語順自体が持つ「心理」を理解せよ

語順自体が持つ「心理」を理解せよ

1. Is~、Do~から始まっても疑問文とは限らない

この項で扱うのは、「形容詞の限定用法」です。

どこにスポットライトを当てるかを考える

以前にお話しした、疑問文以外にもいろいろと使われている「疑問文の語順」がなぜそうなるのかを以下に説明します。

①否定の倒置

I have never thought of such a thing.(私はそんなことを一度も考えたことがない)

この文で「一度もない!」ということを強調したければ、まずどの単語に気持ちのスポットライトが当たるでしょう?

それはneverですね。

そこでまず、neverが文頭に出ます。

Never….

次に、neverが否定している言葉は何でしょう?

「私」ですか?「そんなこと」ですか?「考えたこと」ですか?

何が「一度もない」のかと言えば、「考えたことが一度もない」わけですよね。

「考えたことが一度もない」で1つの意味のセットです。

ということは、neverが強調されるときは、それと一緒に、neverが否定するhave thoughtという動詞も強調されるわけです。

動詞が強調されるのですから疑問文語順が発生します。

Never have I thought of such a thing.

②mayの祈願文

「~でありますように」と神に祈る文を「祈願文」と呼びます。

mayが文頭に出る、疑問文の語順をとります。

May God bless America.(合衆国に神のご加護があらんことを)

普通の文ならGod may bless America.という語順になるはずです。

動詞はblessです。

まずmayの「~していい」というのは決して優しい意味の言葉ではありません。

「上の立場の人が下の立場の人に『~してよろしい』と許可を出す」という意味を持つ言葉です。

You may have a seat.(着席してよろしい)

上から下への、半ば、命令的に聞こえる「許可」ですね。

上の立場といえば、キリスト教世界で「究極の『上の立場』」は「神」です。

祈願文でmayが文頭に出るのは、「神への許可(may)を乞う」ことを強調することが、「『~でありますように』という神頼みの表現」になったものと考えられます。

許可を強調するのですから、mayが強調されて文頭に出ます

したがって、God may bless America.という「主語+動詞~」の語順が、May God bless America.という疑問文語順になるわけです。

「スター・ウォーズ」に出てくる“May the Force be with you.”(フォースとともにあらんことを)もこの構文ですね。

③仮定法の倒置

以前に詳しく述べていますが、「実際起きていないけど、仮にもしそうなら、こうなるだろうよ」という、「あくまで想像の話をする」ときに使う動詞の活用が仮定法です

仮定法では動詞をわざと過去形にしたり、過去完了にすることで、「現実の話じゃないんだよ」ということを宣言しています。

If it were raining now,…((今、実際には降っていないけど)仮に今雨が降っていたら…)
⇒現実には100%雨は降っていない。100%仮定の話です。

さて、「仮の話」であることを宣言するためにわざと動詞の過去形や過去完了を使うのですから、「あくまで仮の話だけど」ということを強調したければ、動詞の過去形や、過去完了形の部分を強調すればよいということになります。

動詞を強調するのだから、疑問文の語順が発生するのです。

If Were it raining now, …
⇒仮の話だということが強調されるので、ifはいらなくなって消えると考えるとよいです。

④So do I. Neither do I.などの「同意表現」

“I’m hungry.” “So am I”(「お腹すいた」「私も」)

このSo am I.は、So am I hungry.のhungryを省略した形です。

相手がすでにhungryと言っているので、「同じ言葉は二度繰り返さない」という英語のルールが働いて省略が起きています

さらに言えば、大元にはこういう表現があったと想像できます。

I am so hungry.(私もそれくらいお腹が減っている)

現代英語ではsoは「とても」という意味で使われることが多くなっていますが、元々soは日本語の「そう」に近い意味の言葉で、「そう」「そのくらい」という意味を持つ言葉です。

例えば、He was so hungry that he couldn’t sleep.は学校で習う通り、「彼はとてもお腹が減っていたので眠れなかった」と訳すこともできますが、

He was so hungry / that he couldn’t sleep.(それくらい空腹だったよ。眠れない(くらい))
⇒彼は眠れないくらいお腹が空いていた。

という訳し方もできます。

soの「それくらい」の内容が「どれくらい」なのかの詳しい説明を、thatが指差してくれているわけです。

thatはもともと「あれ、それ」という「情報を指す」ための言葉ですからね。

さて、会話の相手が、I’m hungry.と言ったときに、「自分も同じだ」というSo am I.と言う表現があるわけですが、これは以下のように考えられます。

(1) I am so hungry.
⇒「それくらい」、つまり「あなたと同じくらい」ということを強調したいので、まずはsoが文頭にきます。
(2) So…
⇒「(お腹が減っている)状態だ」ということを強調したいので、「状態である」を意味するbe動詞が次に強調され、疑問文の語順が発動します。
(3) So am I hungry.
⇒hungryは相手がすでに言っている言葉なので省略されます。

否定語のneitherですが、neither=not+eitherです。

eitherは「どちらか一方」という意味で、not eitherつまりneitherは「どちらの一方を見てもnot」「両方ともnot」という意味になります。

A:“I don’t like him.” B:“Neither do I.”(A:「私は彼が好きじゃない」B:「私もだ」)

なら、「Aさんの方を見ても、話者であるBさん自身の方を見ても、どちらの一方を見てもnotと言っている」という意味でneitherがあります。

①の否定の倒置と同じく、「(私も)notだ」を強調したいので、まずneitherが文頭にやってきます。

(1)Neither…
⇒neitherが否定する動詞であるlikeも一緒に強調されることで、疑問文の語順が発生します。
(2)Neither do I like him.
⇒likeとhimはすでに述べられているので、省略されます。

2. 疑問詞が文の最初にくるのには理由がある

疑問詞は「一番尋ねたい情報」

疑問詞を使った疑問文は、語順がややこしく感じます。

しかし、「言いたいことから先に言う」という原則は変わりません

質問の中で一番尋ねたいことが「動詞」のとき、疑問文の語順では動詞が主語の前にきます。

疑問詞を使った疑問文では、疑問詞が一番尋ねたい情報になります。

したがって、疑問文を作ったうえで、さらに疑問詞が文頭にやってきます

例をいくつか見てみましょう。

下線部分はそれぞれ、疑問詞と、疑問詞に置き換わった情報です。

・Do you live in Kobe?(神戸に住んでいるのですか?)→Where do you live?(どこに住んでいますか?)
・Did he do it for that reason?(そういう理由で彼はそれをやったのですか?)→Why did he do it?(なぜ彼はそれをやったのですか?)
・Do you like it?(それが好きですか?)→Which do you like?(どちらが好きですか?)

このように、疑問詞に置き換わった情報は一番言いたいこととして文頭にくることがわかります。

疑問詞を使った疑問文には、この応用編ともいえる現象が見られる場合があります。

それは、間接疑問文と呼ばれる形式で起きる現象です。

間接疑問文で倒置が起こるとき・起こらないとき

大きな文の中に組み込まれた小さな疑問文のことを「間接疑問文」と呼びます。

直接疑問文:普通の疑問文 Where is he?(彼はどこですか?)
間接疑問文:I don’t know where he is.(彼がどこにいるのか知りません)
⇒大きな文の中にwhere he isという小さな疑問文が組み込まれています。

作り方は単純で、上の文なら

「私は知らない」+「『知らない』内容」という順番にくっつけます。

疑問文を組み込むときは「動詞+主語」(Where is he?)という疑問文の語順を、元の「主語+動詞」(where he is)の語順に直します。

日本語で「どこですか?」を「どこにいるのか(を)」に直すような作業です。

間接疑問文でも疑問詞が文の最初にくる場合

さて、以下の例文を見てください。

Do you know…?+Where is he? → Do you know where he is?(彼がどこにいるか、あなたは知っていますか?)
Do you think…?+Where is he? → Where do you think he is?(彼がどこにいると、あなたは思いますか?)

普通ならDo you know where he is?のように、Do you think where he is?でもよさそうなものです。

ところが、do you thinkの場合、Do you think where he is?とはなりません。

do you~?の前に疑問詞(ここではwhere)がやってきて、Where do you think he is?となるのです。

このパターンになる場合、do youの後ろにthink、hope(希望する)、believe(信じる)、expect(期待する)、imagine(想像する)など、「心に思う」系の動詞が使われることが多いです。

「う~ん、なぜかはわからないけど、じゃあそういう動詞のリストを覚えておいて、こういう文を作るときに気をつけておかなきゃいけないのか?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、文法は暗記科目ではありません。

こういう現象が起きるのにはきちんとした理由があるのです。

ここでもやはり、働いているのは、「言いたいことから先に言う」という英語の語順の大原則です。

質問に想定される答えを見てみると、なぜこういう語順になるのかがわかります。

“Do you know where he is?” “Yes, I do (=I know).”/”No, I don’t (know).”
(「彼がどこにいるか知っていますか?」「はい、知っています/いえ、知りません」)
⇒返答から見て、この質問で一番尋ねたいことは「(彼の居場所を)知っているのかどうか」つまり、Do you knowが一番尋ねたいことです。

דDo you think where he is?” “Yes, I do (=I think).”/”No, I don’t (think).”
(「彼はどこにいると思います?」「はい、思います/いえ、思いません。」)
⇒「思う」「思わない」を答えても返事にはならない。つまり、一番尋ねたい情報はDo you thinkではないということがわかります。

“Where do you think he is?” “He may be in the bathroom.”
(「彼はどこにいると思いますか?」「彼はトイレにいるかもしれません」)
⇒場所を答えてあげればこの会話は成立します。つまり、一番尋ねたい情報は「どこ?」ということです。したがって、whereから先に話します。

すでに述べましたが、この倒置が起きるときには、think、hope、expect、believe、imagineなどの「心に思う」系の動詞が使われます。

こういう動詞を使うとき、「思うかどうか」「信じているかどうか」「希望しているかどうか」が尋ねられているわけではなく、「思っている内容」「信じている内容」「希望している内容」などが尋ねられるのが普通です。

したがって「内容」の部分にきている疑問詞が一番言いたいことになり、そこから先に話されるのです。

・Do you think…?+Who are you? → Who do you think you are?(あなたは自分を何様だと思っているの?)
返答:This time, I’m your boss.(今回は、私が君のボスだ)
⇒Who are you?に対する返答になっています。

・Do you hope…?+Which team will win the game? → Which team do you hope will win the game?(あなたはどちらのチームが勝つといいなと思っていますか?)
返答:I hope the Yankees will win.(ヤンキースが勝てばいいなと思っています)
⇒Which team will win the game?に対する返答になっています。

・Do you believe…?+When did it happen? → When do you believe it happened?(あなたはいつそれが起きたと考えているのですか?)
返答:I believe it happened this morning, not yesterday.(昨日ではなく、今朝それが起きたと私は考えている)
⇒When did it happen?に対する返答になっています。

3. 語順の2大ルールで倒置をマスター

言いたいことから先に

①whatの感嘆文とhowの感嘆文

「言いたいことから先に言う」のルールにのっとった倒置の文は、疑問文以外にもあります。

まずhowの感嘆文から見てみましょう。

howというのは「様子や程度を尋ねる」というのが根っこの意味です。

「どんなふう?」とか「どんだけ?」という感じですね。

後者の「どんだけ~だよ!」というのが感嘆文で使うhowの感覚です。

そして、感嘆文の語順を考えるとき重要なことは「howはveryの生まれ変わり」と考えることです。

例えば、

That girl is very beautiful!(あの娘はとても美しい)

という文があったとして、このvery beautiful(とても美しい)を「どんだけ美しいの!」と強調したければ、veryをhowに変えます

The girl is how beautiful!

ここで強調されているのはhowだけでなく、how beautifulというひとかたまりの意味の言葉であることに注意しましょう。

「言いたいことから先に言う」ルールが働き、how beautifulというかたまりから先に言われて、以下のような文が完成します。

How beautiful that girl is!(あの娘はなんて美しいの!)

実際の会話の中では、言いたいことはhow beautiful!だけで十分事足りるので、that girl isは省略されることがよくあります。

次にwhatの感嘆文です。

感嘆文ではwhatもhowもveryの生まれ変わりです。

なのですが、これは少し特殊で、howが副詞で感嘆文では形容詞(もしくは副詞)を強調するのに対し、whatは名詞で、感嘆文では「(形容詞+)名詞」を強調します。

つまり、howは様子を表す言葉(形容詞・副詞)と仲が良くて、whatは名詞と仲が良いのです。

そこで、whatを使う感嘆文の元の文は以下のようになります。

She is a very beautiful girl!(彼女はとても美しい女の子だ!)
⇒veryの後ろに、beautiful girlという「形容詞+名詞」がきていることに注意。whatは形容詞だけでなく、名詞も必要とします。

次にveryをwhatに変えて、強調を表します

そして強調されているかたまりを先に言います。

She is a what beautiful girl! → A what beautiful girl she is!
⇒a what beautiful girlの中で一番言いたい言葉はwhatです。したがってwhatから先に言います。
What a beautiful girl she is!

これも通常の会話ではshe isは省略されて、What a beautiful girl!となることがよくあります。

先ほど「whatは名詞と仲が良い」と述べました。

形容詞がなくても、「What a 名詞!」だけで「何て~なんだ!」という言い方になります

What a man!(何て男だ!)

②I don’t think he is kind.か?I think he is not kind.か?

否定というのは重要な情報です。

それがあるかないかで、文の意味が正反対になってしまうからです。

そこで、英語では否定語はなるべく前に置くようにします

これも「言いたいことは先に言う」というルールの一種です。

日本語では「彼は親切ではないと思う」も「彼は親切だとは思わない」も、どちらも問題のない文ですが、英語ではI don’t think he is kind.が自然で、I think he is not kind.は、間違いとまでは言わないにしても、かなりブサイクで、添削される文です。

同様に、Nobody was there.(そこには誰もいなかった)は自然ですが、Anybody was not there.というのは不自然なのです。

また、notやnoだけでなく、否定的な意味の言葉もなるべく先に言うという習慣があります。

The budget will be likely to be denied. → The budget will be unlikely to be approved.

日本語なら「予算はおそらく否決されるだろう」でも、「予算はおそらく承認されないだろう」でもどちらでもいいですよね。

でも英語だと、likely(ありそうだ)という肯定的情報を先に言い、deny(拒否する)という否定的情報を後で言うよりも、unlikely(ありそうにない)という否定語を前に置き、denyの代わりに肯定的なapprove(承認する)を使う形を良しとします

軽い情報が先、重い情報は後

長い英語の文章を読んでいると、ときどき「あれ?この動詞は普通SVOのに、なんかとんでもなく後ろの方にOのかたまりが回されているぞ?」というような文を見かけます。

その多くは「短い情報が前、長く重いOのかたまりが後ろ」という配置になっています。

単純かつ典型的なものはsuggestやexplainの構文で、これらの動詞は普通、以下のような構文をとります。

suggest+提案の内容(O)+to人「人に~を提案する」
例:He suggested the plan to me.
explain+説明の内容(O)+to人「人に~を説明する」
例:I explained the reason to her.

しかし、(O)の部分であるこの「提案の内容」や「説明の内容」が長くて重い情報になってしまうと、後ろに回されるのです。

例:He suggested to me that the plan should be put off.(彼は計画を延期してはどうかと私に提案した)
例:I explained to her the reason why we had put off the plan.(私はその計画を延期した理由を彼女に説明した)

4. 数式と英語の語順は同じ!

中学で習った文字式を思い出してください。

掛け算ではこのように文字を横に並べます。

a×b=ab

英語の表現でも同じ形が現れます。

例えば「30分」は1/2時間なわけですが、「1/2×1時間=half an hour」というふうに表せます。

今度は、足し算の文字式を思い出してください。

a+b=a+b

つまり、「+」の記号は省略できませんでした。

英語の表現でも同じ形が現れます。

例えば「1時間半」というのは1時間+1/2時間<なわけですが、「1時間+1/2時間=an hour a half」というふうに、「+」を表すandが表示されます。

これらは果たして偶然なのでしょうか?

もちろんそうではなく、必然です。

数式というのは数字を使ってこの世の現象を説明する、一種の言語です。

そして、私たちが中学以上で習う(方程式以降の)数学は古代ギリシャで生まれ、ヨーロッパで育ったものです。

したがって、ヨーロッパで生まれた数式には、ヨーロッパ語の影響が濃く表れているのです。

他にも例えば、すでに上に「1/2」と書いた通り、分数というのは分子を先に、分母を後に書くことができます。

a half(1/2)やa quarter(1/4)は少し特殊な言い方ですが、例えば、2/3ならtwo thirds、3/5ならthree fifthsというように、分子が先、分母が後にきます。

これを利用すると、いわゆる「倍数表現」というのが楽に作れるようになります。

as~as構文でよく出てくるやつですね。

He is twice as rich as I.(彼は私の倍金持ちだ)

というような文です。

倍数表現というのは、文字通り「掛け算」を表す文です。

ですから、「横並び」に並べれば「~倍」を表せるわけです。

上記の例文の作り方を考えてみましょう。

ついでですから、as~as構文のわかりやすい作り方も一緒に説明していきます。

as~as構文の、すごく簡単な作り方

as~asや比較級の文は読みにくいし、作るのも大変です。

理由は、「比べる側」と「比べられる側」の2つの情報、つまり、普通の文の倍の情報を扱わないといけないからです。

これを一度に作ろうとすると頭が混乱します。

単純な文から順に、手順を追って膨らませていけば、楽に作れるだけでなく、長めの比較の文を読むのも大変楽にできるようになります。

(1)He has many books.(彼はたくさんの本を持っている)

まずはこういう普通の単純な文を作ります。

作れたら、次にこの中で「様子を表す言葉(文法的に言えば、形容詞か副詞)」を探します

この中ではmany(たくさんの)がそれです。

(2)He has as many books.(彼は同じくらいたくさんの(=同じ数の)本を持っている)

「様子を表す言葉」の前に1回目のasを置きます。

as~as構文において、1回目のasと2回目のasは同じ意味ではありません。

1回目のasの意味は「同じくらい~」です。

as many booksなら「同じくらいたくさんの本」、つまり「同じ数の本」という意味になります。

(3)He has as many books as I.(彼は私と同じ数の本を持っている)

「同じ数の本を持っている」と言われれば、聞き手は当然、「ん?誰と同じ数?」という説明が聞きたくなりますよね。

そこで出てくるのが2回目のasです。

2回目のasは、「誰と同じくらいなのか」を説明する「基準」の役割を果たします。

ここで注意すべき重要なポイントが1点あります。

それは2回目のasは文末に置くということです。

中学で習った時に「as形容詞as」と機械的に覚えてしまっている英語学習者が多く、

×He has as many as books

とやってしまう人がかなりいます。

元の文をきちんと考えると、He has many books.だったわけですから、2回目のasが置かれるのは文末、つまりbooksの後です。

さてここからは、これを倍数表現にする方法を説明します。

例えば「彼は私の2倍本を持っている」を作ってみましょう。

(1)He has as many books as I.
⇒直訳すると「彼は持っているよ、同じ数の本を。比べる基準は私」となります。

これを2倍にしたいなら、数式と同様に考えます。

(2)「彼は持っているよ、2×[同じ数の本を]+比べる基準は私」となるわけです。

英語なら、He has 2×[as many books]as I.ということになります。

「2倍」は英語でtwiceですから、

(3)He has twice as many books as I.

という文ができ上がるのです。

比較級も数式の考え方で

比較級の文も同じパターンでできます。

例えば「この塔はあの塔の3倍の高さだ」という文を作りたいなら、こういうステップを考えましょう。

(1)This tower is tall.(この塔は高い)
⇒形容詞tallを比較級にします。
(2)This tower is taller.(この塔はより高い)
⇒何より高いのかという基準を表すthanを文末に置きます。
(3)This tower is taller than that one.(この塔はあの塔より高い)
⇒3×[taller]という形にして「3倍の高さ」とします。
(4)This tower is three times taller than that one.(この塔はあの塔より3倍高い)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です