、この言い方は形式ばっているので、ネイティブは普段の会話ではあまり使いません。

日本語に訳すと、「わたくし、~と申す者です。お見知りおきを」くらいに聞こえるからです。

代わりにネイティブがよく使うのが I’m Hiroshi.などI’mで始まる言い方。

これにHiを付ければ完璧です。

ネイティブにとって、日本人の名字は難しく聞こえることがよくあります。

よって、まずファーストネーム(Hiroshi)だけを言い、その後に改めてフルネーム(Hiroshi Saito)を伝えるようにしましょう。

さらに、ニックネームで呼んでもらいたいときは、My name is~, butという形で、名前の情報を伝えるのもいいでしょう。

2. 誤解される英語②

×What’s your name?
(お名前を教えてください)
⇒ネイティブには「名前は何だ?」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇Hi, I’m Ichiro. You must be…?
(こんにちは、イチローです。あなたは確か…)

⇒初対面の相手には、自分から名乗るのが常識。そして、事前に紹介されるとわかっている場合は、「今日お会いできると聞いていたので」という含みのある、You must be…?または And you are…?「あなたは確か…」と続けます。
〇What should I call you?
(あなたのことを何てお呼びしたらいいでしょうか?)

⇒相手の名前を聞いたものの、長い名前で呼びづらいような場合、思い切って What should I call you?「何てお呼びしたらいいでしょうか?」と尋ねるのもGood。フレンドリーな印象になります。
〇Who’s calling? [電話口で尋ねる場合]
(どちら様でしょうか?)

⇒電話で相手の名前を尋ねるときは、この言い方や Who am I speaking with?が定番。いずれもややカジュアルなので、丁重さを求められる場面では、May I ask who’s calling?が適切です。

相手の名前を知りたいときは自分から名乗る

まず知っておきたいのが、What’s your name?は感じの悪い言い方であるということ。

Who are you?「誰だ?」と同じくらい無礼な表現といえます。

相手の名前を知りたいときは、自分から I’m~と名乗り、その後に You must be…? / And you are…?「あなたは?」と続けると自然な流れになります。

電話口で尋ねる場合は、Who’s calling? / Who am I speaking with?が定番です。

3. 誤解される英語③

×How are you?
(お元気ですか?)
⇒ネイティブには「ごきげんいかがでございましょうか?」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇Hi! How are you doing?
(元気?)

⇒よほど上下関係のある人でなければ、どんな相手にも使える表現。How are you?と言い慣れている人でも、doingを足すだけだから覚えやすいですね。areを弱め、doingを強めに言うと、よりネイティブっぽくなります。
〇How’s it going?
(お元気ですか?)

⇒直訳は「どんなふうに進んでいる?」だけど、一般的には「元気?」という意味で使います。もちろん、相手の状況全般や、相手が取り組んでいる作業がどんな調子か聞くときにも使えます。
〇What’s up?
(元気にしてる?/最近どう?)

⇒ネイティブの会話で頻繁に使われる、カジュアルな表現。「最近どう?」「何か変わったことない?」という意味合いから、「元気かい?」と尋ねるときに使えます。

How are you?は堅苦しい響きに

誰もが覚えた How are you?ですが、紋切り型に言うと、堅苦しく、そっけなく聞こえがちです。

簡単に言うと「ごきげんいかがでございましょうか?」なんて響きに。

そこで覚えたいのが、How are you doing?などの言い方。

How are you?にdoingを添えることで、「どう過ごしている?」というフレンドリーな響きになります。

How are you doing, John?と相手の名前を添えてもOKです。

4. 誤解される英語④

×I’m fine, thank you.
(はい、元気です)
⇒ネイティブには「大丈夫よ、どうも」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇Pretty good!
(元気ですよ)

⇒Good!もよく使いますが、強調のprettyを加えると感じがいいです。抑揚をつけずに言うと、「まあね」くらいに聞こえるので、イントネーションには気をつけましょう。「最高!」はExcellent!、「変わりないよ」は Nothing much.、「最悪!」は I feel awful!と答えましょう。
〇Not bad.
(元気ですよ)

⇒badでないから、goodという意味で使うことが多い、このフレーズ。言い方の抑揚によって、「まあまあだよ」「悪くはないよ」から、「とてもいいよ」まで表現できます。ほどよくカジュアルな言い方です。
〇Couldn’t be better.
(絶好調だよ)

⇒調子のよいことを伝える決まり文句がこれです。Couldを使った仮定法ですが、「これよりよくなることはない」、つまり「絶好調!」という意味になります。文頭に、主語のitが省略されています。

「元気よ」「絶好調!」など具体的に答える

How are you?と同様、I’m fine, thank you.もネイティブの間ではほとんど使われません。

I’m fine.には「大丈夫だから放っておいて」という含みがあるため、意味は通じても不自然な響きになります。

代わりに、Pretty good.「元気よ」やExcellent!「最高さ!」などと具体的に答えましょう。

その後、オウム返しに How are you doing?、または How about you?と返すのが定番です。

5. 誤解される英語⑤

×Good bye.
(じゃあ、またね)
⇒ネイティブには「さらば!」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇See you! / See you around.
(またね)

⇒約束なしの別れ際のあいさつで、比較的、行動範囲が似ている仲間同士でかけ合う言い回しです。aroundが付いた言い方は、特に会う予定がなくても「(その辺で)また会うよね」という感覚で使います。
〇Bye for now.
(またね)

⇒Bye for now.は「今日はこれにて」という含みを持つため、相手には「またね」と伝わります。Bye!と短く言うこともあります。
〇Talk to you later.
(またね)

⇒丁寧な言い方にすると、I’ll talk to you later.になります。直訳すると「後で話そう」になりますが、特に話す予定がなくても使います。同僚同士や友人同士で交わされる言い方で、電話口でのあいさつにもぴったりです。

Good bye.は深刻な別れの場面で使う

ネイティブが別れ際のあいさつとして Good bye.を使うことは、ほとんどありません。

Good bye.は、二度と会えないといった深刻な場面に用いる言葉だからです。

代わりに、頻繁に使われるのが、「じゃあ、またね」のニュアンスを持つ See you!や Bye for now.などです。

See you!は、状況に合わせて See you later!「また(後で)ね」や、 See you soon.「近いうちに」など、後ろに置く言葉を変えて言います。

6. 誤解される英語⑥

×Thank you very much.
(ありがとうございます)
⇒ネイティブには「それはそれはありがとう存じます」と聞こえます。

〇Thanks a lot.
(どうもありがとう)

⇒ヘリくだりもせず、軽すぎもしないこの言い回しは、ほぼどんなときにも使える便利な言い方です。ネイティブは、上司にだってThanks a lot.と言います。
〇Thanks.
(ありがとうね)

⇒日常会話で頻繁に使えるのがThanks.です。何かを手渡してもらったときや電話を取り次いでもらったとき、レストランで料理が運ばれたときなど。フレンドリーながら、礼儀正しいひと言として使えます。
〇I really appreciate all your help.
(本当にありがとうございます)

⇒丁寧に言いたいときは、「感謝する」という意味のappreciateがぴったりです。目的語に、your helpや your kindnessなど、相手の行為を述べます。Thanks. I appreciate it.と言ってもOK。

Thank you very much.は感謝が伝わらない

Thank you very much.「どうもありがとう」と言うと、微妙なニュアンスが発生してしまいます。

例えば抑揚をつけずに言うと、口先だけの言葉に聞こえたり、状況によっては皮肉を言っているように聞こえたりしがちです。

ただし、自分に親切にしてくれた見知らぬ人や接客の際に使う場合は、おかしくありません。

このときveryをsoに換えて、Thank you so much.と言うと、好感度がアップします。

7. 誤解される英語⑦

×You’re welcome.
(どういたしまして)
⇒ネイティブには「当然だよっ!/当たり前だろ!」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇My pleasure.
(どういたしまして(お役に立ててうれしいです))

⇒It’s my pleasure.または It was my pleasure.と言ってもOK。謙遜の気持ちが含まれ、ちょっとかしこまった場合にも使えます。「お役に立ててうれしいです」という気持ちを表したいときに最適です。
〇Sure, no problem.
(どういたしまして(なんてことないですよ))

⇒ありがとうと言ってくれたことを受け止めつつ、自分がしたことを「たいしたことないです」と言いたいときには、この表現がおすすめです。小さなことから、骨を折ってしてあげたことまで使えます。
〇Don’t mention it.
(どういたしまして(とんでもないです))

⇒お礼を言われるほどでもない、そんなときにぴったりなのがこの言い方。mentionは「~に触れる」という意味です。また、itは相手の感謝の言葉です。これに似た表現には、Not at all!があります。

You’re welcome.は冷たい響きに

You’re welcome.は、相手からお礼を言われたときに返す言葉として覚えましたね。

しかし、言い方によっては、冷たい響きになることもあります。

代わりに覚えたいのが My pleasure.です。

直訳すると「私の喜び」。

「喜んで(したことですから)」という気持ちが伝わります。

Sure, no problem.も便利。

「問題ないよ」という相手を気遣う気持ちが含まれます。

その他、Don’t mention it.という言い方もあります。

8. 誤解される英語⑧

×No, thank you.
(けっこうです)
⇒ネイティブには「もういいから!」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇Thanks, but no thanks.
(ありがとう、でも大丈夫)

⇒まず相手の行為に対してthanksと感謝の気持ちを表し、次に「でも、大丈夫です」と自分の気持ちを伝えます。頭ごなしに No, thanks.と言うと、相手の行為を無下にすることになるので気をつけましょう。
〇No, I’m okay.
(いいえ、大丈夫です)

⇒I’m okay.だけだと拒絶感がありますが、Noを付けることによってそれが和らぎます。もちろん、表情や言い方も大切。微笑みながら、Noをやんわり言うことがポイントです。
〇I’m fine. Don’t worry about me.
(大丈夫だから気にしないで)

⇒「おかわりはいかが?」や「これ食べる?」といった申し出を辞退するときには、I’m fine.だけでもOK。よく使うので覚えておきましょう。

最初に感謝の気持ちを伝える

No, thanks you.「けっこうです」は、相手の好意を断るときのフレーズです。

しかし、表情や抑揚によっては、「もういいから!」「いらない!」などと冷たい印象を与えてしまうので注意が必要です。

そこで覚えたいのが、Thanks, but no thanks.という言い方。

最初にThanksとお礼を言い、その後に but no thanksと続けると、断りつつも相手の行為に対する感謝の気持ちがしっかり伝わります。

9. 誤解される英語⑨

×What’s your job?
(お仕事は何を?)
⇒ネイティブには「君、仕事は?/君の仕事は一体何だ?」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇What do you do?
(お仕事は何をされていますか?)

⇒What’s your specialty?という含みがあるので、専門とする仕事を聞くときに使います。例えば、小説家なら「小説を書いています」と答えられるような、相手を尊重する尋ね方ですね。
〇What field are you in?
(どんな分野のお仕事ですか?)

⇒この聞き方もよく使われる表現です。相手は「職種を聞いているな」とすぐにわかります。What field do you work in?と聞く場合もあります。
〇What do you specialize in?
(ご専門は何ですか?)

⇒What’s your specialty?と同じ表現です。What do you do?と同様に、専門とする仕事を尋ねるときに便利な言い方です。

定番フレーズは ”What do you do?”

相手の仕事を尋ねるとき、What’s your job?というと、尋問めいた響きになったり、偉そうに聞こえたりしがちです。

日本語の「お仕事は?」に近い表現としては、What do you do?を覚えておきましょう。

相手はそれを受けて、I teach English at a junior high school.「中学校の英語教師です」、I play the piano.「ピアニストです」、I work for ABC Bank.「ABC銀行で働いています」などと答えるでしょう。

10. 誤解される英語⑩

×What? [相手に聞き返す]
(えっ?)
⇒ネイティブには「はぁ?/何だって?」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇Could you say that again for me?
((聞き取れなかったので)もう一度言ってもらえますか?)

⇒Could you say that again?でも聞き逃したことがわかりますが、for meを付けるとワンランクアップの言い方に。「聞き取れなかったのは私のせいです」という気持ちが含まれるので、相手は快く繰り返してくれます。
〇Sorry, I didn’t catch that.
(ごめん、今の聞き取れなかった)

⇒catchは「理解する」ということ。聞き取れなかったことが相手にはっきり伝わります。ちなみにSorry?「えっ?」と短く言うこともありますが、その場合はきつい印象を与えないように軽やかに言いましょう。
〇Come again?
(もう一度お願い)

⇒友人や同僚など、親しい相手にはこの言い方がぴったり。ただしイントネーションには気をつけてください。語尾を上げて言わないと「また来てね」と別の意味に聞こえてしまいます。

What?は相手をバカにしている響きに

What?は優しい語調なら「なあに?」に聞こえなくもありませんが、たいていは相手をバカにしたような、失礼な印象を与えがちです。

日本語の「何ばかなことを言ってるの?」という気持ちで聞き返す「はぁ?」や「何だって?」というニュアンスです。

同様に気をつけたいのがPardon?「えっ?」。

平坦に言うと否定的に聞こえることもあります。

カジュアルに返すならCome again?がよいでしょう。

11. 誤解される英語⑪

×Who are you?
(どなたですか?)
⇒ネイティブには「お前は誰だ?」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇Who is it? / Who’s there? [ドア越しに言う]
(どなたですか?)

⇒ホテルの部屋にいて、ドアをノックされたときに応える言い方がこれ。Who are you?というと、相手を威嚇しているよう聞こえるので、Who is it?をぜひ覚えておきましょう。
〇Who’s calling? / Who’s this? [電話口で言う場合]
(どちら様ですか?)

⇒電話に出て「どちら様ですか?」と聞くときはこの言い方。Who’s this?でもOKですが、「誰が電話をかけているの?」という意味で、Who’s calling?。May I askを頭につけると丁寧です。
〇To whom am I speaking? [電話口で言う場合]
(どちら様ですか?)

⇒Who am I speaking to?の正しい言い方。直訳は、「私はどなたとしゃべっているのですか?」。電話の向こうの人に「どちら様?」という言い回しで、ネイティブらしい表現です。

Who are you?はめったに使わない

Wo are you?を見ず知らずの人に対して使うは大変失礼です。

基本的には、Who is it?や Who’s there?と尋ねるのがベスト。

電話口の場合は、Who’s this?や Who’s calling?、To whom am I speaking?などが定番。

なお、警官が尋問で聞くような場合や、不審者に対して問うような状況では、あえてWho are you?と聞くことも。

しかし、日常会話ではあまり使わないと覚えておくといいでしょう。

12. 誤解される英語⑫

×I’m sorry. [相手の肩などに触れたとき]
(失礼)
⇒ネイティブには「私が悪うございました」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇Excuse me. / Excuse us.
((前を)失礼します)

⇒謝罪ではなく、呼びかけるときの「すみません」に近いのが Excuse me。2人以上の場面では、meをusに変えて Excuse us.と言うと、相手は「何人かいるんだな」とわかり、マナーとしてもGood。
〇Excuse me for interrupting.
(お話し中、すみません)

⇒日本語の「お話し中にすみません」に近い言い回しがこれ。「お話されているのはわかっていますが、ちょっとだけすみません」という状況で使います。
〇(Achoo!) Excuse me.
((ハックション!)おっと失礼)

⇒Excuse me.は動作の前に言うのが前提ですが、とっさに出てしまったくしゃみなどの場合は後でOK。くしゃみをすることは悪いことではないので、I’m sorry.というのは不自然です。

日本語の「あのう…」はExcuse me.

過失や失敗を謝罪するのであれば、I’m sorry.やそれ以上の丁寧な謝罪が求められます。

しかし、相手の肩に触れただけといった状況では、I’m sorry.はやや大げさで、言われた側はバカにされた気持ちになることもあります。

そんな場面で使いたいのが、Excuse me.です。

肩が触れた場合の他、電車を降りるときやくしゃみをしたときの「すみません」「失礼」という場面で使えます。

日本語の「あのう…」に近い「すみません」と覚えてください。

13. 誤解される英語⑬

×It’s OK.
(大丈夫です)
⇒ネイティブには「もういいから!放っておいて」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇Don’t worry about it.
(心配するほどのことじゃないよ)

⇒「大丈夫です」の定番表現。似た言い方には、It’s nothing to worry about it.があります。この場合、文頭にitがくるので、aboutの後には何も続きません。
〇No worries.
(心配いらないよ)

⇒ちょっとカジュアルな言い方です。「大丈夫さ!」というニュアンスもあるので相手に安心感を与えられます。相手に気を遣わせない意図もあるため、Thank you.と言われたときの言葉として使う場合も。
〇No sweat.
(困ったことはないよ)

⇒sweatは「汗」という意味ですが、「心配すること」も表します。No sweat.で「心配いらいないよ」「困ったことはないからね」といったニュアンスになります。いずれもカジュアルな表現です。

「OK」は相手の善意をはねつけることも

こちらを心配して声をかけてくれたときに、「大丈夫です」という意味で「OK」を使ってしまいそうですが、実は要注意の言い方です。

「OK」は、日本語の「いい」や「大丈夫」より、「まあまあです」といった意味が強く、そのためOKというと「私は大丈夫だから放っといて!」という、相手の行為をはねつけるニュアンスに伝わってしまう場合があります。

Don’t worry about it.など別の言い方を覚えましょう。

14. 誤解される英語⑭

×What’s your problem?
(どうしたの?)
⇒ネイティブには「何か文句あるの?」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇What’s the matter?
(どうしたの?)

⇒matterは「困っている問題」。そのままに伝わるフラットな言い回しです。matterは「課題」という意味もあるので、issueに置き換えて、What’s the issue?「課題は何?」と言うこともできます。
〇What’s wrong?
(どうしたの?)

⇒wrongは「よくないこと」。What’s the matter?と同じ感覚で使えます。ただし、What’s wrong with you?となると、What’s your problem?と同様、「何が不服なの?」の意味にもなるので、きつい言い方にならないよう、やわらかい表情で言うのがよいでしょう。
〇What happened?
(何が起こったの?)

⇒「何が起こったの?」という言い回しから、「どうしたの?」と心配する気持ちが伝わります。What’s happening?も同じように使えます。

ケンカ腰の表現になるので要注意!

「どうしたの?」と聞くとき、What’s your problem?か What’s the problem?かで迷ったことはありませんか?

しかし、いずれもケンカ腰の表現になるので注意が必要です。

特に、your problemは「あなたの問題は何?」転じて「何が不服なの?」の意味に。

一方の What’s the problem?は文字通り「何が問題?」の意味に。

相手を気遣う「どうしたの?」なら What’s the matter?や What’s wrong?と言うのが正解。

15. 誤解される英語⑮

×Do you understand?
(わかりますか?)
⇒ネイティブには「わかってるの?!」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇Do you see?
(わかりますか?)

⇒seeは「見る」という意味。そこから、視覚的に理解することを核として、「理解する」という意味に使われます。1つだけ覚えておくならこれですね。親しい人には You see?と言っても構いません。
〇Do you see what I’m saying?
(私の言っていることがわかりますか?)

⇒Do you see?のバリエーションとして覚えておきたいのが、この言い方。seeをknowに換えてもOK。
〇Am I making sense?
(意味わかった?)

⇒主語を I「私」にした、控えめな「わかる?」がこれ。make sense「理にかなう」を使い、「私の言ってることおかしくない?」と尋ねます。Does this make sense?でも伝わります。

相手を見下した、感じの悪い聞き方

Do you understand?は、相手が理解しているかを確認するフレーズで、「わかる?わかってないよね?」と相手を疑いながら尋ねるニュアンスです。

そのため、「わかりますか?」とさらっと尋ねるときに言うには不適切。

会話の中で、わかったかどうかを聞く場合は、Do you see?がおすすめです。

seeを使うことで、あっさり尋ねるニュアンスになります。

16. 誤解される英語⑯

×What are you thinking?
(何を考えているの?)
⇒ネイティブには「一体全体何考えてんのよ!」と聞こえます。

<ネイティブはこう言う>
〇What are you thinking about?
(何を考えているの?)

⇒相手が現在考えていることだけを尋ねるフレーズ。こう聞かれた相手も、例えば About today’s stock market.「今の株価」、Nothing.「何も」などと答えることが考えられます。
〇What’s on your mind?
(何を考えているの?)

⇒on one’s mindの直訳は「心の上に」だけど、onの前にある事柄について「考えている」という表現に使われます。通常、What’s on your mind?は、「何か気になることでもあるの?」「心配事でもあるの?」と、相手を心配するときに使いますが、相手の考えていることを遠慮がちに尋ねる場合に用いることもできます。

aboutを忘れると相手を責める響きに

「私はあなたのことを考えているの」は I’m thinking about you.、「留学をしようかと思っている」は I’m thinking about studying abroad.と言いますね。

つまり、「~について考える」は、think about~という形が正解です。

これは質問するときも同じ。

もし、aboutを付け忘れてしまうと、相手を責めるような響きになってしまいます。

たった1語の前置詞ですが、意味が大きく変わってしまうのでaboutを忘れずに。

ただし例外もあります。

事前に何かに関して会話があり、その後で、「あなたの意見はどう?」と尋ねる場合は、aboutなしで、What do you think?と聞くこともあります。

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