ほとんどの日本人が間違う英語

ほとんどの日本人が間違う英語

1. want toを「~したい」と覚えてしまうと…

①Do you want to~?「~してくれない?」

多くのアメリカ人は、他人に何かを依頼するときに、Can you~?(~してくれませんか?)と同じニュアンスで、Do you want to~?と表現します。

例えば、友達に「ピザ注文してくれない?」と頼むとき、Do you want to order the pizza?と言います。

これは「(あなたは)ピザを注文したいですか?」と尋ねているわけではなく、ピザを注文してくれるようにお願いする言い方です。

基本的に、友達同士で使われるカジュアルで砕けた質問の仕方です。

<例文>
・Do you want to order the beers while I find us a table?
(私が空いている席を探している間に、ビールを注文してくれない?)
・Do you want to pick up John? I’ll get Peter.
(私はピーターを迎えに行くので、君はジョンを迎えに行ってくれる?)
・Do you just want to meet tomorrow? It’s already getting late.
(もう遅くなってきたから、会うのは明日にしない?)

②Do you want me to~?「~しましょうか?」

このフレーズは、自分から相手に「私が~しましょうか?」と提案したり申し出たりするときに使われます。

Would you like me to~?やShould/Shall I~?よりカジュアルな響きがあります。

例えば、友達に「(私が)ピザを注文しようか?」と尋ねる場合、Do you want me to order the pizza?になります。

多くのネイティブはDoを省いてYou want me to~?と言います。

<例文>
・Do you want me to make reservations?
(予約を入れようか?)
・Do you want me to help you?
(手伝おうか?)
・You want me to drop you off at the station?
(駅まで送りましょうか?)

2.「うらやましい」はI envy you.?

①I’m (so) jealous.「いいな、うらやましい」

「いいな」や「うらやましい」を英語で表すには、jealous(形容詞)を使うのが最も自然です。

ただ、jealousは、日本の辞書や英語教材で、「嫉妬深い、やきもち、妬ましい」など、ネガティブな表現として紹介されていることが多いようです。

人の性格について言う場合や、状況・使い方によってはそのような意味を表すこともありますが、一般的に日常会話では、相手にいいことがあったときに言うI’m (so) jealous.に、ネガティブな意味合いはまったくありません。

相手のいいニュースに対して、「いいな、うらやましいなあ」というポジティブな意味で使われます。

soは強調するときに使われ、日常会話でもよく一緒に使われます。

<例文>
【「うらやましい」というポジティブな意味で使う場合】
・I’m so jealous!
(いいな、うらやましい)
・You’re going to Hawaii next month? I’m jealous!
(来月ハワイに行くの?いいな、うらやましい!)
【「嫉妬深い」という意味で使う場合】
・They are just jealous because you are so successful.
(彼らは君の成功に嫉妬しているだけだよ!)
・He’s a jealous boyfriend.
(彼は嫉妬深い彼氏です)

②You’re so lucky!「いいな、あなたはとてもラッキーだ」

英語では、いいことがあった相手に、「ラッキーだね」とか「それはよかったね」という意味でこのフレーズをよく使います。

ただし、仕事で昇進したときや、相手の努力が実った結果に対して使うのは避けましょう。

「あなたは運が良かった」という意味に解釈されてしまうので、ほめ言葉にはなりません。

この場合は、I’m happy for you.やI’m proud of you.を使いましょう。

2つとも、日本語の「私もうれしいよ」「よかったね」「すごいね」と同様の意味があります。

「よかったね」のひと言に続けて、I’m so jealous.とよく言います。

その他、You’re so lucky!の代わりに使えるフレーズとして、Lucky you!、That’s awesome!、That’s great (news)!などがあります。

<例文>
・I heard you’re moving to L.A. You’re so lucky!
(ロスに引っ越すんだって?いいね!)
・You won a brand-new iPad? Lucky you I’m so jealous!
(新しいiPadが当たったの?いいな、うらやましいよ!)
・Congratulations on your promotion. I’m so proud of you.
(昇進おめでとうございます。私もとてもうれしいです)

③I envy you.「うらやましいです」

意味、使い方、ニュアンスはjealousとほぼ同じですが、日常会話ではenvyよりjealousのほうがよく使われます。

envyは「相手が持っているものを欲しがる」という意味合いが強く、一方、jealousは「何かを失う恐れがある」というニュアンスがあります。

<例文>
・That’s your new Mercedes? I envy you.
(あれがあなたの新しいメルセデスですか?うらやましいです)
・You’re so lucky you live by the beach. I envy you.
(いいな、海の近くに住んでいて。うらやましい)
・You get to work from home? I envy you.
(家で仕事ができるの?うらやましいなあ!)

3.「選び出す」はpick up?

①pick out「選び出す」

何かを「選び出す」という意味で日本人がよく口にする「ピックアップ」は、英語で表現すると、pick upではなく、pick outです。

基本的な意味は「複数の中から1つだけを選ぶ」ですが、2つ以上選ぶ場合は、その内容を具体的に述べます。

例えば、10種類の色違いのシャツから、「好きなシャツを(1枚だけ)選んでください」と言う場合は、Pick out a shirt (that you like).、「何枚か選んでください」はPick out a few shirts (that you like).、「2枚選んでください」はPick out your two favorite shirts.となります。

<例文>
・My sister helped me pick out a birthday present for my mom.
(母の誕生日プレゼントを選ぶのを妹(姉)が手伝ってくれました)
・Please pick out your three favorite article from Hapa Eikaiwa.
(Hapa英会話の好きな記事を3つ選んでください)
・Can you help me pick out a cake?
(ケーキを選ぶのを手伝ってくれない?)

②pick up「持ち上げる」など

pick upは、「持ち上げる」「拾う」「片付ける」「迎えに行く」「物を買う」「電話に出る」「言語や技術を習得する」など、状況により様々な意味で使われます。

しかし、冒頭で述べたように、「~を選ぶ」という意味では使われないので気をつけましょう。

<例文>
・Don’t litter! Pick up your trash.
(ポイ捨て禁止!ゴミを拾いなさい!)
・I picked up pizza. Do you want some?
(ピザ買ってきたよ。食べる?)
・How long did it take you to pick up English?
(英語を習得するのにどれくらい時間がかかった?)

4.「ケース・バイ・ケース」はネイティブも使う?

①It depends.「時と場合による」

日本語の「ケース・バイ・ケース」は「時と場合による」という意味ですが、ネイティブの日常会話で、case by caseというのは聞いたことがありません。

ネイティブが最も一般的に使う「時と場合による」という意味の表現は、It depends.です。

これだけでも通じますが、具体的な説明をする場合は「~だったら、…します」のように、通常、仮定法が後ろに続きます。

その他に、sometimes(時には)が使われることもあります。

<例文1>
A:Do you usually drive to work?
(普段は車で通勤しているんですか?)
B:It depends. If my husband needs the car, I’ll take the train.
(時と場合によります。夫が車を必要なときは電車に乗ります)
<例文2>
A:Do you think my English will improve in one year?
(私の英語は1年で上達すると思いますか?)
B:It depends. You’ll get better if you use what you learn.
(場合によります。学んだことを実践的に使えば上達します)
<例文3>
A:Do you always eat out?
(いつも外食しているんですか?)
B:No, it depends. Sometimes my husband will make me lunch.
(時と場合によります。時々、夫がお弁当を作ってくれます)

②It depends on~.「~による」

「何によるのか」具体的に示す場合は、It depends onの後ろに名詞を加えるか、who、what、where、when、why、howを置いて文を続けましょう。

<例文1>
A:How long does it take to speak English?
(英語がしゃべれるようになるにはどのくらい時間がかかりますか?)
B:It depends on the person.
(人によります)
<例文2>
A:Do you always work this late?
(いつもこんな時間まで仕事しているんですか?)
B:It depends on the day.
(その日によります)
<例文3>
A:Do you want to go to the seminar with me?
(一緒にセミナーへ行きませんか?)
B:It depends on who’s speaking.
(誰が講演するかによります)
<例文4>
A:Do you like going on business trips?
(出張は好きですか?)
B:It depends on where it is.
(場所によります)

5. 英語でも「マイペース」と言う?

①at one’s own pace「自分のペースで」

日本人がよく使う「マイペース」は和製英語で、ネイティブには通じません。

日本語の「マイペース」に最も意味が近い表現が、at one’s own paceです。

この表現を使うときは、atの前に動詞を入れ、「何をマイペースでするのか」を具体的に説明する必要があります。

one’sはmy/his/her/theirに置き換えます。

<例文>
・He works at his own pace.
(彼はマイペースで仕事をします)
・I study at my own pace.
(私はマイペースで勉強をします)
・He does everything at his own pace.
(彼は何をするにもマイペースだなあ)
・She does things at her own pace.
(彼女は何事にもマイペースです)

②one’s (own) way「自己流のやり方で/自分勝手な方法で」

この表現は、状況によってポジティブにもネガティブにもとらえられるので、使い方に注意が必要です。

また、会話では、ownはたいてい省略されます。

ポジティブな意味:「自己流で、独自のやり方で」
ネガティブな意味:「自分勝手な方法で」

<例文>
・I have my way of speaking English.
(独自の英語の勉強法があります)
・I’m going to do things my way.
(私のやり方で進めます)
・You always do things your way.
(あなたは何でも自分勝手ですね)

③not easily influenced「周りから影響されにくい、(些細なことに)動じない」

周囲の出来事や誘惑などに動揺することなく、常に平常心を保っている人を表すポジティブな表現です。

「~に影響されにくい」は、not easily influenced by~と表現します。

<例文>
・He is not easily influenced.
(彼は些細なことには動じないね)
・She is not easily influenced by others.
(彼女が他人に影響されることはほとんどない)
・I’m no easily influenced by money.
(私はお金にはめったに左右されないよ)

④never think about other people「周りのことを考えないで~する=自分勝手な」

何かを決断するときや行動するときに、他人のことを配慮せずに自分のことばかり考える人を表すネガティブな表現です。

<例文>
・Jason never think about other people.
(ジェイソンは自分勝手です)
・You never think about other people when you do things.
(何でも勝手にやるんだから)
・When you make plans, you never think about people’s schedule.
(君の計画はいつも他人の予定を全然考慮していない)

6.「どっちでもいい」の適切な言い方

【ニュートラル(中立的)なニュアンス】

①It doesn’t matter.「どちらでもいい、どれでもいい、何でもいい」

ネイティブの日常会話で最も頻繁に使われるフレーズです。

ネガティブなニュアンスはなく、「どれでもいいよ」や「何でもいいよ」を表す当たり障りのない言い方で、どのような状況でも使えます。

<例文1>
A:Should I buy Coke or Pepsi?
(コーラとペプシどっち買う?)
B:It doesn’t matter.
(どっちでもいいよ)
<例文2>
A:What do you want for lunch?
(お昼ご飯に何食べる?)
B:It doesn’t matter.
(何でもいいよ)
<例文3>
A:Where do you want to go for dinner?
(晩ご飯のお店、どこにしよう)
B:It doesn’t matter. What do you feel like?
(どこでもいいよ。君はどんな感じ?)

②Either (one) is fine.「どちらでもいい」

この表現は、2つの選択肢があるときに、「AとBのどちらでもいいですよ」という意味で使われます。

ポイントは選択肢が2つしかないことです。

例えば、Do you want a pencil or a pen?(鉛筆とペンのどちらが欲しいですか?)と聞かれたときに、Either one is fine.(どちらでもいいですよ)というふうに答えます。

either oneは基本的に選択肢が「物」の場合で、選択肢が「方法」や「手段」の場合はeither wayを使います。

例えば、「野菜を茹でましょうか?炒めましょうか?」と質問をされたときはEither way is fine.と答えます。

また、oneやwayの代わりに、Either place is fine.(どちらの場所でもいい)やEither color is fine.(どちらの色でもいい)のように、具体的な語句を入れてもかまいません。

oneやwayを省いてEither is fine.でもOKです。

fineをOKやall rightで言い換えることもできます。

<例文1>

A:There’s a blue shirt and a white shirt. Which one do you want?
(青と白のシャツがあるけど、どちらがいいですか?)
B:Either one is fine.
(どっちでもいいですよ)
<例文2>
A:Do you want Korean food or Chinese food?
(韓国料理と中華料理、どっちがいい?)
B:Either is fine.
(どっちでもいいよ)

③It makes no difference.「どっちでもいい、どれでもいい」

このフレーズは、選択肢が2つだけのときでも2つ以上あるときでも使えますが、「どれを選ぼうが結果に違いはない」というニュアンスが含まれます。

例えば、蛍光ペンを持ってきてくれるように頼んだ相手に、「黄色と緑、どっちがいい?」と聞き返されたとき、It makes no difference.(どちらでもいい)と返事をすると、蛍光ペンであればよく、ペンの色は重要でないことを相手に伝えられます。

日本語の「どっちでもいいでしょ!」のニュアンスで使えます。

文頭にWho cares?(誰が気にするものか=誰も気にしない)のひと言を加えると、より強調した言い方になります。

文末にto me(私にとって)を加えて、It makes no difference to me.と表す人もいます。

<例文1>
A:Do you prefer to marry a Japanese person?
(結婚相手は日本人がいいですか?)
B:It makes no difference to me.
(私にとって人種は関係ありません)
<例文2>
A:I can’t decide which hat to wear.
(どの帽子をかぶるか決められない)
B:Who cares? It makes no difference. Let’s go.
(誰に見せるの?どっちでもいいから、早く行きましょう!)

【ネガティブなニュアンス】

①I don’t care.「どっちでもいい、何でもいい、どうでもいい」

多くの日本人が、「どっちでもいいよ」と言うつもりでよく口にする表現です。

ただし、言い方・口調・声のトーンにもよりますが、このフレーズは基本的に「(私には関係ないから)どうでもいい」と、質問された内容に関心や興味がないことを示します。

言い方次第で伝わり方が異なり、場合によっては相手にマイナスの印象を与えてしまうので、ニュートラルな意味で、「どっちでもいいよ、何でもいいよ」と言いたい場合は、できるだけこの表現は避けましょう。

特にI don’t care.のひと言で返事をすると、相手を突き放すような冷たい印象を与えるので注意が必要です。

<例文>
【ネガティブに受け取られる場合】
A:What do you want to do this weekend?
(今週末、何したい?)
B:I don’t care.
(勝手にして)
【ニュートラルに受け取られる場合】
A:What do you want to eat for lunch?
(ランチは何が食べたい?)
B:I don’t care. What do you feel like eating?
(何でもいいよ。あなたは何が食べたいの?)

②Whatever.「どっちでもいい、何でもいい、どうでもいい」

この表現は前述のI don’t care.と同様に、言い方によってポジティブにもネガティブにも解釈できます。

相手の言っていることに全く関心を示さず、無視するような態度をとるときによく使われます。

言い方次第で伝わり方が異なるので、仲のいい友達との会話以外では、できるだけ言わない方が無難かもしれません。

「どこでもいい」はWherever.を使います。

ネガティブな印象を与えたくない場合は、Whatever/Wherever you want.やWhatever/Wherever you like.のように、文末にyou wantやyou likeを付け加えることで「あなたが好きな物/場所でいいですよ」という意味になります。

しかし、言い方によっては嫌味な印象になるので、普通の口調で言う必要があります。

<例文>
【ネガティブに受け取られる場合】
A:I’m really sorry about yesterday.
(昨日はすみませんでした)
B:Whatever.
(どうでもいいよ)
【ニュートラルに受け取られる場合】
A:Where should we go for our next vacation?
(次の旅行はどこへ行く?)
B:Wherever you like!
(あなたの好きな場所でいいよ)

【その他のニュアンス】

It’s up to you.「あなた次第です、あなたに任せます」

この表現は、質問に返事をするとき、判断を相手に委ねる場合に使われる(口語的な)定番表現で、これまでに紹介した表現と組み合わせてよく使われるので、一緒に覚えておきましょう。

ネガティブなニュアンスは特にありません。

<例文1>
A:Should we walk or take a taxi?
(歩きとタクシー、どっちにする?)
B:It doesn’t matter. It’s up to you.
(どっちでもいいよ。お任せするよ)
<例文2>
A:Should I buy this one or that one?
(これかあれか、どっちを買ったらいいかなあ?)
B:Whatever you want. It’s up to you.
(好きにしたら。あなた次第だよ)

7. appreciateの意味は「感謝する」だけ?

①appreciate「感謝する」

appreciateを「感謝する」と覚えている人は多いと思いますが、「ありがとうございます」をappreciate it.と言うこともよくあります。

これはThank you.よりも丁寧でフォーマルな響きがあります。

感謝の気持ちを強調するときに、Thank you. I appreciate it.のように、Thank you.と組み合わせるのも一般的です。

「~に感謝しています」=I appreciate~.

「~していただければ幸いです」=I would appreciate it if you~.

<例文>
・Thanks for helping me out today. I really appreciate it.
(今日は手伝ってくれてありがとう。本当に感謝しています)
・I greatly appreciate everything you’ve done for me.
(いろいろとしてくださって本当に感謝しています)
・I’d appreciate it if you could get back to me by tomorrow.
(明日までにご連絡いただけましたら幸いです)

②appreciate「~の真価を認める、~のよさがわかる」

appreciateは「感謝する」以外の意味でもよく使われます。

人・物・場所などの価値や重要性を十分に理解し、それを高く評価する場合は、「~の真価を認める、~のよさがわかる」という意味になります。

例えば、ワインに精通している人であれば、I appreciate fine wine.(私は上質なワインのよさがわかります)と言うことができますが、ワインに興味のない人がどれだけ高級なワインを飲んでもappreciateすることはできません。

<例文>
・After moving to Japan, I really began to appreciate the weather in L.A.
(日本に引っ越して以来、ロスは天候に恵まれていたことがわかりました)
・You have to make sure all if your employees feel appreciated.
(すべての従業員が、十分に評価されていると感じられるようにしなければいけません)
・Sometimes you don’t appreciate what you have until it’s gone.
(失うまでそのありがたみがわからないこともある=失って初めて、そのありがたみがわかることもある)

③appreciate「(状況を)認識する、把握する、理解する」

appreciateは、「周りの状況を把握し、その状況の重要度や深刻度をしっかり理解する」という意味でも使われます。

特に「自分の周りで起こっている問題の本質を十分に認識する」といったニュアンスがあります。

例えば、「あなたはこの問題の深刻さを認識していないと思う」は、I don’t think you appreciate the seriousness of this problem.と言います。

<例文>
・Many people don’t appreciate the danger of E-cigarettes.
(多くの人は電子タバコの危険性を認識していない)
・As I grew older, I began to appreciate the hardships my parents had gone through.
(大人になるにつれ、両親が大変な苦労をしてきたことを理解し始めた)
・It seems like he doesn’t appreciate how sick his father is.
(彼は、父親の病気の容態をちゃんとわかっていないようだ)

④appreciate「価値が上がる、値上がりする」

appreciateは、株や不動産、珍しい品など、一般的な資産の「価値が上がる」や「価格が高騰する」といった意味でもよく用いられます。

反対に、新車のように、購入した瞬間に「価値が下がる」ことは、depreciateと言います。

<例文>
・What are some investments that appreciate?
(価値が上がる投資とはどんなものですか?)
・So far, my properties have been appreciating yearly.
(今のところ、私の不動産物件は、年々その価値が上がっています)
・The value of cars immediately depreciates the moment you drive them off the lot.
(新車の価値は、ディーラーの駐車場から出した瞬間に下がります)

8. When it comes to moneyは「お金が来るとき」?

When it comes to~「~のことになると、~に関して言うと」

英語の学び始めでは、英文を一度和訳してから理解しようという人も多いでしょう。

ただ、そうすると、直訳してしまって、かえって理解しづらくなる場合があります。

このフレーズもその1つ。

when it comes to~は、ある特定のトピックやテーマについて話し始めるときに、「~のことになると」や「~に関して言うと」という意味で用いられます。

つまり、when it comes to moneyは「お金が来るとき」ではなく、「お金のことになると」という意味になります。

また、例えば、英語の先生が文法に関して非常に厳しい場合、When it comes to grammer, my teacher is really strict.(文法のことになると、私の先生は非常に厳しいです)と言ったりします。

「when it comes to+名詞」/「when it comes to +動詞~ing(動名詞)」の形で使います。

文頭または文末で使われます。

<例文>
・When it comes to money, he is very stingy.
(お金のことになると、彼はとてもケチだ)
・When it comes to marketing, he is the best in the business.
(マーケティングに関して言えば、彼は業界一だね)
・She is picky when it comes to wine.
(彼女はワインに関して、すごくこだわりがあります)

9.「させる」「してもらう」使役動詞の使い方

①have someone do something「(人)に~をしてもらう」

「(人)に~をしてもらう」または「(人)に~させる」と英語で言う場合、have、make、get、letの使役動詞を、状況に応じて適切に使い分ける必要があります。

haveを使って、have someone do somethingと言うと、人に何かをしてもらうことを表すフレーズになります。

特に、「自分ではできないことを依頼する」というニュアンスがあります。

例えば、留学中、「親に日本食を送ってもらった」と言うとき、I had my parents send me Japanese food.と表します。

「主語+have/has+人(目的語)+動詞の原形」の形で使います。

<例文>
・I had my friend take me to the airport.
(友達に空港へ連れて行ってもらいました)
・Please have your boss email me the documents.
(あなたの上司に資料をメールで送っていただけるようお願いいたします)
・I’ll have Megan revise your essay.
(メーガンにあなたのエッセーを修正してもらいます)

②make someone do something「(人)に~させる」

人に何かをさせることを表すフレーズで、「相手がやりたがらないことを無理矢理やらせる」というニュアンスがあります。

例えば、宿題をやりたくない息子に、強制的に宿題をさせる場合は、I made my son do his homework.となります。

「主語+make+人(目的語)+動詞の原形」の形で使います。

<例文>
・The teacher made the students introduce themselves in English.
(先生は生徒たちに英語で自己紹介をさせました)
・I made my friends clean up the house.
(友達に家の掃除をさせました)
・Don’t make him drink so much. He’s a lightweight.
(彼はお酒が強くないので、あまり飲ませない方がいいですよ)

③get someone to do something「(どうにかして/何とかして)(人)に~させる/(人)に~してもらう」

この表現は、人に何かしてもらうとき/させるときの両方の場面で使われますが、「依頼する相手を説得したりだましたりするなど、『どうにかして』あるいは『何とかして』させる」というニュアンスが含まれます。

例えば、薬を飲みたくない子供がいたとします。

薬を飲んだらご褒美をあげると説得して飲ませたというような場合は、I got my child to take the medicine.と表します。

「主語+get+人(目的語)+to+動詞の原形」の形で使います。

動詞の前にtoを加える必要があることに注意が必要です。

<例文>
・I got my friend to take me to the airport.
(友達を説得して、空港へ連れていってもらいました)
・Steve got his co-worker to stop smoking.
(スティーブは、何とか同僚にタバコをやめさせました)
・Is there anyway you can get your teacher to teach us English.
(どうにかして、あなたの先生に英語を教えてもらえないでしょうか?)

④let someone do something「(人)に~させることを許す」

人に許可を与えて何かをさせることを表すフレーズです。

allowやpermitと同じ意味合いがありますが、letのほうがより口語的です。

例えば、「自分の新車を友達に運転させた」は、I let my friend drive my new car.と表現します。

この場合、強制的に運転させたのではなく、「運転することを許した」というニュアンスになります。

「主語+let+人(目的語)+動詞の原形」の形で使います。

<例文>

・My boss let me go home early today.
(上司が私に、今日は早めの帰宅を許可しました)
・I don’t let my kids stay out after 9 PM.
(午後9時以降は、子供たちの外出を許していません)
・I’ll let you stay at my house as long as you keep it clean.
(家の中をきれいに保てるなら、私の家に泊まってもいいです)

10. I’m proud of you.は「君を誇りに思う」?

I’m proud of you.(=I’m happy for you.)「私もうれしいです、よかったね、すごい」

アメリカに住んだことのある人や、アメリカ人の友達がいれば一度は聞いたことがあるフレーズ、I’m proud of you.。

直訳すると、「私はあなたを誇りに思っている」ですが、アメリカ人は本当に、「誇り」に思っているのでしょうか?

「誇りに思う」と覚えてしまうと、かしこまって重みのある表現になってしまいます。

でも、実は、どちらかというと喜びの気持ちを表し、多くの日本人が考えているような重みのある表現ではありません。

日常会話でカジュアルに使われる表現なので、身近な人が何かを成し遂げたときなどに、ぜひ使ってみてください。

<例文1>
A:I ran a half marathon yesterday!
(昨日、ハーフマラソンを完走しました!)
B:I’m proud of you. Great job!
(すごいね!さすがです!)
<例文2>
A:Brian graduated from UCLA last week.
(先週、ブライアンはUCLAを卒業したんだよ)
B:I’m so proud of him.
(よかったですね!私もとてもうれしいです)
<例文3>
A:Congratulations on your new business. I’m proud of you!
(新しいビジネスをおめでとうございます。私もうれしいです)
B:Thanks! I’m very excited!
(ありがとうございます。とてもワクワクしています)

11. 実はあまり使わないThat’s so nice!

①That’s awesome!「すごいですね!」

相手が何かを達成したときや、何かいいことがあったときに、「すごい!」という意味でネイティブが使う最も自然な表現がThat’s awesome!です。

「すごい」や「素晴らしい」のつもりで、That’s so nice!という日本人を多く目にしますが、実はネイティブ同士の会話ではあまり使わない表現なのです。

awesomeはネイティブが頻繁に使う単語の1つで、「すごい」や「素晴らしい」と思ったときに口にする表現です。

That’s amazing!も同じ意味でよく使われ、That’sを省いて、Awesome!やAmazing!だけでもかまいません。

That’s nice!も意味は似ていますが、もう少しマイルドなニュアンスで、「すごいですね」というより、「いいですね」に近い表現です。

「~したなんてすごいですね」=That’s awesome/amazing that~.
「すごい~ですね」=That’s an awesome/amazing~. / That~is awesome/amazing.

その他、awesomeやamazingの代わりに同じような意味で、日常会話でよく使われる単語に、great、cool、wonderful、fantastic、incredibleがあります。

<例文>
・You passed your test? That’s awesome! Congrats!
(試験に合格したんですか?すごいですね!おめでとう!)
・That’s amazing that you can speak three languages!
(3カ国語を話せるなんてすごいですね!)
・This is an awesome book. You have to read it.
(この本はすごいですよ。読んでみてください)

②That’s impressive!「素晴らしいですね!」

相手がすごいことを成し遂げて、それに「感動した」ときに使うフレーズがThat’s impressive!です。

impressは他人に強い印象を与えることを意味し、awesomeより強い気持ちが含まれます。

使い方はawesomeやamazingと全く同じです。

「~したなんてすばらしいですね」=That’s impressive that~.
「すごい~ですね」=That’s an impressive~. / That~is impressive.

<例文>
・That’s impressive. Where did you learn to play the guitar like that?
(素晴らしいですね。どこでそんなふうなギターの弾き方を覚えたのですか?)
・The food at that restaurant was amazing but the service was even more impressive.
(あのレストランの料理はおいしいですが、サービスはさらにいっそう素晴らしいです)
・Your presentation was impressive! You killed it!
(プレゼン、素晴らしかったよ、最高だった!)

③You are amazing!「(あなたは)すごいですね!」

誰かに向かって「(あなたは)すごいですね」と表現する場合は、You are amazing!を使いましょう。

amazingの代わりにawesomeやimpressiveと表現することもできます。

greatやwonderfulも使えますが、人に対して「すごい!」という場合はamazingが好まれます。

「あなたの~がすごいです/すごかったです」=Your~is amazing.
「彼/彼女は素晴らしい~です」=He/She is an amazing~.

<例文>
・You are amazing! Not too many people can do that.
(すごいですね!ほとんどの人はそんなことできないですよ)
・My boss is an amazing person. He’s a tolerant guy with a big heart.
(私の上司は素晴らしい人です。寛大で器の大きい人なんです)
・I have amazing friends. No matter what they always have my back.
(私の友達は素晴らしいです。何があっても私の味方をしてくれます)

12.「安い」だけじゃないcheapの使い方

①~is cheap「(値段が)安い」

ネイティブは日常会話で、価格が安いことを一般的にcheapと表現します。

ただし、cheapには質の悪さを表す意味もあるので、状況に応じて「質が悪い」のか「値段が安い」のかを判断する必要があります。

例えば、レストランで勘定を払うとき、「とても安いね!」と言うなら、It’s so cheap!です。

この状況では値段の安さに言及していることが明らかで、質・サービスが悪いと言っているのではありません。

「It’s inexpensive!ではないか?」と思う人もいるかも知れませんが、inexpensiveは少しかしこまった表現なので、日常会話で使うと、アメリカ人の感覚では不自然です。

基本的に「値段が安い」ことを表す場合はcheapを使います。

その場合、「質やサービスが悪い」というニュアンスはありません。

状況をきちんと把握することが重要です。

明らかに値段の話をしている場合は、cheapに「質が悪い」というニュアンスは含まれません。

<例文>
・These shirts are two for $20? They’re so cheap!
(このシャツは2枚で20ドル?とても安いね!)
・That restaurant is cheap and the food is delicious!
(あのレストランは安くて美味しいよ!)
・I’m looking for cheap plane tickets. Do you have any recommendations?
(安い航空券を探しているのですが、どこかお勧めはありませんか?)

②cheap~「~の質が悪い」

品質の悪さを表すときに使うcheapは、「値段が安いから質も悪い」というニュアンスです。

例えば、バーゲンで1000円で(安く)買った腕時計が2週間後に壊れたという場合、This is a cheap watch.(この腕時計、質が悪いね)と言います。

腕時計の値段を見て「安いね」と言うときはThis watch is cheap.になり、この場合は「値段が安い」ことを強調します。

cheap~(~の質が悪い)で、質の悪さを強調します。

ただし、~is cheapで質の悪さを表す場合もあります。

「安っぽい~」=cheap-looking~

値段が高くても質が悪い場合は、bad/poor qualityと表現します。

<例文>
・This is such a cheap bag. I guess I get what I pay for.
(このカバンは本当に質が悪いね。安かろう悪かろうだね)
・Why do you keep buying cheap furniture? Buy something that will last.
(なんで安くて質の悪い家具を買い続けるの?長持ちする家具を買ったら?)
・That is a cheap-looking table.
(安っぽいテーブルだね)

③He/She is cheap.「彼/彼女はケチだ」

「ケチな人、せこい人」を英語でcheap personと言います。

目的があって節約や貯金をしている人ではなく、単にお金を使いたがらない人に対して当てはまる表現で、マイナスのニュアンスがあります。

stingyも同じ意味で使われます。

<例文>
・Steve is a cheap guy. He never spends money on others.
(スティーブはケチな人だ。人のためにお金を絶対に使わない)
・Don’t be so cheap. Leave a few more dollars for tip.
(ケチケチしないで、チップをもう数ドル置きなよ)
・She is stingy with her money.
(彼女はお金にケチだ)

13. misunderstandだけが「勘違い」を表す?

①I thought~「~と勘違いしていた」

日本人は、「勘違いする」を、misunderstandで表現する傾向が強いと感じます。

決して間違いではありませんが、場合によっては変な誤解を招きかねません。

ネイティブがよく使うのは、I thought~.です。

この表現は直訳すると「~と思った」で、直接的に「勘違い」を意味するわけではありませんが、あらかじめ想像していたことや予期していたことと違った結果に対して「~と思っていた」のように、「勘違い」のニュアンスを含んだ意味で使われます。

例えば、木曜日なのに金曜日だと勘違いした場合、I thought it was Friday today.(今日は金曜日だと勘違いしていた)というふうに使います。

I thought~.はアメリカ人が「勘違いしていた」というときに最もよく使うフレーズで、どんな場面でも使えます。

<例文>
・They’re closed! I thought they were open 24/7.
(あれ、閉まってる!24時間営業だと勘違いしていたよ)
・What? She’s your mom? I thought you guys were sisters.
(え?彼女はあなたのお母さんなの?姉妹だと勘違いしてた)
・I totally screwed up. I thought my girlfriend’s birthday was tomorrow. She’s going to kill me.
(やっちゃった!彼女の誕生日を明日だと勘違いしていたよ。彼女にめちゃくちゃ怒られる)

②I mixed up the~.「(日程や時間を)勘違いした」

この表現はもともと、何かを混ぜ合わせたり、ごちゃごちゃにしたりすることを意味しますが、日常会話では、約束の時間や日程を別の時間や日程と間違えた、つまり「勘違いした」という意味としても使われます。

例えば、6時の集合時間を7時と勘違いしていた場合、I mixed up the time.(時間を勘違いしていた)と言います。

先に紹介したフレーズと組み合わせて、I mixed up the time. I thought we were meeting at seven.(時間を勘違いしていました。7時に集合だと思っていました)というふうに使うとかなり自然です。

時間や日程に限らず、物事を混同することをカジュアルに表現する際、confuse(混同する)の代わりに用いることもよくあります。

<例文>
・I mixed up the dates. I thought my English lesson was today.
(日程を勘違いしていました。英会話のレッスンは今日だと思っていました)
・I think he got the days mixed up.
(彼は曜日を勘違いしていると思います)
・I think she is mixing me up with someone else.
(彼女、私のことを他の誰かと勘違いしているんじゃない?)

③I was under the impression that~.「てっきり~だと思っていた」

impressionは「印象」という意味で、be under the impressionは「~だと思い込む」を表します。

「特に根拠もなく勝手に何かを信じ込んだり、誤った思い込みを持ったりする」というニュアンスが含まれます。

例えば、12月に、クリスマスは通常通り会社に出勤しなければならないのに、勝手に休みだと思い込んでいた場合、I was under the impression that we were closed on the 25th.(てっきり25日は休日だと思っていました)となります。

I was under the wrong impression.は「勘違いしていました」という意味です。

<例文>
・I was under the impression that he was rich.
(てっきり、彼はお金持ちだと思っていました)
・I was under the wrong impression. I thought you were going to pick them up.
(勘違いしていたよ。あなたが彼らを迎えに行くと思ってた)
・I was under the impression that she was moving to Australia.
(てっきり、彼女はオーストラリアに引っ越すんだと思ってたよ)

③misunderstand「勘違いする、誤解する」

misunderstandは、勘違いしたり誤解したりすることを意味し、どちらかと言うと、耳で聞いた情報を勘違いした場合に用いられます。

例えば、同僚との間にミスコミュニケーションが生じて、「私の勘違いでした」と自ら非を認める場合は、That was my misunderstanding.と言います。

「間違って解釈する」はmisinterpret、「読み間違えて勘違いする」はmisread、「聞き間違える」はmishearで表します。

<例文>
・I think there has been a misunderstanding.
(勘違いがあるように思います)
・I think she misunderstood what I said.
(彼女は私が言ったことを誤解している気がする)
・I misread the email and thought the meeting was at five.
(メールを読み間違えて、ミーティングは5時だと勘違いしていました)

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